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#5035 五十年後人口半減の日本をデザインする① Aug. 19, 2023 [3.日本の未来をデザイン]

 50年後の日本の総人口を現在の半分の6000万人という前提で日本の未来を考えてみたい、シンプルな思考実験が始まるということ。
 課題や問題をランダムにリストして、後で整理してみたい。

●住居は半分でよくなる
●住宅適地と不適地を分ける⇒水害多発地帯は「住宅不適地」とする
●食糧自給率を100%にアップするにはどのような要件を満たす必要があるのか?
●自分で栽培した作物のご近所さんとの物々交換もいいかも
●地方自治体による農地買い上げと、住民への低料金での貸し出し
●医療機関の配置はどのような影響を受けるのか、問題を整理する
●医学部定員を1.5倍にすれば、住民10万人当たりの医師の数を3倍にできる
●遠隔診断、遠隔手術の普及
●地方行政が取り組むべき課題を抽出する
●人口半減下の交通インフラはどうあるべきか?
●都市間交通網と都市内部交通網のデザイン
●学校の配置
●週休3日制と釣りや畑の耕作による食糧自給率アップ
●高齢者へ体力相当の仕事の提供
●下水道設備維持の範囲を限定
●維持すべき道路と廃棄してしまう道路の選別
●原子力発電の全廃と後始末
●人口半減下の電力供給体制とはどういう選択肢があるのか?
●送電網と発電所配置:地産地消が原則
●地域間電力融通のための送電網設備
●効率の良いバッテリー設備の開発と配置
●国会と地方議会の役割及び選挙制度
●各議会議員の報酬は公務員の平均を越えないという条件で、議員定数を増加の方向で見直す
●鉄道網と道路網の役割分担
●限界集落化する市町村:人口統計から消滅市町村の推測
●資源管理:森林の手入れと維持をどうやるのか
●資源管理:米作地として維持したい地域
●資源管理:酪農地帯として維持したい地域
●資源管理:作物ごとに維持したい地域を分別
●資源管理:水
●資源管理:水産資源

●一人当たりGDPがいまのままとするなら、国のGDPは現在の半分になる
●人口減少に伴って、生産年齢人口が半減し、企業数も半分になる
●国の財政構造デザイン
●地方自治体の財政構造デザイン
●「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」の経営思想の普及と「三方よし企業適格企業基準」の制定


●自然災害への備え:地震及び津波被害復興財源の積み立て
●自然災害への備え:風水害へ被害対策財源の積み立て
●自然災害への備え:富士山大規模噴火被害財源の積み立て
●自然災害への備え:スペックの高めの仮設住宅供給を可能にするために何をすべきか?
●自然災害への備え:水と電力供給の具体的な方法を考え備える
●自然災害への備え:下水とトイレ
●自然災害への備え:首都圏直下型地震発生時の災害対策の具体的なシミュレーション
●自然災害への備え:東南海連動型巨大地震発生時の災害対策の具体的なシミュレーション
●自然災害への備え:千島海溝付近で起きる500年に一度の巨大地震と津波発生時の災害対策の具体的なシミュレーション
●自然災害への備え:シミュレーションに基づく具体的な準備

●首都圏直下型地震に見舞われた後の首都デザイン


 どれもこれも大事業です。ほうっておいたら、準備のないまま酷い現実に遭遇することになります。
 人口減少を前提にすると、経済成長を経済政策の柱にすることが間違いであることに気がつきます。GDP減少化で国債残高を増やすことは長期的には政府財政の破綻を意味しています。アベノミクス三本の柱の経済成長路線は間違いであったことになります。金融政策で物価上昇させ、経済成長を実現して、トリクルダウンで所得増加を図るなんてことは、現実には起こりえない絵に描いた餅です。
 国債残高を増やすのではなく、必ず来るさまざまな自然災害に備えて、1000兆円の積立金をもっておくことこそが、ただしい財政政策のように感じています。民間企業経営なら、なんらかの災害が起きても、内部留保を崩して1年間や2年間は社員を食わせられるというのが当たり前のことです。日本政府にはそのような備えはまったくありません。発想もない。しかし、5つの大陸プレートがせめぎ合う日本列島に地震や津波や噴火という大災害は繰り返し来ます。

 ここまで書いて、あることに気がつきました。視点を変えるとこれは新しい経済社会のデザインではないのか?
 本質的なことは「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」の企業経営ということ。そのうえで、政治も行政も「自分よし」ではなくて「公のため」を最優先に行動しろということ。マルクス『資本論』批判を弊ブログではしています。新しい経済社会を創るのに、「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」と職人主体の経済社会を夢想しています。そこと、自然災害に備えた50年後の人口が半減した日本が、どうやら結びつきそうです。大数学者の岡潔先生風に言えば、平等性智でものごとを思考し判断しろということ。

 羅列した項目は、随時追加してみたいと思います。しかし、コピー機能がこのブログはとっても使いにくいので、編集作業ができません。新たに打ち直した方が速いのです。
 どうしたらいいのか後で考えます。


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