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#5220 声音の使い分けと感情移入 Apr. 28, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 NHKラジオ英会話音読トレーニングは8750回になりました。
 今週(月~日曜日)は声音を使い分けてみました。テクストはデイビット・エヴァンスさんと秋乃ローザさんのお二人が音読しています。じつに臨場感のあるすばらしい朗読です。男性のパートは少し声を低く、女性のパートは高い声で音読してみました。そうしたら意外な効果がありました。同調音読するときに感情移入がすう―ッとできるんです。ひとつ例を挙げますね。


Jeannie :  Good morning, Dr. Stein. How are you feeling today?
Dr. Stein :  Good morning, Jeannie! I feel great.
Jeannie :  That’s good to hear. Are you hungry? I have brought you breakfast.
Dr. Stein :  Did you make that breakfast yourself.
Jeannie :  Yes, buttered toast and eggs, sunny-side up. Are they to your liking?
Dr. Stein :  Oh, Jeanine, yes, they are! I think I’m going to cry.
Jeannie :  Don’t cry, Doctor. Aren’t you happy?
Dr. Stein :  Yes, I‘m so happy I want to cry.
Jeannie :  Humans cry when they are happy?
Dr. Stein :  We do indeed.


 12ポイントで大きくした部分が感動の台詞なのです。声音を使い分けて読んでいるとジーニーとドクター・スタインの気持ちが乗り移ってきました。台詞が心にしみてくると表現したら読者のみなさんに伝わるのでしょう。
 怪我で入院したドクター・スタインのところへ、アンドロイドのジーニーがトーストと目玉焼きを持ってくるんです。アンドロイドに心がないはずなのですが、怪我をして入院したスタインのところへ博士が好きな料理を作って持ってきます。博士は感動して泣きそうになります。ジーニーは心配して、「幸せではないのですか?」と尋ねます。博士は「とっても幸せなんだ、だから泣きたいんです」。ジーニーは「人間は幸せな場合にも泣くのですか?」と訊きます。博士は「もちろん」と答えています。
 博士はアンドロイドのジーニーの生みの親なのです。ジーニーは人間になりたいと思っています。
 声音を真似して読んでいるうちに、こちらも泣きそうになりました。言い方を真似しているうちに博士の気持ちが伝わってきたからです。

 寿命のあるアンドロイドと人間の物語、1982年公開の映画「ブレードランナー」を思い出しました。ハリソン・フォードが主演でした。新宿か渋谷の映画館で封切を見て、2年後に池袋の映画館で再上映されているのを教えてくれた人がいて、すぐに見に行きました。テレビでもやっていました。続編がありましたね。あれも最後のシーンがすばらしかった。続々編が最終回でしたね。

 音読後感がなんだかホンワカ。
 しばらく、声音を使い分けて音読を愉しみたいと思います。


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