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#4763 文武両道の部活は週に何回が適正か? June 8, 2022 [73.ブカツ]

<最終更新情報>6/10午前0時15分 昨年度の「ベネッセ総合学力テストデータ」で根室高校生の平均点や標準偏差データや偏差値を書き換え

 今日水曜日はニムオロ塾はお休みの日だが、高校1年生に英語の教科書の音読トレーニングをしています。1ページ全文にスラッシュを入れた後に、そのページを2回読み、そのあと1文ずつ3回読んで、語順通りの読解をしていきます。随時、文法説明を入れてます。そのあとで意味をイメージしながら3回音読します。
 英語が一番できる生徒は必要がないので水曜日はきませんが、そのほかの高1の生徒ならだれでも来ていいことになっていますが、前期中間テストの直後の今日は7人中2人だけ。部活をやっている生徒は来ていません、いや来られないのです。
 部活は週に2回か3回に制限したら、ほとんどの生徒が「文武両道」できます。週に5回ブカツやるようでは、文武両道を貫けるのは10人に一人です。もったいない。人生で一番学力が伸びる時期なんです。高校生の時に一生懸命に勉強して学力がアップした生徒は、一生その学力を武器に世間を渡っていけます。

 今日は第2章のPart 2~4まで3ページやりました。テーマは、大事なことを優先してやれということ。教授がガラスの瓶と大粒の石、小粒の石、砂をもって教室にやってきます。そして「大粒の石⇒小粒の石⇒砂」の順にガラスの瓶に入れていきます。大粒の石を瓶一杯に入れて、「一杯か?」と学生たちに聞きます。学生たちは「いっぱいです」と答えます。すると今度はそこに小粒の石を入れていきます。大粒の石の隙間に入っていきます。びっちりになったところで、「いっぱいですか?」と聞くと「いっぱいです」と学生たち。教授は砂を入れます。隙間があるのでどんどん入っていき一杯になります。順序を反対にして「砂⇒小粒の石⇒大粒の石」の順に入れると、入らない大粒の石が残ります。さて、教訓です。大事なことを優先しないと時間が無くなり大事なことができなくなるということ。
 誰もが一日は24時間しかありません。その時間をどうでもよいことに使っていると、大事なことができなくなるということ。高校時代は勉学の季節、それが大粒の石です。それなのに、小粒の石であるブカツや、砂であるラインやゲームに興じて時間を浪費してしまったら、アウトだということ。わかりやすい譬えでした。

 土曜日は予習してくる生徒だけに絞って高2の教科書を使って音読トレーニングしています。1月からスタートしていますが、9か月で高校1年から3年までの教科書を全部やり切るスケジュールです。こちらは3人がメンバーです。三人のうち二人は週1の習い事をしています。これなら文武両道は無理なく実行できますね。
 今日6/8(水曜日)来た二人は土曜日の音読特訓にも参加しています。英語の音読トレーニングが愉しいのと成績がアップするのでうれしいのでしょうね。一人は中学時代に比べて点数が大幅アップしたので大喜びでした。昨日、塾からの帰りに車の中でお母さんへ報告したら、ハンドルから手を放して、手を叩いて「やったね!」と喜んだそうです。危ないから次からはやらないでください。(笑) 定期テストはもう90点以下取らないと思います。はっきり力がついてきてます。一生懸命勉強する人は短期間で急激に伸びることがありますが、もちろん珍しい。努力すればみんながグンと学力アップしてくれたらいいのですが、まったく上がらない生徒も、しばらく頑張らないといけない生徒もいます。その方が多い。家で勉強して来ない生徒は成績が上がりません。家庭学習習慣はとっても大切です。小学生低学年の時にしっかり家庭学習習慣をつけておかないと、中学生になったころには家庭学習をしないのが性格にまでなっています。それを「治す」のはとっても厄介なのです。性格を変えるなんてよほどのことがない限りできないことは誰にでもわかります。家でまったく勉強しない生徒は塾に来るのはお金と時間の無駄です。

 9科目テストが返ってきましたが、この三人とも平均点が90点を超えてますから、びっくり、できすぎ。この三人は総合点で学年5番以内かもしれません。数1は(100点、99点、92点)数Aは(90点、100点、89点)。特設コースのAクラスとBCクラスで同じ問題をやらせたのですから、問題の難易度が低かったのでしょう。学力差が大きいので問題を分けるべきなのでしょうね。
(どれほど学力差が大きいか、具体例として2年生のBCクラスの数Ⅱの得点階層別分布表を末尾に貼り付けておきます。)
 B組の男子生徒が9教科で平均点が82.5点でした。英語が苦手なので、それを90点に持っていけたら平均点が90点に近づきます。水曜日の英語音読特訓に来週から出席するそうです。幸いなことに部活が水曜日休みですから、天が味方してます。チャンスをつかんでください。


(2年生の数学はAクラスとBCクラスは別問題です。BCクラスの問題は基本問題のみでした。生徒達の学力レベルに見合った良問です。90点超が5人いました。数Ⅱを選択した生徒は44人、数Bを選択した生徒は27人です。数Ⅱを選択した生徒が少ないですね。BCクラス80人中44人(55.0%)です。数B選択者はBC組では33.8%にすぎません。数年前まで数Ⅱは必修科目でした。)

 定期テスト問題は難易度が低いので、6/25にベネッセの全国模試があるので、そちらで何点とれるかが問題です。全国模試の問題は学力テストに比べると難易度が高いので、学力差がはっきり出ます。暗記では通用しません。昨年7月実施の「ベネッセ総合学力テスト」データでは、根室高校1年生の数学の平均点は24.6点、全国平均点は35.3点、標準偏差が18.5です。72点で全国偏差値70ですから、そのあたりが彼女たちの目標値になります。
 英語の平均点は、根室高校生の平均は24.0点、全国平均は38.8点です。標準偏差は15.6ですから、偏差値70はが数学と同じとすると、偏差値70はぴったり70点です。数英の両方の偏差値が70を越えたら、根室高校では学年トップです。数学は『シリウス』を使っているので、ちゃんと理解出来たら、70点は楽勝ですが、女の生徒は数学の理解がなかなか深いところに行きません。だから『シリウス』を2周する必要があります。その代わり英語は女子の方が得点が高い。模試で70点を超える生徒が出てほしい。昨年の問題の配点を見るとリスニング20点、長文問題3つ、それぞれ21点、21点、20点の合計62点です。その他が18点の点数配分。
 定期テストでは、一人、塾に通っていないで高得点の生徒がいるようです。定期テストはその子がトップでしょう。難易度の高い問題集使っていないと模試の数学は80点以上はとれませんから、ぜひ『シリウス』使ってください。『青チャート』には載っていない解法の例題がふんだんに掲載されてます。ぜひ模試でも頑張ってください。競い合ってみんなの学力がどんどん上がれば幸いです。


 そういうわけで、三人がどこまで頑張るか、全国模試の結果が愉しみです。この学年は北大現役合格が4~5人出ても不思議ではないかもしれません。これからの学力の伸び次第です。根室高校の先生たち、大事に育てるでしょうね。

<2年生数Ⅱ、BとCクラスの数Ⅱ得点階層別分布表>
 30点未満が13人、90点以上が5人います。平均点は49.9点でした。BCクラスの数Ⅱ選択は80人中44人です。作問した先生の狙い通りの平均点だったでしょうね。お見事!基本問題のみの良問でした。特設コースのAクラスは難易度を上げた別問題です。でも模試に比べると難易度は低い。
 この学力分布だと、教える先生はたいへんです。90点以上の生徒をリーダーにして5つのグループに分ければ、成績の良い生徒が、成績下位の生徒に教えられます。手間は10倍かかりますから、成績の良い生徒の手を借りるのが一番いい。そうしているようです。困った時に助けてくれる人がいるというのはすばらしい経験です。人生辛い局面になったときには助けを求めていいのです。
DSCN6486数Ⅱ.jpg
  すごい形のグラフでしょ。中央がへこんで凹型。真ん中に授業を合わせたら、一人だけ。右側に合わせたら8割の生徒はついていけません。左端に合わせたら7割の生徒が暇を持て余します。どんな授業も無理、学力の高い生徒をつかって先生の補助をさせるしか選択肢がなさそうです。BCクラス担当の数学の先生たち、うまくやってください。

<余談:メール配信による英作文トレーニング>
 週2回月曜日と木曜日に問題文と前回の解答・解説を配信しています。解説は文法・語順、単語のコアイメージ、冠詞の扱いなどを中心にやっています。年間1000題配信していますので、3年間やれば3000題こなすことになります。音読・語順通りの読解トレーニングと併用してくれたら、英語の力はぐんと伸びるでしょう。
 成績が上がった高1年の生徒の話を書きましたが、中学校の時よりも点数が倍になったそうです。1月から来ている生徒ですが、土曜日の高2の教科書を使った音読・語順通り読解トレーニングにも出席しています。成績がアップするのは当然です、音読と英作文の両方を一生懸命にやってますからね。
 声をかけてもじつは来ない生徒が多いのです。第一の障害は毎日ある部活動です。それがなくても来ない生徒は、「英語アレルギー症状」のある生徒で、英文をスラスラ読めませんね。読まないから読めない、書かないから書けない生徒達です。そういう生徒たちのために休日の水曜日に補習の音読授業しているのですが、部活を一日休んで来なけりゃ、アレルギー症状を抱えたまま高校を卒業します。大学進学で英語のが試験科目にないところはありませんから、受験する大学もランクが落ちます。そういう事情で根室はボーダーフリーの大学へ進学する生徒が多いのです。週に5回の部活は罪が深い。生徒達の人生を狂わせてしまっていることに保護者も先生も気がついていないのでしょうか?そんなことはないと思います。生徒自身だって気がついています。でも、毎日トレーニングメニューの工夫もしないで部活をやっているほうが楽なのです。先ほどの英語教科書の例ではガラス瓶(びん)にせっせと砂を入れているのです。大粒の石である勉学はいつまで待ってもガラス瓶の外です。ガラス瓶の中へ入れるためには大きな努力を要するからです。家庭学習の習慣がない生徒が3割もいます。それを変えるのはつらいのです。だから毎日ライン三昧、そしてゲーム三昧、高校時代という貴重な時間はどんどん失われていきます。そしてあっという間に卒業です。ゲームセットとなります。
 我が母校、根室高校で学ぶ生徒たちが、後悔しない高校生活を送ってほしいと心の底から願っています。

 4年前の記事ですが、面白いのでぜひ読んでください。
*「#3805 高1:7月進研模試全国平均と根室高校平均:学年トップの学力は?」

**#4749より引用
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<6. 日本語音読トレーニング:国語力が学力の基礎>
 最後に、日本語音読トレーニングで5年間に読破した本のリストを挙げておく。件(くだん)の生徒は高1で日本語音読トレーニングは終了している。17冊、レベルを上げながら、たっぷりやった。
 生徒と交代で輪読するし、速度を変えて読むので、スキルス胃癌を患い胃と胆嚢を全摘出したわたしには、体力への負荷が大きい。だから、この2年間は本気でやろうという生徒にだけ対応している。休みの水曜日に日本語音読トレーニングを充てていた。昨年は1時間でへとへと。寄る年波には勝てません、年々体力が落ちてます。でも、まだがんばれます。(笑)


〈日本語音読リスト〉…



*#3726 
日本語音読トレーニングのススメ:低下する学力に抗して Apr. 18,2018
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-04-18-1

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<7. 国語力アップのための音読トレーニング >
 中2のトップクラスのある生徒の国語力を上げるために、いままで音読指導をしてきた。読んだ本のリストを書き出してみると、
○『声に出して読みたい日本語』
○『声に出して読みたい日本語②』
○『声に出して読みたい日本語③』
○『坊ちゃん』夏目漱石 音読破シリーズ

○『羅生門』芥川龍之介 音読破シリーズ
○『走れメロス』太宰治 〃
○『銀河鉄道の夜』宮沢賢治 〃
 『五重塔』幸田露伴 〃
 『山月記』中島敦 〃
 音読破シリーズは総ルビ(フリガナ付き)ですから、小中学生の語彙力増大に効果が大きい本です。
●『読書力』斉藤隆
●『国家の品格』藤原正彦
●『すらすら読める風姿花伝・原文対訳』世阿弥著・林望現代語訳
●『日本人は何を考えてきたのか』斉藤隆

『語彙力こそが教養である』斉藤隆
●『日本人の誇り』藤原正彦(数学者)

◎『福翁自伝』福沢諭吉
◎『近代日本150年 科学技術総力戦体制の破綻』山本義隆(物理学者)

(○印は、ふつうの学力の小学生と中学生の一部の音読トレーニング教材として使用していた。●印の本はふつうの学力の中学生の音読トレーニング教材として授業で使用した実績がある。◎は大学生でも語彙力上級者レベルにふさわしいテクストである。平均的な語彙力の大学生には手が届かぬ。
 音読トレーニング授業はボランティアで実施、ずっと強制だったが、2年前から希望者のみに限定している。本気でやる気にならないと効果が小さいので、お互いに時間の無駄。)

・・・
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 件(くだん)の生徒が音読指導で読んだ本のリストです。本の中身についても問題に気がつく都度、議論を重ねてきました。大学の良質のゼミ並みの内容をもってました。北大ではこういうレベルの学部のゼミはおそらくないでしょうね。
 わたしは学部では哲学の市倉宏祐先生のゼミに、大学院では3人で西洋経済史の増田四郎先生(元一橋大学学長)の授業を受ける機会に恵まれました。どちらもその分野では当時日本でナンバーワンの先生です。
 この生徒はやっているうちに慣れてきて、高校生になってからはそういう大学の学部ではトップレベルのゼミでやるような議論ができた特別な生徒です。
 だから、ご褒美に最後の本は西田幾多郎『善の精神』にしようかと考えていました。医学部に進学したら、哲学書なんてカタい本は読む機会がないだろうと思ったからです。でもやめました。興味がそっちへそれたら、思索にふけることになるのでとても時間を食います。好奇心が強いから危ない。(笑)
 それで、山本義隆『近代日本150年 科学技術総力戦体制の破綻』を取り上げました。π中間子理論で日本人初のノーベル物理学賞受賞者の湯川秀樹がもっともノーベル賞に近いと評した優秀な学生でした。この本は語彙が難解な本です。全共闘議長に担がれた彼は、東大へ残れませんでしたね。時代の流れです。岩波新書のこの本を1冊読むだけで、知の巨人、本を書く職人としての彼の力量がはっきりと読み取れます。若い時に本物の知識人とまみえることは大事なことです。だからこの本を選びました。とてもカタい、めちゃカタい。(笑)



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#4661 こころの洗濯:ブラスバンド定期演奏会(光洋中) Nov. 27, 2021 [73.ブカツ]

 根室市総合文化会館で光洋中ブラスバンド部の定期演奏会があった。5時半開場、6時開演、予定通り始まった。
 広い会場でしたが、半分くらいは席が埋まっていました。根室はコロナはしばらく出てません。定期演奏会できてよかったね。7時40分まで熱演でした。楽しいひと時をありがとう。

【第1部】
 ●行進曲「士官候補生」
 ●さくらのうた
 ●火の伝説
【第2部】
 ●オーメンズ・オブ・ラブ
 ●ヒロイン
 ●残酷の天使のテーゼ
 ●ドリームステージ ~3年生より心を込めて
 ●僕のこと
 ●情熱大陸コレクション

 38人の大編成。今年4月に啓雲中学校が光洋中に吸収され、はじめての定期演奏会である。聴き違いでなければ啓雲中ブラスバンド部は2名のみ。

①メンバーが入場してきて配置につきました

 指揮をする先生が中央へ歩いてきます。生徒たちはマスクをしています。はてさて、マスクしたまま吹くのでしょうか?
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②プログラムの第2部の始まりです
 スカイブルーのTシャッツに着替えてきました。ちゃんとマスク外してますね。
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③両端が切れています
左外側にピアノがあります。右端外側にギター奏者がいました。外して御免m(_ _)m
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④このときの曲は「ヒロイン」だったかな
 センター
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⑤右側
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⑦3年生ユーホニウム・ソロです
 うまく吹けたかな、短かったけど一生の思い出になったでしょう。
 剣道2段はちっとも汗かきませんね、楽器も軽そうに見えます。(笑)
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⑧右のトランペットが立って吹いています。そろそろ終わりですから、次のソロのバリトンサックスが立ち上がってスタンバイしています。 
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⑨バリトンサックスのソロですね
 双眼鏡で見たら額に汗かいてました。
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⑩ホルンのソロです
 熱が入ってます、このホルン奏者も額に汗でした。ホルンの音はなんとも長閑でいい。ベートーヴェン交響曲6番「田園」でホルンが鳴り響く部分があるのですが、長閑な感じでとても好きです。
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⑪3年生のみの演奏です
 ディズニーミュージックが始まりました。皆さん頭に飾りをつけてます。
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⑫面白い被り物をつけた右端のバリトンサックスが入っていませんでしたので、もう一枚あっぷします。
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⑬合唱が始まりました。
 ブラスバンド部担当の先生も後列左端に並んで大きな口を開けて歌ってらっしゃいました。体育の先生のはずですが、合唱にも参加しています。どの曲だったか、打楽器担当してました。一生懸命ですね。啓雲中学校と光洋中学校が統合されて、部活の継続には何かと苦労があったでしょうね。チャレンジ精神の旺盛な先生です。光洋⇒啓雲⇒光洋とブーメランの異動をなさってます。
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⑫合唱
 センターです
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⑬合唱
 右側に並んで歌っていた皆さんです。写真が小さくて申し訳ありません。
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以上で写真は終わりです。
 テナーサックスの人、ソロの部分で指がよく動いてました。遠くからでよくわかりませんが、細くてきれいな指をしていたような気がしました。
 バリトンサックスだけ技術を引き継ぐ後輩がいませんね。

 楽器の音は写真からは聞こえるはずがありませんが、頭の中で今まで聞いたことのある曲の音を鳴らしてみてください。

 あとは12月の文化祭まで練習して3年生は終わりだそうです。一生の思い出になったでしょう。

*#4149 第45回柏陵中学校吹奏楽定期演奏会:文武両道の悩み Dec. 14, 2019
https://nimuorojyuku.blog.ss-blog.jp/2019-12-14


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#4548 バドミントンのトレーニングメニュー May 23, 2021 [73.ブカツ]

 ハンドルネーム・カバディさんと中高生のテニス部について投稿欄で議論しました。軟式テニスはダサいから硬式テニスにしたらいかがというわたしの提案へ、いやいやそうではない、成長期の中学生にとっては軟式テニスの方が向いているというご意見です。硬式だと身体の故障を起こすことが懸念されます。プロになる選手なら高校でも硬式テニスは当然だが、プロを目指さずテニスを楽しむなら、軟式もまたヨシということ。もっともなご意見ですね。全面的に賛同いたします。(笑)
 光洋中学校も根室高校もテニスコートは4面あるので、1面くらい硬式テニスに利用してもよさそうだなと思います。硬式テニスの方が都会の匂いがします。(笑)

 議論の詳細は「#4546」の投稿欄を参照していただくとして、今回の目的はバドミントンの優れたトレーニングメニューを紹介することです。首都圏で長年に渡って市民クラブを主宰して来られたkoderaさんのブログを紹介します。メニューごとに具体的な回数や時間、達成目標を明示したメニューです。
 2015年6月に根室を訪れて、啓雲中学校のバド部にトレーニングの仕方を伝授してくれたことがありました。弊ブログ「#3066」と「#4243」に記録してあります。

 バド部の人なら、小寺さんのブログを読んだだけでトレーニングの仕方が理解できるでしょう。小寺さんのこのブログにはバドのトレーニング法について他にも記事があります。興味のある人は彼のブログの中を検索してみてください。
*まずは基本の反復 - バドミントンが拓くあなたの未来 (goo.ne.jp)
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 バドの試合に勝つにも相撲と同じ、心技体。何が欠けても勝てません。練習でできたことが、勝ちたい、チャンスと思うと力が入りミスします。努力の効果が自分と周囲に分からなければバドが上手くなっていません。
 上達し易い基礎練習を自分に課しましょう。毎日15分でも同じ練習をすれば1週間で上手くなります。試合で一番大事なのがサーブです。プロもサーブで試合が決まります。練習は別ですが、試合でネットに引っ掛けてはいけません。
 まずサーブ練習です。壁からメジャーで床を量り、ネットとサービスラインの距離を確認します。その位置から30から50センチ下がり、バックショートサーブをします。この時、目標に壁に的を貼ります。
 的は5センチの円を中央に書いた10センチ四方の紙。中心はネットの高さから5センチほど。足の位置は並行でも右足前でも、腕は前に伸ばすか伸ばさず胸の前でも結構です。連続してサーブし、自分に合うフォームを固めます。
 サーブに色々な打ち方があります。まず一つフォームを固めましょう。毎日50球1週間練習すれば当たるようになり、10球中9球命中するのが目標です。それができたら切って飛ばすバックサーブ、ショートのクロスを練習します。
 1か月程度でサーブは上手くなるでしょう。次が壁打ちです。レシーブ力を高めます。膝を曲げ、姿勢よくかがみます。まずできるだけバックで跳ね上げ、100回連続が目標です。これも1か月ほどで目標を達成できるでしょう
 バック打ちの目標が達成できたら、少し後ろに立ち、正面とバック側はバックで返し、フォア側はできるだけバック持ちのままフォアースイングします。フォアースイングは面を作り、当てる意識を強く遅いスイングで結構です。
 フォアーに持ち替える余裕のある緩い高い球ならグリップを持ち替え、速くスイングします。20回ほど連続で、10回連続でフォアまたはバック持ちでフォア側を返せたら既にレシーブが上手くなりました。
 以上の練習を15分で3つやれるまでしましょう。次にスタミナアップ練習です。1週間に2回以上、ジャンプスイングとフットワーク練習かランニング、15分で十分です。半年続けたら、市民クラブに必要なスタミナが付きます。
 スタミナがついたら、15分でランニングと技の練習をします。週に2日はフットワーク練習と技の練習。さらにスタミナがついたら、フットワーク後に短距離のランニング。技の練習だけは雨でもして1年。バドを楽しめます。
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 トレーニングメニューは実に大事なことなのです。わたしはビリヤードではセミプロクラスの腕前ですが、基礎トレーニングメニューとセミプロ用のトレーニングノートをもっています。ビリヤードの国体があったとしたら、3年間で根室高校生を国体出場できるチームに育てられます。一流のプロに教えていただいたトレーニングノートがあるからです。アーティステックビリヤード世界2位の町田正選手のお父さんとスリークッション世界チャンピオンの小林先生です。わたしは子どもの頃昭和天皇のビリヤードコーチだった吉岡先生の技も毎年自分の眼で見て育ちました。札幌からラシャの張替えにいらっしゃっいましたから。トシボーと呼ばれてました。高校を卒業した翌年に札幌駅前通りを歩いていたら「トシ坊」と声がするので誰かなと思ったら、吉岡先生でした。ライオンズクラブで献血活動のお手伝いをされてました。「献血していけ」と言われ、「はい!」と返事して彼女を待たせて献血しました。駅前通りの左側のビルの五階に「白馬」というすてきなビリヤード店を経営していました。狸小路にビリヤード用品の卸の店ももっていました。

 ビリヤードで一流のプロの基礎トレーニングメニューを知っているから、柔道指導者の山下氏のいうことも、小寺次男さんのバドミントンの基礎トレーニングの解説も腑に落ちるんです。
 種目は違いますが、みなさん同じことを説明しています。


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#4252 根室に日本最年少JBA公認審判(A級)誕生:14歳 May 19, 2020  [73.ブカツ]

 柏陵中学校3年バスケット部所属の小林空生(くう)君が14歳3か月でJBA公認A級審判試験に合格した。いままでは17歳が最年少だったので、日本初の中学生のA級審判誕生である。おめでとう。
 道内では二人目のA級審判。
 どれくらいバスケットボールが好きかというと、家の空き地にバスケットゴールポストを設置してシュートのトレーニングをしているくらい大好き。(笑)
 文武両道で突っ走ってもらいたい。

 (根室ではC中学校のN先生がB級審判)

*http://www.japanbasketball.jp/referee/licence

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JBA公認A級審判
JBAが主催・管轄する大会及びブロック協会が主催する試合を担当することができる。
JBA公認A級審判で、特に優れているとJBAが認めた審判については、トップリーグの試合を担当することができる。
【適用大会レベル】全国大会

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#4243 バドミントン May 7, 2020 [73.ブカツ]

 2015年7月に首都圏在住の小寺さんが根室まで来られて、啓雲中でバドのトレーニングの仕方を教えてくれたことがあります。どういうレベルの指導技術だったのか、知りたくありませんか?
 北海道の人口の少ない市町村でバド部に属しているあなた、バドが大好きなあなた、小寺さんのブログにトップレベルの選手のトレーニング観察記録がありますから、どうぞ参考にしてください。バド部を指導している先生たちもどうぞご覧ください。

 啓雲中で実際にやって見せてくれたトレーニング方法7つは弊ブログ#3066に書いてあります。最後のところにURLを張り付けてあるので、根室管内の中学生と高校生でバド部の生徒たちは見てください。関東第一高校のトレーニング風景のビデオのURLもその中に貼ってあるはず。


*バドミントンが拓くあなたの未来
https://blog.goo.ne.jp/badmintonmusume/e/e446278865d35aac5a2bbc34c62dc34d
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バドミントンシングルスの日本女子選手は皆さん真面目。地道なプレイが多く、スタミナ勝負です。世界ランキングはトップレベルですが、オリンピックでは優勝できない気が私はしています。

 東南アジアにフェイントが上手い選手が多いのは明るい国民性のせい、子供の時の環境故と思い、誰もがフェイントできると思っていませんでした。でも最近、練習できると思いました。

 翔治さんの動きは速く、プレイに余裕があり、意識しなくても静止時間が他人以上に長くなり、ミスが減り、相手の足は止まります。まず藤田君をまねてフットワーク練習すれば良いでしょう。

 翔治さんの試合を始めて見たのは短大生の時、翔さんがペアの時。その後NTTに入社し松野監督が指導。ミスが少ない選手になり、シングルスで1度、ダブルスで2度五輪に出場。私が面談したのは翔治さんがコーチの時でした。

 元顧問のノック練習を翔治さんにしているのを見ていません。でも後輩への色々なノックを見て解説を聞きました。上手い選手はリズムがあり、体勢立て直しと一歩目が速いと言いました。1,2,3で打つようです。

 彼はYONEX選手の女子選手を指導し、私が同行した時は中学生を指導していました。体育館は8面ほど。YONEX選手はコート外周を力を抜き外に大きく腿上げし戻しジョギングのアップを長くし、怪我を予防していました。

 翔さんは世界8位の中国選手と毎日練習試合。中国流に強くなり、オリンピックに2度出場。ロンドンでリンダンに善戦しました。暑い夏の昼間も体育館のドアが締められ、練習を見た人は少ないと思います。

 藤田君へのノックを見てびっくり。翔治さんにもしていたそう。利一君はデンマークのアントンセン、アクセルセンのように前を拾うのが大変でした。桃田選手と全日本決勝でヘアピン勝負しなかったのは賢い戦術でした。

 翔さんがしていた1対2、1対3のフリーがとても良い練習と思いました。藤原君が高階君と組んだダブルスのフリーの指導が面白く思いました。元顧問が特に凄いと思ったのは、東大スポ愛の大集団への指導でした。

 初心者の女子と駒場の男子がぎりぎり打てる所に早い球出のノック。初心者はすぐ上手くなりました。動ける男性に真央ちゃんと同程度の3分2本のノックで顔が青ざめ日陰で休憩。彼は人生感が変わったと言いました。

 元顧問は私のクラブに毎年来て、県大会出場の高校生や3部の大学のキャプテンに激しいノック、オジサンや中学生に初心者用ローテーションノック、小学生や園児が楽しいノックをしてくれました。打ち合いは無しで。

 最近、プロのビデオを見ていてフェイントの練習法があると思いました。素人ですので実証できていませんが、前回の指導法がまず最初。フットワークを磨けば次第に上手くなるでしょう。

 ラケットをさらに高くあげ、素早くラケットをはっきりと落とし、ラケット面の位置までシャトルが落ちて来るまで静止し待ち、打てるところにシャトルが落ちて打つ。上手い選手の返球はライン際。貴方が見送ったと思い、相手の足が止まります。


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 #3066 C中学校バドミントン部:首都圏の技術指導チャンネルを開く Jun. 24, 2015
https://nimuorojyuku.blog.ss-blog.jp/2015-06-24



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#3847 根室高校バレー部全道大会へ:男女とも、女子は3年連続の快挙 Nov. 7, 2018 [73.ブカツ]

 根室高校女子バレー部が3年連続で全道大会出場というニュースが、7日の北海道新聞根室地域版に載っていた。男子も出場というから、両方が出場というのは初めてではないのか?
 女子バレー部はたった7人、しかも身長の平均値が156㎝、これは大きなハンディだ。3年連続の先駆けを作った生徒たちの練習を一度だけ見かけたことがある。千葉で市民バドクラブを30年間ほど主催している小寺さんが根室へ来て、啓雲中学校でバドの技術指導をしてくれたことがあった。その時に体育館のとなりのコートで女子バレー部がトレーニング中だった。跳び箱の上に載ってネットの向こう側へ次々にボールを打ち込んで拾わせていた。高校レベルのかなり激しいトレーニングだったことを記憶している。中村香苗先生が小学校から中学校卒業まで指導して育てた生徒たちだった。塾では「中村スクール」と呼んでいた。中村先生はいま別海の小学校で教えている。別海中央の女子バレー部は身長が大きい、別海町は酪農地帯で牛乳がおいしいからだろう、子どもたちがすくすく育つ。(笑)
 中学時代の有力選手が4人、道内の女子バレー強豪校である旭川実業高校と帯広南高校へ進学したが、残った選手たちだけで全道大会出場をはたした根性と努力は見上げたものだった。キャプテンのM宮は「根室高校でバレーをやる」と言い切って高校から塾へは来なかった。思いっきりのよい奴だった。「中村スクール」の生徒は2年生に二人だけとなったが、他の中学校から来たメンバーと練習に励み、地区大会に勝ち残り、全道大会出場を3年間続けているのだから、後輩たちもすばらしい。

 ところで、女子バレー部の先輩たちの一人が1昨年エア・ドゥのCAになっている。高校時代は教職をとって先生になってバレーを指導するのが夢だと語っていたが、ひょんなことから受けた航空会社に合格してそちらの道を選んだようだ。5年もやったら教員試験を受けて先生になるかもしれない、ちょっと期待はしている。もとCAの英語の先生なんてすてきだろう?後輩たちも文武両道で高校生活を謳歌してもらいたい。

 誰か先生になって、母校へ戻ってきて女子バレー部を指導する者が現れてほしい。

<余談>
 小寺さんはバドミントンの強豪校の一つである関東第一高校の非常勤講師をしていたことがあり、そのときに
バド顧問だった現校長とバド部の指導に当たっていたことがある。その当時のことをブログに書いておられるので、バドに興味のある人は、下記のURLをクリックしてご覧ください。

*バドミントンが拓くあなたの未来
https://blog.goo.ne.jp/badmintonmusume?fm=rss

koderaさんのブログ9月の記事の中からバドミントンに関するものをピックアップしておきます。
「未来が決まるのは早い」
https://blog.goo.ne.jp/badmintonmusume/e/3b4e6684910c5e40beb11de9052e2f9d

「お土産にはお土産」
https://blog.goo.ne.jp/badmintonmusume/e/b8fe9c7fd1deb8acc4d6f1138ea3a3eb

「楽しむために気を使う」


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#3741 部活指導の先生たちへ:指導の仕方を考え抜いていますか?May 18, 2018 [73.ブカツ]

 昨日(5/17)は午前8時40分に最高気温21.0度、庭の千島桜は一気に満開、北風で急激に気温が下がり、午後4時には8.7度へ急低下、9.4m/sの風、高校生数人が「先生、外寒いよ」と言ってました。

 体育系部活指導には分野横断的な指導理論がないように見える。そこで思い出したのが大谷翔平の高校時代のこと。目標を8つ揚げ、それぞれの目標の達成手段を8個、紙に書きだす。そして一つ一つの個人課題に取り組んでいく。高校1年生の時にすでに、日本でナンバーワンとなり米国大リーガにいくことが目標に挙げられていた。そのために64個の課題を一つ一つ消化していったのである。おそるべし大谷翔平、そしてそういう指導方針をとっていた当時の高校の野球部監督。

 弊ブログへときどきコメントを下さるkoderaさんは弊ブログをお読みになって3年前の6月に根室まで来てくださった。そして、啓雲中学校バドミントン部で小一時間ほど練習方法を具体的に指導してくれました。
 千葉県柏市でご自分の市民バドクラブを30年来主宰してこられた。関東第一高校に数年勤務されていたが、現校長とバド部の指導もしておられた。関東第一高校のバド部は全国レベルの強豪校で、オリンピック選手も数名輩出している。

 その小寺さんは富士通とシャープ勤務時代に仕事で文書作成法の四項目箇条書法を考案して、本を出版されている。民間企業で独自に培った文書作成方法がメインテーマの本。良い企業と悪い企業の見分け方、面接の仕方など、経験に基づく具体論満載の本です。

 『創造性の開発シリーズ① 夢こそ生きる力』
 「高校生が絵を担当 総合力アップのためのガイドブック 企業人の教えが生きカエル」
  原作:小寺次夫 編集:鈴木朗 出版:「星奈のお店」

 昔出版した本を、高校生がイラストを担当して、リライトしたものだが、ページごとに用語の注釈やイラストが入っていてとってもわかりやすいものになっている。残念だが、販売元の「星奈のお店』に在庫はもうない。ぜひ、再版してもらいたい。
 ネットで検索したらでてくる。わたしは2冊を塾生にあげたので、あと3冊ある。ひとつは自分用、もう一つはそのうちに根室高校図書室にプレゼントしたい。後輩たちが小論文を書く際に役に立つ。
 「四項目箇条書法」は小論文を書くにはとっても便利な方法である。koderaさん自身の説明、「メタ知識を叩きこむ」で文書作成以外にも応用の利く方法論であることに気がつきました。応用分野はスポーツの上達、受験勉強、システム要件整理・抽出となんでもござれ、特定の分野に限定されない方法論ということ

 文書作成技法の「四項目箇条書法」とスポーツ指導のかかわりはkoderaさんご自身の説明がわかりやすい、以下は彼のブログからの転載です。

*https://blog.goo.ne.jp/badmintonmusume/e/7834b055feafe72e0817642554bbfd63
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メタ知識を叩き込む


 ど素人の私がバドミントンクラブを30年主宰して来れたのは会員の皆さんのお蔭ですが、同時に私のバドミントン以外の色々な仕事や趣味や勉強などの多様な経験がクラブ運営に役立っているのは間違いありません

 今回リンクした昔の記事を読み返し、ジュニアクラブができなかったのは非常に残念でした。クラブの運営に私の過去の勉強や経験が生かせられるからです。多様な経験が新しい小学校のクラブの運営に役立ち、画期的に楽しいクラブにし、勉強好きの子供を増やせると思っていました。でも、参加は初回の1回だけでした。

 座って打つ横や後ろ向きランニングフットワークリレージャンプ素振りシャトル投げなどをさせました。大事な基礎の運動です。しかも英語のカウント付きで。全員笑いながらしていました。声出しで身体と頭を良く使い、脳の血流が増え、働きが良くなるはず。ここまでは計画通りでした。見ていた妻は、私は遊びの天才だと言いました。いいえ、小学校まではガキ大将、中学生から、従弟や従姉妹、甥や姪をたくさん遊んであげたからと答えました。

 次にフリーの打ち合い。腕組みをして、壁際で見ていた、1組の夫婦が無言でコートイン。自分の子の練習相手。子供がミスると、母親が大声、怖い顔。子供が縮みあがり、余計にミス。そして私は翌週の2回目から、参加は頼まれませんでした。時間もお金も不要を幸運と思うしかありませんでした。水と油は混ざらない。

 それから3年近く経ち、プロの色々な練習法を見学できました。不遜にも、普通のジュニアクラブ並に、バドの強豪選手も育てられると思えます。バド馬鹿校長の素晴らしいジュニア指導を何度か見て、海外の名コーチの指導もネットで見て、バドも勉強もできるようにできると思えました。

 昔の記事にあるように大事なのは分析です。計算機の要求分析と同じです。私なら、個人ごとに命題を実現させます。そのために、個人ごとの4項目の箇条書きテーマを設定します。それらを達成するために、また下位の4項目のテーマを設定します。さらに繰り返し、全部で64項目の課題を個人ごとに考えます。そして全員で4Sです。会社の新人指導と同じです。

 個人ごとに64課題の1か2を徹底的に毎回反復練習します。市民クラブなら、およそ半年で64の課題を達成できますその次に上位の課題を明確に再定義し、その16テーマを4か月で達成させます次は4テーマだけ、1か月で済みます。こうして全テーマを1年で達成する計画を作ります。学校でも同じでしょう。多人数が居ても、指導計画は個人ごとに違います。

 上位層のテーマは4つ。ノックでなく、最強ペアにお願いし、4課題を達成するために、球出しをしてもらいます。これが卒業試験です。勝てたら、インターハイ出場レベル、しかも柔軟な試合運びができるはず。勝負は時の運です。負けても構いません。学習法のメタ知識は身に付けられたはず。勉強第一の目標に変更すれば良いだけでしょう。

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<注>
4S:整理・整頓・清潔・清掃の四項目です、これに躾を加えて「5S活動」といいます。民間企業で広く取り入れられている活動です。
*https://ja.wikipedia.org/wiki/4S運動

座って打つ~シャトル投げ:指導の実際については弊ブログ#3066をご覧ください。

メタという用語:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/メタ

 5/19朝アップされたkoderaさんのこの記事も味わい深い。「歳をとり人を知る」
*https://blog.goo.ne.jp/badmintonmusume/e/542eb694b5494dad2283fb2a3fd4cd7e


<小寺さんの略歴>
 東大大学院工学部、同大学院工学科修士課程卒業、富士通でシステム開発と新規事業担当、その後シャープ電気へ移り、ワープロ専用機「書院」の開発に携わる。その後シャープをやめられて、女子大学講師と高校講師を十数年間やられた。

 koderaさんが根室に来た時の啓雲中学校バド部指導の様子を点描した記事が出てきます。バド部の皆さんに読んでもらいたい、具体的なトレーニングメニューとそのコツをコンパクトに書いてあります。濃密な50分間の指導でした、クラブメンバーの皆さん、笑顔で指示に従って汗をかいていました。

*#3066 C中学校バドミントン部:首都圏の技術指導チャンネルを開く Jun. 24, 2015
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-06-24


<余談>
 ebisuはキャロム系ビリヤードが趣味、というか家業のビリヤード店を小学生の時から手伝っていたので、門前の小僧習わぬ経を読むのたとえ通り、腕前はセミプロクラスです。下手でも30年続ければこれくらいなら誰でもなれます。根室ではわたしよりもずっと才能のある方をお二人知っています。当時青年実業家だったN井さんと、元ハイヤー会社の社長だったS藤さんのお二人。N井さんの当時のキューを構えた写真をみると、腕前のほどがひしひしと伝わってきます。小林先生の常連会には四つ玉元全日本チャンピオンのK柴さんがいましたが、彼よりも上であることが、写真に残っている「構え」からわかります。
 そういうわけで基本トレーニングメニューなど、50枚ほど書き溜めた資料があります。半数くらいは町田正さんのお父さん(プロ、ビリヤードコーチ)から教わったものです。十数枚は図面を書いていって小林先生に質問して教わったものです。ビリヤードに国体があれば、5人の高校生がいれば、わたし程度でも三年間で優勝を争えるチームが育てられます。だから、koderaさんの指導方法の凄さが理解できます。

 話が前後しますが、スリークッション世界チャンピオンの小林先生の新大久保のお店にあった常連会のメンバーでもありました。アーティステックビリヤード部門で世界N0.2となったことのある町田正さんのお父さんに、十回ほどコーチしていただきました。八王子のあのお店は息子の正さんが継がれているようです。数日前にひょんなことからテレビで見ましたが、だいぶお太りになりました。小林先生、町田先生のお二人とも霞会館で皇族たちのビリヤードコーチをなさっていました。家業でお付き合いのあった、札幌の吉岡先生は昭和天皇のビリヤードコーチでした。高校を卒業した年の夏に、札幌駅前通りを二人で歩いていたら、「トシボー」と声がかかったので、誰だろうと振り向くと、ライオンズクラブの催しでメンバーの先生は献血のお手伝いをしていました。「トシボー、献血していけ」「はい」、否やはありません。品のとってもよい白髪のおじいさんでした。ビリヤードの「ラシャ」(=クロス)交換に年に1度来ていましたが、旅館に泊まらずに、ボロ家の我が家に泊まってくれていました。小6のときに「プロになりたい」そう吉岡先生に告げると、「勉強したほうがいい」と諭されました。才能がないのだとがっかりでした。あとで考えると、あの当時はプロで飯が食える人はいませんでした。町田先生(お父さん)が「長男のほうが腕がよかった、しかし当時はプロでは飯が食えなかったので諦めさせた、次男の正の時は状況が変わっていた」そう言われて気がつきました。30年もたってから、吉岡先生の言われたことの真意が理解できたのです。釧路に親せきが多いのでよくオヤジについて釧路に行きました。小学生の時に釧路の老舗のビリヤード店で大人数人相手に次々ゲームをして10連勝したことがあります、「ビリヤードの上手な少年がいる」と評判になったのです、だからちょっと自惚れていました。(笑)
 町田正さんには八王子駅前にあった彼のお店「シルクハット」でボークライン・ゲームを所望、3回相手していただきました。もちろんコテンパンに負けました。キュー切れのよさにうっとり見とれていました、美しいのです。お父さんのお店には鋼鉄製のキューがありました。それを使って練習させたそうです。だからキューの切れが今まで見たこともないくらいにいい。シルクハットはマッセという垂直にキューを構えて叩きつけるように打突し最大の回転を与える撞き方ですが、あの技は世界で町田正さんしかできません。鋼鉄製のキューを見せられた時に漫画『巨人の星』のお父さんを思い出しました。鋼鉄製のスプリングがたくさんついた「大リーガー養成ギブス」が頭に浮かんだのです。ここまでやるかと思いました。ビリヤードのプロにならなくて本当によかった。かないっこありません。駿台予備校の著名な数学の先生である荒木さんも常連会のメンバーのお一人、彼がボスでした、とっても腕がよかった。夏は休んで五種目チャンピオンのディリスのサマースクール(2週間)に通うくらいのビリヤード好き、この人にもかないませんよ。
 霞会館で皇族のビリヤードコーチをした経験のある三人の方に教えてもらったビリヤード愛好者は、日本で私一人だけ、幸せ者です。これだけは自慢できます。わたしは先生に恵まれる星の下に生まれたようです。

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#3609 ブカツ : 過労死ライン Sep. 10,2017 [73.ブカツ]

  ブカツは弊ブログで何度も取り上げている。ある時期からカテゴリー「ブカツ」をセットした。
  9月9日北海道新聞1面と35面に先生たちの勤務実態について道教委の実態調査が載っているので、ブカツ問題をとりあげたい。

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<1面の見出し>
中学教諭47%過労死ライン
  道教委調査 授業準備や部活響く
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 先生の過労深刻
   13時間勤務、土日も部活
 中学校で47%、小学校で23%の教諭が過労死ライン。道教委が行った教職員勤務実態量差では、教諭の過酷な労働状況が浮かび上がった。授業の準備や打ち合わせ、部活動指導などに追われ、現場の教諭からは「休まる時間がない」などと悲鳴が上がっている。
  「休み時間も授業の空き時間もびっしり仕事。給食も5分で食べます。道央の中学校で働く40代の男性教諭はそう苦笑いした。

   休まず働く
 朝7時過ぎに学校に着き、生徒の登校前に打ち合わせや授業の準備を済ませる。休み時間は教室や体育館を見回り、授業の空き時間も、テストの採点や資料の作成などで過ぎていく。放課後は午後6時半まで運動系の部活の副顧問として指導した後、翌日の授業の教材づくりなど、準備に数時間。退勤は午後9時過ぎた。
 学校内での勤務は約13時間。男性教諭は「部活の顧問だと、土日もつぶれる。授業の準備も部活も、子供のためだとおもうと手は抜けません」と話した。

  顧問に負担
今回の調査によると、中学校教諭が部活動を指導する時間は平日が44分、休日が2時間20分と、いずれも全国平均を上回った。今年4月の全国学力・学習状況調査では、道内中3は全国平均と比べて長時間の部活動を行っている実態が判明しており、顧問を務める教諭にも負担がのしかかっている。
  教頭の勤務実態は、より過酷だ。道央の50代の小学校教頭は、朝6時に学校を開け、鍵を掛けて帰るのは午後10時過ぎ。「学校の開け閉めは教頭の仕事。他の先生が残っているのに先に帰るわけにはいかない」と話す。…

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  額面通りに受け取ると、学校はブラック企業ではないかと思えるほどだ。よくみると常識外れ慣行にがんじがらめになり、実務の改善ができないことで長時間労働になっている面もある。道教委の調査は表面的に過ぎる、もっと突っ込んだ分析が必要ではないのか?事例を上げないとわからないだろうからいくつか具体例を上げてみる。

  たとえば、教頭が学校の開け閉めをするので、長時間労働になっていると書いてあるが、民間会社で管理職が開け閉めするなんて話はトンと聞かぬ。朝は当番を決めて一般社員が開錠するのが普通。帰りは一番遅い者がマニュアルに従って施錠する。こんなことは教頭の仕事ではない。教頭の仕事は誰が一番遅くまで残って仕事をしていたのか、それはなぜか、改善の余地はないかと考え、対策を実施することだろう。
 それでも開け閉めが管理職の仕事だというなら校長と交替でやればよい、一般教員は開け閉めは自分の仕事ではないと思っているとしたら阿呆な話だ。固定観念に縛られていないで、民間会社がどのようにやっているか聞いてみたらいい。業務改善が不可能だという視点で物事を見てはいないか?

  わたしは根室の市街化地域の3中学校を念頭に置きながら読んだ。学年3クラスで、クラス当たり25-30人の生徒数。教科担当の先生たちの平均授業時数は、週当たり12時間程度だから、総授業時間の40%にすぎない。数か月間に渡って休んでいる先生の授業フォローに入る場合があるのは承知しているが、それは例外だ。週当たり平均18時間(6割)も空きがあればテストの採点も授業の準備も十分な時間があるように感じる
 それでも時間が足りない、仕事がまっとうできないなら、仕事の能力を疑うのが素直な分析、もともと先生に向いていない人を間違って採用したと考えてみたい。民間会社でもそういう採用のミスは避けられない、2-3割くらいはあるが、そういう人は仕事ができないので賞与の査定が最低になるし、いつまでたっても管理職への昇格もないから、辞めていくか昇格・昇給をあきらめる。年から年中忙しいと言い、長時間の残業をするも仕事の成果は上がらぬ。改善の見込みがなければ上司が他の部署への異動や転職を勧める場合もある。学校と違って、年功で給与が上がるようなシステムの民間会社はほとんどなくなっている。
 テストの採点や文書作成業務などは人によってスキルに大きな差がある。ようするに、要領の善し悪しの影響が大きい。A4版1枚の文書を作成するのに数時間もかかる人は、いつも「忙しい」とか「暇がない」ことになる。民間会社では、仕事のやり方について入社3年間くらいは上司から指導がある。ちゃんと一人前の仕事ができるように育てられなければ、上司は管理能力を疑われ、ラインの管理職から外される。学校にはそういうマネジメントの仕組みがない。新任教員にまかせっきりである。民間会社でOJT(On the Job Training)をやらずに新入社員を放置したら、使い物になるのは半数以下になるだろう。それほど上司による仕事の躾けは重要なのである。
  教科指導は1年回せば、資料もたまるし、3年もやればほとんど予習の時間は要らなくなる。5分程度、ざっと前年度の内容に目を通しただけでほぼ完ぺきな仕事ができるのがプロの技(わざ)というもの。
  道新の取り上げた「実態」が、なんだか話の次元が低いものと感じたのはわたしだけだろうか?

 長時間労働で本当の問題は部活指導だろう。4-6時まで、放課後週に4日間部活指導をするとそれだけで8時間になる。土日に各3時間やれば合計14時間で、本業の授業時間よりも長くなる。これは是正の必要がある。

  一昨日のテレビ番組によれば、静岡県が部活週4日制を導入しつつあるようだ。先生は歓迎だろうが、生徒からは練習時間が短くなるので試合に勝てないと心配する声が上がっている。
 学校教育としては土日を含めて週4日間で十分ではないだろうか?学校の部活は「文武両道」で文が優先武も教育の一環としてある。それ以上を求めるなら、プロになりたきゃ、学校外でお金を払って習えばいい。ピアノだって書道だって、空手だって、柔道だって、剣道だって、お稽古料を支払って習う。なぜ、野球やサッカーの技術指導にお金を支払わぬ。
 上手になりたい生徒、プロを目指す生徒たちには、しっかりした指導技術をもちスポーツ医学に知識のある人が学校外で教えたらいい。そういう受け皿を根室市教委がつくればいい。指導する者はすくなくとも体協の資格ぐらいはもっているべきだ。
  学校の部活動自体が変わるべき時代が来ている。


<余談>
 中学校で部活指導をしている先生たちのほとんどは素人だから、スポーツ医学を知らずに、勝つことを目的に長時間練習や練習試合をやらせがちだ。野球部で肘を痛めて断念する者、バドミントン部で膝関節を痛めてしまう者が出る。決まって運動能力の高い優秀な選手だ。
  スポーツ医学上の注意事項ぐらいは部活指導の先生たち対象に講習会をやってあげたらいい。市立根室病院へ協力要請したらいいだろう
 数年前に甲子園へ行った生徒が「センスがいいからピッチャー以外はどこでも守れる」とテレビで誰かが解説するのを聞いた。小・中と長時間トレーニングをさせ過ぎて、中学校のときに肘の治療をしながら部活していた。元はピッチャーだったのだ。あいつが甲子園で投げるところを見たかった。小学校の野球を指導していた先生と中学校で野球を指導した先生は何を見ていたのか。所詮は素人コーチだから勝つことが至上目的になり、そのために長時間練習を強いることになる。生徒も親もそういう素人指導を歓迎する。悪気はなくても、スポーツ医学に無知なことが優秀な選手を潰す。
 成長期には骨の成長に筋肉や腱の成長が追い付かぬから、そういうことを考慮したトレーニングをしなければならぬ。中学校のブカツは、身体の面からは基礎体力をつくることと、基礎技術を習得することにある。試合に勝つことが至上命題となってはならない。ブカツ指導の先生たちは、生徒たちの選手生命を短くすることがないように、配慮してやってほしい。そのためにも、ブカツは土日を入れて週4日くらいが望ましいし、安全ではないのか。
 現在根室市内で行われている過度な部活はブレーキのない車のようなもの。週4日制を取り入れることで、暴走車にブレーキ装置をつけることができる。



*#3601 長時間の部活は学力を下げる : 全国学力調査アンケート分析 Aug. 31, 2017
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-08-31
 

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#3122 長さ1.2m重さ1kgの木刀を振らせてみた Sep.2, 2015 [73.ブカツ]

 根室高校商業科の生徒が遊びに来た。中学生のときは部活をやっていなかったが、高校へ入学したら何かやりたそうだったので、いい機会だから剣道を薦めた。181cmの身長を生かせば、トレーニングしだいで相当強くなる。ちょっと気の弱いところがあるので、心配だったから、精神の鍛錬のために1対1で挑む武道を薦めた。剣道部を見学してすぐに入部を決めた。

 18年ほど前に東京日本橋の剣道具店で買った八角形の木刀がある、長いし重い、真剣と同じ重さで長さが1.2倍あるから振るのがゆるくない(きつい)。
(25年ほど前のことだが、会社に4段のK田さんという人がいたが、10kgを超える鉄の棒を素振り用に使っているといっていた。そんなに重い鉄棒を振れるのかと聞き返した、バーベルの心棒が10kgある、あんなものをいくらなんでも振れるという膂力は信じがたかった。からかわれたのかもしれない。同じ太さで長さが1mでも、おおよそ6kgほどあるだろう。振るところを自分の目で見ないと信じがたい。)
 5ヶ月素振りをやっているから、形になっていた、剣先がちゃんと止まる。剣先を止められる程度にスピードをコントロールして30回ほど振っていた。剣道のことはわからないが、速度が倍になって剣先が止まるようなら、初段はクリアできるだろう。1000日(3年)の素振りで何かが見えてくる、早い者なら一通りの技倆がようやく身についてくるころだ。そして万日(30年)の稽古でそこそこ(あるいはかなり)の腕前になると釧路の誰かが言っていた。自分がどれほどのものか一生続けてみたらいい。

 2年上の根高のY先輩は根室体育協会副会長だが、剣道歴は50年を越す。道端で遭って話すときでも、間合いを詰めるとすっと身を引いて間合いを開ける、自然にそうなる。面白いので話をしながら半歩間合いを詰めると、すっと円周上に避ける。間合いを詰めることができたら、あるいはこちらに勝機があるかもしれない。間合いを一定に保たれたら付け入る隙が無いから柔道も空手も剣道にはかなわない。
 光洋中学校時代に彼の学年は500人、わたしの学年は550人いた、学力テストの結果上位100番まで職員室前の廊下に張り出していた。Y先輩は文武両道の人である。

 書棚を見たいから自宅へ遊びに来ると高校入試が終わったころに言っていた。今日から前期期末テストが始まっている。
 来たついでに、「為替手形」の仕訳がわからないので教えてほしいという。振出人と引受人と受取人に分けて、それぞれの債権債務の発生のい順序と関係を図に描いて説明しながら仕訳を例示した。仮想ラーメンチェーン店「銀狼ラーメン」を例にとって為替取引を解説、具体的なほうがわかりやすい。
 手形取引は30年前に比べると激減した。貼付する収入印紙が高いからだ。1984年のことだが5億円の手形で40万円(現在は5億円超は15万円)の印紙が必要だった。これなら期間を縮めて振込みにしたほうがコストが安い、だからほとんどの大企業は手形支払いをやめた。学校の簿記ではいまだに為替手形が重要項目のままである。江戸時代初期に日本で発明されたものだから、それなりの学ぶ理由はあるが、学校の授業で先生が為替手形の歴史について言及することは無い。お伊勢参りに現金を持ち歩くのは山賊などに遭い危険だから、手形取引が庶民の間にも普及した。

 他に、前払金がわからないと質問があった。過去・現在・未来の数直線を黒板に書いて、未払金はものは買ったがまだ支払いしていないから「未払い」、モノの受け渡しは3ヵ月後になるが前もって支払いを済ませておくから「前払い」と説明したら納得がいったようだ。英語の過去・現在・未来の説明と同じことをやっただけ。完了相や進行相の説明のときに使う手だ。

 昨日は高校生が3人4時から9時までしっかり勉強していた。高校生は水曜日と土曜日がレギュラーの授業。今日はお昼から来るらしい。

      文武両道


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#3066 C中学校バドミントン部:首都圏の技術指導チャンネルを開く Jun. 24, 2015 [73.ブカツ]

<更新情報>
6/25 正午 トレーニングビデオのURL追記 18分と48分バーションの2種類があります。バド部の人たちと指導している先生たちは、全国トップレベルのトレーニングや指導方法がとんなものなのかぜひ見て、参考にしてください。
    「渋谷実 バドミントン教室 in 和名ヶ谷スポーツセンター」
7/4 0時20分追記 <余談-5> 小寺さんの書いた本の紹介


 首都圏からバドミントン愛好家である小寺氏が訪れたので、C中学校バド部へお連れした。練習をみてもらい、トレーニング方法や文武両道についてなにかサジェッションがいただけたらいいなと考えた。元々は弊ブログをお読みになって、どういう教育をしているのか興味をもたれ、教育談義をしようと根室まで足を運んでくださるというので、わたしと話をするだけではもったいないから、橋渡しが可能だからC中のバド部を少し見てもらいたいとお願いした。学校側も小寺さんも快諾してくれた。首都圏のバド指導技術に触れる機会を生徒たちにつくってあげたいという思いは同じ。

 学校へ着いて、玄関前を通りかかった校長先生にご挨拶し、バド部との間をつないでくれた先生と体育館へ。体育館では女子バレー部とバド部が半分ずつ利用していた。間はボールが転がってこないように1mほどの衝立で仕切られていた。
 女子バレーボール強豪チームを率いているN.K先生の指導も遠くから観察できた。生徒たちに女子バレー部員が多かったので、前から練習風景を観察したいと思っていた、ひょんなことから実現した。

 小寺さんは体育館へ入るなり、
 「音が違います」
と感想を漏らした。
 「どう違うんですか?」
 「もっと乾いた音がします」
 どの音もパスンという音だった、身体を大きく振って強く打っているように見えたが、インパクトにはコツがあるという。
 早速、ラケットをもってきてもらい、O先生に「振り」のトレーニングの初動位置とスナップを利用したストロークをやって見せた。左肩を壁につけて前腕と手首だけをつかったコンパクトなストロークが基本型である。
 正面に相対して観察すると、ラケットの底が観察するほうに見える角度に手首を返して構え、前腕(手首から肘までの部分)と手首のみを使って鋭くフル。上腕は動かさない。この素振りトレーニングを繰り返して、手首と前腕にインパクトの瞬間の身体の使い方を覚えこませる。
 きちっと振れるようになるとシャトルを叩く「パスン」という音が、「パッ」という音に替わる。音が変わればシャトルの速度も大きくなる。この基本の型なら、ラケットだけあればいつでもどこでも練習ができる。


 二番目にやったのは、立ってラケットを構えている相手にシャトルを次々に投げつけて打たせる。それも投げつける位置を変えて打たせるのである。右左、前後と投げ分けて打たせる。基本ストロークを意識して繰り返す。
 慣れてくると右を見ながら左にシャトルを投げる。遠くへ投げるフリをしながっら手前の落とすというようなことをやる。さらに進むと、指のサインで四隅を決めておき、合図したほうに走って振り抜いてから、違う方向に投げたシャトルを打たせる。この段階になると、5分続けるとへとへとになるという。
 どんな場合でも最後まで眼でシャトルを追い、必ずラケットに当てること。「リターンエースはありえない」という方針でやらせる。

 三番目はシャトルを掬い上げてそのまま上に放り上げ、シャトルの下がってくる速度に同調させるようにラケットを下げて、シャトルを掬い取り、また上に放り上げる。これを何度も繰り返す。リフティングと掬い取る技術だ。これができるようになったら、シャトルが下がってくるときに任意の高さで打つ練習をする。高い位置、中ぐらい、低い位置とシャトルを叩く位置を変えてみる。
 このトレーニングの要点は、シャトルの動きをラケットがシャトルを叩く直前までしっかり眼で捉えるということ。

 四番目は、座らせて胡坐(あぐら)をかかせた相手に次々にシャトルを左右上下に投げつけて打たせる。上半身の動きだけでシャトルを打たせるのである。前腕と手首をつかって鋭いフリができなければ打ち返せない。基本ストロークで振りぬけているかどうかを確認しながらやるから、1番目のトレーニングの成果を確認することにもなる。
 このトレーニングは案外重要である。胡坐をかいてやるから、膝を痛める心配がない。そして上半身の稼動範囲を広げる役割がある。
(啓雲中学校には根室釧路管内で優勝したことのある選手、ショウホがいた。部活では足りないと根室市の青少年体育館でもトレーニングをしていた。そして中学時代に膝を痛めた。高校では大好きなバドを断念し、レスリング部へ。全国大会直前に膝の故障がぶり返し、出場を断念。全国2位ならいけただろう。運動のセンスのよい子だった。大人たちの配慮が足りないばかりに、才能を潰してしまった。小寺さんのトレーニングメニューを知っていたら、あるいは膝の故障はなかったかもしれまい。)


 五番目は壁の前に足を開いて立ち、足先と顎(あご)が壁にくっつくようにして腰を下ろす。相撲の四股に似た感じになる。これは股関節を柔軟にするトレーニングだ。特定のスポーツを長く続けている子どもたちは、特定の筋肉のみを使っているから、しばしば身体が堅くなり運動器の稼動範囲が小さくなっている。これでは身体の一部を固定したときに大きな動きができない。股関節が柔らかいのは身体を痛めないためにも、身体に技が乗るのだからその基礎部分の身体の中心にある股関節がやわらかいことが種々の技の上達のためにも必要。四股を十分に踏まない相撲取りは強くなれないように、バドでも股関節の柔軟性は重要なのである。
 「姿勢が悪いと上達しない」とおっしゃっていた。
*運動器:骨、関節、筋肉、腱、靭帯靭、神経など運動をつかさどる組織・器官

 六番目は、体育館に引かれた線上を向かい合わせで走ってターン、これを往復10回繰り返させる。向かい合わせで競争だからきつい。8回目くらいにヘタって来る。勝ち抜きでやらせて優勝者を決めるというのも楽しい。遊びながら俊敏性とスタミナを鍛える。

 七番目は基本の構えに関する問いかけ。構えはどういう形がよいのか、理由を明示して教えてくれた。つねに「なぜ」「どうして」と理由を問う。頭を使わないものは上達が遅い。頭を使って効率的で強くなれるトレーニングをつねに工夫すべき。

 生徒たちはすでに習得している技もあったが、大部分は未知のトレーニング方法だった。教えてもらったらすぐに吸収してできる部員もいた。うれしそうな顔をしていたのは生徒たちだけではない、小寺さんも生徒たちとのコミュニケーションを楽しんでいた。

 週3日、2時間で十分な効果を上げる工夫をする。だらだら長い時間はよくない。頭を使ってトレーニングしない者は上達も遅い。全日本チャンピオンクラスは工夫をして、短時間で集中度の高いトレーニングを行っている。一人でできる素振りなどのトレーニングは自分で毎日欠かさず少しの時間でやるべし
 50分間でこれだけ教えてくれた。他の学校のバド部のために、要点をメモって参考に供したい。

(小寺さんは、江戸時代に大塩平八郎の乱で連座して切腹した当時の私塾の塾頭の末裔である。ご自身は東大現役合格、長男は東京工業大学で電子物理学を教えている。この方もバドミントンの愛好家。母校の開成中学バド部にもOBとして顔を出すという。文武両道、生涯スポーツしよう!)


<バドミントン・トレーニング>
*関東第一高等学校ITCクラブ室
http://www.kantodaiichi-itc.com/new-itc/

<渋谷実 バドミントン指導ビデオ>
https://www.youtube.com/watch?v=P2A2mvU7rKo&feature=channel

必見!<渋谷実 バドミントン教室 in 和名ヶ谷スポーツセンター>
http://ota.saloon.jp/?p=874

 なるほどこれはきつい、5分で根を上げるハードトレーニングだ。きちんとしたトレーニングメニューを組み立てたら、毎日2時間なんて部活は不可能である。短時間で効果的なトレーニングを積むことは、社会人になったときに、仕事で絶大な威力を発揮するだろう。関東第一高校の教頭である渋谷先生にあったことはないが、わかるものはわかる、これは本物、仕事人のebisuが保障する。仕事のマネジメントも部活指導のマネジメントもつまるところは同じところへ行き着くのである。

 さあ、C中学校バド部、新次元を切り開いてみたらいい。うまくいったら、他の2校バド部も続け。ビデオは誰でも見ることができる。文武両道、渋谷バド哲学を学べ。

<余談>
 小寺夫妻は昨日4時過ぎに根室に着いた。50分間ほどC中学校で指導。今朝9時から太平洋岸沿いの道路を走って納沙布岬までご案内。貝殻島と水晶島はうっすら見えたが、国後は見えず。オホーツク海側の道路を走って戻り、スワン44で休憩して、先ほどバスで中標津空港へ。関東第一高校とのチャンネルはきっと小寺さんが開いてくれる。バドを通じた極東の町の中学校と首都圏とのコミュニケーションは若きバド部員たちに変化をもたらすか?

<余談-2>
 となりで練習していた女子バレー部、なかなかいいトレーニングをしていた。ネットの両脇に台に乗って人が立ち、次々にボールを打っていた。気合が入っていた。昨年道内3位の強豪チームである。それなりのトレーニングをこなしている。週1ぐらいの割合で理論研究もしていると聞いている。

<余談-3:才能ある二人の生徒とスポーツ障害>
 10年くらい前のことだが、C中学校のバド部には根釧地区でナンバーワンのS.S君がいた。運動神経抜群、筋力抜群、そして学力のほうも優秀だった。北大水産学部に進学してもらいたかったが地元に残って家業を継いでいる。かれは強かったので、部活だけでなくそのあと青少年センターでトレーニングをよくやっていた。体重が増加してくると膝に故障が出るようになり、結局バドミントンをあきらめることになった。高校ではレスリング部に入部した。持ち前の運動センスと抜群の筋力で、1年生で全国大会準優勝を期待されたが、膝の故障がぶり返して、レスリングも断念した。この座ってやるトレーニングメニューがあれば、あるいは指導者が様子を見てストップをかけていれば、膝を痛めなかっただろう。週に3日、各2時間みっちりやれば効果的なトレーニングは可能だと小寺さんは生徒たちに語っていた。「頭を使って短時間の効果的なトレーニングで上達しろ!ただ、長時間やるのはダメだ!」
 昨年武修館高校野球部が甲子園に出場したが根室柏陵中学出身のN君は中学校のときに肘を痛めた。投手で投げすぎたためである。武修館ではピッチャー以外はどこでも守れる選手と紹介されていた。あいつが、中学時代に投げすぎで肘を痛めなければ、ピッチャーで投げていただろう、武修館高校は1回戦で勝つチャンスがあったかもしれない。
 スポーツ障害を起こさないように、そして好きなスポーツを生涯楽しむことができるように、少年野球やバドミントンの指導者たちはトレーニング方法やスポーツ障害についてしっかり勉強しなければいけない。中学校の先生、なかなか責任が重い、経験のない部活をもたされている人は気の毒な気もする。


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<余談-4 *素振り :「天皇の料理番」>
 わたしはビリヤード歴が通算して二十年ほどあり、セミプロ・クラスの技術をもっているが、ビリヤードでも素振りは大切で、日々素振りを欠かさなければ腕はそう落ちるものではない。
 精確なストローク*こそが、いろいろな技の精度を高める基礎である。支点がぶれてはいけない、精確なストローク(素振り)すらできない者に高度な技ができるわけがない。ビリヤードは支点である肘を固定して前腕を前後にまっすぐにふる。キューには右手を添えるだけ、ショットの種類によってインパクトの瞬間に握る力を加減する。昔はピース(タバコの銘柄)の外函をテーブルにおいて、そこから10~20cmほど離してレスト(左手)を置き、右手でリズミカルにそして精確に素振りしながら外函の内側を通過させる、慣れてくると眼をつぶってもどんなに高速で振っても外函に触ることがなくなる。3年以上の経験者でこれができなければ、トレーニングの方法がよほど悪い。これくらいのことはセンスがよければ1ヶ月でマスターできる。

 アーティステックビリヤードで世界銀メダル保持者町田正先生のお父さんがやっているビリヤードには素振り用の鉄のキュー(本来は楓の木の棒)があった。二人の息子に、それを振らしていたという。まるで「巨人の星」のお父さんのような人ではないか。あるときに「世界チャンピオン養成用鉄製キュー」があることに気がつき、こんなキューを使って素振りしていたのかと驚いた。だ町田正先生はシルクハットというマッセの超絶技があるが、あれは鉄製キューの素振りなしには考えられない。左わき腹に左腕の肘を押し付けてレストが鉄でできているかのようにがっしり固定されないと、あのすさまじい勢いでのストロークに耐え切れず、タップがボールに当たった瞬間にレストがずれてしまう。ストロークのスピードが増せば増すほど、それを支えるレストは頑丈なものであらねばならない。それは鉄製キューを使った素振りトレーニングの賜物なのだろう。鉄製キューでストロークのトレーニングをしたことのないebisuにはとても真似ができない。
 私はお父さんの方にキャロムゲームのさまざなな技やトレーニングのボールの配置パターンやそれぞれの撞点、配置ごとのショットの種類等をなんどか習った。どこが気に入ってもらえたのか分からないが、「プロだからレッスン料はいただいているが、ebisuさんはコーチ料は要らないから毎日おいで」といわれた。たぶん持っていたキューと筋がすこしよかったのだろう(笑)。キューには当時すでにお目にかかれないレアモノの貴重なタップがついていたから、お父さんは「やすりをあてさせて欲しい」と言った。30年間みたことがないと言っていた。「どうぞ」とOKすると、うれしそうに自分流に半球状に調整してくれた。台の上に載せて専用の鉄製の鑢を当て、掌をキューに押し付けて回転させながら、「感触がいい」ととても楽しそうだった、しかし眼は真剣そのもの。どうしてそういう形にするのか聞いてみたら、球の撞点を精確につくためにはタップも球状のほうがいいという説明だった。それ以来、タップの半球状の一点とボールの一点が激突するイメージを描きながら突き抜けるようになった。
 タップの調整はビリヤードテーブルの上にボールを置いてそこから70cmほど離れたところから眼から50cmほど離して直線状に「眼⇒タップ⇒ボール」を見ると、タップの丸みとボールの丸みが重なって見えたらOKだという、それからはわたしはタップの調整はその流儀でするようにしている。昭和天皇のビリヤードコーチだった吉岡先生のタップの調整は平たい(半球状の上1/3くらいの丸み)削り方だった。当時は象牙の玉だから、ボールの端をシビアに撞く必要がなかった、撞く技術(右手のストロークと握りの微妙な圧力調整)でカバーしていたのである。象牙が輸入できなくなり、樹脂製の軽いボールになって、タップの調整がシビアなものになったのだろう。町田さん(お父さん)が研究を重ねて最良と判断したのだろう。
 レッスン料を無料にしてくれるというせっかくのご好意だったが、町田ビリヤードには仕事が忙しくて十数回しかいけなかった、しかしたいへん貴重な機会だった。トレーニングメニューは、配置を図面に落として研究ノートに書き溜めてある。
 町田正さんには3ゲームだけボークラインゲームに付き合ってもらったことがある。国内チャンピオンだから、技を目の前でつぶさに観察できたことがうれしかった。たしか、東京八王子駅前のシルクハットという名前の新しいお店(当時)だった。天皇の料理番ではないが、皇太子のビリヤードコーチである。霞会館というのがあり、そこで教えているとは、「(平成)天皇のビリヤードコーチ」スリークッション世界チャンピオンの小林先生から聞いた話。天皇や皇太子のビリヤードコーチだった先生3人に習ったことがある、日本でタダ一人のビリヤードプレイヤーである。腕はたいしたことがないが、この点だけは自慢できる。(笑)
 新大久保のビリヤード点(小林先生が運営をしていた)の常連会のメンバーだったので、メンバーの皆さんともども数年間親しくしていただいた。小林先生はマッセの構えが吉岡先生とは違って首のところにキューを当てていた。そのほうが撞点がよく見えるというのである、なるほどやってみたらその通りだった。町田先生も小林先生も、一流のプロはそれまでの常識を一つ一つ再検討して、改良を積み重ねるもののようだ。とことんビリヤードが好きなら、上達に関わることは何でもそしてトコトン極めたくなるのだろう。
 常連会の中では駿台予備校の数学の先生であるA木S蔵さんがプロ並みの腕前、かれは参考書も書いている。ビリヤードのではないよ、数学の参考書だ。五種目チャンピオンのディリスのサマーキャンプにヨーロッパへ出かけるくらいの人である。
 常連会にはもう一人キャロム系のゲームの全日本アマチュアチャンピオンのK柴さんがいた。A.Sさんと比べるとキュー捌きのやわらかい人だった。一度だけこの人と常連会の月例会で決勝戦を戦ったことがある。初回はわたしの先行で突き切ったら、その裏で突き切り返され、2度目のゲームも突き切られてebisuの負け。強い奴とやるときは手加減ナシの全力勝負だから楽しい。
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<余談-5> 7月4日0時20分追記
 小寺さんは富士通に10年勤務し、シャープで20年仕事をしており、新規事業関係の本を数冊書いている。他に1990年代にIT関係の本も数冊著している。そういう仕事をしてきた人のようだ。

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https://blog.goo.ne.jp/badmintonmusume/e/7834b055fea

*#3741 部活指導の先生たちへ:指導の仕方を考え抜いていますか?May 18, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-05-18


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