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#5165 アガサの小説のシャドーイング Feb. 21, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 アガサ・クリスティの小説"AND THEN THERE WERE NONE"をつかって、1/13から音読トレーニングしているのですが、173語/分ととてもスピードが大きいので、てこずっています。

 80%の138語/分に速度を落としてシャドーイングしてみました。この速度なら大丈夫です。チャンクの粒粒を紡ぎながらシャドーイングできます。10回ほどやって、85%(147語/分)にアップしてみたら、これもクリアです。

 前回のブログで予想した通り、速度を落としたら、この小説の朗読のシャドーイングやれます。チャンクを意識して、その粒粒の連なりで英語の語順通りに逐次処理的に理解していくトレーニングでもあるシャドーイングは、何か頭の中の言語処理系に変化を起こしそうな感覚がします。

 これからさらに3か月、高速音読と速度を落としてシャドーイングしてどのような効果が生じるのか、アップします。
 高速音読というのは1.0倍~1.2倍(173~207語/分)です。

 ああ、課題が見つかりましたね。やはりアップビート(弱勢)部分です。#5163で紹介した部分、シャドーイングでもコピーがむずかしい箇所です。逆に、初見でこんなに音の脱落があれば、音は正確に聞き分けられたとしても、元の文を復元できませんね。
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 同じ音が連続すると片方が消える「音の吸収」例をアガサの小説から引いてみます。
 One of them must wait till the slow train from Exter gets in --- a matter of five minutes  --- there's one gentleman coming by that. ("AND THEN THERE WERE NONE" p.19)
 mとtがが二つ続いているところは「ンノブェイティル」と読まれています。アンダーラインのofは先ほどの例と同じで、音が脱落します。「ター( /ə/)・ファイヴ」
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 "from Exter gets in"の箇所はリエゾンして「fro/mexter/gets inフローメクスター・ゲッツイン」に聞こえます。プレスタディしているから、復元できますが、これも初見なら意味の復元がむずかしい箇所です。いまはとても歯が立ちません。
 こういう事例にたくさんぶつかっていくうちに慣れてくるのでしょうかね。慣れると信じてトレーニングに励んだら、きっとよい結果が出ます。(笑)

<余談:英作文進捗>
 さきほど、1828ページ目をつくっていました。3月初旬には17500題の問題と解説集が完了しそうです。そのあとは3か月間、シャドー―イング三昧。4月中旬にはNHKラジオ英会話の音読回数が10,000回を超えるでしょうね。ここ数日はNHKラジオ英会話の方は音読が10%でシャドーイングが90%に変わりました。1か月遅れで5月中旬にはシャドーイング回数が10,000回を超えます。なにごとも10,000回繰り返したら、験が現れます。

<余談-2:ルーチン化>
 スキルが変化する都度、トレーニングメニューが変化します。今朝(2/21)のメニューです。午前中に50回音読&シャドーイングしました。
①プレスタディ:3~5分
②1.0倍(120語/分)でゆったり音読:3~5回
③1.1~1.3倍速(132~156語/分)でシャドーイング:~35回
④1.5倍速音読:~45回
⑤1.0倍速シャドーイング
 高速でやると、時間の節約になります。でも喋るときにはゆっくり言葉を紡ぐので1.0倍速(120語/分)での音読とシャドーイングも大切なのでしょう。


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#5164 シャドーイングとそのチェック Feb. 18, 2024   [49.1 英語音読トレーニング]

昨年10月半ばから4か月、ほぼ毎日NHKラジオ英会話の本文を使って英語音読トレーニングしてます。1月13日から、アガサ・クリスティの小説"AND THEN THERE WERE NONE"で朗読トレーニングを追加しました。こちらはNHKラジオ英会話(120語/分)の1.4倍、分速173語です。

 その都度課題を発見し、ひとつまた一つと課題を乗り越えながら楽しむことが長続きのコツのようです。
 いままでは、月~木までそれぞれ30回ずつだったのですが、先週からはNHKラジオ英会話の月~木曜日の4本の本文を月~木は50回ずつ、そして金・土・日と各10回ずつ読んでます。120語/分のものを1.2倍速で読んでいます。どういうわけかそのほうが文章が理解しやすいからです。一気に脳へ入力することで、意味のカタマリがそれぞれ粒立って聞こえてくるように変化しました。粒粒単位でつながって聞こえてきます。これは大西泰斗先生の「説明原則:説明は後」がたくさんの文例が脳に蓄えられたことによって体に沁みこんできたからでしょう。英文をそのまま受け入れて、逐次処理するようになりました。以前は少し複雑な文は「コンパイル」して構文解析なんてことをしていましたから、処理が追い付かなかったのです。英語の語順のまま、逐次処理で好いのです。そうすればリスニングはチャンクごとに粒粒が連なって聞こえてくるので、シャドーイングが楽にできるようになります。
 
 ところで、シャドーイングするためにはシャドーイングの速度以上で口が回らなければできません。だから、月~木曜日はテキストを見ながら1.2あるいは1.3倍速で高速音読トレーニングします。高速音読すると時間の節約になります。40回分の時間で50回音読してます。(笑)
 本文を見ないで、音声のみに頼るシャドーイングは金・土・日になるとようやくやれるようになっています。内容を理解したうえで、意味のカタマリに意識を置いて50回本文を読むことで、英文をしっかり理解できるようになっているからでしょう。今日はビートに意識を置いてトレーニングしました。定冠詞や複数形、あるいは前置詞、句動詞に注目して音読なんてこともやります。50回も同じ文章を漫然と音読ではあくびが出ますから、その都度テーマを変えて愉しく音読しています。

 実際のところ、"AND THEN THERE WERE NONE"の方は173語/分なので、こちらはまだシャドーイングはできません。ひたすら1.0倍で音読トレーニングしてます。これを1.2倍にして「207語/分の巡航速度」で読めるようになれば、この教材もシャドーイングが可能になるのでしょう。まだ当分先ですね。
 でも、173語/分の速度に口と耳が慣れてきたので、NHKラジを英会話を1.2倍速でシャドーイングできるのだろうと思います。テキスト見て、早口音読トレーニングしないと、144語/分の速度でシャドーイングは無理でしょうね。NHKラジオ英会話レベル(内容と速度)のものを、初見でシャドーイングできるようになったら、スキルがワンランクあがったことになるでしょう。
 無理しないで、まずは徐々に速度アップして高速音読に慣れていったらいいと思います。やりやすい箇所とやりにくい箇所があります。ビート(ダウンビート=強勢)の入るところはやりやすい、アップビート(弱勢)のところが、速度が大きくなって音が曖昧になります(リエゾン、音の結合、音の消失、音の変化などが頻繁に生じます)から、そのまま口でコピーしましょう。「完コピ」できているのか、録音して耳で確認する必要があります。そのためにICレコーダーが必要になりました。
 ビートの解説は#5163にしてあります。

 正しいシャドーイングのやり方はこちらのサイトを参照してください。
*「英語学習のテッパン、「シャドーイング」の効果と正しいやり方」

 NHKラジを英会話を1.2倍速で正確にシャドーイングできているか、そして速度の大きい英語の小説朗読のどこがうまくいっていないのかをチェックしたくなって、ICレコーダを探しました。中国製のものが安くて高機能ですが、スマホにつないだりして使う予定がないので余計な機能です。ICレコーダ分野でも中国製品は急速に高機能化が進んでいますし、価格も日本製品の1/3くらいです。amazonの評価投稿を見たら値段相応の品というのも散見され、結局日本製のものを発注しました。オリンパス社製品です。使ってはいませんが、店頭で手にした限りでは、カメラと双眼鏡は小型軽量なオリンパス製品大好きです。

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 単四乾電池2個で駆動します。MP3ファイルのトラックにインデックスがつけられる機能があるので、これにしました。シャドーイングチェック用だけでなく、アガサの小説の朗読トレーニングにも利用するつもりです。
 節単位でトラック分けされているので、1節が4ページにわたっていると、約800語ありますから、100語単位くらいでインデックスをつけたいのです。そうすると、クリックでその場所へ移動できます。
 そういう機能があるのはオリンパスだけでした。A-B間リピートやクイックリピート、DPCなど標準的な語学学習機能はもちろん装備されています。同じ価格帯でソニー製品がありますが、インデックス機能がないので、オリンパス製品に軍配を上げました。

 さて、これから、NHKラジオ英会話をベースにした英作文問題作成のために3月号を入力します。これが最後です。17500問題とその解説集になります。2月号まででA4判で1805ページあります。
 これが終われば、3か月間音読トレーニング三昧です。

<余談-1:朗読トレーニング>
 英文小説のシャドーイングは、1.0倍の173語/分で慣れたら、0.8~0.9倍にペースダウンしてシャドーイングするのがいいかもしれません。それなら本を見ずに追いつけそうです。0.9倍速でやれたら、1.0倍速でのシャドーイングは問題なくやれるでしょう。2段階がよさそうです。ビリヤードのテーブルの水平調整と同じ手順だ。経験したことは何でも役にたちますね。それもとんでもなく関係がなさそうなところでね。ようするに、作業手順という点では同じなのです。メタ認識です。(笑)

<余談-2:慣れの効果!>2/19午後追記
 NHKラジオ英会話の今日(月曜日)は、高校の音楽教師のスミス先生がウィーンへ旅行しているシーンです。女性ピアノ教師のストラビンスキーさんに「この路面電車は劇場まで行きますか?」と尋ねます。ウィーン生まれの彼女はアメリカ在住ですから、旅行で古里のウィーンへ来ているのでしょう。自分もピアノを教えていると話してます。会話はゆっくりです。
 テキストを見ながら2回音読したら、3回目は目を瞑って1.1倍でシャドーイングできました。20回目の時には1.3倍速でシャドウイングできるようになっていました。テキストを見ないほうが目が疲れないので楽です。
 プレスタディやっておけば、一回音読したら、2回目からはシャドーイングできそうです。たぶん、アガサの小説朗読をお手本にした高速音読の効果です。
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Ms. Smith    : 
  Excuse me, is this the right tram for the theater?
Mr. Stravinsky:  Yes, this one takes you there.
Ms. Smith    :  Oh, your accent sounds American.
Mr. Stravinsky:
  Well, I live in America, but I was born here in Vienna.
Ms. Smith    :  Oh, wow!  It’s my first time here.
Mr. Stravinsky: 
  You’re going to love it.  If you love classical music, anyway.
Ms. Smith    :  I teach music at high school.
Mr. Stravinsky:
  Really? I’m a piano teacher. Do you enjoy teaching?
Ms. Smith    :
  Well, sometimes my students drive me crazy, but generally I do.
Mr. Stravinsky:  The same goes for me too.


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#5163 ビート(拍)と意味のカタマリそしてofの音変化 Feb. 17, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

<ビートについて>
 beatは日本語では「拍」と訳されます。たとえば、神社で「二礼二拍」しますが、二回礼をして、柏手を2度打つことをいいます。また、heartbeatというと「心臓の鼓動」のことです。
 強く読む箇所をビートと言いますが、ビート(拍)は強弱の組み合わせでできていますから、強い部分をとくにダウンビート、弱い部分をアップビートと呼んでいます。音楽では1小節が何ビートで構成されているかで二拍子、三拍子、四拍子、六拍子、ということになります。ビートを利かせるところが英語の音読は日本語の音読とまったく違います。

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 英語のビートは、音節の初めの子音から入ります。日本では音節の母音にアクセント記号を入れましたよね。実は、母音からではなく、その前にある子音から、ストレス(圧力)がズバッと爆発するように入るのです。この時に忘れてならないのが、英語のストレスは「音の高低」ではなく「圧力の強弱」だという点です。ですから、たっぷり息をお腹に吸い込んで、勢いよく、力強く、音を爆発させるように発音してみてください。

比較例Ⅰ
park, talk, idea, company, go, work, stay, entire, lifetime, continue, popular, notion

比較例2
And the idea that you could go to work for one company and stay there for an entire work lifetime (was a popular ...) continued to be a populer notion.
  『究極の英語学習法入門編 K/H System』p.74
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 この、子音を爆発するように出さないと、英語の音にならないのです。そこに集中してリスニングしたり、音読してみましょう。

 別の音読トレーニング教本からも具体例を出しましょう。
 This is just between you and me. I need to whisper in your ear.
 (これは内緒の話しです。耳打ちする必要があります)
 強・弱・強・強・弱・弱・強  弱・強・弱・強・弱・弱・強
(『UDA式英語の30音リズム』p.106)

 太字の部分がダウンビートです細字の部分はアップビートですから、軽くそして速く読まれます。アップビート部分は速くなるので同じ音の吸収、音の変化、そしてリエゾンされることが多くなります。速いから曖昧になります。このアップビート(弱勢)に慣れるのが英語音読のコツのようです。
 初めのうちはビート(ダウンビート=強勢)のみに意識を置いて、英語のリズムに浸るように音読するといいのです。そのうちにアップビートのコピーにすこしずつ慣れてきます。
 アップビート部分に単語の数が多いときは、力を抜いて曖昧に発音して高速で読めばお手本についていけます。一小節に16分音符がいくつも並んでいるようなものですから、精確に弾くのはたいへんでしょう?
 だからそこに集中してトレーニングする必要があります。アップビート部分が精確にコピーできているかどうかは、自分の音読を録音して確認したらいいのです。弱点がわかりますよ、だからその部分を徹底的につぶしてしまいましょう。

<意味のカタマリ(=チャンク)について>
 意味のカタマリを意識した音読例を示します。意味のカタマリの区切りにスラッシュを入れます。
 Mr. Blore was / in the slow train / from Plymouth. There was only one other person / in his carriage /, an eldery seafaring gentleman / with a bleary eye. At the present moment / he had dropped off / to sleep.
 (ブロアはデヴォン州の港町プリマスで、この鈍行列車に乗った。乗客はブロアのほかに一人きり。目をとろんとさせた、船乗り風の老人だ。いまのところ眠っている。)
 Fpur voices gave assent/ --- and then / immediately afterwords / gave quick / surreptitious glances / at each other.

 (グループの4人が同時にそうだと答え---そしてすぐに、互いの顔をちらちらと伺った。)

 アガサクリスティの小説の1章第8節と2章第1節から引用しました。
 意味のカタマリをチャンク(chunk)といいます。チャンクを意識して読むと、英語は聞きやすいのです。なぜなのかは、日本語を例にとるとよくわかります。正岡子規の句を一つ挙げます。
 くれなゐ二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる...『声に出して読みたい日本語』p.128
 表意文字の漢字が混ざっているので意味がとりやすいし、読みやすいのです。これを英語と同じように表音文字の平仮名で書くと、読むのがたいへんになります。

 くれないのにしゃくのびたるばらのめのはりやはらかにはるさめのふる

 五七五七七の短歌ですから、区切りがわかります。区切りを間違えて読むと、
 くれないのに(?)しゃくのびたるば らのめのは りやはらかには るさめのふる

 こんな読みかたされたら意味がつかめません。英語も同じです。ナレーターはチャンクごとに小さな休止を入れて聞きやすいように読んでます。
 だから、「チャンクを意識して読む」ということは、「チャンクを意識して聴ける」ということです。意味のカタマリが英語のまま耳に入ってきますから、脳は意味を理解するという処理がずっと楽になります。読まれたままにカタマリごとに逐次処理していけばいいだけですから。

 高速音読が好いのは、チャンクごとの切れ目がよくわかることと、速いので長めの文でも丸ごと一時記憶が維持できることです。文の意味理解にとっても役に立ちます。英作文の時でもチャンクになって英語の句が浮かんでくることが増えます。

<ofの音の変化について>
 次はofの変音について分かったことを書いておきます。
 The driver of one of the taxis stepped forward.
 of weak form /əv/ , strong form /ɒv/  

 ofは「オブ」と読まれますが、弱勢では /əv/、これがアップビートになると /ə/になります。

 driverは
 driver /ˈdraɪ.və r / /-vɚ/  
 ですから、後ろの「 /ə/」とofの「 /ə/」が同じなのです。それで、同じ音は片方が消えますので、この文章を読み上げるときにナレーターはちょっとだけdriverの最後の「 /ə/」が間延びしてます。「ドライバー( /ə/)」アップビート箇所でなければこのようなことが起きません。


 同じ音が連続すると片方が消える例をアガサの小説から引いてみます。
 One of them must wait till the slow train from Exter gets in --- a matter of five minutes  --- there's one gentleman coming by that. ("AND THEN THERE WERE NONE" p.19)
 mとtがが二つ続いているところは「ンノブェイティル」と読まれています。アンダーラインのofは先ほどの例と同じで、音が脱落します。「ター( /ə/)・ファイヴ」

 
 さて、英語のビートに身をゆだねる音読、チャンクを意識してする音読、アップビート部分の音の脱落やリエゾンに意識を置いてする音読、同じ文章を50回読むのでも、視点や意識の置き方を変えてやれば、ちっとも退屈なんてしません。すべてがカチッとお手本と一緒になる瞬間がありますからそこが気持ち好いのです。
 そこをクリアできたら、自分の味付け、間の取り方、リズムで読んだらいいのです。個性的な読みかたに到達できたらいいですね。

<余談-1:bleary eyeと bleary eyes>
 "with a bleary eye" この部分はeyeが単数になっています。ヘンだと思いませんでしたか?片目だけがとろんとなっています。書いてはいませんが、もう片方の目はとろんとしていないということ。この船乗りは酔っぱらっています。でも、この時はまだ酔いが完全には回っていないようで、2ページあとで列車を降りる時には完全に酔いが回ってしまったようで次のように表現されています。
  He raised a solemn hand and blinked his bleary eyes.
 (片手を厳かに上げて、とろんとした目をしばたいた)
  今度はしっかり両目がとろんとしています。酔っぱらって眠りこけて、降車駅が近づいて慌てて間を覚ましたのですが、すっかり酔いが回ってしまって両目ともとろんとしていたというわけです。翻訳者泣かせな表現です、日本語では「とろんとした両目をしばたいた」なんて言いません、やはり「とろんとした目をしばたいた」としか訳せないのです、わたしにも代案はありません。翻訳者の青木久恵さんも、訳文にはこのニュアンスが表現できていません。まあ、これでいいじゃないかというわけです。だから、できたら原文で味わってみる醍醐味があるのだと...



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#5160 英語音読速度アップトレーニング:速度のあげ方 Feb. 15, 2024  [49.1 英語音読トレーニング]

 昨年10月半ばから、NHKラジオ英会話を利用して音読トレーニングを始めました。
 手順は、

①プレリーディング
②1.0倍速音読
③1.2倍速音読
④1.3倍速音読
⑤1.0倍速音読
⑥1.3倍速リスニング
⑦1.5倍速リスニング
⑧1.8倍速リスニング

 放送のオリジナルの速度は120語/分であるから、1.2倍速だと144語/分、1.3倍速で156語/分です。速度を大きくしたら、読む回数が増えました。
 ①のプレリーディングは、事前に英文を見て、気になる表現をチェックしておく。
 ②の1.0倍速で5~10回
 ③の1.2倍速で慣れてきたら、④の1.3倍速にアップして、行けるようなら1.5倍速まで上げてやってます。そして最後の5回くらいはクールダウンで1.0倍速へ戻します。②~④で50回読むことにしています。
 50回読んだら、今度はリスニングだ。1.3倍速リスニングから順次スピードアップして、1.8倍速まで約30回。聴くことに集中します。1.5~1.8倍速にすると、意味がとりやすくなるのですが、理由を考えてみました。長い主語のケースのようなものは、そこが速く読まれて一塊のように聞こえるからだと思います。NHKラジオ英会話だと、1.5倍速は180語/分の速度で、アガサの小説の朗読と同じ。
 2/14までの音読回数は2955回、4月中旬には10,000回を超えるだろう。そこまでやったら、次のステージで何を試すか考えよう。

 アガサ・クリスティーの"AND THEN THERE WERE NONE"はCDの朗読速度が173語/分とだいぶ速い。
 ①のプレリーディングは知らない単語は全部辞書を引いて、文の意味を確認しておく。それが終わってから、②の1.0倍速で読む。40回くらい読んだところで、③の1.2倍速(207語/分)「微音読」を10回やります。
 日本語の音読技術の「微音読」は小さな声で口をかすかに動かしてやりますが、英語も同じように微音読すると200語/分の速さで読めます。でも、英語の音をハッキリ出すトレーニングだから、173語/分のときと、同じくらい大きく口と舌を動かして声は小さく音読。手っ取り早く言えば、早口トレーニングです。微音読なら、回数を増やしても、喉を傷めないというメリットがあります。唇読み唇音読)というやり方があります。手っ取り早く言うと「口パク」です。米国映画の俳優さんたちのように、大げさに口を動かしてください。大きな声で音読を80語を100回もやると、喉を傷める恐れがありますから、喉の調子を観察しながら、適当に微音読や唇音読をいれてます。くれぐれも無理はしないように。

 今週は約480語単位で音読トレーニングできるくらい慣れてきました。2ページ半で500語なので、今後は500語単位で区切って音読するつもりです。目標は5ページ、1000語単位での音読です。500語単位の音読を2回分連続でやるだけですから、たぶん3月中に達成できるでしょう。
 リスニングは1.2倍速、207語/分でやるように変更しました。NHKラジオ英会話のところでも説明しましたが、上手な音読なので、長い句は速度が速くなって一気読みして「ここは一塊のチャンクだよ」と教えてくれてますので、リスニングのときに意味がとりやすいのです。落語はときどき話す速度が変わりますが、聴きやすいのは話し手が意味のカタマリでちゃんと小さな間を入れて話してくれているからです。英語も日本語も上手は音読は同じ部分があるのです。

 ちょうど1か月間で、17ページを50回読んだことになります。NHKラジオ英会話に換算すると、2125回分です。173語/分の音読速度に慣れるのに、これくらいの分量が目安ということ。もちろん、口の回りのいい人や、早口の人、耳のいい人は、もっと少ない回数で達成できるでしょう。
 最初のうちは、3~5行単位に細切れにして音読していました。1か月小説の朗読トレーニングを楽しんでいたら、音読ブロックが次第に大きくなって、2ページ半500語前後を通して読めるようになっていました。
 さて、NHKラジオ英会話の本文に換算すると、80頁を50回読めば、10,000回分になります。それぐらいが、音読トレーニングの効果を総括する目安です。

 使っている機器は三つ。
①ソニーPORTABLE rADIO RECORDER ICZ-R260TV
②サンヨーICR-RS110M (写真中央)
③ソニーウォークマン(写真左)DIGITAL MEDEA PLAYER NWA846 32GB

DSCN7559s.jpg

 ①のソニー製ラジオは数年前に2万円台の価格でしたが、現在は5万円前後のようです。どうなっているのでしょう?
  ソニーウォークマンはもう十数年使っているので、バッテリーが3時間ほどで消耗してしまいます。サンヨーのレコーダーは単三乾電池1本で駆動します。ニッケル水素電池を使っているので、電池切れの心配がありません。再生で53時間がリミット。でも単三乾電池一本持っていたら、100時間ですから、時間を気にしなくていい。記憶媒体はMICRO SDカードで、32GBのものを入れてます。NHKラジオ英会話もこちらで聴くことが多くなりました。家の中であちこち動き回るので、そのときはヘッドフォンで聴いてます。散歩のときも便利ですね。欠点もあります。画面が小さいので、フォルダーが階層構造になっているときに、目的のものをピックアップするのにスクロールしなくっちゃいけないので、その点はデメリットです。MUSICフォルダーにはアガサの小説のフォルダー2個(CD2枚分)しか入れていません。実用上はその方が使いやすい。フォルダーは全部で5個、CD5枚分です。
 なお、①と②ラジオレコーダーにはラジオ録音のみインデックス機能があります。

 中高生のみなさん、春休みや夏休みに集中して音読トレーニングしてみませんか?50回音読して、30回リスニングしたら、いろんな言い回しに慣れてきます。口と耳で英語をラーニングするというのはなんだかとっても楽しいのです。NHKBS放送でやっている映画の簡単な会話部分は英語のまま理解できる部分が増えていきます。映画で音読の効果をチェックしてみてください。

<余談:英作文問題&解説集制作>
 A4判の紙で1805ページになりました。およそ17000問題とその解説集ができあがっています。まだ、元塾生にメールで配信しています。配信は今年いっぱいで終わりにするつもりですが、さらに3年間配信できるだけの「在庫」があります。3月末で作成をいったんやめるつもりです。


<余談:ドイツ語のリスニング>
 今朝2/15、ラジオ講座のドイツ語を聞いてみました。木曜日と金曜日はドイツのラジオ放送を録音したものを放送しています。だから、速いのですが、1音1音はっきり聞こえます。驚きました。英語とドイツ語は兄弟のようなものですから、英語のリスニング力が強化されたらドイツ語のリスニング力もよくなるということのようです。フランス語やイタリア語はラテン系の言語ですから、ちょっと別でしょうね。



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#5158 英語音読速度アップ:173 words/min Feb. 9, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 英語音読速度の大幅アップという、意図しない結果が生まれたので、経緯(いきさつ)を書き留めておきます。

 NHKラジオ英会話の音読速度は120 words/minです。昨日(2/8)は50回音読してます。
 20回音読したあと、1.1⇒1.2⇒1.3⇒1.4⇒1.5倍と速度を徐々に上げて速読してみました。
 徐々に速度アップすると1.5倍速まで読めますね。ゆっくり読んでいるのをそのまま早口でやればいいだけですから。口と舌の動きが慣れてしまうと、他の文も問題なく180語/分で読めるようになっていました。


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 面白いので、さらに実験してみました。
 50回音読した後に、今度は高速リスニングをやってみました。
 1.5⇒1.6⇒1.7⇒1.8⇒1.9⇒2.0倍
 2倍の時は"that big"が聞き取りにくかったけど、あとは聞き取れましたね。楽な音読の2倍の速度までは聞き取れるのでしょう。もちろん、そんなに速く(240語/分)は読めません、聴き取れるというだけです。
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 1.5倍だと分速180語ですから、これで音読のコピーができるなら、”And then there were none”の朗読173語/分が読めるはず。
 それで、昨夜やってみました。
 45語で切って50回音読してみたら、しっかり口が回ります。舌と口の動きが分速180語になっていました。面白かったので、次の文章を区切りのよいところで切ったら53語あったので、これも50回音読してみたら口と舌の回り方が速くなったのがよくわかりました。ギアが一段上がった感じで気持ちがいい。
 次は、100語前後で通して読むトレーニングですね。「45+53=98語」ですから、昨日読んだものを、一気に読んでみます。力を抜かないとおそらく続かない、できるかな?1ページ約200語です。ページ単位で分速173語で音読できるようになりたい。アガサ・クリスティの小説を、70秒で1ページ音読できたらうれしい。300ページを6時間弱で音読できますね。黙読なら2倍の速度で読めるでしょうから、1冊3時間!100冊も読んだら、語彙が飛躍的に増えます。

 NHK英会話の本文を1.0倍から0.1刻みで1.5倍まで徐々に上げて読み慣れたら、早口になります。日本語の早口言葉の練習と同じですね。英語は英語の音を出すための口の形と舌の位置と動きを意識しながらやればいいだけです。

 NHKラジオ英会話の音読速度が標準だとすれば、それの1.5倍の180語/分は、そのまま早口で読めばいいだけです。速度をアップすると、弱くて速いところが消えているように聞こえますが、慣れてくるとそこに「息」があることがわかるようになります。具体的に説明しましょう。

 "That's the lot," he muttered to himself. ...p.15
 慣れないと、mutteredのedが聞こえないのですが、慣れてくるとdの音がかすかに聞こえてきます。0.75倍にするとedをはっきり読んでいるのがわかります。じつに丁寧な読み方ですが、「弱く速く」なるので聞き取りにくいのです。慣れたら何でもありません。強調でない限り、限定詞類、前置詞、助動詞などが「弱く速く」読まれます。

 Off course, he had to, poor old chap, with no money of his own.  ...p.14
 hadは/d/の音しか聞こえませんが、0.75倍にすると/ha/が入っています。「弱く速く」なるので聞き取りにくいだけです。だから、強弱と速くなる箇所を注意して聴くと、ちゃんと聞こえます。

 注意しなくっちゃいけないことに気がつきました。最初から173語/分でトレーニングすると、聞き分けられない部分が頻繁に出てきて、そこを飛ばしてしまう癖がつくということ。これでは通じませんね。ネイティブには細部までちゃんと聞こえているでしょうから。この細部がちゃんと読まれていないと英語として意味が取りにくいだろうと思います。

<余談-1:データ>
 昨年10月半ばから音読トレーニングを始めました。今日で2590回です。NHKラジオ英会話の本文を音読教材に使っているので、本文の分量は約80語ですから、それを2590回ということ。2/8から、1.5~2倍の高速リスニングを10~20回入れてます。高速リスニングは聴くことだけに集中します。
 これとは別に1/13から、アガサ・クリスティー"And Then There Were None"の音読を並行してやっています。こちらは分速173語ですからかなり速い。ようやく1.0倍で口と舌が回るようになりました。こちらの方は音読量や音読回数はEXCELで管理しています。まだ、15ページです。

<余談-2:動機>
 小学生に、音読中心で英語を教えようと思ったら、綺麗いな発音でトレーニングしたいですね。まず自分の発音や音読をきれいでリズミカルなものに変えなきゃいけませんね。
 小学生でもトレーニングして、きれいに発音できれば、リスニング力は自然に鍛えられます。自分で発音し分けられたら、聴くときも違って聞こえますので、音の違いを瞬時に聞き分けられるようになります。bとv、pとf、wやmやnの音、rの音、dとtの音、などなど。母音も同じです。ちゃんと発音し分けていたら、聞いてもすぐに判別がつきます。文脈に頼らなくてよくなります。


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#5155 プレ・スタディ⇒シャドーイング Feb.3, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 昨年10月からNHKラジオ英会話を利用して音読トレーニングを始めました。
 最近は慣れてきて、月~木はその日の英会話本文を40回音読しています。金・土・日はその週の4回分の本文をそれぞれ10回ずつ速度を120~130%(144~156 words/min)、そして金曜日の英作文2題を20回読みます。
  コクヨの数取器(カウンター)で数えています。すでに本文の音読を2230回やってます。
 (平均80語の会話文を延べ2230回読んだということです)
 会話文は語彙数が少ないので、小説の朗読に比べるとずっと楽です。

 これとは別に、1/13からアガサ・クリスティの"AND THEN THERE WERE NONE(そして誰もいなくなった)"の音読トレーニングも随時やっています。語彙は会話文とは比較にならぬほど多い。こちらの音読速度は173 words/minですから、早口過ぎて真似できないので、2段階で音読しています。75% 130 words/minに落として30回音読、次に90% 156 words/minで10~20回音読します。こちらの音読回数と行数、ページ数はEXCELで記録しています。いま14ページです。
 今週、節単位(2ページ、約400語)で音読を試したら、難易度高すぎで進めなくなりました。100~200語くらいに分けてやった方がスムーズです。

 ここまでやってきて、いくつか分かったことがあります。
 『そして誰もいなくなった』のほうはプレ・スタディを十分しておいた方がいいということに気がつきました。音読トレーニングを50回したあとでも、英語を聞いてスムーズに意味が入って来ません。翻訳してしまうんです。
 だから、10回聴き直してみました。プレ・スタディでもポスト・スタディでも、どちらでもいいのですが、聴くことに神経を集中したトレーニングが必要なことがわかりました。音読と同じ回数ぐらい聴くことに集中して、英語のままで意味をつかむトレーニングが必要なようです。結構楽しい。オリジナルの速度で聴いています。
 それにしても、173 words/minというのは名人芸です、じつに丁寧にそして綺麗に読んでいます。

 プレ・スタディの方がいいですね。内容がよくわかって音読できますから。

 でも、ポスト・スタディの方がいいこともあります。音読することで、意味がカタマリでとらえやすくなりますから。
 p.13に次のような文が出てきます。

  Barger was rather good at nosing people like that out.
 「アナグマのやつはそう言うのを嗅ぎだすのがうまい」

 太字の部分が句動詞「(鼻で)嗅ぎだす・探り当てる」であることが読んだ瞬間にわかりました、それくらい巧い読み方してくれます。that outは「ザラウト」とリエゾンしてます。
 代名詞が来ると「at nosing+代名詞+ADV(副詞)」の順ですが、ここでは目的語が「people like that」ですから、「at nosing+people like that+out」のように中に挟んでもいいし、「at nosing out people like that」のようにoutの後にも置いても、どちらでもいいのです。アガサは間に挟んだ方がリズムがいいと思ったのでしょう。

*Phrasal verbs are either separable or nonseparable. Unfortunately, there is no rule that will help you to look at a phrasal verb and always know whether it is separable or nonseparable...."The ultimate PHRASAL VERB Book" page 1より
(句動詞は分離型か非分離型のいずれか。残念なことに、分離型か非分離型かを見分け、いずれであるかを知るのに役に立つ規則はないのです)
 手元にあるのは1999年の初版ですが、現在は第3版が出ていますので、そちらを貼り付けておきます。

 ナレーションが速いので、nosing以下が一塊になって読まれているので、意味がすっと入ってきます。
 「アナグマはかなり上手だ」と書いて、そのあとに「説明ルール:説明は後ろに置く」で、説明語句「そういう人々を嗅ぎ分けるという点において」が続いています。
 「説明ルール」を意識すると、リスニングの時にも英文の意味がすっと入ってきます。大西先生は二つの語順ルールで英文を説明しています。「指定ルール:指定は前に置く」と「説明ルール:説明は後ろに置く」です。これは英作文の時にもリスニングの時にもスピーキングの時にも強力な武器です。長い文を書くのも読んで理解するのもずっと楽になりました。生成文法でやるよりも、ずっと速度が大きいのです。

 こういうのは目で見ているよりも、優れた読み手が上手に読むのを聞いた方が意味がとりやすいように感じます。

 試行錯誤ですね、プレ・スタディがいいのかポスト・スタディがいいのか、それとも両方やった方がいいのか、しばらくやってみて、観察結果をアップします。

<余談-1:語彙レベルと朗読の技>
 アガサ・クリスティの小説"AND THEN THERE WERE NONE"の朗読を担当しているのはDan Stevensというい俳優です。
 この小説はセファールB2レベルです。
 This book is Level 4 in the Collins ELT Readers series. Level4 is equivalent to CEFR level B2 with a word count of 20,000 – 26,000 words.

 このテクストは英検なら準1級レベルだそうですが、朗読はまったく別の技です。この小説の語彙レベルは2~2.6万語のようですね。きれいに読んでくれているので聞き取れても、同じスピード(173 words/min
)でとても朗読できません。わたしにとってはいまのところ早口言葉の練習のように感じます。(笑)
 文学作品はほとんど読んだ経験がなかったので、こちらの領域の語彙の不足を感じます。大衆小説のシドニー・シェルダンの作品の方が語彙数が少なくてずっと読みやすい。
 経済学と会計学は学生時代から英語の専門書を読んでいるので専門用語になれています。興味があってチョムスキーを中心に言語学関係の専門書を英文で数冊読みました。仕事でエレクトロニクスやシステム・エンジニアリング、医療関係の専門雑誌や専門書も、仕事で最先端情報を知る必要があったので、読み慣れています。語彙数は5万くらいありそうです。それでも文学作品の語彙はまるで貧弱です。小説を読みながら増やすのが愉しくていい。
 いろんな分野の専門書を読むことから英語になら親しんできた、そんな経緯(いきさつ)があるので、わたしの英語の語彙はとても偏っています。いま文学作品にいそしんで語彙バランスの修正中というところでしょうか。
 人とは反対方向から、必要に応じて英語に触れてきたということになります。


<余談-2:ofが/ə/になるケース >
 1/31のNHKラジオ英会話「Lesson 198」から文例を拾います。
 Speaking of losing one's appitiet, Now I'm worried about somthing.
「スピーキング・・ルーズイング...」
 /ə/の部分は 軽く速くなります。「オブ」と読んだらおいて行かれます。4か月分のNHKラジオ英会話に出てくる英文を読んできましたが、音の変化のルールがすこしずつ耳になじんできました。最近は2倍速でも聞き取れます。
自分で読める速度の1.5倍くらいまでなら、何とか聞き取れるようになってきました。



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 わたしが聴いているのはCD5枚組のもので、録音時間は6時間です。
 わたしのもっているものはISBNを入力しても出てきませんので、別のオーディブル版を紹介します。こちらは"The Secret Adversary"と"And then there were none"の2小説がセットになっているので、録音時間が13時間40分です。3150円です。
 別のナレータのもの2000円がありました。



The Secret Adversary & And Then There Were None: Two Bestselling Agatha Christie Novels in One Great Audiobook Audible版 – 完全版

And Then There Were None Audible版 – 完全版

Amazon.co.jp: And Then There Were None: Level 4 – upper- intermediate (B2) (Audible Audio Edition): Agatha Christie, Roger May, HarperCollins Publishers Limited: 洋書


Ultimate Phrasal Verb Book (Barron's Foreign Language Guides)

Ultimate Phrasal Verb Book (Barron's Foreign Language Guides)

  • 作者: Hart, Carl W.
  • 出版社/メーカー: Barrons Educational Series
  • 発売日: 2017/02/01
  • メディア: ペーパーバック

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#5152『英会話音読練習帳』のススメ:小学生英語学習 Jan. 25, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 小学生用の英語教材として『英会話語音読練習帳』をススメたい。この本は次のような3部構成になっています。

 初級編10章 80文
 中級編10章 120文
 上級編10章 160文

 合計でたったの360文ですが、とりあえずはこれで十分です。
 CDがついていますが、音源とパソコン用のソフトが入っています。
 画面に英文とその下に日本語が表示されます。スピードコントロールは0.5~4.0倍です。もちろん、4.0倍なんて聞き取れませんよ。(笑)
 2倍速が聞き取れたら、それで十分です。

 1.0倍で100 words/minくらいだと思います。1.2倍速で、NHKラジオ英会話と同じくらいのスピードです。シャドウイングやリテンションを繰り返しましょう。100回やったらいい。
 最初は0.8倍で50回、一音一音丁寧に真似しましょう。子音ははっきり英語の音を出してください。口と舌の位置を意識して、はっきり丁寧にね。口や舌の位置はそのままで、速度を1.0倍にして50回、合計100回やってから、1.2倍、1.3倍、1.5倍というように上げていけばいいのです
 大事な点ですので繰り返します。同じ文を0.8倍と1.0倍で、それぞれ50回ずつ、合計100回繰り返して丁寧に音読すれば、舌の位置や口の形をあまり意識しなくても英語の音が出るようになってきます。100回クリアしたら、速度を1.2倍や1.3倍にアップして、さらに100回音読してみてください。
 子音や母音のトレーニングをせずに高速音読をやると、日本語発音のままでやることになり、悪い癖がつきますから、最初はゆっくり、一音一音丁寧に、です
 1.5倍速で早口で正確に発音できたら立派なものです。小学生は1.2倍速までで十分です。

 0.8倍の低速音読で「根っこ」ができます。そしてその土台の上に1.0倍の音読をすることで「細い幹」が育って行きます。これを360文一つずつ丁寧にやることで、英語の小さな「林」ができあがります。その林のあることが、その後の英語学習に大きく寄与します。木の本数を増やし、枝葉を茂らせていけばいいのです。木の数が増え、それぞれの幹が太くなり枝葉が伸びて、小さな「林」はいつか「豊かな森」に成長します、トレーニングをひたすら楽しむだけでいいのです。

 同時に、日本語の本も年齢相応にレベルを上げて質の良いものを読み続けてください。ニムオロ塾で20年間の間に使った本のリストがありますので、貼り付けておきますから、何を読んだらいいのかわからない人は参考にしてください。本のレベルがわかるようになっています。日本で生活している限り、英語は日本語以上にはならないし、英語を日本語に翻訳するときには、豊かな語彙が武器になります。貧弱な日本語では和訳もそういうレベルになります。使う日本語語彙は、書いたものを読んだり、話をすることで、知的レベルが判断されてしまいます。高校生になっても、アニメのノベライズものばかり読み耽(ふけ)っているあなた、そろそろレベルを上げましょう。高校生になったら、興味のある分野で古典とか名著と言われる本にチャレンジしてください。強靭な思考力が育ちます。

 英作文トレーニング用に、日本語が表示されて、それをタイピングする画面があります。もちろん、ノートに手書きしたほうが記憶に残ります。英語ですぐに言えたらもっといい。
 これで360文が完全に運用できるレベルになれば、あとは他の教材で量をこなすだけ。
 興味のある分野の本を買って読んだらいい。
 わたしは1/13から、アガサ・クリスティの”AND THEN THERE WERE NONE”を使って音読トレーニングをしていますが、この朗読CDは173words/minです。ページごとに難易度に違いがあるので、難しいページは75%の速度(分速130語)で50~70回、簡単なページは90%の速度(分速156語)で50回読みます。
 朗読CDにはチャンクごとにわずかに小休止がありますが、そのあたりの息がピタッと同調しだすと快感です。脳からドーパミンが出るの感じられます。リラックスして音読に埋没する時間をつくりましょう。
 1/13からスタートし、いま(1/27)13ページ目です。ちょうど300ページあるので、全部やるなら1年近くかかるでしょう。とりあえずの目安は3か月間です。4月半ばまでやって効果を検証して、楽しさが増すようならさらに3か月間続行するでしょう。だんだん良くなるでしょうから、やり方はその都度音読スキルのレベルアップに応じて変えるつもりです。細切れにせず、節単位で読みたくなってきました。1章第4節は2ページ半ありますが、173words/minの速度で2分43秒です。90%の速度では3分10秒、75%の速度なら5分26秒ですから、10回読むのに1時間ほどかかりますね。

 発音を正確にした方がいいので、『英会話音読練習帳』のほかに、発音トレーニング用のDVD教材、例えば、『英語の発音が正しくなる本』の類を一つ買って、正しく英語の音が出せるようにしましょう正しい発音で音読していると、リスニング力がアップします。瞬時に音が聞き分けられるようになるからです。小学生のリスニング力アップには正しい発音での音読トレーニングの効果が大きい。高校入試問題でリスニング力が伸びていない人は、「急がば回れ!」、音読トレーニングを試してください。

  小学生で4年生から3年間この教材を中心にトレーニングすれば、英検3級はそれほどハードルが高くありません。興味のある分野の英語の本を読んで、多読すれば中学校で英検2級合格できます
 高校1年生で準1級合格目指して頑張ってください。このレベルなら、大学入試共通テストの英語は180~200点(90%超)獲れます。
 語学学習に使える機器が高性能になり、ソフトも日進月歩で充実してます、誰でもチャレンジできますから、いい時代になりましたね。

 もちろん、この『英会話音読練習帳』は英語の苦手な中高生にはなおさら効果の高い教材です英語が苦手な人は、口が回らず、速く読めません。この教材で0.8倍からスタートし、1.0倍から1.2倍、1.3倍、1.5倍と速度を上げてやっみたららいい。口や舌の動きを英語そのものにするトレーニングは、日本語の発音では使っていなかった筋肉や脳の反応を鍛えることですから、スポーツのトレーニングと一緒です。トレーニングを積んだら誰でも150 words/minで読めるようになります。朗読の名人を目指すわけではないので、170 words/minの必要はありませんから。リスニングは簡単な英会話文なら、2.0倍速で聞き取り可能になります。
 360文例が頭の中に入って、口をついてすぐに出せるようになれば、そこから先は楽ですよ。好きな分野のCD音声がついた本を買って、同じようにトレーニングしたらいい。NHKラジオ英会話を利用して、日本語の文をベースに英作文をしてみたらいいのです。

<余談:英語の勉強法は人それぞれ、ダウンサイジングがわたしの辿った道>
 わたしが英語を必要と感じたのは、大学に入ってからでした。管理会計学や経済学の英語で書かれた専門書を読む必要があったのと、時事英語の授業を履修したので、英字新聞社説に慣れるためでした。
 大学院入試で英語の勉強し直しました。経済学の分厚い専門書をノートに訳文を書きながら1/2ほど読みましたね。それとチョムスキーの生成英文法を学習してます。複雑な文を読みこなすために必要でした。
 産業用エレクトロニクスの輸入商社の6年間は、管理会計、システム工学、プログラミング関係の本を片っ端から読んで仕事で使っていました。会計情報システムの専門書なんて、1978~84年には翻訳が出てませんでした。最先端分野は、管理会計学でもシステムでも医学でも翻訳が出ていないので、原書を読むしかありません。
 最大手の臨床検査センターSRLへ1984年転職してからは、医学関係の専門雑誌やNatureやScienceのような科学雑誌を読みました。八王子ラボに図書室があって、海外の医学専門雑誌が25種類くらい定期購読されていましたので。製薬メーカーと検査試薬の共同開発も2件担当したので、最先端医学情報に触れるには日本語の本では間に合わないのです。
 1990年頃のことですが、国際金融機関(当時はナンバーワン)から、ナスダック上場の米国染色体検査会社の買収提案が持ち込まれました。200ページ余りの経営分析と企業価値の評価資料の説明に専門家が2名来て、わたしと米国留学経験のある社員が対応してます。経営分析と企業価値の評価資料ですから、米国金融機関のやり方を知らないと内容がつかめません。1978年に25の指標群を5つに分類して経営分析モデルを開発していたので、そのときにその偏差値データをもとに企業価値の計算も試みてあり、それがそのまま役に立ちました。英語だけでは企業実務では役に立たないのです。経営分析の専門知識と実際のスキル、管理会計の専門知識、染色体検査の仕組み、売上推計の妥当性の検証など、複数の専門分野に精通していないとこなせない仕事でした。資料を読み込んで、3日かけて稟議書を作成しました。OKの方向で稟議素を作成すると、「お前も行け」ということになるので、家族に迷惑がかかる、わたしは現地で参謀として経営に関与することになる、困りましたね。米国法人を創るつもりで検査機械の購入担当をしていた時に下請けメーカや検査機器製造メーカーと人脈をつくって具体的な計画を進めていたので、足がかりにはちょうどいいタイミングだったのです。あれを受け入れていたら、SRLの売上は1000億円ではなく3000億円以上に拡大していたでしょう。八王子ラボの自動化設備は1990年頃は世界ナンバーワンで、臨床検査センターを傘下にもつ米国製薬メーカーが見学に来て、ラボの自動化設備全部を売ってほしい、いくらならと尋ねたくらいです。もちろんお断りしています。自前で米国進出を考えていましたから。
 2002年に古里に戻ってからは、中高生に数学と英語を教えたので、こんどはそのために勉強のし直しでしたね。英語の本はさまざまな分野の専門書ばかり読んでいましたから、会話や英作文がお留守になっていました。
 2022年9月で塾を閉じたので、いま暇ができて、音読トレーニング中です。英作文問題と解説集も4年前から作成し続けていますが、A4判で1770頁を越えました。17000題に近い問題と解説集になっています。NHKラジオ英会話のテキストを英作文用に作り直して、15冊ほどの本や辞書から英文を追加しています。3月末でとりあえず一休みします。週2回、元塾生たちに英作文問題をメールで配信しています。まだ、3年間は続けられるほど、「在庫」があります。英作文問題とその解説集の作成がほとんど趣味になってしまいました。(笑)

 さまざまな分野の専門書を英語の本で読むことからスタートして、大学受験生が英語を攻略するにはどうしたらよいのかと、考え続けています。
 HP社には科学技術計算用のプログラマブル・キャリュキュレータ―がありますが、これはマイクロ波計測器制御用の高性能パソコンをベースに、昨日を搾って電卓にしたものです。ダウンサイジングです。日本のメーカー(シャープやキャノン)が電卓にメモリーを増やしてプログラミング可能な関数電卓を作ったのとは方向が逆です。4つのスタックがあるので数値計算プログラミングがしやすいのです。1978年から5台、もう45年もHP社の科学技術用の計算機を使っています。
 わたしの英語の勉強の仕方は、仕事に関連してさまざまな分野の専門書を読むことから出発して受験英語の指導をどうしたらいいのか、通常とは逆の方向で英語の学習法と指導法を考えています。ダウンサイジングです。

 それがさらに進んで、小学生に英語を教えるなら、どういうやり方で攻めるのかをいま考えています。正しい発音で、スローペースでの正確な音読からスタートして、150 words/minまで音読スピードを上げるのが、リスニング力と読解力と英作文力を同時に強化するのに便利なことがようやくわかってきました。もちろん、中高生や大学生、そして社会人にも役に立つ情報になるでしょう。
 このテーマで、これから数年間生きていられたらですが、ブログに記録をアップします。


〈日本語音読リスト〉…
*#3726 
日本語音読トレーニングのススメ:低下する学力に抗して Apr. 18,2018
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-04-18-1

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<7. 国語力アップのための音読トレーニング >
 中2のトップクラスのある生徒の国語力を上げるために、いままで音読指導をしてきた。読んだ本のリストを書き出してみると、
○『声に出して読みたい日本語』
○『声に出して読みたい日本語②』
○『声に出して読みたい日本語③』
○『坊ちゃん』夏目漱石

○『羅生門』芥川龍之介
○『走れメロス』太宰治
○『銀河鉄道の夜』宮沢賢治
 『五重塔』幸田露伴
 『山月記』中島敦
●『読書力』斉藤隆
●『国家の品格』藤原正彦
●『すらすら読める風姿花伝・原文対訳』世阿弥著・林望現代語訳
●『日本人は何を考えてきたのか』斉藤隆

『語彙力こそが教養である』斉藤隆
●『日本人の誇り』藤原正彦(数学者)

◎『福翁自伝』福沢諭吉
◎『近代日本150年 科学技術総力戦体制の破綻』山本義隆(物理学者)

その後に読むものをどうしようかいま考えている。だんだんレベルが上がってきた。哲学に踏み込むかどうかは生徒の意欲次第。
◎『善の研究』西田幾多郎
◎『古寺巡礼』和辻哲郎
『風土』和辻哲郎
 『司馬遼太郎対話選集2 日本語の本質』文春文庫
 『伊勢物語』

(○印は、ふつうの学力の小学生と中学生の一部の音読トレーニング教材として使用していた。●印の本はふつうの学力の中学生の音読トレーニング教材として授業で使用した実績がある。◎は大学生でも語彙力上級者レベルにふさわしいテクストである。平均的な語彙力の大学生には手が届かぬ。
 音読トレーニング授業はボランティアで実施、ずっと強制だったが、2年前から希望者のみに限定している。本気でやる気にならないと効果が小さいので、お互いに時間の無駄。)

・・・
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*#3018 中学英語教育わいわいがやがや(8):#181~195  Apr. 7, 2015



英会話音読練習帳

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  • 出版社/メーカー: 永岡書店
  • 発売日: 2004/09/01
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  • 発売日: 2005/02/28
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DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本

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  • 作者: 鷲見由理
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2008/05/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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#5150 英語音読トレーニング中! Jan. 23, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 ラジオ英会話1/18から

 I'm so happy to be back on earth.

 太字部分は「オンナース」と聞こえます。リエゾンのルールを知らなければ、頭の中で英文に置き換えられません、つまり正確に聞き取れません。"on nurse"って何だっけなんてことになりかねません。一瞬そんなことが頭をよぎっただけで、次の文をスルーしてしまいます。映画の台詞がぼつぼつと抜けて聞き取れないということになります。

 s音とth音が聞き分けられたらすぐに"on earth"だとわかります。音読するときにs音とthの音を意識していたら、耳の方が瞬時に聞き分けるようになりました。

 1/23のテキスト本文から
 We had a lot of fun.
  ofが弱音化すると/ə/になります。「ウィハダアロッタファン」
 funとfanも似ていますが音が違いますね。これも音読時に意識してやっていたら、音だけで瞬時にどちらか判断できます。
 ついでですから、
fun /fʌn/ noun [ U ] PLEASURE
fan /fæn/ noun [ C ] PERSON 
  
まったく音が違いますから、これらも普段、意識して音読していたら、発音ですぐにどちらか判断がつきます。
 リスニングの改善には、正しい発音トレーニングが近道ということのようです。
 読むときに、大西先生の「説明ルール:説明は後ろに置く」も大いに役に立っています。これを意識しながら音読すると、音読がきれいになるし、意味がすっと頭の中に入ってきます。

 ところで、小学生に英語を教える時には、正しい発音で教えたら、リスニングはとくにやらなくても自然に聴き分けできるようになるのでしょうね

 NHKラジオ英会話は120 words/分ですから、テンポの速い英語ではありませんが、こういう音の変化や縮約は出てきます。音の変化のルールは知っておいた方がよさそうです。

 アガサ・クリスティの"And then there were none"の朗読CDは173 words/分ですのでとても速い。90%,155 words/分に落として音読トレーニングしています。90%でも速くて口の形や舌の動きが追い付かない文は75%に落として聞いてみます。たとえば、
 He had fancies, though, that the little Jew had not been deceived --- that was the damnable part about Jews, you couldn't deceive them about money --- they knew.

 この文はとっても読むのが速くなっているところなのですが、He'd fanciesと聞こえていました。ところが75%に落としたらhadが短縮されずにちゃんと聞き取れるのです。
 見事な早口です。朗読のプロはこんなにきれいに一音一音発音しているんだと驚きました。もちろんhadはdだけで、短縮されているケースが多いのですが、この箇所は75%に速度を落としたら、はっきりhadが聞こえます。速く軽くなっています。”that the little Jew”の部分も速い。全部ちゃんと読んでいました。
 だんだん、173×0.9=155words/分の速度の音読に慣れてきました、やってみるものです。NHKラジオ英会話の音読がずいぶんのんびりしたものに感じ始めています。

 昨年10月から始めたラジオ英会話の音読トレーニングは、先週から毎日40回音読、金土日の3日間は月~木曜日のテキストをそれぞれ10回ずつ音読しているので、週当たり4種類のテキスト本文(80words前後)をそれぞれ60回読むことになってます。月に、16個のトピックスをそれぞれ60回、合計960回/月読むことになります。
 r音はどこにrがはいっているのか聞き分けられるようになりました。一音一音意識して音読トレーニングしているからでしょうね。うれしい変化です。 

 合間を見て、アガサの小説の朗読トレーニング、これは50~70回やっています。毎日5行から29行ぐらいのペースです。とりあえず3か月やって効果をみます。現在、6ページの20ライン目を読んでいます。

<余談:英作文問題と解答解説作成>
 4年前に国立大医学部受験生のために作り始めた英作文問題は、A4判で1774ページ、17000題に近くなっています。NHKラジオ英会話の大西泰斗先生の講座をベースに、英作文問題に改作し、10種類ほどの英語参考書から同じパターンの文を集めた補強したもの。
 塵も積もれば山となるです。塾は一昨年にやめましたが、高校1年生だった生徒たちが大学受験をする(今年の年末)まで、英作文問題の配信は継続します。
 なにより、わたしの勉強になっています。


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#5148 英語の音の変化:『ラジオ英会話』から Jan. 17, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 今日(1/17)放送分のNHKラジオ英会話から、具体例を紹介します。
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 L.188 Dialogue 発言タイプ:感情⑦ 無関心

Frankie:
I like this library, Jeannie. It is very quiet and peaceful here.
Jeannie : Yes, I like sitting outside on these deck chairs.
Frankie: I have been reading some science-fiction books. They mention us.
Jeannie : Us?
Frankie: Yes, many of these books have androids in them.
Jeannie : Who cares? Besides, I don’t like the word “androids.” I want to be just like human.
Frankie: But the androids in these books act humans.
Jeannie : I don’t care. I don’t want to be called an “android” in the first place.
----------------------------------------------------



<音の変化例>
① Yes, many of these books have androids in them.
 朗読を聴いていると、アンダーライン部は次のように音が変化していた。
  android/s i/n (th)em  「アンドロイド//ナム」
 ( )内は音声が消失した部分を表す。

② I don’t want to be called an “android” in the first place.
 called an “android” ⇒ calle/d an/ “android” 「コール/ダン/アンドロイド」
 不定冠詞のanや接続詞のandは前に置かれた単語の語尾の子音と結合してしまうことがあるということ。

 アガサ・クリスティの小説『そして誰もいなくなった』から類似例をピックアップすると、
… with a view to carrying out some hush-hush experiments. (page.2
 with a view が witha / view「ウィザ/ヴュー」
 with a flourish  witha / flourish「ウィザ/フローリッシュ」

 she had then been going to Italy to bask in the sun and be at one with Nature and the contadimi.
 she (ha)d then been going to Italy to baskin the sunan(d) be at one with Naturean(d) the contadimi.
 「バスキン」、「サナン」、「ネイチャラン」
*comtadimiというのはcontadino(=farmer)というイタリア語の複数形です。イタリアの農民ですから、山間地で家畜を放牧して生活している農民かもしれません。ブドウ栽培をしてワインを作っているような「農民」や米国のように広大な平地で脳号を営む農民ではないことは、文脈から判断できます。

 ラジオ英会話は分速120words、『そして誰もいなくなった』の朗読CDは分速173wordsです。とても早口です。音の変化のルールを知り、自分でも早口で朗読できるようにならないと、聞き分けられませんね。
 ラジオ英会話の方の朗読は、とっても長閑に聞こえてきます。

<余談:>
 大学入試共通テストが終わったので、偏差値45の学校からどうやったら難関大学へ合格できるのか、弊ブログの記事を紹介します。


#4483 根室高校から旭川医科大学現役合格:岡田太志君おめでとう Feb. 10, 2021


#4486 医大現役合格は長期戦略が決め手 Feb. 16, 2021 


#4588 旭川医大現役合格体験記:偏差値45の根室高校から July 18, 2021 



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#5134 "t"音の脱落・変化例② Dec. 23, 2023 [49.1 英語音読トレーニング]

 NHKラジオ講座大西泰斗先生の「英会話」から。

 12/19放送分のテキスト、「レッスン173」。
 I won't let you down again.
 脱落部分を[ ]でくくると次のようになっていました。
 I won'[t] le[t] you down again.
   アイ・ウォン・レ・ユー…


 12/20放送分のテキスト、「レッスン174」。
 I'm going to be a teacher no matter what it takes.

   この文の最後の節が次のように発音されていました。
 Whati[t] takes
   ワ・リ・テイクス

 taは「ラ」、tiは「リ」、tuは「ル」、teは「レ」、toは「ロ」となります。
 tが連続しているので、ひとつ脱落します。

 d音の脱落事例。レッスン174の文から。
 Beethoven an[d] Brahmus.
  andは速くなると、消失しますが、強調するときd音ははっきり発音されます。

 わかりにくかったのは、次の文です。
  I was planning on going , but it was hard to travel abroad at that time.

  この文の次の部分が...
 but it was hard to 
  バ・ウィル・ハード・ツー

 速くなるとbe動詞は音が脱落しますが、これは完全には脱落しておらず、変化していますが、何がどのように変化したのか途中の過程がわかりません。
 わかる方は教えてください。

 ―追伸―
 『リスニングのお医者さん』で調べてみました。
「子音が続く場合は、前の子音は聞こえない」p.52
 ⇒ What it takes

「tが母音に挟まれると「ラ行」に聞こえる」p.148
 better:ベラ―
 butter:バラ―
 cutter:カッラー
 cotton:コロン
 latter:ララー
 litter:リラ―
 letter:レラー
 matter:マラー
 kitty:キリ―
 pretty:プリリー
 pattern:パラン
 pity:ピリー

 音の変化や脱落のルールを知らなきゃ、リスニング力はなかなか上がりません。シャドーイングやオーバラッピングトレーニングをするのと並行して、『リスニングのお医者さん』のような本を使ったリエゾンや脱落のような音の変化に関するルールを知っておくことはシャドーイング力やリスニング力を強化するのに役立ちます

 小学生は口の形のトレーニングからしっかりやるのがおススメ。たとえば、wonderful。wの発音は口をとがらして前に突き出し、f音は上の歯を軽くした唇に当てて”ワンダーフォー”。日本語と英語は口の形が違います。RとLの発音も口の形と舌の位置を常に意識して発音していると、リスニングでしっかり聞き分けられます。これをいい加減にやると中高生になってからでは癖がついてしまっているので、なかなか治らないということになります。いま、小3から英語授業を導入していますが、すこし心配です。以前から、小学生で英語をやっている生徒たちの1/3くらいは英語嫌いになっていましたので。

<余談-1:音読トレーニング>
 NHKラジオ英会話でシャドーイング、オーバーラッピングをしています。シャドーイング10回目くらいからテキスト見ないでやれますから、オーバーラッピングに切り換え、息とリズム(強弱・緩急)がお手本とピタッと合う感触を楽しみます。同じやり方で30回は退屈であくびが出ますから、意識を集中させる事項をその都度切り換えたら、飽きずに30回やれます。たとえば、冠詞に集中して読む、前置詞に意識を集中して読む、リエゾンに意識を集中する、音の脱落部分に意識を集中するという風に、自分で工夫してみてください

 毎回30回で、数取器でカウントしています。ようやく960回ですから2か月たったことになります。今日、ラジオ英語講座の「タイムトライアル」を聞いてみたら、以前よりもちゃんと聞こえて、シャドーイングが楽になっていました。同じ文を体に沁みこむように繰り返すトレーニングが好いようです。きっと英語のリズムが身に染みてくるのでしょうね。
 カウントが5000回(480回/月なので11か月後)を超えたときに、耳と口と脳の反応がどうなっているのか楽しみですね。

<余談-2:英作文問題と解説集作成作業の進捗状況>
 ラジオ英会話1月号を英作文問題に改作して、入力が完了しました。1486回、A4判で1733ページ。
 明日は年賀状書きをしようと思っています。



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 今手持ちの本を見たら、音の脱落やリエゾン、変化は次の2冊の本の解説がよさそうですから、目を通してみます。
 『お医者さん』の方はリエゾンのルールを詳しく解説しているので便利ですね。長文トレーニング用の本もこの著者は同じシリーズで出しています。
 
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 これはライフワークです。「A2.マルクスと数学」というカテゴリーにまとめてあります。

#5117 公理を変えて資本論を演繹体系として書き直す① Nov. 18, 2023



 

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