小出氏:ですから、私は、水素爆発だと思っていますし、
いずれにしても、水素爆発が起きた事は確実だと思いますけれども、それに伴って核爆発、核暴走ですね、までが起きたかどうかという事に関しては、たぶんないと、ずっと私は思って来ました。
所が、いろいろなデータが次第に出て来まして、私が今一番注目しているのは、包括的核実験禁止条約というのがあって、世界中のどこかで秘密裏に核実験が行われているかどうかという事を、監視するための測定機関があるのです。
日本の場合はそれが(群馬県)高崎にあって、待機中の微量の放射性物質を
常に監視しながら、どこかで核実験が行われているかどうかという事を
ずっと監視している組織があるのです。
MC:国際的組織なのですか。
小出氏:国際的な、包括的核実験禁止条約を検証するための組織です。
そのための日本の組織もあって、それが高崎で観測を続けて来た訳ですが、その施設でずっと放射能を計って来た所、
3月15日から16日にかけての空気中の放射性各種の分析ももちろんしていたのです。
その日はちょうど東京にも物凄い濃密な放射性物質が飛んで来た日ですけれども、高崎のその研究機関で測定した所、ヨウ素135という放射性核種が大量にあったという報告がなされています。ヨウ素135という放射性核種は、半分に減るまで6.7時間という比較的寿命の短い放射能です。
MC:6.7時間で半分になる。
小出氏:そうです。
3日も経てば1000分の1になってしまう、非常に寿命の短い放射性核種なのです。もし、福島の原子力発電所が、3月11日で停止したのであれば、その時原子炉の中にあったヨウ素135は、3月15日の段階ではもう殆ど無いと思っていいと思います。
MC:そうですね、3月11日から3月15日までの間に、もう物凄く微量になっているはずですよね。
小出氏:そうです。
もう4日経っている訳ですから、何千分の1かになっているはずで、ほとんど無いと言って良い位になっているはずなのですが、その高崎で計っていた機関の測定結果によると、
膨大なものがあった、ヨウ素135が。もしその測定値が正しいとすれば、そのヨウ素135は、3月15日あるいは3月14日に生みだされたと考える以外にありません。そうすると、3月14日に3号機で爆発が起きたという、その時に出来た可能性というのは、考慮すべきかもしれないと思います。
MC:という事は、3号機がもし水素爆発であったとしたならば、この直後にヨウ素135(間違って145と発言)が膨大な量で検出される事は考え難いのですが。
小出氏:水素爆発だけなら、もちろんそんな事はないのですね。
ですから、水素爆発に誘発されて、使用済み燃料プール中の使用済み燃料というものが、ある一定の場所に吹き飛ばされて、と言うか、集まって、そこで再びウランの核分裂反応が異常に進んだ、という状況を仮想するのです。仮想するというか、そんな事があったという事がひとつの説明になるかもしれないと。
MC:この時間にヨウ素135(145と間違ったまま)が沢山あるという事の説明のひとつとしてはあり得る、考え得るという事ですね。
小出氏:そういう事も考えなければいけないのかな、と思うように今私はなっています。
MC:という事は、水素爆発はあって、それを引き金にして、もしかしたら核分裂反応が使用済み燃料で進んだかもしれないという事。
小出氏:そのためのひとつのかなり有力な証拠というものが出て来ている訳です。
ただ、こういう放射性物質の測定というものは、東京電力も何度も何度も間違えた情報を出して来た訳ですから、高崎のその包括的核実験禁止条約を検証するための測定機関が間違った情報を出した、という可能性もあると思います。
ですから、情報開示(声かぶってよく聞き取れず)は常に注意をしながら考えなければいけませんが、もしその測定データが正しければ、3号機の爆発というのは、ひょっとすると核暴走という事が起きたのかもしれない、と今私は思い始めています。
近藤氏:先生、この事とレベル7との因果関係というものは無いのですか。
小出氏:ありません。
MC:それとは関係ない。
小出氏:はい。
要するに、核暴走が起きたか起きなかったかという事とは全く関係なく、環境に出て来た放射能の量というのは、別に測定されている訳ですね。多数の地点で。それでもう大量の放射性核種が出て来てしまっているという事は確定している訳です。ですから、それが壊れて溶けてしまった原子炉の中から出て来たのか、あるいは一時的に核暴走という事が起きて、ある程度の量の放射性核種がその時に噴き出して来たのか、という事。
どちらでも良いのですけれども、もう出て来た放射性核種自身の量は解っているいますので、レベル7はもう動かない事実です。
午前2時45分。復旧班が1号機の中央制御室に車のバッテリー2台を直列で結んだ急ごしらえの24ボルトバッテリーを持ち込み、原子炉圧力計を復活させた。
圧力計を見ると、およそ8気圧だった。原子炉圧力は11日午後8時台は69気圧だった。原子炉圧力を下げる措置は何もしていなかった。いつの間にか、69気圧が8気圧へと大幅に下がっていたのである。吉田は首をひねった。
なぜ、圧力が急激にここまで下がっているのか。吉田は、炉主任と呼ばれる原子炉物理学などの専門資格を持つ原子炉主任技術者や原子炉の解析を担当する技術班の幹部と議論した。しかし、専門家であるはずの彼らも燃料が破損している可能性を指摘するものの原子炉圧力がここまで急に下がった理由を説明できなかった。不可解であったが、圧力が8気圧にまで下がっていれば、10気圧程度ある消防車のポンプで原子炉注水はなんとかできる。吉田は議論していても仕方がないと考え、とにかく作業を進めることにした。
後の「サンプソン」のシミュレーションによると、この頃までに、原子炉の中でメルトダウンした燃料が熱を帯び、原子炉の配管の繋ぎ目が溶け出して破損し、放射性物質を帯びた蒸気が格納容器に噴出し原子炉圧力が急激に下がったとみられている。一方で蒸気が噴出した先の格納容器の圧力は急上昇し、原子炉圧力と格納容器圧力がほぼ同じになるという現象が起きていたと推定されている。事態は、吉田ら免震棟の誰も理解も制御もできていない状態に陥っていたのである。免震棟の防災班の社員と南明興産の社員が1号機に向かったが、消防ホースを接続するタービン建屋の送水口がどこにあるか正確に知らなかったため、暗闇の中で送水口を探すのに手間取った。結局、消防車による注水作業が始まったのは、午前4時すぎだった。当初、消防車のタンクにあった1.3トンほどの水を注水していたが、すぐに水はなくなった。消防隊は、1号機のタービン建屋の海側にある防火水槽近くに消防車を横付けして、防火水槽に溜めていた淡水を汲み上げることにした。別の消防ホースをタービン建屋の送水口までのばして接続が完了した。午前5時46分、ようやく注水ができるようになった。吉田が思い描いた消防車による注水作業は、こうして12日早朝から断続的に行われるようになっていた。さらに連載記事<1号機爆発まで24時間50分…東日本大震災が発生した「まさにその瞬間」の「福島第一原発」の「あまりに緊迫した状況」>では、発災直後の緊迫した様子を詳細に語っています。
ごめんなさい、ずっと嘘をついてきました。 ――――福島第一原発 ほか原発一同
いないことにされる私たち 福島第一原発事故10年目の「言ってはいけない真実」
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上の表は、「精子の状態が低下する可能性がある習慣リスト」だ。順を追って説明しよう。まず、①の頻繁なサウナ通いは、精子の状態が低下する可能性がある。定期的にサウナに通い、サウナ→水風呂→外気浴と温冷交代浴で体を“ととのえる”「サ活」がブームだが、特に妊活中はNG。週に2回、1回15分のサウナに入ることを3カ月続けると、精液の状態が悪くなるというデータがある。サウナ通いをやめても、正常に戻るには3カ月では足りず、半年もかかるとされる。
「精巣は熱によるストレスに非常に弱いため、鼠蹊部は締め付けず、精巣を温めすぎないことが大切です。特に妊活中は、サウナ同様、長風呂もできるだけ控えて」(プリンセスバンク・香川則子さん)
②、③も同様の理由からNGだ。②のブリーフやビキニ、ボクサーパンツなどは精子の状態が低下する可能性がある。ぴったりした下着は精巣の温度を上げたり、血流を圧迫したりするためだ。また③膝の上にPCを載せて作業をすると、PCの発する熱で精巣付近が温められ、精巣機能が低下するとされる。
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だが、精子の加齢は、てんかんの発症率が上がったり、未熟児が生まれやすくなったりするなど、生まれてくる子どもの健康に関係することが最近の研究でわかってきている。
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