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#5268 散歩と虫たち Aug. 4, 2024 [36. 健康]

 午後6時少し前に散歩してきました。
 1700mのコースです。朝からシュワシュワと大合唱だった虫たちのざわめきも幾分収まり、違う虫たちの合唱へと交代します。林の前を通ると、ヒグラシの「カナカナ」という涼し気な声が聞こえてきます。夕方の涼しい風に乗って周囲に響き渡るヒグラシの声はちっともうるさくありません。

 1700mを22分かけてゆったり歩きます。分速77m、これくらいがいまは無理のない歩き方です。背筋を伸ばして、80㎝ほどの歩幅で大地を蹴るときに、足の指でつかむように歩きます。重心が揺れずに移動していくのが感じられます。
 夏の夕方はなんともいえないやさしさがあります。熱を失った地面をゆっくり通り過ぎていく風、その中をただ背筋を伸ばし、ゆっくり歩みます。

 歩幅90㎝、分速100mで歩くのはやめました。心房細動起こす可能性がありますから。気を付けているので、4月以来、一度も心房細動症状がありません。うれしい!

 7月は猛暑日(最高気温が35度を超えた日)が18日ありました。その内13日が36度超でした。8月も暑い日が続くようです。
 ご高齢のみなさんは、ご自愛ください。
 わたしは、冷房つけて寝ることが多くなりました。
 
<余談:クマゼミ>
 朝からお昼にシャワシャワとかまびすしいのはクマゼミでした。ネットで鳴き声を検索できます。アブラゼミも混じっています。近くにある一本の大きな樹には100~200匹が樹液を吸いながら大合唱しているようです。
 夕方近くになると「みーんみーんみーん」とミンミンゼミが鳴き始めます。遠くで鳴くヒグラシは「カナカナ」と涼し気に聞こえます。やかましくないからですね。


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#5259 老いてなお美しく歩こう July 18, 2024 [36. 健康]

 それは56歳の時にスキルス胃癌の手術をして数か月後のことでした、ビルの廊下の窓に移った自分の歩く姿に愕然としました。夜になると大きな窓ガラスは外が暗いので鏡になります。その窓ガラスに映った姿が老人そのもの、歩き方が変化してしまったことに気がつきました。

 胃と胆嚢の全摘手術、横行結腸も一部切除したので、お腹には縦にホッチキスの後が23個ついてました。そこが攣(つ)れる感じがして、かばうように自然に前かがみになっていたのです。それまではブリッジしてそのまま立つことができましたが、手術の傷跡が攣れる感じがして、ブリッジをしなくなったら、できなくなりました。

 背筋をスッキリ伸ばして、大股で悠然と歩くのが好きでした。剣道部の人は姿勢がいいのが多い、親友のお兄さんが根室高校剣道部で姿勢にいい人です。わたしは柔道部員、剣道と柔道は同じ建物を二つに分けて使っていました。柔道部員には歩く姿が美しい人はなかなかいません。柔道をやっていて姿勢の好い歩き方をする人がいたら、たぶんおっそろしく強い。他の武術も身につけている可能性がありますから。

 SRL八王子ラボで機器購入を担当していた時に、打ち合わせを兼ねて頻繁に検査部・課へ出入りしていました。八王子ラボはとても広いのです。業務部門と検査部門を全部案内して回る(ラボ・ツアー)と5時間かかります。要件を作って、毎日検査部・課へ出入りしますので、白衣を着てゆっくりと大股でラボの廊下を歩きます。学術開発本部へ異動したときに、直属の上司の本部長が「ebisu、偉そうに歩く」と言いました。決して偉そうなわけではなくて、姿勢がまっすぐなだけでした。(笑)
 
 老人の歩き方は、歩く軸がぶれます。バランス感覚が鈍くなるからでしょう。軸がぶれる歩き方だと、歩きながら揺れていますから、混雑した場所だと前から歩いてきた人とぶつかりやすくなります。
 軸ブレを小さくするには、脚上げ運動が効果があります。脚を片方ずつ臍(へそ)から心臓の位置ぐらいまで上げます。普通の速度では22秒/10回、ゆっくりだと33秒/10回です。ゆっくりやった方がバランスをよくするのに効果が大きいのですが、腰への負担が大きくなるので、自分の身体に聞きながら調節します。EXCELで記録をつけていますが、3000~9000/月やっているようです。
 ばらつきが多いのは、散歩したときは脚上げ運動の回数が小さくなるからです。重心が移動する散歩の方が全身運動になって身体に好いのです。そして外歩きの方が気分がいい。

 今度は散歩の速度を書いてみます。分速110m、歩幅90㎝がMaxです。これで上り坂を15分も歩くと、いまは心房細動が起きかねませんから、こんな速度では歩きません。
 割と平坦な場所は歩幅80㎝、分速80mでゆったり歩きます。これなら息も心拍数もほとんど上がらないからです。75歳ですから無理しない。(笑)
 背筋を伸ばして、軸がぶれないように、少し大股で美しく歩くようにしています。
 スキルス胃癌と巨大胃癌併発で、胃の全摘、胆嚢切除、浸潤していた横行結腸一部切除の手術をしてから、明後日で満18年になります。19年目に...
 主治医だった消化器内科医の岡田先生(根室市岡田医院)と手術を担当してくれた釧路医師会病院の若い外科医(当時30代前半)の後藤幹裕先生(音更町・木津東クリニック院長)に感謝。手遅れのステージⅣでした。

(岡田医院のお父さん先生のほうはオヤジの大腸癌の診断をつけてくれました。息子さんの岡田優二先生がわたしの巨大胃癌を診察して、すぐに釧路医師会病院への入院を手配してくれました。親子2代でお世話になりました。)現在は、駅近のクリニックの消化器内科医のドクターが主治医です。もう1年半になるので、身体の状況を話しやすくなりました。心房細動が起きたときも状況を説明したら、すぐに心電図をとってくれて、隣の診察室で診療していた循環器専門医へ「不整脈出てるので診察してあげてください」と伝えてくれました。すぐに見てもらえました。主治医との良好なコミュニケーションは大切です。いままでにない症状を感じたら、すぐに主治医に相談です。主治医と同じ苗字の人がSRL八王子ラボ庶務課で仕事していました。住所がクリニックと近いので、たぶんいとこではないかと思っています。主治医と程同年齢、明るい性格のよく笑う人でした。同じ医療センター内の腎臓専門医に尿管結石を診察してもらったことがありました。彼は東京医大卒のドクターで、市立根室病院へ勤務経験のある人でした。診察しながら、市立根室病院が建替えられたことなどを話していたら、痛みが消えていました。小さな結石が尿管を通り抜けて暴行へ落ちたのでしょう。)


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#5236 MTBで3.6度の坂を登る:心房細動起こさぬように... May 22, 2024 [36. 健康]

 坂を急いで登っている途中で3度心房細動が起きました。小走りで登ったときが2度、マウンテンバイクで8~10km/hで登ったときの計3回です。
 今日、MTBで試してみました。速度を3.5~5km/hにして、ギア比は1:1、勾配の緩いところは6km/h、これなら息切れしませんでした。歩いて登るより楽です。下りは45㎞までしか出しません。見通しが悪いところは30km以下の落とします。ブレーキなしだとこの坂なら60㎞出そうです。

 国土地理院の版のベクター版の地図で計測したら、800m走って50mの標高差があります。
 使い勝手のよい地図です。区間を指定して、距離や断面図が計測出来ます。
 ぜひ使ってみてください。
 地理院地図Vector|国土地理院 (gsi.go.jp)
 「国土地理院vector版の使い方」

 これが今も乗っているブリジストン製のMTBです。ギアはフロントが3枚、リアが7枚の21段変速車です。空気圧は4.5bar。車体は頑丈で重く、少しくらいの段差は平気で斜め横断できます。タイヤの幅が5.5㎝もあります。ブレーキもディスクブレーキですから、利きが好い。一番軽い設定だと、前と後ろのギア比は1:1で軽いのです。上り坂はこの車が楽でいい。T字路を向こうから右折してきた車に左折の進路をふさがれてフルブレーキして、空中で1回転したことがありました。フルブレーキの際にはお尻をサドルから外して後方へずらしますが、右折車がセンターラインを早く超えて、進路をふさぐコースをとるとは思わなかったので、クルリッと1回転して、受け身はしましたが、縁石に大腿部を打ち付けました。痛かった。みるみるはれ上がってきました。骨折したかと思いましたが、立てましたね。
SSCN1271s.jpg

 このロードバイクは写真を撮った1か月後に廃車しました。ミヤタ製の最初のガーボンフレーム車です。細いタイヤで空気圧は10bar、MTBの2倍です。ロマンの硬さがそのままハンドルに伝わってきますから、時速50㎞以上だとその振動がたまらなく”おいしい”のです。路肩を走って小石を拾い簡単にパンクすることがあります。アスファルト路面の亀裂も幅が5㎝もあると要注意でした。間に草の生えているところを走ります。車がほとんど通らないコースを選んで走っていたので、そんなことが可能でした。
 オヤジの形見だったので30年間大事に手入れして使っていました。これでこの坂は上れません。ギア比が無理なのです。この坂を登ることを想定していたので、MTBのほうを引っ越してきたときに持ってきました。これくらいの下り坂だと短い坂でもトップギアで時速60km出てしまうので、都会では危なくて乗れません。タイヤが細いので、フルブレーキでは姿勢をまっすぐにしていても、滑って流れます。何度かに分けてブレーキングしてました。冬の自動車の運転と一緒です。すぐには止まれません。時速50㎞以上で転んだら、よくて大怪我です。痛いのは一瞬、すっとあの世に行けるかもしれませんね。
DSCN6894s.jpg



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#5216 オムロン上腕血圧計HCR-7201 Apr. 22, 2024 [36. 健康]

 昨日標記血圧計を購入、女房殿の血圧が高めなので、毎日測定したくて買い物に付き合いました。
 脈拍が出るのと不整脈もわかると謳ってあったのでついでにわたしも使ってみました。
 11:55に測定したら、
 血圧101-68、脈拍57/分
 血圧は消化器内科医に測定してもらうといつも上が120台です。極東の町で3か月ごとの定期検診のときには下が50台、上は90~100でした。スキルス胃癌の手術から16年間、一度も120になったことがありませんでした。主治医の消化器内科医岡田先生も看護師長のおくさんも、付き合いが長かったので、わたしはよほどリラックスしていたのでしょう。(笑)
 測定のときにすこし緊張しているのかもしれませんね。ふだんは消化器内科医のドクターですが、循環器の主治医が測定しても上は120を超えてました。

 やはり脈拍は正常、ふだんはこんなものです。高速音読トレーニングをすると90~100/分ぐらいに上がっていました。
 「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」
ギアを急激に上げてはいけないようです。
何事も年齢と相談しながら...ですね。(笑)


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オムロン 上腕式血圧計 HCR-7201

オムロン 上腕式血圧計 HCR-7201

  • 出版社/メーカー: オムロン(OMRON)
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#5215 心房細動の原因と思われること Apr. 22, 2024 [36. 健康]

 精神の緊張状態が心房細動の引き金になるようです。それで、思い当たることはないかと考えました。ひとつありましたね、英語の音読です。速度アップを急激にし過ぎたのではないかと思います。急にギアを上げ過ぎたようです。
 3月になってから、シャドーイングは分速180ワードまでアップしてました。高速音読は分速216ワード、早口言葉のトレーニングですが、途中でちょっとでも引っかかるとアウトです。だから精神の集中が必要でした。
 精神の緊張が必要のない速度まで落とせば、不整脈や心房細動が消えるという仮説を立てて、実証実験してます。先週からは音読もシャドーイングも144ワード/分に落としてやっています。今週は20回目から156ワード/分で高速同調音読、26回目から同じ速度でシャドーイングという風にちょっとだけスピードアップしてます。
 NHKラジオ英会話の速度は120ワード/分ですから、1.2倍速(144ワード/分)でならゆったりやれます。「はじめちょろちょろ中ぱっぱ」、御釜でご飯を炊く要領です(笑)

 心房細動を抑える薬と血液凝固を妨げる線溶系の薬剤を3/29から飲み続けています。最初の3日間は午前中下痢が続いたので、薬が合わないので困りました。胃を全適しているし胆嚢もないので午前中は体調が悪く、下痢しやすいのですが、3日間続くのでは、体重減少を招きしだいに体力を失います。
 身体の内部を観察してみました。朝起きぬけにリンパ摩擦をするときにお腹の中央当たりの奥の方に軽い痛みがあるのがわかります。ひょっとして、就寝時に胆管から胆汁液が出続けることで、胆管と小腸をつないだ部分が炎症を起こしているのではないかと考え、朝5~6時ころに目覚めたときに、ドライマンゴー入りのヨーグルトを大匙2杯食べまた一眠り、7:40分に起きて8時ころに、焼き芋を2㎝厚くらいに切って食べてみました。朝食は9時15分頃です。一週間目です。
 お腹の中央の軽い痛みが消えるとともに、午前中の下痢症状がなくなりました。固めの健康な色の便が出ているので仮説はどうやら当たっていたようです。

 脈の乱れを整える薬剤は「フレカイニド酢酸塩錠50mg」は体に合わないので、先週から朝の服用量を半分にしてます。刃の薄い鋏でカットして残った半量は透明なケースに保管して翌日飲んでいます。刃が薄くないと小さな錠剤ですからきれいにカットできません。厚い刃でカットして潰してしまうと粉になるのでいけません。心房細動がなければ必要のないお薬ですので、もう少し様子を見て、データを取り、循環器の主治医に薬の服用の仕方について相談してみます。

 午前中の下痢がなくなったので、このところわずかずつ体重が増えています。その日の体重と7日間移動平均値をモニターしています。
 今朝の体重は58.9㎏、体脂肪率は20.3、骨格筋率34.2、BMI値20.0
 4つのデータは、いずれも今年最高値をマークしています。

 2週間ほど前からザバスプロティンを牛乳に溶かして毎日飲んでいます。これも効いているようです。koderaさんに数年前に教えてもらいましたが、あまりおいしくないので継続してませんでした。最近は重宝しています。koderaさんに感謝!

 ひとつ気になることがあります。ALPが基準値よりも高い、なにか病気が隠れているかもしれません。2020年ころにも基準値をはみ出しています。関係は不明ですが、このころに2度目の尿管結石症状がありました。

*#4200 アルカリフォスファターゼ(ALP)少し高め Mar. 9, 2020

**ALPが高くなる病気
 便利がいいね、インターネットで検索するとすぐにヒットします。胆汁液の出の異常によるもの、骨の病気に関するものの2種類のようです。胆嚢はスキルス胃癌と一緒に切除したので、四六時中流れています。胆管がもし閉塞を起こせば、たちまち便の色が白っぽくなるのでそれとわかりますから、これは病名のリストから外していい。ドクターの意見を聞いてみよう。

  この記事の中に心筋梗塞の話が出てきます。循環器内科には「カテーテル班」「不整脈班」「それらではない班」の三つに分類されるようです。


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#5204 心房細動とは?カテーテルアブレーションとは? Mar. 31, 2024 [36. 健康]

 29日に定期検診の結果を聞きにクリニックを訪れました。検査データはいつものようにヘモグロビンが基準値を少しだけ下回っていました。赤血球数は今回は基準値よりも少し上で改善してました。スキルス胃癌と巨大胃癌の併発で胃と胆嚢の全摘、癌が浸潤していた横行結腸の一部切除手術後の貯蔵鉄枯渇による悪性貧血ですから、こんなもので良しです。
 胃の全摘手術をすれば、数年後には貯蔵鉄が徐々に失われていくので、みなさん同じ症状が出ます。鉄の補充を定期的にする必要があります。
 中性脂肪が前回86から204に跳ね上がっていました。基準値が30-140ですから高い。体重が2か月間で1.5㎏増えています。食べる量を増やしたのではなく、下痢の回数が少なくなっているので腸の消化吸収能がすこしだけ上がったのだと思います。

 心臓の違和感があるのと、不整脈がでている、」そして最近バスに乗って座った途端に、気持ちが悪くなって脈拍が180/分に上がった(30秒ほどでおさまりました)ので、診察のついでに(消化器内科専門医の)院長に相談したら、「心電図をとってみましょう」ということになり、すぐに心電図検査をしてもらい、不整脈と心房細動のあることがわかりました。
 心拍数が190前後にアップしたことはスキルス胃癌の手術を2006年にしてから4度目です。朝食後1時間ほど後にトイレに座った途端に動悸が激しくなり、1~3分間おさまりませんでした。救急車を呼んでも間に合いそうもないので、おさまるのを待つだけでした。2度、もう心臓が持たない、死亡診断書の死因は「心不全」かなとあきらめましたね。でも、もちました、ぎりぎりセーフでした。ひさしぶりに四度目が起きてしまいました。18年間で四度ですから、頻度はとっても少ないですが、心臓の具合がこの2週間ほど何かおかしい、そこが以前とは違っていました。ヨガや座禅で身体が発する声に耳を傾けていますので、違和感が続けばわかります。

 金曜日は循環器の専門医が来ている日なので、「ちょうどいいから、診察してもらいましょう」と院長は気楽に言いながら、隣の診察室のドクターに「悪性貧血の患者さんなのですが心房細動が出てまして、診てあげてください」と紹介してくれて、すぐに診察していただきました。スムーズな流れ、なんだかついてました。(笑)
 30代後半の若いドクターでした。心房細動の説明を受け、75歳だからそれだけで「ステージ1」で線溶系の薬と、心房細動を抑える薬の服用を薦めてくれました。このまま細動が続くと心房内で血栓ができて脳へ飛び脳血栓の可能性や心房が肥大化して心不全の可能性がありますとのこと。2週間薬を飲むことに同意して、2週間後に心臓の超音波検査の予約を入れてもらいました。線溶系の薬剤は「イグザレルト錠15mg」、脈の乱れを整える薬剤は「フレカイニド酢酸塩錠50mg」。そういうわけで2週間様子見です。

 心房細動が薬で収まればOK、おさまらない場合はカテーテル・アブレーションという心房を焼灼(しょうしゃく)する手術が標準治療ですという説明がありました。インターネットで解説動画を見ておいてくださいと言われて、見ました。大腿部の血管からカテーテルを入れて、高周波電流で心房内部を焼灼する術技です。焼灼とはいっても50~60度の温度です。術例が多いことがわかりましたが、歓迎したくないですね。でもこれでほとんどの人が心房細動がおさまるようです。細動に関係する電気信号が伝わる回路を遮断することになります。合併症のリスクはあります。その中のひとつである「心タンポナーデ」という事故例は心臓カテーテル手術で以前耳にしたことがありました。市立根室病院の事故例で裁判になって、9000万円の損害賠償判決が出た記憶があります。
 合併症は滅多に起きないのでしょう、カテーテル・アブレーションの術例は年間10万件を超えています。
 先々週、歩いているときに脚がかくんと折れて、意識が半ば飛びました。違う景色が見えて、時々現実の景色がフラッシュしてました。空中を泳いでいるような感覚がありましたので、そのときの状況を説明しましたが、心房細動と関係があるかどうかはわからないということでした。誰もいないところであれが起きて意識が完全に飛んでしまったら、危うい。多少気持ち悪くはなったような気がしますが、苦しくはありませんから、死に方としては楽ですね。歩いている途中で心不全で急死ということもありえそうです。命は天任せでいい、わたしが考えることではありません。

 診察後、血液検査のために採血してもらいました。検査項目はPT-INRとBNPでしょう。2本採血してました。検査の外注先はLSIメディエンス、元の三菱メディカルサイエンスです。1990年頃三菱メディカルの学術担当取締役からラボの見学要望があり、当時SRL学術開発本部スタッフだったわたしがご案内したことがありました、3時間ほどかけてご案内してさまざまな検査分野の自動化の説明してます。SRLはオープンでした。特注品やメーカーとの共同開発品がが多いので、オープンにしても支障がありません。真似できませんから。検査部門で仕事している人は検査技師や薬剤師などの有資格者が9割を占めています。日本の大手臨床検査センターでこんなに有資格者の多いラボは他にはないでしょう。だから、新規開発項目の半数以上がルーチン検査部門で働いている人たちから提案されます。何か研究したければ協議書を書けば、その研究に必要な必要な機器と検査試薬を揃えます。研究部や開発部に所属していなくても、研究できる体制が整っていました。
 採血しているときに診療が終わった院長が通りかかり、ちょっと話しかけてくれて通り過ぎました。不安げにみえたのか笑顔でしたね、ありがたかった。

 朝、食後に英語のシャドーイングをやるのをやめました。午前中は体調が悪いのです。胃がないので、食事をすると食べたものが小腸へ直行して消化が始まります。血流が腸へ集中しています。そこへ高速シャドーイングをやると、意識を集中するので、脳の血流が上がり、腸の方と綱引きになり、心臓への負荷が大きくなっているのではないかと考え、食後のシャドーイングをやめました。薬が効いたのか食後のシャドーイング中止が効いたのか、心房細動の自覚症状が消えています。
 こうしてブログ書いていたら、また脈が妖しいですね。出てます。いま11時12分です。ちゃんと記録して置きます。(笑)40分で違和感が消えました。3時から1.3倍速(156語/分)でNHKラジオ英会話の今週分のテクスト6つ、シャドーイングを合計百回しました。心房細動は感じません。

 シャドーイングは1.3倍速の156語/分を標準に切り換えました。そして1.5倍速(180語/分)~1.8倍速(216語/分)は食後1.5時間後、体調のよいときだけにします。急がない!(笑)
 まだ楽しみたいことがあります。先週と今週、小学生の孫と夏目漱石『坊ちゃん』の音読を一緒にしてます。リズムが好いのと、面白い場面や面白い表現が次々にでてくるので、そのたびに目を見合わせてげらげら笑っています。こんなに楽しい時間があるとは思いませんでした。

*「SRLあきる野ラボ:HUグループ世界最大の自動化ラボ稼働」2022年5月30日日経ビジネス
 あきる野の新ラボ見学したくなりました。

**心房細動に関する血液検査項目
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心房細動の人に対して行われる血液検査で特に知っておきたいのが「PT-INR」「BNP」です。
「PT-INR」はProthrombin Time-International Normalized Ratioの頭文字をとったもので、日本語では「プロトロンビン時間国際標準比」といいます。人体の中で血液は固まりやすくなりすぎないようにちょうどいい塩梅で調節されていますが、PT-INRを見ると血の固まりやすさのバランスがわかります。具体的には、数字が1より大きくなると血がサラサラの状態であり、1よりも小さくなると血が固まりやすい状態になります。
心房細動のある人は血栓ができやすくなることが分かっているので、通常よりも血が固まりにくいようにする必要があります。そのため、心房細動がある人は抗凝固薬(ワーファリン、ダビガトランなど)を飲むことが推奨されます。特にワーファリンを使用している人は、どの程度血がサラサラになっているのかをPT-INRを用いてチェックする必要があります。この数値を見ながらワーファリンの内服量を増減します。
「BNP」はBrain Natriuretic Peptideの頭文字をとったもので、日本語では「脳性ナトリウム利尿ペプチド」といいます。BNPは心臓に負担がかかった状態になったときに、心臓を保護するように作用します。具体的には、血管を広げたり、尿を作りやすくしたりして、心臓の負担を軽減します。したがって、BNPが高い状態は、心臓に負担がかかっている状態を指します。
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#5200 運転経歴証明書交付:東京都公安委員会 Mar. 27, 2024 [36. 健康]

 3/15に最寄りの警察署へ出向き、運転免許証を返戻してきましたが、昨日「運転経歴証明書」ができたという連絡が入り、今日、受け取りに行ってきました。
 これで身分証明書はOKです。写真は写真屋さんで撮ったものを使ってもらいました。

 車を処分して1年半、暮らしてみて、車なしでもやれることがわかったので、免許証返上を決意しました。いま住んでいるところはバスの便がとてもいいのです。3系統走っているので日中は1時間に5本くらいあります。
 70歳を過ぎたら、いずれは免許証返上と誰もが考えますが、交通の便がよくなければ、運転免許証はなかなか離せませんね。

 もう故人ですが、中学校の時の担任のサチコ先生は、お住まいの近くのスーパー駐車場で、止まっている車に3度接触事故を起こして、運転をやめました。十数年経ちます。髪を一部紫色に染めたりしてお洒落な先生でした。
 親戚のテッちゃんは病気をして体が弱り運転を続けていましたが、自宅車庫から車を出すときに、アクセルとブレーキを踏み間違えて、そのまま道路の反対側の電信柱に衝突、それをきっかけに運転をやめてます。奥さんが運転しているので、不自由はありません。12年くらい前、70歳前半だったでしょうか。わたしよりも13歳年上です。

 それぞれ、健康状態、脳の老化の状態、子供がそばにいるかいないか、公共交通機関の利便性の問題など、条件が異なります。皆さん悩みますね。わたしも悩みました。車って便利ですからね。


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#5199 リンパ摩擦とストレッチの効果:「顔色よくなったね」と... Mar. 26, 2024 [36. 健康]

 3/20にヘアーカットに行ってきました。一昨年の11月に20年ぶりで東京へ戻ってきてから、また以前と同じ理髪店さんのお世話になっています。カットしてくれるのは同じ年齢の店主です。
 「戻ってきたころは青白い顔の色だったけど、ずいぶん血色がよくなったね」
 「どうもありがとう」
 褒められました。彼もいくつか病気をし、何度か手術しています。お互いに元気でいるのをこうして確認して、喜び合っています。いつまでもそこそこ元気で仕事を続けてもらいたい。同じ人にヘアーカットをしてもらえるのは幸せなことなのです。かれこれ40年近いお付き合いです。

 2/1からリンパ摩擦をしてます。朝は布団の中で12分ほどストレッチをしてから起きます。うがいして口の中の雑菌を吐き出してから、布団へ戻ってゆっくり息を吐きながらやります。3日に一度は体の中に熱が発生して駆け巡るのがわかります。4種類のストレッチをしたら、歯磨きと洗顔をして、それからリンパ摩擦です。力の入れ具合でリンパ摩擦になったり、リンパマッサージになったりします。身体が気持ちが好いと応えてくれている範囲なら、いい加減でいいのです。リンパの流れに沿ってマッサージすると、体表面がポカポカしてきます。
足の裏⇒足の甲⇒脚の裏・側面内側⇒臀部から腰と腎臓⇒丹田周辺⇒腕右・左⇒首の周り⇒下顎周辺リンパ⇒顔面⇒盆のくぼ周辺⇒胸部
 これらで12分ほどかかります。次いで、イスの座面に背中を当てて、背反らししながら両手を伸ばして平泳ぎのように動かします、24回。

 これでおおよそ30分です。

 日当たりが好いので、布団をよく干してますので、寝ている間はぽかぽかでとっても温かいのです。寝ている間は体温が高い。
 リンパ摩擦を始めてから2か月がたちます。体重の記録をEXCELで管理しており、7日間移動平均値が計算されるようになっています。1/31には57.0kgだったのが、いま58.5kgです。1.5kg増えました。
 スキルス胃癌で手術して胃と胆嚢がないのと横行結腸も一部切除していますので、週に2日くらい下痢していましたが、このところ月に2~3回ほどに減りました。腸も皮膚の一部なので、皮下のリンパ液の流れがよくなると、腸の消化吸収もいくらかよくなったようです。
 以前は冬になると、右顔面に軽い麻痺が現れてました。右瞼が動かしにくくなるのです。右瞼がなかなか持ち上がらなくなります。右目パチパチウインクしずらくなります、そうした前兆現象がありましたが、その前兆現象がとっても薄いものになりました。朝起きて、白湯も瞼を交互にパチパチ上げ下ろしして「試験」しています。今年の冬は大丈夫でした。顔面のリンパ液の流れや血行が改善されているのでしょう。

 首が鶏のように皺が寄って、いかにも老人臭いので、首の運動を始めました。床に座布団を敷いて、背中を当てて、首を右から左へアップ、左から右へアップ、次いでまっすぐにアップ、各6回ずつ。毎日2~3セットやっていたら、首の小皺が消えました。若々しい首をゲット!(笑)

 筋肉がつきやすい質(たち)なので、効果がすぐに出てきます。
 脚上げ運動は毎日50~300回やってます、1セット30~50回、気まぐれです。心臓の高さまで膝を上げ下げします。1分間に36回だとだいぶゆっくりですが、バランスがよくなります。1分間に20回にすると膝を上げて静止する時間が長いので、難易度が上がります。そんなこんなで階段を2段ずつ上がってもまったくふらつかなくなりました。人ごみをすたすた歩いてもぶつかりません。平地歩行速度は分足90mです。坂道は80mに落ちます。下りはゆっくり、膝への負荷が大きいのでね。

 リンパ摩擦orマッサージ、わたしには効果が少しあったように感じますが、人間はそれぞれ体格も運動歴も柔軟性も違いますので、同じことをやって、同じ結果が出るとは限りませんし、無理をすると体を傷めるので、無理はいけません。わたしもやりながら、自分の身体の声を聴くようにしています。身体から悲鳴が聞こえるほどやってはいけません、身体の声をに耳を澄ましてほどほどのところでやるようにしています。壊れてしまったら、元には戻らないでしょうからね。
 
 いまも手の指先まで血流とリンパ液が好い流れを作ってポカポカしています。食後の2時間くらいは、食べたものが小腸へ直行して消化が始まるので、熱が発生して体が温まります。
 今日の晩御飯は、女房殿手造りのヒレカツ、わたしは2枚あれば十分です。一回に食べられるのはこれくらいの量です。明日は残りでヒレカツ丼です。米麹付の秋刀魚の残りがありました。
 今日生活クラブから届いた夏みかんでマーマレードをつくってくれたので、それも試食しました。ちょっと苦みのある味に仕上がっていました。ヨーグルトには先週つくってくれたオレンジピールが入ってました。厚めにカットしてグラニュー糖を混ぜて煮て、天日干しにしたもの。

 8:40になります。そろそろ昨日つくった米麹の甘酒をいただきます。食後1時間20分、こんなペースで、何かを口にしています。
 スキルス胃癌で胃の全摘をした人たちは、みんな似たような生活をしているのでしょう。

<余談-1:ストレッチと英語音読トレーニング>
 ストレッチは脱力してゆったりと息を吐きながら体重の重みだけでやっています。力を抜くんです。力を入れて反動をつけると筋肉や腱を傷めます。
 高速音読をやり始めたときは最初は体に力が入っていました。180語/分の速度のお手本に追いつくのに大変だったからです。あるとき力を抜いてみたんです。音量も下げました。すると口と舌の動きがずいぶん楽になるのが感じられました。無理せずコロコロ舌が回り、口の動きも軽やかなのです。それからはNHKラジオ英会話ノーマル速度1.0倍(120語/分)が1.5倍速(180語/分)にアップして楽に「高速音読」と「高速シャドーイング」ができるようになりました。先週から、シャドーイングは1.5倍速(180語/分)がトレーニングのスタンダードです。
 なにかの運動するときも、身体が緊張していると、筋肉がこわばり、動きがギクシャクし反応が遅くなってしまいます。意識的に脱力できると上達が速いのです。
 ビリヤードのストローク、手刀や拳で生渇きの木を叩き折るときの身体の動き、長柄の鉞のふり方、バスケットボールでのロングシュートの瞬間、バレーボールのサーブ、珠算の運指、体全体と腕の動きを伴なうものはどれも体がこわばっていたら威力が半減します。パンチングボールを叩くときは、体の力を抜いて、腰の回転だけで180kgの打撃力が生じます。腰のキレは体の力を抜かないと生じません。バレーボールのサーブも同じで、脱力して、全身が鞭のようにしなるイメージでボールに掌が当たる瞬間に最大の力を籠めます。高校体育館の横の幅なら、ほぼまっすぐに飛んでいって、壁にドーンという響きを生じます。

 体の力を抜くと、英語の高速シャドーイングに好い影響があることがわかりました。何かを試してみて、自分の体の状態を観察していたら、さまざまなことがわかってきます。

 
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#5182 甲状腺検査と遺伝的な素因 Mar. 9, 2018 [36. 健康]

<甲状腺検査と家系的な遺伝的素因>
 女房殿、健診に行って、検査で引っかかって、別の病院で検査。そこで超音波検査したときに、頸部に小さな腫れを指摘されました。甲状腺ですから、「伊藤病院へ紹介状を書いてください」とお願いして、青山の伊藤病院で診察してもらいました。
 水が溜まって小さな腫れがありますが、血液検査の結果、甲状腺機能障害は認められないとのことでした。
 遺伝的に橋本病になるリスクがあるので、半年に一度の経過観察ということになりました。
 癌だったらどうしようと心配しました。
 甲状腺の専門病院では青山の伊藤病院がナンバーワンでしょうね。とにかく患者と専門医が多い。

 47年前(1977年)に義母が伊藤病院へ入院して甲状腺の手術をしていたので、知っていました。それから、6年後に特殊検査のSRLへ転職して、伊藤病院が大口取引先であることを知りました。TSHだったかな、甲状腺の機能検査項目を病院内でやることになり、営業マンが焦ってました。もちろんいまでも重要顧客であることは間違いないでしょう。(笑)

 伊藤病院は当時とはまるで違っています。とっても立派な建物です。システム化も進みました。新規患者でもすぐに受付、問診、検査でいくつかのコースに振り分けられます。毎日200~300人の外来患者が押し掛けているようです。ドクターの数もたくさんいるようです。甲状腺外科手術は高度な職人技ですから、人材をしっかり育てています。アイウエオ順に医師名が並んでいます。甲状腺専門医が数十人いますね。こんなにたくさん甲状腺専門医のいる病院はないでしょう。
 いざ手術となったときに、症例数が多いのと、慣れているので安心です。声帯が近いので、手術は熟練の技が必要です。
 電話で、診察が終わったと連絡があり、1時間と少しで戻ってきました。
 新宿駅から二つ目の原宿駅で降りて、千代田線の乗り換え1つ目の駅でA2出口で出たら、目の前の建物です。便利になりました。
 47年前に、見舞いにいきましたが、当時は古い建物でした。
 義母は手術してから死ぬまで、甲状腺は異常なしでした。

 あらためてググってみたら、自己免疫疾患なのですね。甲状腺ホルモンを自己抗体が攻撃して機能が低下してしまう。甲状腺機能異常には機能亢進と機能低下の両方の病態があり、もちろん治療は異なります。
 女性に多い病気です。

 遺伝的な素因は親から子へ、子から孫へと受け継がれます。発症するかしないかはわかりませんね。
 わたしは男系の方に癌が多い、「癌家系」と言えるでしょうね。オヤジの男の兄弟4人とも癌で亡くなっています。速い人で60歳代が二人、オヤジが72歳、伯父貴が80代、老化すれば癌になりますからね。癌は老化現象の一種でもあります。
 女系の方は霊感が強く現れます。見たくないものまで見えてしまうのはあまり幸せとは言えません。
 わたしはなんとなく何か感じるものがあって、危険が避けられたということは何度かあります。メリットとデメリットを足すとゼロなのでしょうね。受け入れるしかありません。

 そうしてみると、結婚というのは、そういう家系的な特徴のある遺伝子を受け継ぎ、子供へ受け渡すということになります。結婚は「家と家の問題だ」と昔の人はよく言いましたが、遺伝子を考えると、その通りなのでしょう。


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#5174 鼻腔洗浄器「ネティポット」:花粉や風邪対策 Feb.28, 2024 [36. 健康]

 わたしは気管支が弱い。
 風邪をひくときには、まず鼻腔が炎症を起こし、次いで喉がいがらっぽくなり、気管支へと炎症が広がり、咳が止まらなくなる。こうなると慢性気管支炎の症状が起きてしまっている。夜布団の中に入ると体が温まって来るから、咳が止まらない。咳が出続けるから、1時間以上寝付けないということになる。

 だから、鼻腔の炎症を感じたら、シリンジにお茶を吸い込み鼻腔を洗浄する。
 百均ショップに12mL用のシリンジが売っているので、それで十分です。

 元々は1979年ころから、水で鼻の洗浄をしていました。ヨガの本を読んで、鼻炎を予防するために始めました。顔を傾けて片方ずつ鼻に水を通します。急須を使っていました。
 スキルス胃癌で胃の全摘、胆嚢切除、浸潤していた胃の周辺のリンパ節切除、浸潤していた横行結腸の一部切除をした後、免疫が低下したので、主治医の岡田先生にお願いして、鼻腔洗浄用にシリンジを3本分けてもらいました。お茶で洗浄すると殺菌作用があるので便利です。薬と違って副作用の心配はいりません。
 先ほどamazonを検索したら、ヨガの鼻腔洗浄用ポットがありました。ネティポットというようです。1160円で国産品がありました。これは使い方にちょっとコツがありますから、ヨガをやる気のない人にはお茶を使ってシリンジでの鼻腔洗浄をおススメします。
 もちろん、人間の身体は個人差が大きいし、効き目も人によってばらつきがありますから、同じ結果が出るとは限りません。
 空気が乾燥して、鼻腔がピリピリしたら、シリンジにお茶を入れて洗浄!
 やった後は気持ちが好いのです。

 あ、あるとき生徒たちに質問しました。
「急須を使って家でお茶を飲んでいる人?」
 急須なんてない、お茶のみたけりゃペットボトルのものを買ってくるって言ってました。現在の中高生の家庭はお茶を飲む習慣がほとんどなくなってしまったようです。

 毎年5月頃に、新茶の予約をしています。10本ほど予約購入、冷蔵庫へ保管。足りないのでその都度買い足します。朝は煎茶、午後はほうじ茶を飲んでいます。胃がないので水分補給がむずかしいのですが、出がらしのお茶が水分補給には便利です。色が出ていりゃ、味がほとんどしない出がらしでも、気分は上々です。

<余談:シリンジを使い始めたキッカケ>
 1986年にSRL本社から八王子ラボへの異動辞令がでて、ラボで機器購入担当を2年半ほどしてました。本社経理部で予算編成と予算管理の責任者をしていて、傍らで経営統合システム開発をしていたのですが、1年足らずでわたしの担当分の開発(財務会計システムと支払い管理システム、投資・固定資産管理システムが終り、予算管理の方で費用の大きいものからコストカットを提案、検査試薬と複写費をターゲットにしました。複写費は1984年の入社当時で、1億2千万円ほど使っていました。一番頻度が高い練馬の事業所の1台は毎月10万枚でしたね。メーカーもバラバラでしたので、複写機は本社で管理し、ゼロックス一社に絞り込んで、3割カットの交渉をすると提案したら、総務部が自分のところでやりたいというので、総務係長のM田さんにお任せ。検査試薬の方は年間70~80億円買っていました。2割カット(14~16億円)を目標に設定したら、購買課長から不可能だとの返事。富士銀行からの転籍組だったY口専務が言い出しっぺのお前が交渉しろと、価格交渉プロジェクトを立ち上げてくれました。2か月の約束で八王子ラボへ出向、価格交渉を担当しました。予定通りコストカットしたら、そのまま異動になりました。経常利益の半分が検査試薬のコストカットで捻出されたので、翌年もわたしにやれということ。
 購買課長は卸問屋と価格交渉していたので、不可能という返事でした。卸問屋のマージンは10%前後ですから、20%の値下げ交渉、そりゃ無理です。仕事のできない人は、暗礁に乗り上げるような考え方をします。いままでのやり方から抜けられないということ。
 そこで、製薬メーカーを呼んで交渉することに決めました。金額の大きい順に交渉してます。平社員のわたしだけでは都合が悪いので、管理本部担当T内常務に同席をお願いしています。製薬メーカー側は部長職と担当役員が来ることになっていましたから。ファルマシアだけてこずりました。マルチアレルゲン検査で、当時はあそこしか持っていない検査試薬でしたから強気でした。それと、競合しない製品は利幅を何倍もとり、稼げるだけ稼ぐというのが欧米のビジネスですから、なかなか折れない。それで、その場で提案しました。2割カットしても金額は20%以上伸びるから、こちらの提案を飲めと。それで日本市場での大幅な拡販が可能になるはず、取引金額が今年度分を下回ったら、取引価格は元に戻すと提案し飲んでもらいました。すぐに売上が2倍くらいになりましたね。翌年からファルマシアとの価格交渉はとっても楽になりました。開発中の検査機器の情報も最優先で教えてくれるようになりました。96チャンネルの紙フィルター方式の液体シンチレーションカウンターは、ファルマシアLKB事業部が開発したものを世界初導入しています。機密の開発情報がもらえるような関係になっていました。検査室に天井までびっしりつみ上がったバイヤル(検査用ガラス瓶)がなくなりました。広くなったと検査担当者が喜んでました。地震があったら崩れてきて怪我をすると心配していました。それまでのシングルチャンネルの液シンに比べて生産性は96倍ですから、検査コストが大幅に低減できました。2台入れてます。SRL仕様(100本ラック)でガンマカウンターもつくってもらいました。真っ白でデザイン性に優れた製品でした。日本製のγカウンターはSRL仕様が標準スペックですから、それに合わせると、ファルマシアも拡販できます。売れなかった製品が日本市場で拡販可能になります。「SRLさんで使っている」と言えばいいのです。業界ナンバーワンですから、品質がSRL基準を満たしていないと世界初の製品を導入しませんから。

 栄研化学もある件でお手伝いをしてあげたら、マル秘の開発情報を教えてくれたので、市場へ出す前にSRL臨床化学部でインスタレーションテストをしてあげると提案し、酵素系の大型検査機械LS9000のテストを数か月間かけてやりました。半年間独占使用を条件に。データの再現性が悪いという大きな問題が持ち上がりましたが、検査現場と製薬メーカーの間に入って調整、再現性の問題をクリアしてから、市場へ出したので、この製品評判がよくてずいぶん普及しました。RI検査に比べてビーズ固相法、酵素系の検査は精度が3ケタほどいいのです。これも利益貢献が大きかった。製薬メーカーとSRLとwin-winです。
 ビジネスは「売り手よし、買い手よし、従業員よし、世間よしの四方よし」が原則です

 ああ、忘れてました。消耗品担当者のM丸さんにメーカー提供サンプルがあったら、シリンジを数本欲しいと伝えたら、自分の引き出しから、「これあげるよ」ともらったのです。お茶を入れて鼻洗浄に使ったらとっても便利がよかったので、1987年からシリンジを使っています。当時はシリンジなんて売っていませんでした。いまは百均ショップでも手に入ります。話が脱線して、肝心なことを書き忘れるところでした(笑)


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