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市長施政方針(北海道新聞根室地域版) [26. 地域医療・経済・財政]

2,008年3月4日   ebisu-blog#119   総閲覧数: 5797/99 days (3月4日12時10分)
  3月4日北海道新聞朝刊根室地域版より転載
 市長 産業振興に決意  
 市政方針
 国保料徴収漏れで謝罪
 ・・・長谷川市長は新年度の重点施策として、「活力をもたらす産業振興」「協同のまちづくりと持続可能な行財政基盤づくり」「しちる根室病院の医療体制の充実と建設への対応」「北方領土問題解決に向けた取り組みの成功地区の具現化」―の4点を挙げた。  産業振興では水産物の安全、安心を重視した「根室ブランド」の確立、地域産業の活性化に向けた戦略を構築する部署「産業活性化推進室」の新説などを列挙。  市立根室病院の医師確保については「国や道の緊急医師確保対策の活用、大学への要請活動を進め、『北方4島医療拠点病院』の指定化を国に要請していく」と説明した。 ・・・ このほか本会議では、回帰を21日までの19日間ときめ、市が新年度の各会計予算案など議案41件を提出。本年度一般会計補正予算案など議案9件を原案通り可決した。本会議は議案調査のため4日から休会し、11日に代表質問を行う。

【コメント】
 市立病院は道や国の医師確保対策に頼るのみで、自ら経営改善をしようというつもりはないようだ。大学への要請活動が効果がないことは再三書いた。臨床研修医の不足で本院の診療すら危機的状況で、地方からの増員要請に応ずる余裕がないからである。産業振興については、新部署を設置してなんの役に立つのかわからない。具体的な目標設定ができているのかさえ疑わしい。水産経済部の各課と企画振興室から組織横断的なプロジェクトチームを立ち上げて、そこでやるほうがいいだろう。具体的な目標設定をしてそれが達成できれば解散である。
 根室から3~5社店頭公開して本店登記を根室にするだけで、法人住民税と事業税の増収で、27億円の市税収入が32億円になるだろう。会社の店頭公開に行政機関はまったく関係ない。それとも市税収入を数億円増やす産業振興についての具体案があるのだろうか?税金を投入し、新部署を作ってまでやるべき仕事には思えない。費用対効果を考えてもらいたい。

資金の貸手に責任をとらせるべきだ(ポールソン財務長官) [26. 地域医療・経済・財政]

  2,008年3月4日   ebisu-blog#118
  総閲覧数: 5794/99 days (3月4日11時30分) 

「資金の貸し手に責任をとらせるべきだ」は先ほど11時のNHKニュースでポールソン財務長官の言葉である。サブプライムローン問題で議会が不良債権買取による金融業界救済策を検討していることに真正面から異論を唱えた格好である。

 北海道庁は夕張市の破たん処理に当って、不良債権を肩代わりした。この措置によって、みずほ銀行からの100億円の融資は焦げ付きを免れた。その代わりに残った市民たちは300億円弱の借金を20年間にわたって北海道庁へ返済することになった。貸手責任を取らせていたら、夕張市民の負担は30億円で済んだろう。市民プールの屋根が積もった雪で崩落することもなかったに違いない。人口は当初推計値の2倍の速度で減少している。

 企業への貸付なら、融資先が破綻すれば債権額の10~20%の回収ができればよいほうである。債務超過の場合は全額破たん処理されることも珍しくはない。旧夕張信金はじめ野放図な貸付によって夕張市の債務を膨らませた金融機関は1行も責任をとらずにすんだ。

 道庁は民間企業ベースで破たん処理したら赤字自治体から金融機関の貸し剥がしが一斉におき、連鎖赤字破綻現象となることを恐れたのだろう。
 しかし、北海道庁のこの政策は誤りである。米国のポールソン財務長官ではないが、貸手の金融機関に自己責任をとらせるべきであった。

 そうすれば野放図な貸付による地方自治体の不良債務増大を防ぐことができる。赤字特例債によって、不良債務を実質赤字比率から外すことができるというようなインチキが堂々とまかり通れば、地方自治体に負債増大への歯止めがなくなる。破綻金額を小さくするために、貸手責任をとらせることを道庁は宣言すべきである。

 大地みらいの根室市への融資は70億円近くにものぼる。貸手責任を問われることがはっきりすれば、こんなに貸せるわけがない。大地みらい信金自身が倒産リスクを負うことになる。市は本気で病院の赤字縮小に取り組まざるを得なくなる。
 逃げてはいけない、問題の先送りはただ単に破綻処理金額を膨大にするだけである。

世界チャンピオン小林先生と道元:教育の本質 [57. 塾長の教育論]

  2,008年3月4日   ebisu-blog#117
  総閲覧数: 5764/99 days (3月4日7時30分) 

12月31日付けebisu-bulog#039「世界チャンピオン小林先生と道元:教育の本質」は「人物シリーズ」のカテゴリーに入れてあるが、教育論でもある。しかし、ソネットのブログには複索引がつけられない。おそらくどのブログでも同じなのだろう。以下にアドレスを貼り付けて置くので、教育に興味のある方はお読みいただきたい。ビリヤード、スリークッションゲームの元世界チャンピオンである小林先生に教えていただいた折に、お聞きしたことが書いてある。教えてもらったことはどこかで生き続けているものだ。「小林先生の教育論」の紹介である。共感するところが多い。
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 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2007-12-31