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#5193 四か月定期検診と半跏趺坐 Mar. 18, 2024 [38. cancer]

 スキルス胃癌と巨大胃癌の併発で、胃と胆嚢を全適し、浸潤していた胃周辺のリンパ節と横行結腸の一部を切除したのは2006年7月20日だったかな。
 現在は、四か月に一度検診してもらっています。
 血圧は73-122
 身長と体重を測定し、採尿して、採血してもらいました。
 採血時に注射針がスムースに入ってチクリとした痛みがないので、注射針が何ゲージか訊いてみたら22G。
 ネットで調べたら、21~23Gが現在の標準的なものだそうだ。2006年に入院したときは、19Gだったような気がする。血管は太くてはっきりしているが、それでも「逃げる」ことがあり、ベテラン看護師さんが3度やって3度とも失敗。「自信なくしちゃう」と言っていた。細い針に変えてもらったら、すんなりいった。

 フェジン静注40mg 2mL。
 メチコバール筋肉注射500μg 0.5mg

 血圧は極東の町にいたときには50-90でした。看護師さんが慌てて測り直すぐらい低かったのです。
 「50-90でしょ、それで正しいんです」、にっこりしながら告げます。
 冬は雪かきに4時間精を出して、汗びっしょりなんてことがしばしばでした。床暖房で昼寝するとぽかぽか、椅子に座っていても足は温かかった。夏はサイクリングで毎年500~1700㎞走っていました。だから血圧が低かったのかもしれませんね。走る距離は毎年減っていきましたね。信号のないサイクリングに最適な10㎞のコースがありました。車もほとんど通らない。自分専用のサイクリング道路のようなものでした。

 朝起きると布団の上で12~15分ストレッチ、それで起きて歯を磨き顔を洗ってから、リンパ摩を10分間ほど丁寧にやります。脚、腕、お腹、首回り、胸という具合に。それからひじ掛けのない椅子に背中を当てて背反らし2分くらいかな。ブリッジの時のような格好でゆっくり両手を伸ばします、それを25回。椅子の座面と頭部を平行にしてから、頭部を持ち揚げる運動を左右6回ずつ、そしてまっすぐが6回、合計18回。
 歯磨きと洗顔も入れると時間は35分くらいかかっていますね。
 リンパ摩擦初めたのが2/1からですから47日間続けていますが、どういうわけか下痢が1/3くらいに減りました。そのせいか体重が1.5㎏増加してます。毎日朝と寝る前に測定して、記録票へ記入してからEXCELへ入力してます。
 7日間移動平均値をモニターしています。

 体重58.1kg
 体脂肪率20.7%
 内臓脂肪レベル 6
 骨格筋率 33.7%
 体年齢 46.1歳
 基礎代謝 1421.7
 BMI値 19.7

 ヨガのストレッチは中学生のころからずっとやっていますから、身体はとっても柔軟です。開脚して胸が床にペタっとつきます。閉脚してやっても胸が太ももにペタっとつきます。スキルス胃癌の手術の前までは、ブリッジしてそのまま立てました。術後はお腹を切った跡が当初は攣(つ)っていたのでやめたら、できなくなりました。

 ご飯は少量ずつ。1日4回、間食2回の計6回です。そのほかにお菓子を2回、これは愉しみのため。
 胃がないのでよく噛みますから、モノの味がよくわかります。醤油などの調味料は少ない方がモノの味がよくわかっておいしい。これは胃があるときには気づけませんでした。よく噛むとおいしいのです。少量で満足感が高い。

 食事の仕方によっては血糖スパイクが起きることがあるので、朝食事の1時間前に果物を入れたヨーグルトを食べてます。昼に食べて1時間くらい後で、散歩したら、先週低血糖症状が起きました。力が入らす、脚がガクンと折れて、3度歩道の脇で腰掛けました。現実とは違った景色が見えますが、いま歩いているのはここのはずだと見当がつくので、なんとかなりました。ブドウ糖を持って歩かないといけません。こんなことは年に一回でしょうね。
 胃の全摘で血糖スパイクで血糖値が上がった後にガクンと下がるようです。上がったときにはひどいときは脈拍が190/分なんてことが、術後18年間で4度ほどありました。救急車呼んでも間に合わないだろうなと考えながら、脈拍の落ち着くのをただ待つだけ。4回とも何とかなりましたが、かなり危なかった。(笑)

 そういいながら、あと5年くらい生きられたら、ありがたいなと思っています。いまのところ、とくに悪いところはありません。
 元塾生にメール配信している英作文問題と解説は今年の12月までで終わりにするつもりですが、「在庫」は後4年配信できるだけあります。今日も増やしているので、あと半年で、問題数は20,000題を越えそうです。A4判ですでに1860ページあるので、2100ページほどの分量になるのでしょう。
 前回のブログで書きましたが、いまは高速音読とシャドーイングを楽しんでいます。

<余談-1:低血圧&低血糖症状>
 極東の町にいたときには、車を運転して教室のあるビルに到着し、降りた途端に低血圧・低血糖症状が出たことが数回ありました。現実のものと別の風景が見えます。現実の風景はときどきフラッシュして現れます。ビルの玄関にはいります、エレベータがあるはずとさがして乗って、降りる階のボタンを押します。目には別の景色が浮かんでいます。どちらが現実なのか視覚ではわからないのです、論理的に考えるしかありません。3階に到着してエレベータから出ますがまだ別の風景が見えています。降りて右側だったはず、まるで空中遊泳しているような体の感覚です、左へ曲がって右のドアと論理的に考えながら、鍵を取り出して教室に入り、間食用にもっていっている果物入りのヨーグルトを食べて、15分くらいすると、意識がはっきりしてきます。
 車の運転席から、勢い良く立ち上がるのがいけないときがあるということのようでした。立ち眩みするんです。それと低血糖症状が重なると危うい。
 一度、女房殿が3週間ほど東京へ行っていて留守の時に、夜9時に仕事が終わって、自宅について車から降りて風除室の電気をつけて、車庫のところの雪を少しかこうと思ったとたんに、脚の力が抜けてガクンと膝が折れ、凍り付いたアスファルトへ膝から崩れ落ちたことがありました。何度かやっても立てずにそのまま倒れましたね。いけないこれでは服が凍り付いて動けなくなり、凍死すると風除室の明かりを目指して這って家の中に入ました。まるで空中遊泳のようでした。仏壇にオレンジがあったので、慌ててむさぼるように食べました。床暖房の温かみに包まれて15分もしたら、症状は治まりました。後で見たら、スーツの膝のところが裂けてました。

 現実の景色はときどきフラッシュして現れますが、見えているのは別の景色です。数日前のときは根釧原野の風景が見えてました。その中にいますが、景色の中に溶けてしまっています。原野をなでるように吹いてくる風が草を揺らしていました。鳥も虫も啼いていませんでした。意識を叢に分け入らせたら見えたり聞こえてくるのでしょう。川も流れているはずなのに視野には入って来ません。湿原をゆったりと流れる小川を探せばきっと見えてきます。脳が創り出したものですから。自他の区別がない景色なのです。不思議ですね。風にも空の雲にも草にも川にも虫にも魚にもなれます。オホーツクに面した湾内の岸壁でチカの群れをみながら釣り糸を垂れる少年の日に戻れるかもしれません。

 散歩中に低血糖や血圧低下が何らかの理由で起き抗えなくなったら、周りに座れるところがないか探します。あれば半跏趺坐して、背筋を伸ばそうと思います。ゆっくりと息を吐き、自然に息が体に入ってくるのを感じながら、またゆっくりと吐きます、意識がなくなればそのまま成仏できそうです。見たい景色を眺めながら、その景色の中の一匹の虫になって、消えていくのも自然でいい。



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#5192 高速シャドーイング2.0倍速トレーニング Mar. 17、2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 NHKラジオ英会話テキストを使った音読トレーニングは、月~木まで、本文をそれぞれ毎日50回ずつ読んでいます。金・土曜日に月~木曜日までの会話文を各15回ずつ、そして日曜日に20回読むので、合計100回読みます。
 (記録をつけ始めてから今日で累計5520回音読しました。)

 大きな声でやると、喉を傷めるので、金~日曜日は小声でやります。口の動きは大きな声を出すときよりも大きく動かしています。口と舌の動きのトレーニングですからね。

 日曜日は80~100回目なので、慣れてしまって口からチャンクがポロポロ出てきます。繰り返しシャドーイングすることで半ば暗記してしまっていますから。それと、チャンクの波を意識しながら声に出すようになったので、シャドーイングが楽になりました。小さな間がしょっちゅう入っていますので、そこが小さな休憩となっています。急がなくてよくなりました。少し遅れても、口と舌が滑らかなので、追いつけます。高速リテンションできると好いのですがね...
 3か月ぐらいしたら、リテンショントレーニングを始めているかもしれません。NHK英会話レベルの文でワン・センテンス単位なら、たぶんもうできます。長めの文でも、チャンク単位に切ると5~6程度ですし、アップビートも小説の朗読に比べると少ないですからね。

 120語/分で2回シャドーイングしたら、1.2倍速の144語/分に切り換え、それを3回やったら1.3倍速、1.4倍速へ。そして後半は1.5倍速(180語/分)を試してみたら、速度に慣れてしまっていて余裕でシャドーイングできるようになっていました。そこで、1.6倍速⇒1.7倍速⇒1.8倍速⇒2.0倍速とチャレンジしてみたら、やれました!
 今週は2倍速(240語/分)のシャドーイングをクリアです。
 2倍速の高速音読トレーニングに余裕が出たら、翌週は同じ速度でシャドーイングが可能になるということ。口と舌が回っていますから当たり前と言えば当たり前です。
 これで、シャドーイングのトレーニング時間を大幅に短縮できるようになりました。でもノーマルスピードでの音読は、臨場感のある読みを身につけるためにも欠かせません。とくに、アガサ・クリスティの"AND THEN THERE WERE NONE"のほうは、読み手が舞台俳優で、実に臨場感にあふれる読みかたをしてくれますし、アップビート部分が多いので、真似るのはとってもむずかしいのです。金・土・日とNHKラジを英会話の方に注力して、小説の朗読トレーニングはお休みしてました。今週から、NHKラジを英会話テキストを英作文用に作り替えて、WORDで入力し始めたので、5日間ほど忙しいこともあってサボっていました。(笑)

 『NHKラジオ英会話四月号』は小学生に英文法を教えるのに最適な英作文トレーニング問題が載っていました。ちょうどよかった。いい発音で音読中心で英語を教えたくて、にわかに音読トレーニングをし始めたのですから。もうすぐ半年ですが、本来の目的はどうでもよくなってきている気がします。目的はすっとんで、音読トレーニング、愉しんでるだけ。

 さてさて、トレーニングは具体的な目標を持ってやるのが好いようです。(笑)
 珠算やビリヤードのトレーニングとまったく同じですね。到達目標(速度)を設定し、さまざまな技を楽しみながら一つ一つ身につけていく。成長を感じられます。

<余談:発音トレーニング>
 wの発音がリスニングし難いと感じています。口を丸くすぼめてとがらせて「w」とやります。たとえば、whileやwe'reがあいまいで聞き取りにくいので、音読の時には意識して口の形をハッキリ作ってトレーニングしてます。
お手本の音声は、whenは「ホエン」ではなくて「ウェン」、whileは「ホワイル」ではなくて「ウァイル」と読んでいます。どちらもありでしょうが、お手本通りに忠実に真似てます。
 bとpは破裂音で、単語の先頭に来るときはとても強いので、これも意識して明瞭に発音するようにトレーニング。rは舌を奥の方へ引いてそれとわかるように発音してます。先頭のr発音は口をすぼめてrの音を出します。
 vとfに注目してもいい。
 マーカーで色を付けてトレーニングするとわかりやすい。
 例を示します。
I bought a new sport car.
Really?  Good for you!  I can’t wait to see it!
Oh, while we’re on the subject of cars, please pay me back the money I lent you when you bought your last car.

 トレーニングのターゲットである子音や母音をマーカーで色分けして音読するのは、違うメニューですから、退屈しないですみます。工夫して楽しくやるのが長続きのコツかもしれませんね。

 月~木曜日のトレーニングメニューは「#5189 英語音読シャドーイングトレーニング」に掲載してあります。


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#5191 春闘5%賃上げの経営への影響はどの程度か? Mar.16, 2024 [8. 時事評論]

 春闘で5.28%の賃上げが実現したそうだが、それでも実質賃金がアップできるかどうかは微妙のようです。

 仕事で作成したさまざまな資料が8cmのファイルで10本ありました。稟議書の原稿や経営改革提案書、さまざまなシステム設計書、新規事業提案書、コストカット提案書、経営分析報告書、企業買収交渉報告書、開発プロジェクト標準作業手順書、出向時の親会社社長への定期報告書などです。それを2022年11月の引っ越し時に処分しました。仕事で作成した5ディメンション、25ゲージの経営分析報告書資料のほとんどを廃棄してしまったので、手元に実データがないのです。そこで、簡便な損益計算書モデルを設定し、製造業で5%の賃上げがどれくらい営業利益率に影響するのか試算してみたいと思います。
 次のように数字を仮定します。

 売上高  1000億円
 原材料費 200億円
 人件費  450億円
 物件費  250億円
 営業利益 100億円...売上高営業利益率10%

 人件費比が5%アップするとどうなるか?
 売上高  1000億円
 原材料費 200億円
 人件費  472億円
 物件費  250億円
 経常利益     78億円...売上高営業利益率7.8%

  売上高営業利益率が10%から2.2%ダウンして7.7%になります。影響はそれほど大きくありませんが、ボーナス支給額には影響しそうな額です。基本給がアップして、ボーナスが多少減るということになるでしょう。

 規模を小さくして、売上高10億円の中小企業はどうなるでしょうか?トヨタ自動車を見ても、トヨタ本体は史上最高の利益を上げても、下請けは「カンバン方式」にあえいで、利益は薄い。
 次のような、経営構造を仮定して、人件費5%アップが可能かどうか見てみます。

 売上高  10.0億円
 原材料費 2.2億円
 人件費  5.0億円
 物件費  2.0億円
 営業利益 0.8億円...売上高営業利益率8%


 仮に、こういう経営成績だったとしたら、5%賃上げの影響は、次のようになります。物価高で原材料費は10%増、物件費は5%増を仮定すると...

 売上高  10.00億円
 原材料費 2.42億円
 人件費  5.50億円
 物件費  2.10億円
 営業損失 0.02億円...売上高営業損失率0.2%

 この中小企業に5%の賃上げは不可能となります。どこかで生産性をアップしないといけません。自ら生産性をアップする提案をして、実行できる優秀な若者を雇用しようとしたら、初任給を18万円から30万円へアップしなければならないなんてことも起きるでしょう。収益構造からみて、そういう有能な若手の人材を雇用するのはむずかしい。リスクを覚悟で人材を確保しやらせてみるしかありませんが、そんな人材はめったにいませんから、ほとんどは失敗に終わります。

 これらのことから、利益率の薄い大量生産品を製造している中小企業は、赤字へ転落することになるので、賃上げができないのです。ますます、優良企業と経営基盤の不安定な中小企業の給与格差が拡大することになります。

 労働組合は、経営に参画しなくてはいかない時代です。マネジメントの拙劣な企業は生産性をアップできません。それゆえ、賃上げが不可能となり、人材確保が難しくなって、ジリ貧になります。生産年齢人口が急激に縮小し始めているので、人材確保ができなければ、生き残れないというふうに経営環境が激変し始めたのです。

 2週間ぐらい前だったか、土木建設企業の山崎組という企業が、重機のオペレーターに女性を使っている例がテレビで紹介されていました。リモートなんです。現場は人が入らないように整備されていて、本社のオペレータールームで、モニターを見ながら女性が重機の操作をしていました。横の部屋では子供が遊んでいました。現場に行かなくてもいいので、子供を産んだばかりの母親でも勤務出来ます。生産性も2倍以上にアップしたとか。
 ゼネコンでは、完全無人でリモートで土木工事をしていました。いままで10人いた重機のオペレーターは3人と言ってました。基本的にGPSで位置を確認しながら、プログラムで重機が動いています。3人のオペレータはモニターがたくさん並んだ部屋で監視業務です。400㎞離れたところの土木工事をしていると説明してましたね。

 自動化で古い話をさせてください。1988年ころに、仕事でセイコー社の腕時計組み立て工場を見学させてもらいました。自社開発したアームロボット十数台で腕時計の組み立てをしていました。Aという種類の時計の組み立て100個が終わると、次はB製品の組み立てが、十数秒の間を置いて始まっていました。パーツフィードはおそらく人間の手がかかっていますが、セットし終わったら、完全自動で、組み立て工場内に人はいません。モニターで監視しているはずです。
 SRLではこのアームロボットを利用して結石の検査の前処理工程を自動化しました。精密加工に向いていたんです。結石を金槌で叩いて、粉状にして、穴あきの五円玉のようなステンレス製の金属板に固めます。それを赤外分光光度計にかけて、ライブラリーと突合して、結石の成分の分析をして、検査報告書を出力します。臨床医は検査報告書を見て、患者の結石がどのような成分から構成されているのかを確認して、治療薬を処方します。

 ここからはまとめです。
 日本の上場企業の多くは、非正規社員を増やして、人件費総額を削ることで利益を上げてきましたが、そうした構図が人口減で生産年齢人口が急激に減少し崩れ始めました。高い初任給を提示しないと、有能になる可能性の高い若者を雇用できなくなりました。新入社員の給与をアップさせたら、その上の20代の真ん中から30代の社員の給料もアップしなければ、新入社員の方が給料が多いなんて現象が起きかねません。経営上けっこう大変なことなのです。
 生産性を上げる工夫のできない企業は、給料をアップできませんから、たとえいま優良企業であってもいずれ長い時間をかけて淘汰されます。
 若手の有能な人材が何人も辞めていく企業も、たとえ現在が優良企業で、業界ナンバーワンでも、20年後にはナンバー2に転落します。経営能力のない取締役が何人もいたら、有能な社員は十数年も経つうちに嫌気がさしてやめていきます。長期的に見ると大きな戦力ダウンを招くのですが、長期の変化には気がつきにくいものです。

 春闘満額回答が相次いで、そこで働いている正規雇用の社員人たちにとってはうれしい限りですが、マネジメントが拙劣な企業はこれから利益率を低下させて、窮地に陥るということです。そういう風にして企業の新陳代謝が進みます。
 働く人にとっても、消費者にとってもいい企業が生き残ればいいのです。

「売り手よし、買い手よし、従業員よし、世間よしの四方よし」

<余談-1:生産性アップをマルクスはどのようにとらえたか?>

 労働価値説に立てば、生産性アップは「労働強度の増大」としか理屈のつけようがないのです。いままで、10人が8時間かかって作っていたものを、5人で8時間で同じ量が生産できるようになったとしたら、生産された商品の市場価格は同じですから、労働強度の増大としか説明のしようがないのです。ところが、先に山崎組とゼネコンの例であげたように、労働強度の増大はありません。つまり、労働価値説は「観測的事実」と違うのです。労働価値が商品価値を決定するという命題が誤謬だということです。労働価値説が誤謬なら、剰余価値学説も誤謬ということになります。企業の利潤の源泉は不払労働の搾取ではないということ。生産性の高い企業が利益を上げます。生産性を上げられない企業は、市場価格を生産と販売コストが上回ってしまいます。生産性の高い企業は高い給与を従業員に支払えますが、生産性の低い企業は低い給料しか払えません。利益の源泉の重要なポイントは生産性の高さにあります。

 中国やロシアは、生産性アップは労働強度の増大ですから、生産性アップという動機が働かないのです。経済が停滞して当然でしょうね。
 


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#5190 運転免許証返戻と運転経歴証明書交付申請手続き Mar. 15, 2024 [37. 老人介護・医療]

 最寄りの警察署へ運転免許証の返戻に行ってきました。とっても空いていてすぐに手続き、「今日から失効するので乗れなくなります」と何度も念を押され書類2枚に住所と氏名と生年月日を記入して提出し受け取ってもらいました。運転免許証は丸い穴をあけて戻ってきました。
 「運転経歴証明書」は身分証明書代わりになりますが、更新はありません。写真が1枚必要です。2週間後に「運転経歴証明書」が交付されるので、また警察署まで取りに行きます。

 始めていく場所なので、グーグルマップのナビ機能を使ってみました。とっても便利ですね。車のナビと同じです。

 一昨年の11月下旬に20年ぶりに東京へ戻ってきて、1年4か月間バス利用、車のない生活に慣れてから免許証の返戻です。バス路線は3つですから、1時間に5本くらい走っています。バス路線が充実してなかったら、車はまだ手離せなかったでしょう。わたしは団塊世代のど真ん中です。



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#5189 英語音読&シャドーイングトレーニング Mar. 14, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 今週も進化に応じてNHKラジオ英会話の音読トレーニングメニューを変更している。
①プレリーディング 2~3分
②3回テキストを見て音読
③4~10回までシャドーイング:1.0倍(120語/分)
④11~15回までシャドーイング:1.1倍速(132語/分)
⑤16~20回までシャドーイング:1.2倍速(144語/分)
⑥21~25回までシャドーイング:1.3倍速(156語/分)
⑦26~30回までシャドーイング:1.4倍速(168語/分)
⑧31~35回までシャドーイング:1.5倍速(180語/分)
⑨36~40回までテキスト見ながら高速音読:1.7倍速
⑩41~45回までテキスト見ながら高速音読:1.8倍速(216語/分)
⑪46~50回までシャドーイング:1.5倍速(180語/分)

 NHKラジオ英会話講座の会話本文を2月1日から毎日50回音読しています。それまでは20回⇒30回⇒40回とアップしてきました。記録をつけ始めてから、今日で累計5110回読みました

 3回目からシャドーイングが可能になりました。1.5倍速の180語/分の速度でのシャドーイングも慣れたので、今日から1.6倍速⇒1.7倍速⇒1.8倍速(216語/分)と高速音読にチャレンジ。口と舌がこの速度で回るようになりました。慣れってすごいですね、要するに早口言葉の練習ですよ。
「生米生麦生卵、蛙ぴょこよこ三ぴょこぴょこ 合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ」(笑)
日本語の早口言葉を10個ほど、3回高速読みしたら、英語の方も口が回るようになります。ただし、音の出し方が異なっているので、ちゃんと英語の音で早口練習してください。一語一語の発音トレーニングもとっても大切なのです。そのうえで、リエゾンや音の消失ルールを学び、具体的な事例にたくさん遭遇していったらいい

 高速音読と高速シャドー―イングはトレーニング時間の節約になるので、トレーニングの質と量を上げる効果が大きいと思います。今日は、全部のメニューをこなして1時間弱です。NHKラジオ英会話の放送時間は15分ですから、会話文の音読トレーニングには40分弱かけているのかな。

 10回シャドーイングすれば、たったの80語ですから、繰り返しているうちに頭の中に文章が入ってしまいますね。お手本に釣られて、チャンク単位で英文がポロポロと口からこぼれるように出てきます。
 講座の終わりの方にはその日に学んだフレーズを使って英作文問題があるのですが、フレーズを耳から覚えてしまうようになりました。そのせいで瞬時にチャンクごとにフレーズを組み立てて理解してます
  言葉の配置も大切ですね。大西先生の「説明ルール:説明は後ろに置く」ということが音読で次第に身体になじんできます。身体というのは口と耳、そして脳が自然に反応するようになります。

 中高生のみなさん、春休みに英語の音読トレーニングを始めたらいかがでしょう?
 QRコードが各ページごとに印刷された英語の教科書を使っていたら、スマホで読みこんでその音声をお手本にやったらいいのです。春休みに教科書1年間分やれますよ。各章100回音読したらいい。
 もうすぐに新しい教科書が配布されるので、それも1年分音読トレーニングで予習してしまいましょう。
 「読み・書き・ソロバン」というぐらいですから、「読み」のスキルが一番重要なのですよ。

<余談-1:声のカスレ症状アリ>
 3月になってから、トレーニングのし過ぎで声が枯れました。それで、声を小さく・口と舌の動きは大きくという具合に変えました。トレーニング量を増やすと喉を傷めますので、そういう時は負荷のかからないように工夫してください。口パクだっていいのです。
 いまは普通に声を出してダイジョブになっていますが、違和感を感じたら、声量を搾って口パクです。

 1/13から他に英語の小説の朗読トレーニングもしています。何度も書いていますが、アガサ・クリスティの"AND THEN THERE WERE NONE"『そして誰もいなくなった』を使っています。こちらは173語/分でアップビート部分が多いのと、語彙がNHKラジオ英会話の10爆雷はありますから、なかなか手ごわいのです。まだ、30頁ほどです。ぶつ切りにして50回ずつ読んでいます。何度が高いので、100回読まないといけませんね。俳優が朗読しているので臨場感があります。
 1ページ200語ですから
「30ページ×200語÷80語=75」
 NHKラジオ英会話テキスト75回分、5か月弱のボリウムです。累計では「75×50回=3750回」です。



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