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#5222 築地市場跡地再開発は必要か?首都圏震災を前にして May 1, 2024 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 最悪の事態を想定して、それに備えておくというのは大切なことですが、日本人にはそれが苦手なのです。「言霊の国」なので、最悪の事態を想定して対策を考え、言葉にするとそれが現実になると、なんとなく思っちゃいます。
 「直下型の首都圏地震が起きるかもしれない」とA君がBに言います。1か月後にそれが本当に起きたら、「お前があんな縁起でもないこと言ったから、地震が起きたじゃないか」とBが言います。
 でもそんなこととは関係なしに、地震は起きてます。最近30年間だけでも、被害の大きかった地震やスケールの大きかった地震だけをピックアップしてもこれだけありますから、努々(ゆめゆめ)対策を怠ってはなりませんね。

 1994年10月4日 M8.2 北海道東方沖地震
 1995年1月17日 M7.3 阪神淡路大震災、
 2004年10月28日 M6.8 新潟県中越地震
 2011年3月11日 M9.0 東日本大震災
 2016年4月14日 M6.5 熊本地震
 2018年9月6日 M6.7 北海道胆振東部地震 3日間の全道停電
 2024年1月1日 M7.6 能登半島沖地震

 想定される被災地は首都圏ですから、3000万人。石川県の人口が34万人ですから90倍です。水道が半分復旧するのに1年でできるでしょうか?2年かかっても無理かもしれません。10,000箇所くらい井戸を掘って、太陽発電過去型の風力発電でポンプを稼働させるような水の供給システムを整備しておかないといけないようです。

 大地震が起きると、被災地の住民は狭い避難所での何か月間もしんどい生活を耐え忍んでいます。適地となる平坦な空き地が少ないので仮設住宅が不足しています。仮設住宅を設置する場所の選定もままならないのがあたりまえの状態になっています。次は首都圏で大震災が起きるかもしれません。
 千葉県や茨城県を震源とする地震が最近頻発しています。こんなことは(わたしが東京へ来てから)かつて57年間なかったことです。

 首都圏で直下型の地震が起きたと仮定して、水道も化学プラントのような下水処理場も数か月間とまってしまいます。水道管も下水管もあちこちで断裂します。1年かかっても半分も復旧がむずかしいかもしれません。能登半島沖地震が水道復旧の難しさ教えてくれています。倒壊家屋の撤去工事、道路の整備、水道の復旧工事、下水の復旧工事など職人はどこから何人集めるのでしょう?

 首都圏震災で一番大きな問題は下水が止まってしまうことかもしれませんね。例えばタワーマンションでウンコの始末はどうしますか?低層マンションでも、一軒家でも問題が同じ問題が生じます。高層マンションは一層ひどいことになります。電気が止まれば水をもって高層階まで運ばなければなりません。便器に水を入れて流せない事態が起きます。下の階で溢れますから。水道水については2018年の胆振東部地震では、わたしの古里の極東の町では5階建ての住宅で実際にそういうことが起きました。年寄りは水を持って階段を上がれません。近所の若い人が手伝っていました。幸い下水は止まっていませんでした。
 下水が止まれば、便器は溢れます。田舎なら野糞という手もありますが、都会ではどうでしょう?想像したくない事態が起きますが、それを具体的に想像して、打つ手を決めておかないと、地震が起きてからでは遅いのです。あなたはどこで排便しますか?

 百万人を他地域へ分散避難してもらうとしても、首都圏のあちこちに震災時の避難や、復旧工事のための拠点となる場所が必要です。せっかく空いた築地市場の跡地を再開発する必要があるのでしょうか?
 三井不動産が手掛けています。明治神宮の周辺も再開発が進んでいます。
 再開発して高層ビル群が並び立てば、その地域の人口密度は大きくなりますから、それ自体が防災上の弱点となります。
 首都圏の防災上、せっかくの空き地を再開発するのはやめられないのですかね?
 関係者は仕事しているつもりでしょうが、もっと広い視野で都市防災を考えたときに、空き地はそのままにしておくのが、最善の策ではありませんかね?

 築地市場跡地を空き地にしておけば、大震災が起きたときに地域住民の避難や一時的な物資集積・配送センターとしての利用、や復旧の重要な拠点となって、数十万人の人が助かります。
 首都防災という点から再開発を見直すことはできないのでしょうか?このままでは首都東京は震災に対してますます脆弱になります。

 さて、百万人を首都圏以外の地域へ分散避難してもらうためには、あらかじめ準備が必要です。たとえば、首都圏に本社のある上場企業は、内部留保を取り崩して、1年間給与を保障して、首都圏以外の地域へ避難してもらうような段取りをしておくべきです。そういう計画を上場企業が公表すれば、いま確保が難しくなっている若い人もこぞって応募するでしょう。いろんな工夫がありうると思います。地震が起きてからでは遅い、今のうちに、具体的な段取りをしておくべきではないでしょうか?

*「首都直下型地震の被害」
 毎日、通勤通学で290万人が都内へ流入、50万人が流出ですから、都内の昼間人口は1600万人です。800万人が都内の就業人口とされています。
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国土交通省が2019年12月にまとめたデータによると、上場企業の本社所在地は東京が1823社で、全国の5割強を占める。外資系企業は日本国内の7割にあたる約2400社、工場の数は約2万7000所で、就業者は800万人を超える。これだけの機能はもちろん100年前にはなかったものだ。

総人口の1割強にあたる約1400万人が暮らす巨大都市は、昼間の人口が200万人以上も増える。近隣県から東京に通勤・通学する流入人口は約290万人で、逆に東京から出る通勤・通学者は約50万人だ。首都の昼間人口は約1600万人に上る。
東京都は地震発生の時間帯によって都内にいる人々の活動状況が異なるため、想定される被害が異なる3種類の季節・発生時刻を設定。想定シーンとして「早朝」「昼」「夕方」に発生し得る被害を評価している。
都の試算によれば、首都直下地震が冬場の平日昼に発生した場合、職場や外出先から自宅に戻れない帰宅困難者は最大約453万人に達する。都内との往来をする人が多ければ多いほど、その数が増えるのが自然だ。
東京駅周辺で約2万8600人、新宿駅周辺には約3万7500人が屋外に滞留し、駅付近に集まると考えられる。鉄道の運行停止や交通麻痺が長期化すれば、混乱やストレスはさらに増すだろう。
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#5187 あれから13年が過ぎたけど...:福島第一原発事故 Mar. 12, 2024 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

●水素爆発では説明のつかぬ高崎観測所の観測データ。
●3号炉の爆発の真相は闇の中、高崎の観測所データは核爆発があったことを示している。
●汚染土壌の県外搬出は約束すれど、13年が過ぎても実現の見込みなし、袋に入れて野積みのまま。
●いまだにとまらぬ汚染水の発生:
 地下水が溶け落ちたデブリに接触して汚染水が発生している。このままでは処理水の海洋放出はいつまでも終わらない。
●いまだに決まらぬ使用済み核燃料棒の県外搬出:
 六ヶ所村の再処理工場使用済み核燃料プールは満杯で、受け入れ不可能。中間貯蔵施設を受け入れるところは13年経ってもあらわれていない。
●いまだに決まらぬ核燃料廃棄物最終処分場
●事故処理費用の電力料金へ上載せ:責任を取らぬ取らぬ東京電力
●いまだに事故が頻発している福島第一原発、東電に原子力発電所の管理能力はあるのか?

 あれから13年が経ったが、原発周辺の町は元には戻っていない。それどころか、もう永久に元には戻らぬことがしだいに明確になっている。
 子どもたちは放射能感受性が高いから、子どもを抱えた人はほとんどが戻ってこない。福島第一原発のある大熊町の公立小中一貫校は3/13が卒業式だったが、卒業生は2人のみだった。帰還困難地域指定が解除になっても人口は半減、高齢者がほとんどの町になっている。他地域へ移住して職を得た人たちは、もう戻ってはこない。自営業の人たちも人口が半減してはそのほとんどが商売にならぬ。若い人がいなければいずれ限界集落となり消滅するのだろう。
 こうして多くの住民が古里を失う。

 そして、福島第一原発内にある使用済み核燃料棒も13年経ってもどこにも搬出できなかった。六ヶ所村の再処理工場は稼働が止まったままだから、このまま原発敷地内に保管するしか手がありません。いま原発が稼働している他の地域も同じ問題を抱えています。それでも政府は原発を再稼働し、「最大限利用する」と方針を変えました。耐用年数が過ぎたら、全部廃炉の方針だったはずですが、これでは何を約束してくれても信用できません。十年もしたら約束は反故。政治家の言うことにまことに信がおけぬ時代になりました。
 能登半島の珠洲市は震度7でした。ここにも原発の計画がありましたね。実行されていれば、福島第一原発の二の舞だったかもしれません。反対運動をして止めてくれた人がいました。震度7の地震に耐えられる設計の原子力発電所はあるのでしょうか?償却耐用年数が過ぎたら、当初の耐震性能はありません。能登半島沖の地震は確率がほとんどゼロでした。地震の確率マップは信頼性が著しく低いということ。全国どこでも震度7の地震がありうるのが日本列島の特性です。実験をしているようなものです。

(今千葉県内あるいは千葉沖を震源とする地震が頻発しています。これは関東大震災(1923年)以来なかったことです。関東大震災は最初の揺れが来たあと、2度目の揺れの方が大きく、それで倒壊家屋が多数出ました。最近のテレビ番組では震源地は小田原沖だけでなく千葉にも震源地があり、1日の内に複数の震源地で地震が起きて被害を大きくしたたことがわかっています。何人もの著名な作家たち*が関東大震災の時の様子を書き残しています。NHKラジオがシリーズ「こころを読む」で放送していました。
 確率ゼロの能登半島沖です大きな地震に見舞われていますから、確率が高いとされている首都圏大震災(今後30年間で確率70%)だって明日起きても不思議はないのです。首都圏で大震災が起きれば、被災した住民は首都圏外に避難せざるを得なくなり、他地域へ移住します。職は首都圏でないとなかなか得られないので、福島や宮城よりは戻ってくる人が多いでしょう。しかし、全国の人口が減少し始めているので、元の人口には戻らないでしょう。首都圏の電力需要は首都圏周辺直下型大地震を契機に激減しそうです。)
*#5091岡本綺堂と泉鏡花の関東大震災記録

 その一方、廃炉作業のためにも、原子力技術者はこれからも必要です。人材育成と人材確保の両面から具体策を練り、実行に移さなればなりません。数十年間かかるので月額30万円ほどプラス・アルファ―の「危険手当付き特別公務員」枠をつくって確保するしかないかもしれませんね。作業員の確保という問題もあります。現場作業をするとすぐに被爆線量が規制値いっぱいになるので、次々に新しい交代要員を投入しなければなりません。

  3年前に書いた記事を貼り付けます。
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#4504 福島第一原発事故:ファクトチェック Mar.11, 2021 [13. 東日本大震災&福島原発事故] [編集]


 3/15十16日に高崎の研究機関で観測された高濃度の放射能データが意味するものは何か。高崎の研究機関は核実験を監視するための観測施設で、世界中の観測網の中の一つである。
  2号炉のベントは失敗していたから、ベントによって大量に放射能が出たということはありえぬ。全電源喪失時のベントマニュアルすらなかった。原子力発電は安全だという神話があって、万が一に対する備えがなかった。だからベントに失敗したのだ。東電はベントによって放射能が排出されたと言ってましたが、それが嘘だったということ。ではどこからあんなに排出されたのかという問題が生じます。三号炉が核爆発を起こし十数キロ先でプルトニウムの破片が発見されています。水素爆発にそんな威力はないし、MOX燃料が十数キロ飛ぶほどの爆発ってなに?
 あれが核爆発で、放射能をまき散らしたなら、排出された放射能量の計算の桁が違ってくるでしょう。小児甲状腺癌が多発している問題についてもまったく違った様相を帯びるでしょう。
*やはりベントできなかった2号機 東京電力福島第一原発 (tokyo-np.co.jp)

 消防士による決死の海水注入は炉心に届いていなかったこともずいぶん後でわかった。原子炉内部ではメルトダウンどころかメルトスルーを起こして、原子炉の床がすっぽ抜け、核燃料が融けてコンクリートの床に瓦礫となって固まってしまった。放射能はそばに近づけぬほど強かった。メルトダウンを認めたのは5月ではなかったか。

 水素爆発では放射能は出てこない。どこから大量の放射能が出たのか?三号炉の爆発からの影響が甚大なのではないか?そしてどうして三号炉の爆発(核爆発)が起きたのか、そのメカニズムは10年後のいまに至ってもわかっていない。MOX燃料の原子炉は危ないと思わざるを得ない。それとともに思うのは、原子物理学者の知識など、原発の運用に関しては見えている範囲がとても狭いということ。何が起こったのかさえ10年たってもわからない者たちが、原発は安全だと言い、その規制に関わっている。見えている範囲は狭いにもかかわらず、その自覚がまるでない。それこそがリスクの最たるものだ
 その見本のような対談を見つけたので、お読みいただきたい。核爆発のことなら何でも知っていると神になったつもりの専門家が対談している。

*福島第一原発3号機は核爆発していたのか?  – Fact Check 福島 | ファクトチェック 福島

 FBでお二人物理の専門家とマネジメントなどについて議論することがある。千葉大学名誉教授のお一人は、手に入る材料でさまざまな実験を毎日やっていらっしゃる。実験のデザイン、実験結果の分析について常にオープンで、異論を受け入れてます。もう一人は原子物理の専門家でしたが、青山学院で経済学を教えています。お二人ともとっても謙虚です。世の中わからないことだらけ、だから楽しい。(笑)

 ファクトチェックに必要なのは、小出さんの提供してくれた材料の方だ。この人は人生を原子力発電にかけてきても、なお知りえない部分があることを正直に述べている。
2011年5月のインタビューから。
*5月4日 3号機の爆発は核爆発だったのか? 小出裕章 (MBS) | 小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ (wordpress.com)
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小出氏:ですから、私は、水素爆発だと思っていますし、
  いずれにしても、水素爆発が起きた事は確実だと思いますけれども、それに伴って核爆発、核暴走ですね、までが起きたかどうかという事に関しては、たぶんないと、ずっと私は思って来ました。
  所が、いろいろなデータが次第に出て来まして、私が今一番注目しているのは、包括的核実験禁止条約というのがあって、世界中のどこかで秘密裏に核実験が行われているかどうかという事を、監視するための測定機関があるのです。


  日本の場合はそれが(群馬県)高崎にあって、待機中の微量の放射性物質を
  常に監視しながら、どこかで核実験が行われているかどうかという事を
  ずっと監視している組織があるのです

MC:国際的組織なのですか。
小出氏:国際的な、包括的核実験禁止条約を検証するための組織です。
  そのための日本の組織もあって、それが高崎で観測を続けて来た訳ですが、その施設でずっと放射能を計って来た所、
  3月15日から16日にかけての空気中の放射性各種の分析ももちろんしていたのです。
  その日はちょうど東京にも物凄い濃密な放射性物質が飛んで来た日ですけれども、高崎のその研究機関で測定した所、ヨウ素135という放射性核種が大量にあったという報告がなされています。ヨウ素135という放射性核種は、半分に減るまで6.7時間という比較的寿命の短い放射能です

MC:6.7時間で半分になる。

小出氏:そうです。
  3日も経てば1000分の1になってしまう、非常に寿命の短い放射性核種なのです。もし、福島の原子力発電所が、3月11日で停止したのであれば、その時原子炉の中にあったヨウ素135は、3月15日の段階ではもう殆ど無いと思っていいと思います。

MC:そうですね、3月11日から3月15日までの間に、もう物凄く微量になっているはずですよね。

小出氏:そうです。
  もう4日経っている訳ですから、何千分の1かになっているはずで、ほとんど無いと言って良い位になっているはずなのですが、その高崎で計っていた機関の測定結果によると、
  膨大なものがあった、ヨウ素135が。もしその測定値が正しいとすれば、そのヨウ素135は、3月15日あるいは3月14日に生みだされたと考える以外にありません。そうすると、3月14日に3号機で爆発が起きたという、その時に出来た可能性というのは、考慮すべきかもしれないと思います

MC:という事は、3号機がもし水素爆発であったとしたならば、この直後にヨウ素135(間違って145と発言)が膨大な量で検出される事は考え難いのですが。

小出氏:水素爆発だけなら、もちろんそんな事はないのですね。
  ですから、水素爆発に誘発されて、使用済み燃料プール中の使用済み燃料というものが、ある一定の場所に吹き飛ばされて、と言うか、集まって、そこで再びウランの核分裂反応が異常に進んだ、という状況を仮想するのです。仮想するというか、そんな事があったという事がひとつの説明になるかもしれないと。

MC:この時間にヨウ素135(145と間違ったまま)が沢山あるという事の説明のひとつとしてはあり得る、考え得るという事ですね。

小出氏:そういう事も考えなければいけないのかな、と思うように今私はなっています。

MC:という事は、水素爆発はあって、それを引き金にして、もしかしたら核分裂反応が使用済み燃料で進んだかもしれないという事

小出氏:そのためのひとつのかなり有力な証拠というものが出て来ている訳です。
  ただ、こういう放射性物質の測定というものは、東京電力も何度も何度も間違えた情報を出して来た訳ですから、高崎のその包括的核実験禁止条約を検証するための測定機関が間違った情報を出した、という可能性もあると思います。
  ですから、情報開示(声かぶってよく聞き取れず)は常に注意をしながら考えなければいけませんが、もしその測定データが正しければ、3号機の爆発というのは、ひょっとすると核暴走という事が起きたのかもしれない、と今私は思い始めています

近藤氏:先生、この事とレベル7との因果関係というものは無いのですか。

小出氏:ありません。

MC:それとは関係ない。

小出氏:はい。
  要するに、核暴走が起きたか起きなかったかという事とは全く関係なく、環境に出て来た放射能の量というのは、別に測定されている訳ですね。多数の地点で。それでもう大量の放射性核種が出て来てしまっているという事は確定している訳です。ですから、それが壊れて溶けてしまった原子炉の中から出て来たのか、あるいは一時的に核暴走という事が起きて、ある程度の量の放射性核種がその時に噴き出して来たのか、という事
  どちらでも良いのですけれども、もう出て来た放射性核種自身の量は解っているいますので、レベル7はもう動かない事実です。


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#4503 福島第一原発3号機の爆発は何だったのだろう?



*四号機の使用済み核燃料2148本はすでに原発敷地内の共用プールに移設されています。
共用プールに6365本、キャスク仮設置き場に2033本、合計8398本あります。地震で共用プールにひびが入り冷却水が抜けたら、想像するだに恐ろしい。首都圏も含めてアウトだ。
福島第一・第二原子力発電所の燃料貯蔵量 - 福島県ホームページ (fukushima.lg.jp)
福島第一4号機使用済み燃料取り出し完了──計画の狂いは規制委のせい? (kakujoho.net)

キャスク」の意味や使い方 Weblio辞書
使用済の核燃料を陸上で安全に保管する「乾式貯蔵」とは?|スペシャルコンテンツ|資源エネルギー庁 (meti.go.jp)

 原子力規制委員会の更田豊志委員長のビデオを見たが、いつまでに何をという具体的な考えのない方のようだ。廃炉に向けてどういう最終の姿とそれに向けてどういうスケジュールで何をいつまでにやっていくのか、通常はPERTチャートで管理するが、話を聞いている限りではそういう絵柄がまったく出てこない。マネジメントの素人。
たとえば、「リサイクル備蓄センターの事業許可申請」がいつになるのかは事務局任せでいつになるのか目標値すら示していないように聞こえる。キャスクの耐用年数が来たらどうするかについても考えていない。頭のよい方ではあるのだろうが、マネジメントという観点から見ると、ひどくお粗末。あえていいところを挙げると、前委員長よりは人がよさそうであることは認めたい。
 福島第一原発内での使用済み核燃料や核燃料デブリはそのままサイト内に貯蔵されることになる。誰がやっても原子力規制委員会委員長の職はたいへんだが、原子力分野でマネジメントのできる人材はいないのだろうか?
 2020年9月2日の定例記者会見のビデオのURLを貼り付ける。
「恐れるのは(使用済燃料の)出ていく先が無い状態でキャスク(保存容器)の耐用年数が来てしまうこと」リサイクル燃料備蓄センターの事業許可変更申請について~9.2原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見 - Bing video


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*なぜ、圧力が急激に下がったのか…のちのシミュレーションでわかった「意外な実態」

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東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間13年、のべ1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、単行本『福島第一原発事故の「真実」』は、2022年「科学ジャーナリスト大賞」受賞するなど、各種メディアで高く評価された。今回、その文庫化にあたって、収録内容を一部抜粋して紹介する。
  消防注水の開始
電源復旧とベント作業。事故対応の行方を左右する重要なミッションの裏で、吉田はもう一つ大切な作業の指揮をとっていた。消防注水だった。12日午前2時すぎ、免震棟は、原子炉を冷やすために消防車による注水作業に乗り出した。消防車のホースをタービン建屋の送水口に接続すれば、消防車から注ぎ込まれた水は、一本道となった水のラインを通って、原子炉へと送り込まれるはずだった。
しかし、ここでも作業は難航した。そもそも免震棟には、配備されていた消防車の運転操作ができるものが誰もいなかった。消防隊は、消防車を運用していた協力会社の南明興産(現・ネクセライズ)に頼み込み、消防車を操作してほしいと求めたのである。南明興産にとっては、高い放射線量の中で社員に消防車を操作させるのは危険であり、委託業務からはずれる作業だったが、非常事態だけに、求めに応じた。

午前2時45分。復旧班が1号機の中央制御室に車のバッテリー2台を直列で結んだ急ごしらえの24ボルトバッテリーを持ち込み、原子炉圧力計を復活させた。
圧力計を見ると、およそ8気圧だった。原子炉圧力は11日午後8時台は69気圧だった。原子炉圧力を下げる措置は何もしていなかった。いつの間にか、69気圧が8気圧へと大幅に下がっていたのである。吉田は首をひねった。
なぜ、圧力が急激にここまで下がっているのか。吉田は、炉主任と呼ばれる原子炉物理学などの専門資格を持つ原子炉主任技術者や原子炉の解析を担当する技術班の幹部と議論した。しかし、専門家であるはずの彼らも燃料が破損している可能性を指摘するものの原子炉圧力がここまで急に下がった理由を説明できなかった。不可解であったが、圧力が8気圧にまで下がっていれば、10気圧程度ある消防車のポンプで原子炉注水はなんとかできる。吉田は議論していても仕方がないと考え、とにかく作業を進めることにした。
後の「サンプソン」のシミュレーションによると、この頃までに、原子炉の中でメルトダウンした燃料が熱を帯び、原子炉の配管の繋ぎ目が溶け出して破損し、放射性物質を帯びた蒸気が格納容器に噴出し原子炉圧力が急激に下がったとみられている。一方で蒸気が噴出した先の格納容器の圧力は急上昇し、原子炉圧力と格納容器圧力がほぼ同じになるという現象が起きていたと推定されている。事態は、吉田ら免震棟の誰も理解も制御もできていない状態に陥っていたのである。免震棟の防災班の社員と南明興産の社員が1号機に向かったが、消防ホースを接続するタービン建屋の送水口がどこにあるか正確に知らなかったため、暗闇の中で送水口を探すのに手間取った。結局、消防車による注水作業が始まったのは、午前4時すぎだった。当初、消防車のタンクにあった1.3トンほどの水を注水していたが、すぐに水はなくなった。消防隊は、1号機のタービン建屋の海側にある防火水槽近くに消防車を横付けして、防火水槽に溜めていた淡水を汲み上げることにした。別の消防ホースをタービン建屋の送水口までのばして接続が完了した。午前5時46分、ようやく注水ができるようになった。吉田が思い描いた消防車による注水作業は、こうして12日早朝から断続的に行われるようになっていた。さらに連載記事<1号機爆発まで24時間50分…東日本大震災が発生した「まさにその瞬間」の「福島第一原発」の「あまりに緊迫した状況」>では、発災直後の緊迫した様子を詳細に語っています。


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いないことにされる私たち 福島第一原発事故10年目の「言ってはいけない真実」

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#5039 福島第一原発から出ている放射性核種は62種類か?Aug. 22, 2023 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 理論上存在が予想される核種はおよそ6000だという。その内放射性核種は2000種類。
 福島第一原発では、何種類の放射性核種が放出されたのだろう?
 実は誰にも分っていない。
 福島第一原発の1~3号機はメルトダウンを起こしており、核燃料ペレットは高熱で被覆管を溶かし、次いで格納容器の鋼鉄製の底を溶かし、その下のコンクリートも溶かして核燃料デブリと化している。核燃料ペレットが入ったさやは被覆管で覆われており、それにはジルコニウム合金が使われている。
 つまり、解けたペレットはジルコニウム合金や原子炉格納容器の底の材料やコンクリートと化学反応を起こし、デブリとなっているが、放射能が強すぎて、取り出せていない。だから、デブリの物理的・化学的組成はいまだに判明していないのである。それゆえ、汚染水に何種類の放射性核種が含まれているのか誰にも分かっていない。百なのか千なのか、そのオーダーすらもわからないのが実情である
 汚染水にはさまざまな放射性核種が含まれているが、それを明らかにするには汚染水ではなくてデブリの組成の分析が必要なのだ
 デブリの搬出機器を開発して遠隔操作でデブリを取り出そうとしているが、放射線が強くて電子機器が壊れてしまう。放射線に強い遠隔操作機器の開発は電子機器の素材開発から考えなければならないので、2011年3月の渡欧北巨大地震によるメルトダウンから12年たっても、取り出すことすらできない。

 さて、汚染水処理のALPSが吸着できるのはたった62種類の放射性核種である。たったこれだけを分離した後にトリチウムしか残っていないというのはあり得ない話だ。デブリの組成すらわかっていないで、汚染水に含まれている放射性核種のすべてが判明するわけがないと思う。わたしはそちらの専門家ではないから言っていることが間違っている可能性はあかるがデブリの化学的な組成がわからないのにそれが接触した汚染水に含まれる放射性核種がすべて明らかになるなんてことがないことは、誰にでもわかることだろう。燃料デブリを取り出した後で、それを専門家が分析してわかることなのだ
 燃料デブリの組成がわかってから、それが冷却水をどれほど汚染しているのか分析が可能になる

 だから、政府や岸田総理が「ALPS処理水はトリチウム水だ」と言っているのは明らかに虚偽である。デブリを取り出して分析しない限り、汚染水に含まれている放射性核種のすべては明らかにならない
 62種類以外にC-14やI-131、 I129、Cs-137、Cs-135などが含まれていることは前に「#5037」へ書いた。

 もうひとつ問題なのは、内部被爆である。薄めても放射能の量は変わらないから、それが生態系を通じて人間に戻ってくるのはあたりまえのことだ。つまり魚貝類を通じて人間に戻ってくる。トリチウム水HTOは魚や人間の体内に入るとOBTとなり糖や蛋白質や脂質と結合する。そして体内にとどまり続けるから、内部被爆で遺伝子が放射線の影響を受ける。染色体異常でさまざまな病気が発症することはよく知られた事実だ。21番トリソミーでダウン症が引き起こされるし、他の染色体異常で脊椎二分裂症や無脳症が生じることもある。この場合は母体が危険だ。
 内部被爆で遺伝子が障害されるが、さまざまな癌も引き起こされる。しかし、それらが内部被爆で引き起こされたかどうかは科学的に証明不可能である。

 問題は、骨髄性白血病やさまざまな癌に罹患する確率が増えることだ。一桁確率がアップしたら、患者の数は10倍になる。トリチウム水での内部被爆が染色体異常を引き起こすことは植物の種子やヒト・リンパ球を材料にして実験で科学的に証明されている。

 昨日、岸田首相は福島県漁連の関係者を首相官邸に招き、トリチウム水の放出の説明をした。漁連関係者は納得していない。トリチウムしか入っていないというのは科学的に虚偽だし、内部被爆についての説明はいまだになされていない。それなのに、明後日、8/24に放出することが決まっているようだ。

 癌の罹患率が1ケタアップしたら、どのように責任をとるのか。影響が出たときには岸田氏はとっくに総理大臣ではないし、亡くなっているだろう。国会で安倍晋三総理(当時)が118回も嘘をつき、それ以来、政治家が平気で大嘘を突く時代の幕が開けたように感じる。日本の政治はまるでパンドラの箱の蓋を開けたような様相を呈している。国の指導層がこんなことでは世も末だ。

<余談:少子化の進行>
 生殖細胞が内部被爆でダメージを受けると、生殖機能が低下するだけではない。遺伝子に傷がついた卵子に傷のついた精子が受精したら、そのほとんどが流れてしまう。日本人の生殖機能が低下することで少子化は社会経済的な要因に加えて、放射能汚染水の大量海洋投棄によってさらに加速するだろう。
 その一方で、遺伝子に傷がついた子どもたちも増える。ALPS処理水の海洋投棄はわたしには日本人殲滅計画の一部に見える。愚かな為政者たちが意図せずに犯す過ち、彼らが責任をとることはない。だが、その子孫たちはさぞかし肩身の狭い思いをすることになるだろう。なんだか気の毒な気がする。

<FB友の専門家へ確認してみた>8/23夜追記
 福島第一原発の汚染水に含まれている放射性同位元素はガンマ線検出器で(γ線を出す)全核種が同定可能だそうです。
 ベータ線検出器でもアルファ線検出器でも同じことでしょうね。どの放射線を出すかで使う検出器が異なります。線量だけでなく元素の同定ができるそうです。
 実際には、汚染水のサンプルが手に入らなければ確認はできません。
 二次処理したときに検出された炭素14がなぜ脱落している、その後ALPSの除去対象を1項目増やして63項目にしないのか、その理由は不明です。他の放射性元素が「処理水」中にあるのかないのかも不明です。γ線を出すC-14はγ線検出器で同定されていたはずですが、見落としたなんてことがありうるはずもありません。なぜ東電はそれを隠蔽したのか理由があるはずです。

 SRLには臨床検査で使用する放射線量を計測するガンマカウンターは6台ほどありましたが、ヨウ素125(半減期60日)で標識した抗体を用いて、抗原抗体反応を起こした数をカウントするもの、核種の同定はできません。
 ガンマ線検出器に核種を同定できるものが存在するということをわたしは知りませんでした。ネットで検索してみたら、セイコー社の「Detictive 200 ポータブルγ線核種同定装置」という製品がヒットした。現場で核種を同定する必要があるときに使用するもののようです。

 不安を取り除くために、願わくば、第三者機関で汚染水に含まれている放射性核種すべてを同定して、データを公表してもらいたい

*I-131は半減期が8.02日ですから、保管している間に消滅していますと専門家からコメントがありました。



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#5038 低レベルトリチウム水でも内部被爆で染色体異常を起こす Aug. 19, 2023 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 政府はトリチウム汚染水は安全だと言っているが、ずいぶん以前から、低レベルトリチウム水(HTO:トリチウム水の化学式)が染色体異常を引き起こすという論文が発表されている。

 癌の発生とトリチウムの線量の間には正の相関があるので、低線量なら癌の発生はナシという結論が出せそうだがそうではない。トリチウム水による内部被爆はまた別で、低レベルトリチウム水が引き起こす染色体異常に関する研究論文が1972年に帝京大学医学部教授の田中信徳氏と東京都立アイソトープ総合研究所放射線障害研究室の黒岩常祥理学博士の共同研究が日本遺伝学会で発表されている。この実験に使われたのは植物だろう。
 その後、1976年に「物理保健」11月号に「低レベルトリチウムの遺伝的効果について」という論文が公表された。ヒト・リンパ球で低レベルHTOが染色体異常を引き起こすことが確認されている人間が内部被爆したら同じことが起きるということ
 
 政府はトリチウム汚染水は安全だと言っているが、ずいぶん以前から、低レベルトリチウム水(HTO:トリチウム水の化学式)が染色体異常を引き起こすという論文が発表されていることがわかる


 低レベルトリチウム水が、体内では糖・蛋白質・脂肪などの有機物と結合して十数年間体内にとどまり、内部被爆を起こすということ、白血病をはじめとしてさまざまな癌を発症させ、生殖組織も傷害する。精子や卵子の遺伝子を傷害し、深刻なダメージを与える。不妊が増えるということ。少子化は経済的な要因だけでなく、生殖組織のダメージによって、加速的に進行することになる。
 体内に入ったHTOは有機結合型のトリチウム(OBT)に変化し動物実験では造血組織を中心に障害を生ずることがわかっている。造血組織や生殖細胞に影響が出る。白血病を起こしたり遺伝的に催奇性をもつことが知られている。
*OBT:Originally Bound Tritium

 トリチウムはベータ線を出すので、簡単に遮蔽できるが、内部被爆すると遮蔽物なしで距離がゼロだから、生体への影響が大きい。ガンマー線の比ではない
 ところで、内部被爆による影響は、米軍がマンハッタン計画以来ひた隠しにしてきた事情がある。広島や長崎で大量にサンプルを集め、住民を移動させずにその影響を世代にわたって観察・記録し続けていた。被爆で最も都合の悪いものが内部被爆である。この問題を取り上げると米国から圧力がかかるだろう。だから、小児甲状腺癌の多発の調査を指揮した福島医大は内部被爆に口をつぐんだ。

 こうして福島第一原発でも空間線量が問題になるだけで、内部被爆の影響は無視され続けている。放射能が降り注いだ地域に子どもたちを居続けさせた政府の責任は限りなく重い。1か月以上にわたり放射性物質を含んだ塵を吸い込んだり、放射性物質が混入した水を飲んで、危険を知らされずに子どもたちは生活し続けた。風は吹くしホコリは舞い上がる、水道水も汚染されていた、内部被爆しないわけがない。ロシアですら、バス数千台で数日で住民避難を完了させたのに、日本政府は「直ちに健康に被害はない」と住民を放置した。そう叫んでいたのは当時の官房長官は民主党の枝野幸男氏だった。よく政治家を続けていられるものだ。その厚顔無恥にあきれてものが言えぬ。「わたしの判断は誤りでした、あまりにも重大なので政治家をやめます」とあの後で発言していたら、立憲民主党はこれほど国民に愛想尽かしをされることがなかったかもしれぬ。弁護士出身の国会議員は口舌の徒が多い。口が達者で、言葉に責任がない。論語に「巧言令色鮮し仁」というではないか。

 前回ブログ#5037で書いたように、ALPS処理水は炭素14やヨウ素131、セシウム131,セシウム129など11種類の核種が取り除けていないので、トリチウム水(HTO)ではなくて、「放射能汚染水」である。「処理水」にC-14の外の核種があるのかどうかは東京電力も原子力規制庁も発表していないのでわからないとしか言いようがありません。C-14が含まれていた事実から、トリチウムだけではないということは事実のようです。
 安倍元総理が国会で118回も虚偽答弁をしてから、政治家も官僚も都合の悪いことには嘘を平気でつくようになった。国の指導層がこれでは話にならぬ。
 健全な保守主義を標榜する政治家や官僚が現れてもらいたい。

 <結論>
 トリチウム水HTOは体内に取り込まれると、糖・蛋白質・脂肪と結合してBTOとなり、体内にとどまって内部被爆をし続けることになる。だから、薄めて低レベルにしてもトリチウム水の人体への影響は死活問題なのです。その海洋投棄は大規模な海洋汚染を起こし、白血病やさまざまな癌や催奇性のある遺伝疾患を広範に産み出すことになります。
 ALPS処理水だけの問題ではないのです。原発がある限りトリチウム水は大量に海洋放出され続けますから、原子力発電自体をやめなければいけません。骨髄性白血病やさまざまな癌や、遺伝疾患が急増しているはずです。

 SRLには染色体画像解析データが35年分ほど電子データとして蓄積されています。世界最大の染色体画像解析データで、百万人分くらいの染色体異常データがあります。それを福島第一原発以後と、トリチウム水HTOの海洋放出が始まった後で比較してみたらいい。凄い事実がはっきりするでしょうね。分子生物学者や遺伝学者は論文たくさん書けるでしょう、宝の山です。そのデータベースを調べたら、染色体異常に起因する疾患が激増していることが判明します。

 新型コロナワクチンでも副作用として骨髄性白血病が起きます。以前ブログで理由を書きました。新型コロナワクチン副作用に関するシリーズ記事になっています。
 高校時代の同級生50人の中で2人、白血病患者が出ました。一人は1月に亡くなっています。急性骨髄性白血病AMLの出現確率は人口10万人当たり3~4人だそうです。50人のクラスで2人なんてありえない確率です。

<余談-1:日本人の遺伝子の劣化とその影響>
 別の視覚から何が起きているのかを考えてみたい。日本人の遺伝子全体のプールがあると仮定しよう。11種類の放射性核種を取り除かずに、希釈してばら撒くことで、福島県の太平洋岸に放射能汚染が広がる。黒潮と親潮のぶつかる場所だから、そこで餌を食べて大人になる魚がたくさんいる。「小魚や貝類⇒中型の魚⇒人間」へと放射能が移転していく。重金属のような生態系での濃縮がなければ幸いである。
 トリチウムがこうした経路で人間の体内へ摂取されたら、有機結合型のトリチウムOBTとなって、数年間も体内にとどまり、内部被爆をし続け、遺伝子や染色体を傷害し、さまざまな癌が発症することになる。そして日本人の遺伝子プールは長期間にわたって劣化し続けることになる。
 これはまるで統一教会の目標とするものとそっくりに見える。病気が増えて医師が足りなくなり、医療費が増大して、教育や国防にまわるお金が少なくなるだろう。
 首都圏直下型地震や富士山大噴火、気象変化による集中豪雨と水害や土砂崩れの多発、東南海連動型巨大地震、千島海溝を震源とす450年に一度のM9クラスの巨大地震と津波、毎年襲ってくる台風。国債残高は増え続けいずれ政府財政が破綻する。国債発行残高を減らせる術がないのだから、いずれそうなる。
 現実を直視するなら、災害復興資金を1000兆円ほど積み立ててなければいけないが、現実は国債発行残高がとっくに1000兆円を超えている。しかもそのうちの55%ほどが日銀保有である。まことに危うい国家運営だと思わざるを得ない。政治家も官僚もどうしてこんなにいい加減になったのか?

<余談-2:HTOからトリチウムを分離する方法>
 多孔性材料をつかい、トリチウム水からトリチウムを分離する新しい方法が京大の北川進特別教授らによって開発されています。従来法に比べて100倍効率が良いと書いてあります。
 政府と東京電力はなぜトリチウムを分離回収しようとしないのでしょう?
 実はこの問題は福島第一原発のALPS処理水だけの問題ではありません。六ヶ所村の再処理工場で1993年にアクティブ試験が半年間ほどなされたときに、福島第一原発で保管している以上のトリチウムが空気中あるいは海へ放出されています。再処理工場はアクティブ試験をした1993年以来稼働していませんが、核燃料サイクルが回れば、使用済み核燃料再処理工場から、恒常的に莫大なトリチウムが垂れ流されることになるからです。福島第一原発のALPS処理水とは比較にならぬほどたくさんの量のトリチウムが海洋を汚染することになります。再処理工場が稼働したときの海洋へのトリチウムの放出管理目標値は年間1京8000兆ベクレルです。沖合3㎞推進44mのところから排出されます。福島第一原発から放出予定のトリチウムは780兆ベクレルですから、桁が違います、毎年福島第一原発にたまっているトリチウムの23倍が海底から放出されます
 それらのトリチウムを分離回収するには、原発の存続が問題になるほどのコストがかかるのでしょう。
*「報道されない六ケ所の再処理工場の恐ろしい実態」

<余談-2:魚類への生殖機能への影響>
 プランクトンや魚の生殖機能へも稼働中の原発から排出されているHTOが悪影響を与えているのではないか。悪影響があるとしたら、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場の稼働は生態系に取り返しのつかぬ大災害を引き起こすことになる。
 この方面の研究がほとんどなされていないので、分子生物学者でやる人がいたらありがたい。

<余談-3:季節の移ろい>
 うるさかった蝉しぐれは、今週に入って日ごとに音量を下げている。先週の2割もいるだろうか?
 夜になるとコオロギ鈴虫が鳴き始めた。


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#5037 ALPSで除去できない放射性核種はトリチウムの外に12ある Aug. 19, 2023  [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 ALPSで取り除けない放射性核種は12種類あります。長周新聞の記事から一部を投稿欄に張り付けます。
 「2021年4月22日長周新聞」の記事です。
 このサイトには、「セシウム137,セシウム135、ストロンチウム90、ヨウ素131、ヨウ素129など12種類」と記されています。半減期5700年の炭素C-14も処理水に含まれています。テクネチウムTC-99もALPS処理水に含まれています。2021年10月18日の東京電力の資料です。この資料の中には選定された62種類の核種のリストがあります。

 結論を言うと、政府が言っているALPS処理水に含まれているのはトリチウムだけではありません。どうやら12種類の放射性核種が取り除かれないまま残っていますから、それを希釈して放出すれば、日本近海の放射能海洋汚染が起きます。

 2018年にALPS処理水を調べた結果、セシウム137やストロンチウム90、ヨウ素131などが限界値を超えて検出されています。東京電力はフィルター交換をケチったためと弁明しています。

 さて、ALPSは62種類の放射性核種をフィルターで補足できるとしていますが、その中に、ここに挙げられた12種類の放射性核種は含まれているのでしょうか。I-131やI-129、Cs-137、Cs-135、C-14はリストにありませんが、Sr-90は入っています。これらのことから、ALPS処理水に含まれている放射性核種はトリチウムだけという政府の発表は事実と異なるということです。東京電力と政府はバレる都度事実を小出しにしています。原子力規制委はほとんどなす術なし。ほんとうに専門家集団なのでしょうか?それとも事実をちゃんと知っていて、大ウソを平気でつくような人たちが政府によって選定されているのでしょうか?
 これでは、政治家や官僚は国民との間に信頼関係を築くことができません。自分たちだけがよければいい、不都合なデータは隠してしまえということのようです。大数学者の岡潔先生の言葉を借りると、動物本能である「自他弁別脳」の働きです。自分だけがよければいい。自他の区別を立てない「平等性智」でものごとを観て、判断してもらいたい。何人かそういう政治家や官僚が現れてもいいじゃありませんか。

 次回は、低レベルのトリチウム水が染色体異常を引き起こすという研究をいくつかご紹介します。白血病やさまざまな癌の原因、生殖細胞に異常が出れば催奇性の問題も現実になりますから、知っておくべきでしょう。トリチウム水を薄めて海洋放出しても人体には影響なしとの日本政府の主張が誤謬であることがわかります。


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#5036 中間貯蔵施設調査は麻薬:上関町 Aug. 19, 2023 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 山口県上関町の町長と町議会が関西電力と中国電力の核燃料廃棄物中間所蔵施設建設の調査受け入れを表明した。
 上関町は人口2803人、財政規模は41億円(令和2年の決算データしか出てこない)。今日のテレビ報道での町長の発言によれば、毎年100人の人口減少があるというから、10年後には人口が2000人を切りそうだ。そのわりには財政規模が大きすぎる。人口減少しても町役場の職員数を減らさないで来たのだろうか。令和元年度に比べて歳入が7億円ほど増えているのは理由がわからないし、令和3年の決算情報が閲覧できない。

 中間貯蔵施設とは使用済み核燃料を再処理施設へ運び込むまで、保管しておく施設である。しかし、六ケ所村の再処理施設は不具合があって稼働していないし、再稼働の見通しも立っていないので、中間貯蔵が長期間にわたることはすでに明らかだ。核燃料サイクルそのものが破綻しており、使用済み核燃料の最終処分場すらないのである。

 50か所ある原子力発電所内には再処理工場へ運び込めないので使用済み核燃料プールにびっしり大量の使用済み核燃料が保管されており、まもなく満杯になるので原発の稼働が不可能になる。だから、この50か所の原発施設内の使用済み核燃料をどこかへ移さなければならない。それが「中間貯蔵施設」である。

 関西電力は原子力発電所内の使用済み核燃料プールがすでに86%で、100%になれば稼働できなくなるから、別の地域の施設へ移動する必要がある。その移動先が「中間貯蔵施設」だ。調査期間中は毎年1.4億円の交付金が支給される。
 調査期間が終われば、交付金の支給もストップとなるが、そのあとも交付金が欲しければ、使用済み核燃料「中間貯蔵施設建設」へと進まなければならない。
 いまですら、財政規模が縮小できないのに、「調査」が終了したときに縮小できるはずもないから、「中間貯蔵施設建設」を受け入れざるを得なくなるのは明らかだろう。だから、「調査」受け入れは麻薬だというのだ。それが何年も常習化すれば、やめることができなくなるから、「中間貯蔵施設調査」の次のステージである「中間貯蔵施設建設」を受け入れざるを得なくなる。そんなことは100も承知で、西哲夫町長は「調査と建設は別だ」と大声で叫んでいた。自分が町長の時に町の財政が楽になれば、自分が辞めたあとはどうなってもかまわないといわんばかりだ。
 町役場の方から交付金引っ張ってきてくれ、仕事が増えそうな業者からも「調査」受け入れてもらいたいと要請があるのだろう。町の未来よりも自分t那智の私的絵利益を優先した行動である。迷惑なのは、そういうこととかかわりのない町民だ。子どもたちやこれから生まれてくる住民が古里を失うリスクがあることには町長は一切言及しない。福島第一原発事故を見たらいい。何万人もの人たちが職も家も先祖伝来の土地も古里も失った。
 
 使用済み核燃料貯蔵施設には関電と中国電力の原発から大量の使用済み核燃料が運び込まれる。それは大きな使用済み核燃料保管プールに入れられて、水で冷やされる。温水が川や海へと排出されることになる。常時、大量の温水が垂れ流されることで、上関町の漁業は大きな影響を受けるだろう。
 福島第一原発4号建屋の使用済み核燃料保管プールを思い出してもらいたい。大きな地震があれば似たようなことが起きる。福島第一原発では原子力発電所の敷地内に使用済み核燃料プールを作って保管している。関西電力や中国電力は、なぜ上関町に中間貯蔵施設を建設したいのか、理由がわからない。それぞれの原子力発電所内に中間貯蔵施設を建設して保管したらいいではないか。それは原発設置時の約束違反になるのだろう。
 運悪くプールから水が抜けたら、発熱が始まる。量が大きいから、発熱が始まると、数日以内に保管されている使用済み核燃料が溶け出てデブリと化し、人が近づけないような高レベルの放射能をまき散らすことになる。中間貯蔵施設は保管する使用済み核燃料の量がけた違いに大きいから、原発よりもリスクが大きいのではないか?

 関西電力の原子力発電所は美浜(3基)、高浜(4基)、大飯(4基)の合計11基。中国電力の原子力発電所は島根(2基)。

 ずいぶんな量の使用済み核燃料が上関町の中間貯蔵施設に運び込まれることになる。住民は地震や津波が怖くて夜も眠れないなんてことになるだろう。いざというときのため、避難体制は具体的にしっかり作っておくといい。事故があれば、避難した人のほとんどが戻ってこないので、古里は崩壊することになる。
 こんなに大事なことを、町長や町議だけで決めていいのかね。住民の意思を問う、住民投票したらいかが?

*「西村経済産業大臣が町長と町議会議長を呼びつけて決めた?」


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#5034 放出されるのはトリチウムだけ?:論拠なし Aug. 17, 2023 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 福島第一原発事故で溜まっているALPS処理水を100倍に希釈して、1km沖合までトンネルを掘って、そこから放出するという。

 自然な状態で存在する核種は300種類が知られているが、その中で放射性核種は30種類あり、核実験や原子炉で生成される核種は2000種類あることが知られている。このうち何種類の核種が放射性核種になるのだろうか、そんな基本的なこともわたしは知らない。だからこれから述べるのは、この方面の専門知識のない者の素朴な疑問と思っていただきたい。

 さて、ALPSで除去できる核種は62種類だが、ALPS処理水にはトリチウムしか残っていないのだろうか?
 ネットで検索しても、そういうデータが出てこない。東京電力も政府も原子力規制庁もIAEAもそのことにはまったく言及しないし、データの公表もない。
 福島第一原発事故で原子炉がメルトダウンしてデブリに接触した放射性汚染水には62種類の核種しかないというのはとってもヘンだ。核実験や原子炉で生成される核種が2000種類も知られているというのに、ALPSで62種類の核種を活性炭のフイルターで除去しただけで、残りはトリチウム汚染水だというのは、合点がいかない。溶けて固まったデブリが発生させている放射性核種が仮に100だとすると38種類の核種はALPSで除去できていないということになる。デブリが発生する放射性核種は63種類以外にはないのだろうか?

 東京電力、政府、原子力規制庁、IAEAは福島第一原発の汚染水にどれだけの種類の核種が含まれているのか、調査してデータを公表すべきだろう。国民には事実を知る権利がある
 こうしたデータを出さない限り、ALPS処理水は62種類の核種を取り除いただけの「正真正銘の放射能汚染水」だということ。残っている核種が32なのか100なのか、国民にはさっぱりわからない。原子炉のメルトダウンによって使用済み核燃料のデブリが63種類以外の放射性核種を生成していないというなら安心だが、ALPS処理水が安全だという論拠が明確ではないようにわたしには思える。末代まで甚大な影響のあることなのだから、安心させてもらいたい。
 トリチウム以外の放射性核種がALPS処理水に含まれているとしたら、それを希釈して、海底トンネルを1㎞掘って、沖合に放出するというのは、危険性を承知しているからだろう。排水溝が岸壁に設置してあったら、だれでも簡単にサンプルを直接採取できるので、1㎞先の海底トンネルから押し出せば、直ちに海水と混じってしまうためにサンプルをとるのは不可能だ。
 福島第一原発事故は放射能汚染拡大というまったく新しい局面を迎えようとしているのではないか。当代のわたしたちが、見逃していい問題ではない。実際には溶け落ちたデブリの物理的・化学的な性質すらはっきりしていないのではないか。それでも生成された放射性核種が何種類かは、デブリが接触した汚染水を調べたらわかることだ。

 福島県沖は秋刀魚の回遊するコースに当たる。沿岸の魚や貝類だけでなく、沖合を回遊する魚も汚染されかねない。子どもたちや孫たちに、日本の近海でとれる魚が安全に食べられるようにするのが、わたしたちの義務だろう。

<余談:高濃度汚染フィルターの保管>
 フィルターの交換頻度がどれくらいの期間で行われているのか知らないが、仮に半年に一度交換しなければならないとしたら、危険度の大きな高レベル放射性廃棄物になる。なにしろ核燃料がメルトダウンしたデブリに直接触れた汚染水の放射能をフィルタが吸着しているのである。HIC容器に入れて、原子力発電所敷地内に「一時保管」しているようだが、どんどんたまる。放射能は煮ても焼いてもなくならないから、始末に負えない。このHIC容器の中に入っている高レベル放射性廃棄物自体が化学反応を起こし発熱するもののようだ。
 東京電力は利益を大きくするために合理的に動く。フィルタがとっても高価なようで、その交換頻度を下げた結果、ALPS処理水の中にストロンチウム90などが高濃度で残留していたことがあった。コスト低減のためである、こういうことを平気でやるから東京電力は経営陣も現場で仕事している社員も信用できない。

 経営陣がでたらめなことは、さまざまに報道されているから承知の事実だが、社員の倫理観は一体どうなっているの?交換時期に来ているのにフィルター交換作業をしないなんて言うのは、現場で仕事している人たちが一番よく知っている事実だ。東電の社員が指示して、下請け作業員にやらせているのかも知れない。下請け作業員が内部告発したら、仕事を切られる。だとしたら、そういう下請け構造自体が原子力発電所を動かす仕組みとしては不適切ということだ。
 東京電力の社員もビッグモーターの社員も、倫理的なレベルは変わらない。原子力発電所を稼働させる資格がないほどに、倫理意識が低いということだ。違いは給料だけか、おそろしい。
 経営者ばかりでなく仕事をする人の倫理意識が問われる時代に突入している。
  「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」
  「浮利を追わぬ」
  「小欲知足」
 日本語にはこういう好い言葉がある。東京電力経営者と社員のみなさんは、日本の伝統的な商道徳から学び直されたらよい。


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#4504 福島第一原発事故:ファクトチェック Mar.11, 2021 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 3/15十16日に高崎の研究機関で観測された高濃度の放射能データが意味するものは何か。高崎の研究機関は核実験を監視するための観測施設で、世界中の観測網の中の一つである。
  2号炉のベントは失敗していたから、ベントによって大量に放射能が出たということはありえぬ。全電源喪失時のベントマニュアルすらなかった。原子力発電は安全だという神話があって、万が一に対する備えがなかった。だからベントに失敗したのだ。東電はベントによって放射能が排出されたと言ってましたが、それが嘘だったということ。ではどこからあんなに排出されたのかという問題が生じます。三号炉が核爆発を起こし十数キロ先でプルトニウムの破片が発見されています。水素爆発にそんな威力はないし、MOX燃料が十数キロ飛ぶほどの爆発ってなに?
 あれが核爆発で、放射能をまき散らしたなら、排出された放射能量の計算の桁が違ってくるでしょう。小児甲状腺癌が多発している問題についてもまったく違った様相を帯びるでしょう。
*やはりベントできなかった2号機 東京電力福島第一原発 (tokyo-np.co.jp)

 消防士による決死の海水注入は炉心に届いていなかったこともずいぶん後でわかった。原子炉内部ではメルトダウンどころかメルトスルーを起こして、原子炉の床がすっぽ抜け、核燃料が融けてコンクリートの床に瓦礫となって固まってしまった。放射能はそばに近づけぬほど強かった。メルトダウンを認めたのは5月ではなかったか。

 水素爆発では放射能は出てこない。どこから大量の放射能が出たのか?三号炉の爆発からの影響が甚大なのではないか?そしてどうして三号炉の爆発(核爆発)が起きたのか、そのメカニズムは10年後のいまに至ってもわかっていない。MOX燃料の原子炉は危ないと思わざるを得ない。それとともに思うのは、原子物理学者の知識など、原発の運用に関しては見えている範囲がとても狭いということ。何が起こったのかさえ10年たってもわからない者たちが、原発は安全だと言い、その規制に関わっている。見えている範囲は狭いにもかかわらず、その自覚がまるでない。それこそがリスクの最たるものだ
 その見本のような対談を見つけたので、お読みいただきたい。核爆発のことなら何でも知っていると神になったつもりの専門家が対談している。

*福島第一原発3号機は核爆発していたのか?  – Fact Check 福島 | ファクトチェック 福島

 FBでお二人物理の専門家とマネジメントなどについて議論することがある。千葉大学名誉教授のお一人は、手に入る材料でさまざまな実験を毎日やっていらっしゃる。実験のデザイン、実験結果の分析について常にオープンで、異論を受け入れてます。もう一人は原子物理の専門家でしたが、青山学院で経済学を教えています。お二人ともとっても謙虚です。世の中わからないことだらけ、だから楽しい。(笑)

 ファクトチェックに必要なのは、小出さんの提供してくれた材料の方だ。この人は人生を原子力発電にかけてきても、なお知りえない部分があることを正直に述べている。
2011年5月のインタビューから。
*5月4日 3号機の爆発は核爆発だったのか? 小出裕章 (MBS) | 小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ (wordpress.com)
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小出氏:ですから、私は、水素爆発だと思っていますし、
  いずれにしても、水素爆発が起きた事は確実だと思いますけれども、
  それに伴って核爆発、核暴走ですね、までが起きたかどうかという事に関しては、
  たぶんないと、ずっと私は思って来ました。
  所が、いろいろなデータが次第に出て来まして、
  私が今一番注目しているのは、包括的核実験禁止条約というのがあって、
  世界中のどこかで秘密裏に核実験が行われているかどうかという事を、
  監視するための測定機関があるのです。


  日本の場合はそれが(群馬県)高崎にあって、待機中の微量の放射性物質を
  常に監視しながら、どこかで核実験が行われているかどうかという事を
  ずっと監視している組織があるのです


MC:国際的組織なのですか。


小出氏:国際的な、包括的核実験禁止条約を検証するための組織です。
  そのための日本の組織もあって、それが高崎で観測を続けて来た訳ですが、
  その施設でずっと放射能を計って来た所、
  3月15日から16日にかけての空気中の放射性各種の分析
  もちろんしていたのです。


  その日はちょうど東京にも物凄い濃密な放射性物質が飛んで来た日ですけれども、
  高崎のその研究機関で測定した所、ヨウ素135という放射性核種が
  大量にあったという報告がなされています。
  ヨウ素135という放射性核種は、半分に減るまで6.7時間という
  比較的寿命の短い放射能です


MC:6.7時間で半分になる。


小出氏:そうです。
  3日も経てば1000分の1になってしまう、非常に寿命の短い放射性核種なのです。
  もし、福島の原子力発電所が、3月11日で停止したのであれば、
  その時原子炉の中にあったヨウ素135は、
  3月15日の段階ではもう殆ど無いと思っていいと思います。


MC:そうですね、3月11日から3月15日までの間に、
  もう物凄く微量になっているはずですよね。


小出氏:そうです。
  もう4日経っている訳ですから、何千分の1かになっているはずで、
  ほとんど無いと言って良い位になっているはずなのですが、
  その高崎で計っていた機関の測定結果によると、
  膨大なものがあった、ヨウ素135が。
  もしその測定値が正しいとすれば、
  そのヨウ素135は、3月15日あるいは3月14日に
  生みだされたと考える以外にありません。
  そうすると、3月14日に3号機で爆発が起きたという、
  その時に出来た可能性というのは、考慮すべきかもしれないと思います


MC:という事は、3号機がもし水素爆発であったとしたならば、
  この直後にヨウ素135(間違って145と発言)が
  膨大な量で検出される事は考え難いのですが。


小出氏:水素爆発だけなら、もちろんそんな事はないのですね。
  ですから、水素爆発に誘発されて、
  使用済み燃料プール中の使用済み燃料というものが、
  ある一定の場所に吹き飛ばされて、と言うか、集まって、
  そこで再びウランの核分裂反応が異常に進んだ、
  という状況を仮想するのです。
  仮想するというか、そんな事があったという事がひとつの説明になるかもしれないと。


MC:この時間にヨウ素135(145と間違ったまま)が沢山あるという事の
  説明のひとつとしてはあり得る、考え得るという事ですね。


小出氏:そういう事も考えなければいけないのかな、
  と思うように今私はなっています。


MC:という事は、水素爆発はあって、それを引き金にして、
  もしかしたら核分裂反応が使用済み燃料で進んだかもしれないという事。


小出氏:そのためのひとつのかなり有力な証拠というものが出て来ている訳です。
  ただ、こういう放射性物質の測定というものは、
  東京電力も何度も何度も間違えた情報を出して来た訳ですから、
  高崎のその包括的核実験禁止条約を検証するための測定機関が
  間違った情報を出した、という可能性もあると思います。
  ですから、情報開示(声かぶってよく聞き取れず)は常に注意をしながら
  考えなければいけませんが、もしその測定データが正しければ、
  3号機の爆発というのは、ひょっとすると核暴走という事が起きたのかもしれない、
  と今私は思い始めています。


近藤氏:先生、この事とレベル7との因果関係というものは無いのですか。


小出氏:ありません。


MC:それとは関係ない。


小出氏:はい。
  要するに、核暴走が起きたか起きなかったかという事とは全く関係なく、
  環境に出て来た放射能の量というのは、別に測定されている訳ですね。
  多数の地点で。
  それでもう大量の放射性核種が出て来てしまっているという事は
  確定している訳です。
  ですから、それが壊れて溶けてしまった原子炉の中から出て来たのか、
  あるいは一時的に核暴走という事が起きて、
  ある程度の量の放射性核種がその時に噴き出して来たのか、という事。
  どちらでも良いのですけれども、もう出て来た放射性核種自身の量は
  解っているいますので、
  レベル7はもう動かない事実です。


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#4503 福島第一原発3号機の爆発は何だったのだろう?



*四号機の使用済み核燃料2148本はすでに原発敷地内の共用プールに移設されています。
共用プールに6365本、キャスク仮設置き場に2033本、合計8398本あります。地震で共用プールにひびが入り冷却水が抜けたら、想像するだに恐ろしい。首都圏も含めてアウトだ。
福島第一・第二原子力発電所の燃料貯蔵量 - 福島県ホームページ (fukushima.lg.jp)
福島第一4号機使用済み燃料取り出し完了──計画の狂いは規制委のせい? (kakujoho.net)

キャスク」の意味や使い方 Weblio辞書
使用済の核燃料を陸上で安全に保管する「乾式貯蔵」とは?|スペシャルコンテンツ|資源エネルギー庁 (meti.go.jp)

 原子力規制委員会の更田豊志委員長のビデオを見たが、いつまでに何をという具体的な考えのない方のようだ。廃炉に向けてどういう最終の姿とそれに向けてどういうスケジュールで何をいつまでにやっていくのか、通常はPERTチャートで管理するが、話を聞いている限りではそういう絵柄がまったく出てこない。マネジメントの素人。
たとえば、「リサイクル備蓄センターの事業許可申請」がいつになるのかは事務局任せでいつになるのか目標値すら示していないように聞こえる。キャスクの耐用年数が来たらどうするかについても考えていない。頭のよい方ではあるのだろうが、マネジメントという観点から見ると、ひどくお粗末。あえていいところを挙げると、前委員長よりは人がよさそうであることは認めたい。
 福島第一原発内での使用済み核燃料や核燃料デブリはそのままサイト内に貯蔵されることになる。誰がやっても原子力規制委員会委員長の職はたいへんだが、原子力分野でマネジメントのできる人材はいないのだろうか?
 2020年9月2日の定例記者会見のビデオのURLを貼り付ける。
「恐れるのは(使用済燃料の)出ていく先が無い状態でキャスク(保存容器)の耐用年数が来てしまうこと」リサイクル燃料備蓄センターの事業許可変更申請について~9.2原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見 - Bing video


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#4503 福島第一原発3号機の爆発は何だったのだろう? [13. 東日本大震災&福島原発事故]

  2011年3月11日から10年目である。
 ずっと疑問に思い続けていることがある。

 左の写真は1号炉建屋の水素額発シーン。ビデオ映像見ると、サーッと真っ白い煙になった。水素が酸素と結合して水蒸気となったのだからそうなのだろう。
 右側の爆発は3号炉建屋の爆発シーン。大砲の中から打ち出されたように真上に黒い煙が噴き上げた。その高さは600mである。爆発の瞬間に真っ赤な閃光が走った。その点でも1号炉建屋の水素爆発とは違っていた。ビデオ映像では、黒い噴煙の中から巨大なコンクリート瓦礫が何個も降って落ちてくるのが映っており、爆発の威力がまるで違った。あの大きなコンクリートの瓦礫はなんだったのか?大きなコンクリートの塊は原子炉格納容器のシールドしかなさそうだ。原子炉の上にはクレーンをつるす鉄骨とあとは天井だけ。原子炉の真上にあるものしかまっすぐには飛ばない。
 3号原子炉建屋の爆発はどうしてこのようになったのか、10年たっても東電からも原子力規制委員会からも合理的な説明がない。こんな基本的なことすら明らかではない。
 メルトダウンした核燃料の瓦礫はいまだに手を付けることすらできない。放射線量が高くて、機械の制御用電子機器が短時間で壊れてしまうのだそうだ。放射線量が高いので、人間は近づけない。
 いま、4000人が福島第一原発で働いている。
 人口2万人あった浪江町に戻ったのは1600人弱である。そこには依然の古里はもうない。なつかしい古里は元には戻らないのだ。

 小出氏が気になることをテレビの取材に答えていた。先月震度6の地震が福島であったが、四号建屋内の使用済み核燃料プールの水が抜けてしまったら、莫大な放射能が放出されるので、もう手が付けられなくなると。広島の原爆は8kgだが、4号機の使用済み核燃料プールには数十トン単位なのではないか。福島第一原発敷地内にはだれも入れなくなる。避難が必要な地域はどれほど広範囲にになるのだろう?原発事故は終わっていないのである。
 大きな地震が来ないことを祈るのみ。

*四号機の使用済み核燃料2148本はすでに原発敷地内の共用プールに移設されています。(3/12追記)
共用プールに6365本、キャスク(仮説置き場)に2033本、合計8398本あります。




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#4090 トリチウム汚染水海洋放出は安全か?:嘘とごまかしの原子力政策 Sep. 26, 2019 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 25日の朝のテレビで東工大の先生(トリチウム放出は害無し)と北大の先生(人体に害あり)のディベートがあった。面白かったので論点を箇条書にしてみたい。

①自然のなかにあるトリチウムの量よりも福島第一原発のトリチウムは量が少ない
②トリチウムが体内に入っても害がない

 東工大の先生の意見はそういうことだった。
 それに対して北大の医学系の先生は、水爆実験の始まる前の1950年以前に比べると、自然界のトリチウムは千倍に増えている。東工大の先生が比較の基準にしているのは1960年代の数値で、水爆実験で増えた状態のものと比較するのはごまかしである。
 そして内部被爆の影響を無視した議論もごまかしである。トリチウムは水と区別できないから、体内に容易に取り込まれる。トリチウムが細胞内に入ると細胞核にある遺伝子の水素をヘリウムに変える。DNAは水素結合しているからその一部がヘリウムに変化したら、水素結合が壊れて遺伝子が切れる。塩基のATGCも変化が起きて正常に機能しなくなる。だから、どういう影響が出るか予測がつかない、その影響は(因果関係が)何もわかっていないというのが精確なところだ。

 人間の体内にはさまざまな癌抑制遺伝子があり、日々体内に発生する癌細胞を殺して掃除してくれている。その癌抑制遺伝子のどれかの水素結合が切れたり、内部被爆で強い放射線の影響を受ければ機能しなくなる。
  rb、p53、APC遺伝子の例が黒木登志夫著『がん遺伝子の発見』(1996年 中公新書)「第五章 がん抑制遺伝子の発見」に載っている。ずいぶん古い本だから、あたらしいものを読んでもらえれば幸いである。高野利也著『ガン遺伝子を追う』(1987年刊 岩波新書)はさらに古いが、SRLにいたときに読んだ本だ。88年に読んでいる。p53遺伝子は細胞内でのDNA修復や細胞増殖停止、癌化した細胞にアポトーシス(プログラムされた細胞死)などを起こさせる。
*p53遺伝子
https://ja.wikipedia.org/wiki/P53遺伝子
 DR5(Death Receptor 5 :細胞死受容体)というのもあるようだ、アポトーシスに関係があるのだろう。

 このころ(1986-89)SRL八王子ラボの図書室を利用して、仕事の合間にNatureやScience、Oncogeneなどおもしろそうな科学・医学専門雑誌を片っ端から読んでいた。翌年、89年に学術開発本部担当役員の直属のスタッフとして異動して、製薬メーカと検査試薬の共同開発や海外の製薬メーカからのラボ見学対応などの仕事をしている。SRL八王子ラボは米国の大手臨床検査センターが、まるごと設備を買いたいと申し入れるほど進んだ世界最先端の臨床検査ラボだった。二番目に挙げたのはそのころの興味を示す懐かしい本だ。Noan Chomsky 1986, Kowledge of Language. Its Nature, Origin, and Use. もそのころ読んだ。構造言語学の専門書である、国内最先端の統合システム開発の仕事を「卒業」していたので、自然言語処理に関する基礎的理論に興味が移った。

 遺伝子の異常は染色体の異常として現れるケースがある。たとえば21番トリソミーでダウン症を発症する。他の染色体に異常が出ると、たとえば、脊椎二分裂症とか無脳症になるケースもある。出生前診断のMoM値でわかるのは、染色体異常による先天異常である。2本で対になっている染色体が3本になるのがトリソミーだ。増えるのではなく減る場合もある。deletion(欠損)もある。白血病もいくつかの染色体異常で起きる病気だ。1988年か89年にSRL八王子ラボ染色体課に英国メーカIRS製の染色体画像解析装置を3台導入した。そのときに副社長にラボで講演をしてもらった。30年間染色低研究をしてきた人で、分厚い専門書を書いていた。シャンプーに添加されているさまざまな化学物質が頭皮細胞から取り込まれて、白血病を増やしているのではないかと疑っていた。30年間で白血病が異常に増えていることに言及して、その有力な原因のひとつがシャンプーの添加剤ではないかと推定していた。「朝シャンが」はやり始めた時期である。検査機器やコンピュータ機器などSRLで固定資産に計上されるものは、社内規則で購入申請書をあげることになっており、わたしが担当者だったから受付・審査してから、それぞれ決裁権限者へ回していた。染色体画像解析装置は1台5000万円だった。いい機会だから、輸入業者の日本電子輸入販売へお願いして、IRS副社長へ講演依頼をしたのである。染色体化のI原課長との共同企画だった。SRLでやっている染色体検査は、外注検査市場で8割のシェア―をもっていた。圧倒的にガリバー型の寡占である。福島第一原発事故のあった2011年以前と以後の染色体データを疫学的に調査すれば、はっきりした結論が出せるだろう。SRL八王子ラボには、全国の病院から依頼された膨大な染色体検査データが電子ファイルで保管されている。このデータは研究者にとっては宝の山だ。患者情報を抜いて、学術研究用にオープンにしてもらいたい。研究者とは守秘義務条項を織り込んだ契約書を交わせばいい。も3年ほど学術開発本部にいたら、自分でやっていた仕事だ。

 話をまとめると、トリチウムは生体内では水と区別できないから、細胞組織に容易に入り込む。人間の身体は外部から取り込んだもので成り立っているから、トリチウムを取り込むことで内部被爆を起こす。距離がゼロだから、α線もβ線もγ線も細胞や細胞核内の染色体やそれを構成するDNAに深刻なダメージを与える。細胞核にトリチウムが侵入することで、ヘリウムに変わりDNAの水素結合が切れて、DNAがバラバラになり、染色体異常や、DNAがコードしている蛋白質や酵素の機能異常が起きる。癌抑制遺伝子もその中の一つだ。正常細胞のDNAがダメージを受けたら、DNAの部位によっては癌化が始まる。医学関係の研究者にはこれらのことは常識だろう。

 北大の先生は1950年以前に比べて癌が5倍に増えているが、トリチウムの影響を疑っている。トリチウムが細胞内で放射線をだせば、そのことでも遺伝子が壊れ、癌化やさまざまな病気が発症することになる。実際に因果関係が証明されたときには取り返しのつかぬことになる。

 トリチウムが人体に影響なしという、因果関係を証明するデータはない。影響しているという疫学的な調査研究はある。科学技術庁の調査研究データでもそのことはあきらかになっていると北大の先生。胎児への影響も明確になっているという。その影響は被爆した世代だけではすまないのである。

 聞いていた、コメンテータの一人、玉川氏は、別の論点を提起していた。福島第一原発をコンクリートで覆って、空冷にすれば汚染水の発生が止められるのではないか。そしてトリチウムは技術的に除去できる、除去してから放出すべきだ。政府も東電もトリチウムを処理するには莫大なお金がかかるので、言い出さない。それを言い出せば、原発はコストが高すぎて廃止すべきという結論になるからだ。

 汚染水に含まれている放射生物質はトリチウムだけではない、他にさまざまな種類の放射生物質が残留したままになっていると北大の先生が指摘していた
 要するに、莫大なコストがかかるからやりたくないというのが、東京電力と政府の本音である。これらのコストを、現行のルールに従って電気料金に上乗せしたら、電力料金は10倍にしても追いつかないだろう。原子力発電は原発事故の処理コストを算入して計算すると莫大に高いことが明るみに出て、国が60年間推進してきた原子力政策は潰(つい)える
 原子力発電政策は嘘とごまかしに満ちている



*「福島第1汚染水毎時3シーベルト 建屋地下、吸着材原因か」共同通信ニュース9/26
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/福島第1汚染水毎時3シーベルト-建屋地下、吸着材原因か/ar-AAHSJhy?ocid=spartanntp
 
 

 東京電力は26日、福島第1原発で発生した高濃度汚染水をためている「プロセス主建屋」を調査した結果、地下2階の水から最高で毎時3シーベルトという高放射線量が計測されたと発表した。水中には2011年の事故発生直後、放射性物質を吸着する物質を詰めた土のうが積まれており、東電はこれが原因とみて処理方法などを検討する。
 汚染水の水深は約4メートル。昨年12月の事前調査では、底の周辺で毎時約2.6シーベルトが計測されたため、今年9月に線量計やカメラを搭載した水中ドローンを使って調べた結果、土のうの上で線量が高い傾向があり、最高で毎時3シーベルトが計測された。

<関電会長ら6人に1億8千万円 元高浜町助役から、原発マネーか>

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/関電会長ら6人に1億8千万円-元高浜町助役から、原発マネーか/ar-AAHTvdB?ocid=spartandhp#page=2

 関西電力の八木誠会長(69)、正副社長ら役員6人が2017年までの7年間に、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役(3月に死亡)から、計約1億8千万円の資金を受け取っていたことが、金沢国税局の税務調査で分かった。複数の関係者が26日までの共同通信の取材に明らかにした。
 元助役は資金提供について「お世話になっているから」と説明しており、工事費として立地地域に流れた「原発マネー」が経営陣個人に還流した可能性がある。
 関電広報室は26日夜、「一時的に各個人の管理下で保管していたものはあるが、儀礼の範囲内以外のものは既に返却を完了した」とコメントした。


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がん遺伝子の発見―がん解明の同時代史 (中公新書)

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  • 作者: 黒木 登志夫
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1996/03/25
  • メディア: 新書
ガン遺伝子を追う (岩波新書 黄版 352)

ガン遺伝子を追う (岩波新書 黄版 352)

  • 作者: 高野 利也
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1986/09/22
  • メディア: 新書

 「癌抑制遺伝子」をキーにして、検索したなかから3冊ピックアップした。これら3冊は読んでいないので内容についてコメントできない。一番最後の本にはp53がん抑制遺伝子に関するその後の研究に言及があるようだ。

がん遺伝子とがん抑制遺伝子 (Molecular Medicine Series)

がん遺伝子とがん抑制遺伝子 (Molecular Medicine Series)

  • 作者: 山本 雅
  • 出版社/メーカー: 南江堂
  • 発売日: 1996/04
  • メディア: 単行本
がん遺伝子・がん抑制遺伝子

がん遺伝子・がん抑制遺伝子

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中外医学社
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 単行本



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