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#3790 涼しい根室で夏期講習をやる大手予備校はないか? July 24, 2018 [16. 魅力のある町に人は集まる]

  7/23ついにに東京青梅市で40度を超えた。日本列島は11日間連続で猛暑日の真っただ中にある。

 ところで日本で一番涼しい夏は道東の海沿いの地域だろう。「涼しい夏」は資源である大手予備校で日本一涼しい夏の根室で夏期講習を企画してくれるところはないか?

 昨日までの3日間の最低気温と最低気温を並べてみます。
  7/21 15.6-23.4° 87-100%
  7/22 14.2-19.2° 72-100%
  7/23 11.6-17.8° 77-95%

 宿泊施設がないが、来年廃校になる根室西高校の利用ができれば可能かもしれない。根室市役所が全面的に協力すれば瓢箪から駒がでるかも。
 机と黒板はあるから、布団あるいはベッドのレンタルの手配が必要になる。お風呂は毎日一便銭湯へバスを出したらいい。
 いま午後11時だが気温は11.9度である。首都圏の暑苦しさを抜けて集中して勉強ができる。

 よっちゃんから先ほど投稿もらって気がついたので追記しておきます。
 朝陸揚げされた秋刀魚や味の濃い花咲ガニなど、地元食材を使ったリッチな食事を日に1度用意した楽しい合宿講習にするのも一興。別海のアイスクリーム食べ放題、別海牛乳と中標津牛乳、そして霧が運んだミネラルをタップり含んだ根室産のしぼりたて牛乳の飲み比べ等。あまり書かないほうがやる人には楽しいはず、面白い企画はいくらでもあるでしょ、好きにそして大胆にやったらいい。こういう仕事を経験して得られる(無形の)ものは大きいよ。
 自分の経験したことは面はゆいので、東証一部上場のベンチャー企業ペプチドリームの例を投稿欄に書いておいた。やってみないとわからないし、緻密に計算を繰り返し、最後には無謀かつ大胆にやらないと得られない大きなものがある。(笑)

<ポイント>
 根室の町の宣伝と考えよう、根室市役所で調整部門と窓口担当者を決める、この部分は市長の役割だろう。大手予備校に提案営業かけようというのだから、人材を鍛えるプロジェクトと考えてもらってよい。市長直属の政策スタッフ、窓口は単独でも複数でもご随意にどうぞ。
〇場所の無償提供(根室西高校校舎利用について道と調整)
〇銭湯送り迎え用のバス経費
〇ベッドや布団のレンタル料
△食事の提供方法

 〇印は市側の負担、△印は窓口担当者が予備校側と業者の間に入って調整



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#3690 根室の教員住宅を考える:夢と希望の町づくり Feb. 9. 2018 [16. 魅力のある町に人は集まる]

 カテゴリー「魅力のある町に人は集まる」を新設したので、2番目の議事をアップしたい。

 弊ブログ#3689で鹿の写真をお目にかけたが、昨年取り壊された教員住宅の空き地に群れで現れた。以前から、庭の草や植えているものを5-10頭くらいの小さな群れが食べていた。
 背景に写っているのは教員住宅かどうかはわからないが、古いタイプの教員住宅は似たようなもの。トイレは水洗だと思うが…お風呂がない教員住宅もあると聞く。この教員住宅のある光洋町には光洋湯という銭湯があったが一昨年廃業した。

 光洋町にある5階建てのエレベータ付きの市営住宅はずっと立派だ。坪単価も百万円ほどかかっているから、戸建ての一般住宅よりもさらに立派で断熱もしっかりしているから、冬はとっても暖かいと住んでいる生徒の話を聞いたことがある。もちろんお風呂もついている。それに比べると教員住宅ははるかに見劣りする。
 男の先生が結婚して根室へ赴任とでもなったら、女房殿と住宅でもめかねない。
 「お風呂もついていないところへなんか行きたくない!」
 なんだか声が聞こえてきそうである。たとえ郡部校勤務であっても、教員住宅にお風呂と水洗トイレと本棚造りつけの書斎は当たり前の設備であると言えるようにしたいものだ。もっと先生たちを大事にしていいのではないか?

 教員住宅は共済組合の所有だろうから、根室市のものではないが、根室の子どもたちの教育を担ってくれている先生たちの住宅がこのままでいいわけがない。町の未来は教育にかかっており、先生たちの仕事の責任の重さを考えるとき、それにふさわしい住宅が提供されてしかるべきではないのか?
 たとえば、国が7割負担、根室市が3割負担で市営住宅並みの教員住宅の建設ができないか?こういう提案に反対する市議はいないだろう。市議会文教厚生常任委員会から市長へ提案したらどうだろう?

 市街化地域の中学校が数年後に3校から1校になる、小学校のほうが先だと思うが、仕事の手順が逆になっている。高校は再来年から1校になる。統廃合が進めば、教員の数が減る。
 教員が減少することははっきりしているから、建設する住宅はいまの半分でいいだろう。なんとかしたいものだ。
 「根室へ赴任したい。教員住宅が立派だ、トイレは水洗、お風呂もついている、なによりいいことは造りつけの本棚のある書斎があることだ」
 こういう先生たちの声を聞いてみたい。ほかの地域の実情も根室と変わらないなら、そこから教育問題を考えてみるのもいい。
 北海道の周辺部の市町村に優秀な先生たちに来てほしかったら、それにふさわしい住宅を提供する努力を怠ってはならないと思うが、どうだろう?
 20人分くらい造り、根室市のホームページで宣伝したらいかが?

 写真は2月2日に撮ったもので、鹿の群れが十数頭住宅の前に群れて枯れ草を食べている。ズームアップしたのが2枚目である。

SSCN1375.JPG

SSCN1373.JPG


<家の前で野生のシカに出遭える環境>
 根室の教員住宅は居ながらにして鹿や大鷲、オジロワシが見られる珍しいところ。子連れで赴任してきたら、子どもたちが鹿をみて大はしゃぎするかもしれない。根室への赴任が子どもたちの一生の思い出となれば幸いである。魅力のある町には赴任を希望する先生たちが増える。

<低学力問題も「いい町づくり」の障害の一つ>
 学力が低い地域には先生たちは来たがらない。子どもの教育に困るからだ。全国平均で大学進学が5割程度だが、根室から大学への進学は2割以下だろう。とくにこの5年ほどの中学校の学力低下が著しい。五科目300点満点の学力テストで100-110点の中学校が現れている。今年の4月からの中3は100点を切るところがでそうだ。学力低下に歯止めをかけないと、その点からも子供の教育上根室への赴任を嫌がる先生たちが増えかねない。やるべきことはたくさんある。問題を明らかにして、具体策を考え、一つ一つ潰していこう。

<余談-1:"根室の土になる">
 生徒たちから聞いた話を書こう。昨年、先生が一人教員住宅から引っ越した。どうやら戸建ての住宅を手に入れたらしい。根室に永住を決めてくれたのならその覚悟のほどがうれしい。
 根室高校には郷土史研究会を主宰されていた山田先生がいた。わたしが在学生だった時に生徒会顧問の一人であったので知っていた、でも一度も習ったことがなかった。卒業して20年ほどたって、たまたま帰省した時に港まで散歩に行って双眼鏡で国後島を見ていたら、「双眼鏡を貸して」と声をかけられた。そのあと、誘われて先生のご自宅へお邪魔し、郷土史の資料をたくさん見せていただいた。そのときに先生がこう言われた。
 「ぼくは根室の土になる」
 根室出身の方ではなかったが、こよなく根室を愛しておられた、そして言葉通りに根室の土になられた。あの時に見せていただいたたくさんの郷土資料なかには、歴代の根室高校生たちが手作りしたものが相当混じっていた。誰か託せる人が現れたのだろうか?散逸していないことを祈るばかりだ。
 社会科の先生ではもうひとり大事な先生がいる、柏原先生は西浜町会長だったと思うが、実年齢よりはずっとお若くおしゃれ、先生の話は何度か書いた。歯舞諸島のご出身である。中学校の時に日本史を習った。高校では1時間だけ倫理担当の谷口先生がお休みの時にいらした。やったばかりの普通科の政治経済のテスト問題をもってきてやらせた。習っていない科目ではあったが、満点だったと思う。
 小学4年生から北海道新聞のコラム「卓上四季」と社説、そして1面の政治経済の記事を読んでいた。そして高校2年生からは公認会計士2次試験の参考書や問題集を使って勉強していたし、マルクス『資本論』も読んでいたので、経済学については社会科の先生たちよりも知っていただろう。当時の公認会計士二次試験には7科目(簿記論・会計学・原価計算・経済学・経営学・商法・監査論)あり、その中の一つが経済学だった。もちろん近代経済学である。まるっきり違う学説のマルクス『資本論』が気になったので、図書室の本で読んだ。『資本論』に関連して、哲学者ヘーゲルの著作も1冊だけ読んだ記憶がある、書名を覚えていない、卒業した翌年に許萬元著『ヘーゲルにおける現実性と概念的把握の論理』(1968年9月初版、大月書店)を2度通読しているので、『小論理学』だったかもしれないし、旧版の『歴史哲学』だったかもしれない。とにかく難解だということだけは理解した。(笑)
 商学部会計学科に在学しながら哲学者の市倉宏祐先生の学部を超越した「一般教養ゼミ」の門を叩いたのは、偶然のなせる業だったが、『資本論』との関係でヘーゲルに興味があったからだろう。原価計算の小沢ゼミに入る予定だった。それがある事情で帰省している間に募集が終わっていた。市倉ゼミに応募したときには知らなかったのだが、その当時先生はイポリット『ヘーゲル精神現象学の生成と構造』という哲学書の翻訳をされていた。国学院大学で教えている友人のEさんが、早稲田大学大学院にいたときに、樫山ゼミで市倉先生のこの翻訳書をテクストにとりあげて勉強したということを、メールでやり取りして、偶然7年ほど前に知った。かれはわたしの専攻が理論経済学だったので、学部時代に市倉ゼミだったとは思わなかったのだろう。知っていたら、40年前に話が弾んだだろう。

 教員住宅から引っ越された先生もそのおつもり(根室に骨をうずめる)のようだ。そんな先生は少なくていい、通過して他地域へ赴任していくのが「正常な教員コース」でもあるのだから。
 授業をさぼって戻れなくなりかかった生徒が数人、放課後補習(数・英・社・理・国語)で救われたことをわたしは知っている。その中の一人を教えていて、生徒の変化に気がついていたからだ。自分の担任クラスの生徒たちに1年間を通じて継続的に放課後補習をやる先生は珍しい、負担が大きいのでふつうはできない。自分の心身の状態を顧みるのを忘れるぐらい一生懸命なところが危なっかしい。(笑)
 お願いですから、全力の6割くらいのところで頑張ってください。

<余談-2:2階建て教員住宅>
 光洋町の教員住宅は一部が2階建てのものに建て替えが進んでいる。古いタイプの平屋の教員住宅よりはずっと立派だ。こちらは比較的新しいから全戸にお風呂がついているのだろう。
 教員住宅には造りつけの書棚のある書斎が欲しい。民間企業に勤務していたが、わたしはずっと書斎を確保していた。知的蓄積の継続は独りになれる書斎がなければむずかしい
 


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#3689 何頭いるかな?:住宅地に鹿の群れ Feb. 8, 2018 [16. 魅力のある町に人は集まる]

 教員住宅がいくつか取り壊されて広い空き地になっている。先生が減っているのか、教員住宅に入る人が少なくなっているのかよくわからないが、昨年取り壊され空き地になったところへ鹿の群れが現れ、草を食べている。よく見るとメスばかりだ。オスは体がずっと大きくて立派な角がある。道路の真ん中に立っていると威圧感がある。牧の内の「サイクリングコース」で一度出食わしたことがあるが、道の真ん中に堂々と立ってこちらを見ていた、その迫力にビビッてブレーキをかけた。こちらをじっと見て動く様子がなかった、近づいたら大きな角を振り立てて向かってくるかもしれない、けがどころか命の危険がある、それほどオスは体も角(ツノ)も大きい。2分ほどで道路わきの林へ入っていった。

 コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)「NIKON COOLPIX 6900」の望遠機能を使って撮影した、距離は50mくらい離れている。警戒心が強いから、近づいてカメラを向けたら一斉にこっちを見た。もっと近づくと、逃げて一定の距離をとる。


SSCN1373.JPG

 この辺りは、空き地になる前から鹿が十数頭群れで現れて、庭の草や植えているものを食べていた。
 鹿が好きな人はどうぞ根室へ移住してください。冬場は雪かきがありますが、根室は道内でも雪がたいへん少ないところです。ブラックアイスバーンになることがあるので、車の運転はなれるしかありません。ブレーキは3回に分けてちょっとずつ。圧雪個所やブラックアイスバーンは時速20㎞以下に落とせば大丈夫です。そんなにたくさんありませんから。
 歩いて15分くらいで桂木の浜にでます。今頃の時期は大鷲やオジロワシが20羽くらい飛んでいます。渡り鳥ですが、棲みついているのが数羽います。猛禽類の観察が趣味の人も冬の根室を訪れてください。市のほうで移住促進策として住宅を貸し出しています。安いので夏場は予約でびっしり、冬場の利用は少ないのでねらい目です。


 雪かきの様子は以下の弊ブログをご覧ください。

*#3688 雪かき道具とアフター Feb. 7, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-07

#3687 道路やバス停の除雪と地域住民の役割 Feb. 6, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-06



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