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#2834 爪のミネラル分析:福島第一原発事故後ウラニウムを含む放射性物質が増えた  Oct. 11, 2014 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 栄養医学研究所が受託した過去14年間の爪のミネラル分析データ(6000件)をながめて、栄養医学研究所のS所長は2011年3月の原発事故以降、「ウラニウムを含む放射性物質」が顕著に増加している述べている。
 栄養医学研究所は日本の大手臨床検査センターではミネラル分析をしているところがないので、ドイツのラボに爪のミネラル分析を依頼している。
 米国の臨床栄養学者であるDr.ブッシュも、「日本人のウラニウムの検出率がこの10年前には僅か0.01%だったものが、この2年間(2011年3月以後の2年間:2013年の発言であることに注意)で37%まで急激な上昇をしている。この背景は自然界に存在するウラニウムの被ばく量をはるかに超えている」と証言している。
 爪のミネラル分析ではウラニウムを含む放射性物質が福島第一原発事故由来のものはどうかはわからない。しかし、2011年3月11日以降の検査データでそれまでにはほとんんど検出されたことのなかったウラニウムを含む放射性物質の検出が急増していることはたくさんの分析報告書が証明している。福島県下だけではなく、他の地域へのごみの搬出や処分、食物汚染、水質汚染などを通じて関東や東北六県に広がってしまったようだ。放射能汚染の拡散は防ぐことが困難である。

<体内へ取り込んでしまった放射性物質の排出方法>
 さて、体内に取り込んでしまったウラニウムやセシウムをdetox(解毒、体外排出)する方法はないのだろうか。放射性物質を排出する食べ物は確認されていないが、放射性物質による酸化ダメージを緩和する植物はたくさん存在しているようだ。
(S所長は「第T37回放射性物質から身を守る」では放射性物質を体外へ排出する食材はないと述べているが、取材に応じた音声記録*では、ウラニウムやセシウムを体外に排出する物質の一例としてフラボノイドを挙げている。しかし、放射性物質による酸化ダメージを緩和するというのが臨床栄養学の知見だろう。)
■レスベラトール(フラボノイド系、イタドリに含まれている)
■緑茶
■ゲニステイン(大豆に含まれている)
■甘草(択捉島には蝦夷甘草が群生しているところがある)
■クルクミン(ウコン(ターメリック)に含まれている。カレーの香辛料で黄色いのがそれ)
■朝鮮人参
■ミルクシッスル
■ギンコビロバ(ハーブ素材)
■ニンニク
■生姜
など種類がたくさんある。 
「放射線から身を守る自己防衛法」参照
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*http://seiko-masuoka.seesaa.net/article/257030918.html
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 納豆は大豆が原料だし、寿司には生姜がつき物だし、生姜やニンニクを薬味に使う料理の種類は多い。甘酒に生姜汁をたっぷり入れて飲むのも風邪の予防にはいいだろう。カレーは日本の定番料理の一つだ。気がついてみたら、日本人はずいぶん健康に留意した食事を古来から続けていることがわかる。日本人が伝えてきた伝統的な食材や料理を見直してみたらよい。毎日食べる料理をないがしろにせず、家族そろって手づくり料理を楽しむことも栄養分の吸収という点から大事なことなのだそうだ。コンビニやファストフードはそういう点から好ましくない。手間隙を惜しまない「スローフード」がいいのである。

 取り込んでしまった放射性物質を体外に排出する食材は発見されていないが、放射性物質による細胞の酸化ダメージを緩和する食材は広くあることがわかった。
 環境を放射性物質で汚染してしまったら、数百年から数万年の間汚染拡散が続く。だから環境を放射性物質で汚染してはならない。原子力発電所事故による放射能汚染は未来の人類の生存脅かす。
 体内に放射性物質を取り込んでしまうと、人間にできることは食材に留意して放射性物質による細胞の酸化ダメージを緩和することだけに限られている。
 臨床栄養学はなかなか役に立つ学問のようだが、日本で臨床栄養学の講座をもっている大学は皆無、大学に臨床栄養学の講座が早くできればいい。
 栄養医学研究所長のSは日本における臨床栄養学の草分けの一人である。福島第一原発事故でいまも被害に遭われている皆さんに臨床栄養学の知識が役に立つことを願っている。

<余談>
 プルトニウムを尿から体外排出するキレート剤が2種類薬事承認・発売されているが、体内の必須ミネラルを根こそぎにしかねないので、小児への投与はやめたほうがいい、そしてアダルトへの投与も欠乏する必須ミネラルを補充できるような専門知識のあるドクターの下ですべきであることが、彼のブログに書かれている。被爆後24時間以内でないと効き目がないこと述べられている。プルトニウムよりも必須ミネラルであるアルミニウム・カドミウム・鉛・ニッケル・コバルト・銅・鉄・マンガン・亜鉛をキレート(捕捉)して尿から排泄させる薬剤だという。深刻なミネラル不足という副作用をともなう薬であることを知っておきたい。
*T61回 解毒続きでもう1つだけ・・ 
http://nutmed.exblog.jp/13810347/

 ebisuは同じ会社で二つの案件で彼と一緒に仕事をしたことがある。1990年頃のことで、一つは沖縄米軍、もう一つは某大学医学部産婦人科医との共同研究、どちらも日本で初の出生前診断検査導入に関わるもので、ハッピーで有意義な仕事だった。後者はトリプルマーカの日本標準値となって結実した。トリプルマーカはあたらしい検査法方が開発されて、最近その役目を終えたようだ。白人よりも標準値が3割高かった。オリエントと白人に人種差の大きな検査だった。白人を基準にすると黒人は1割高い。だから、トリプルマーカの測定・統計解析から言える事は、白人とオリエントの人種差は白人と黒人のそれよりも大きいということになる。それ自体が研究対象になりそうな、面白い結果ではないか。学問は疑問という卵を温め続けるところから始まる。

*ブログ「臨床栄養士のひとり言」
第1302回 ウラニウム高値の人が増えている事実 
http://nutmed.exblog.jp/19296485/

第1304回 爪分析のウラニウムの数値は高いままでした  
http://nutmed.exblog.jp/19334802/

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