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#5155 プレ・スタディ⇒シャドーイング Feb.3, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 昨年10月からNHKラジオ英会話を利用して音読トレーニングを始めました。
 最近は慣れてきて、月~木はその日の英会話本文を40回音読しています。金・土・日はその週の4回分の本文をそれぞれ10回ずつ速度を120~130%(144~156 words/min)、そして金曜日の英作文2題を20回読みます。
  コクヨの数取器(カウンター)で数えています。すでに本文の音読を2230回やってます。
 (平均80語の会話文を延べ2230回読んだということです)
 会話文は語彙数が少ないので、小説の朗読に比べるとずっと楽です。

 これとは別に、1/13からアガサ・クリスティの"AND THEN THERE WERE NONE(そして誰もいなくなった)"の音読トレーニングも随時やっています。語彙は会話文とは比較にならぬほど多い。こちらの音読速度は173 words/minですから、早口過ぎて真似できないので、2段階で音読しています。75% 130 words/minに落として30回音読、次に90% 156 words/minで10~20回音読します。こちらの音読回数と行数、ページ数はEXCELで記録しています。いま14ページです。
 今週、節単位(2ページ、約400語)で音読を試したら、難易度高すぎで進めなくなりました。100~200語くらいに分けてやった方がスムーズです。

 ここまでやってきて、いくつか分かったことがあります。
 『そして誰もいなくなった』のほうはプレ・スタディを十分しておいた方がいいということに気がつきました。音読トレーニングを50回したあとでも、英語を聞いてスムーズに意味が入って来ません。翻訳してしまうんです。
 だから、10回聴き直してみました。プレ・スタディでもポスト・スタディでも、どちらでもいいのですが、聴くことに神経を集中したトレーニングが必要なことがわかりました。音読と同じ回数ぐらい聴くことに集中して、英語のままで意味をつかむトレーニングが必要なようです。結構楽しい。オリジナルの速度で聴いています。
 それにしても、173 words/minというのは名人芸です、じつに丁寧にそして綺麗に読んでいます。

 プレ・スタディの方がいいですね。内容がよくわかって音読できますから。

 でも、ポスト・スタディの方がいいこともあります。音読することで、意味がカタマリでとらえやすくなりますから。
 p.13に次のような文が出てきます。

  Barger was rather good at nosing people like that out.
 「アナグマのやつはそう言うのを嗅ぎだすのがうまい」

 太字の部分が句動詞「(鼻で)嗅ぎだす・探り当てる」であることが読んだ瞬間にわかりました、それくらい巧い読み方してくれます。that outは「ザラウト」とリエゾンしてます。
 代名詞が来ると「at nosing+代名詞+ADV(副詞)」の順ですが、ここでは目的語が「people like that」ですから、「at nosing+people like that+out」のように中に挟んでもいいし、「at nosing out people like that」のようにoutの後にも置いても、どちらでもいいのです。アガサは間に挟んだ方がリズムがいいと思ったのでしょう。

*Phrasal verbs are either separable or nonseparable. Unfortunately, there is no rule that will help you to look at a phrasal verb and always know whether it is separable or nonseparable...."The ultimate PHRASAL VERB Book" page 1より
(句動詞は分離型か非分離型のいずれか。残念なことに、分離型か非分離型かを見分け、いずれであるかを知るのに役に立つ規則はないのです)
 手元にあるのは1999年の初版ですが、現在は第3版が出ていますので、そちらを貼り付けておきます。

 ナレーションが速いので、nosing以下が一塊になって読まれているので、意味がすっと入ってきます。
 「アナグマはかなり上手だ」と書いて、そのあとに「説明ルール:説明は後ろに置く」で、説明語句「そういう人々を嗅ぎ分けるという点において」が続いています。
 「説明ルール」を意識すると、リスニングの時にも英文の意味がすっと入ってきます。大西先生は二つの語順ルールで英文を説明しています。「指定ルール:指定は前に置く」と「説明ルール:説明は後ろに置く」です。これは英作文の時にもリスニングの時にもスピーキングの時にも強力な武器です。長い文を書くのも読んで理解するのもずっと楽になりました。生成文法でやるよりも、ずっと速度が大きいのです。

 こういうのは目で見ているよりも、優れた読み手が上手に読むのを聞いた方が意味がとりやすいように感じます。

 試行錯誤ですね、プレ・スタディがいいのかポスト・スタディがいいのか、それとも両方やった方がいいのか、しばらくやってみて、観察結果をアップします。

<余談-1:語彙レベルと朗読の技>
 アガサ・クリスティの小説"AND THEN THERE WERE NONE"の朗読を担当しているのはDan Stevensというい俳優です。
 この小説はセファールB2レベルです。
 This book is Level 4 in the Collins ELT Readers series. Level4 is equivalent to CEFR level B2 with a word count of 20,000 – 26,000 words.

 このテクストは英検なら準1級レベルだそうですが、朗読はまったく別の技です。この小説の語彙レベルは2~2.6万語のようですね。きれいに読んでくれているので聞き取れても、同じスピード(173 words/min
)でとても朗読できません。わたしにとってはいまのところ早口言葉の練習のように感じます。(笑)
 文学作品はほとんど読んだ経験がなかったので、こちらの領域の語彙の不足を感じます。大衆小説のシドニー・シェルダンの作品の方が語彙数が少なくてずっと読みやすい。
 経済学と会計学は学生時代から英語の専門書を読んでいるので専門用語になれています。興味があってチョムスキーを中心に言語学関係の専門書を英文で数冊読みました。仕事でエレクトロニクスやシステム・エンジニアリング、医療関係の専門雑誌や専門書も、仕事で最先端情報を知る必要があったので、読み慣れています。語彙数は5万くらいありそうです。それでも文学作品の語彙はまるで貧弱です。小説を読みながら増やすのが愉しくていい。
 いろんな分野の専門書を読むことから英語になら親しんできた、そんな経緯(いきさつ)があるので、わたしの英語の語彙はとても偏っています。いま文学作品にいそしんで語彙バランスの修正中というところでしょうか。
 人とは反対方向から、必要に応じて英語に触れてきたということになります。


<余談-2:ofが/ə/になるケース >
 1/31のNHKラジオ英会話「Lesson 198」から文例を拾います。
 Speaking of losing one's appitiet, Now I'm worried about somthing.
「スピーキング・・ルーズイング...」
 /ə/の部分は 軽く速くなります。「オブ」と読んだらおいて行かれます。4か月分のNHKラジオ英会話に出てくる英文を読んできましたが、音の変化のルールがすこしずつ耳になじんできました。最近は2倍速でも聞き取れます。
自分で読める速度の1.5倍くらいまでなら、何とか聞き取れるようになってきました。



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 わたしが聴いているのはCD5枚組のもので、録音時間は6時間です。
 わたしのもっているものはISBNを入力しても出てきませんので、別のオーディブル版を紹介します。こちらは"The Secret Adversary"と"And then there were none"の2小説がセットになっているので、録音時間が13時間40分です。3150円です。
 別のナレータのもの2000円がありました。



The Secret Adversary & And Then There Were None: Two Bestselling Agatha Christie Novels in One Great Audiobook Audible版 – 完全版

And Then There Were None Audible版 – 完全版

Amazon.co.jp: And Then There Were None: Level 4 – upper- intermediate (B2) (Audible Audio Edition): Agatha Christie, Roger May, HarperCollins Publishers Limited: 洋書


Ultimate Phrasal Verb Book (Barron's Foreign Language Guides)

Ultimate Phrasal Verb Book (Barron's Foreign Language Guides)

  • 作者: Hart, Carl W.
  • 出版社/メーカー: Barrons Educational Series
  • 発売日: 2017/02/01
  • メディア: ペーパーバック

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#5152『英会話音読練習帳』のススメ:小学生英語学習 Jan. 25, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 小学生用の英語教材として『英会話語音読練習帳』をススメたい。この本は次のような3部構成になっています。

 初級編10章 80文
 中級編10章 120文
 上級編10章 160文

 合計でたったの360文ですが、とりあえずはこれで十分です。
 CDがついていますが、音源とパソコン用のソフトが入っています。
 画面に英文とその下に日本語が表示されます。スピードコントロールは0.5~4.0倍です。もちろん、4.0倍なんて聞き取れませんよ。(笑)
 2倍速が聞き取れたら、それで十分です。

 1.0倍で100 words/minくらいだと思います。1.2倍速で、NHKラジオ英会話と同じくらいのスピードです。シャドウイングやリテンションを繰り返しましょう。100回やったらいい。
 最初は0.8倍で50回、一音一音丁寧に真似しましょう。子音ははっきり英語の音を出してください。口と舌の位置を意識して、はっきり丁寧にね。口や舌の位置はそのままで、速度を1.0倍にして50回、合計100回やってから、1.2倍、1.3倍、1.5倍というように上げていけばいいのです
 大事な点ですので繰り返します。同じ文を0.8倍と1.0倍で、それぞれ50回ずつ、合計100回繰り返して丁寧に音読すれば、舌の位置や口の形をあまり意識しなくても英語の音が出るようになってきます。100回クリアしたら、速度を1.2倍や1.3倍にアップして、さらに100回音読してみてください。
 子音や母音のトレーニングをせずに高速音読をやると、日本語発音のままでやることになり、悪い癖がつきますから、最初はゆっくり、一音一音丁寧に、です
 1.5倍速で早口で正確に発音できたら立派なものです。小学生は1.2倍速までで十分です。

 0.8倍の低速音読で「根っこ」ができます。そしてその土台の上に1.0倍の音読をすることで「細い幹」が育って行きます。これを360文一つずつ丁寧にやることで、英語の小さな「林」ができあがります。その林のあることが、その後の英語学習に大きく寄与します。木の本数を増やし、枝葉を茂らせていけばいいのです。木の数が増え、それぞれの幹が太くなり枝葉が伸びて、小さな「林」はいつか「豊かな森」に成長します、トレーニングをひたすら楽しむだけでいいのです。

 同時に、日本語の本も年齢相応にレベルを上げて質の良いものを読み続けてください。ニムオロ塾で20年間の間に使った本のリストがありますので、貼り付けておきますから、何を読んだらいいのかわからない人は参考にしてください。本のレベルがわかるようになっています。日本で生活している限り、英語は日本語以上にはならないし、英語を日本語に翻訳するときには、豊かな語彙が武器になります。貧弱な日本語では和訳もそういうレベルになります。使う日本語語彙は、書いたものを読んだり、話をすることで、知的レベルが判断されてしまいます。高校生になっても、アニメのノベライズものばかり読み耽(ふけ)っているあなた、そろそろレベルを上げましょう。高校生になったら、興味のある分野で古典とか名著と言われる本にチャレンジしてください。強靭な思考力が育ちます。

 英作文トレーニング用に、日本語が表示されて、それをタイピングする画面があります。もちろん、ノートに手書きしたほうが記憶に残ります。英語ですぐに言えたらもっといい。
 これで360文が完全に運用できるレベルになれば、あとは他の教材で量をこなすだけ。
 興味のある分野の本を買って読んだらいい。
 わたしは1/13から、アガサ・クリスティの”AND THEN THERE WERE NONE”を使って音読トレーニングをしていますが、この朗読CDは173words/minです。ページごとに難易度に違いがあるので、難しいページは75%の速度(分速130語)で50~70回、簡単なページは90%の速度(分速156語)で50回読みます。
 朗読CDにはチャンクごとにわずかに小休止がありますが、そのあたりの息がピタッと同調しだすと快感です。脳からドーパミンが出るの感じられます。リラックスして音読に埋没する時間をつくりましょう。
 1/13からスタートし、いま(1/27)13ページ目です。ちょうど300ページあるので、全部やるなら1年近くかかるでしょう。とりあえずの目安は3か月間です。4月半ばまでやって効果を検証して、楽しさが増すようならさらに3か月間続行するでしょう。だんだん良くなるでしょうから、やり方はその都度音読スキルのレベルアップに応じて変えるつもりです。細切れにせず、節単位で読みたくなってきました。1章第4節は2ページ半ありますが、173words/minの速度で2分43秒です。90%の速度では3分10秒、75%の速度なら5分26秒ですから、10回読むのに1時間ほどかかりますね。

 発音を正確にした方がいいので、『英会話音読練習帳』のほかに、発音トレーニング用のDVD教材、例えば、『英語の発音が正しくなる本』の類を一つ買って、正しく英語の音が出せるようにしましょう正しい発音で音読していると、リスニング力がアップします。瞬時に音が聞き分けられるようになるからです。小学生のリスニング力アップには正しい発音での音読トレーニングの効果が大きい。高校入試問題でリスニング力が伸びていない人は、「急がば回れ!」、音読トレーニングを試してください。

  小学生で4年生から3年間この教材を中心にトレーニングすれば、英検3級はそれほどハードルが高くありません。興味のある分野の英語の本を読んで、多読すれば中学校で英検2級合格できます
 高校1年生で準1級合格目指して頑張ってください。このレベルなら、大学入試共通テストの英語は180~200点(90%超)獲れます。
 語学学習に使える機器が高性能になり、ソフトも日進月歩で充実してます、誰でもチャレンジできますから、いい時代になりましたね。

 もちろん、この『英会話音読練習帳』は英語の苦手な中高生にはなおさら効果の高い教材です英語が苦手な人は、口が回らず、速く読めません。この教材で0.8倍からスタートし、1.0倍から1.2倍、1.3倍、1.5倍と速度を上げてやっみたららいい。口や舌の動きを英語そのものにするトレーニングは、日本語の発音では使っていなかった筋肉や脳の反応を鍛えることですから、スポーツのトレーニングと一緒です。トレーニングを積んだら誰でも150 words/minで読めるようになります。朗読の名人を目指すわけではないので、170 words/minの必要はありませんから。リスニングは簡単な英会話文なら、2.0倍速で聞き取り可能になります。
 360文例が頭の中に入って、口をついてすぐに出せるようになれば、そこから先は楽ですよ。好きな分野のCD音声がついた本を買って、同じようにトレーニングしたらいい。NHKラジオ英会話を利用して、日本語の文をベースに英作文をしてみたらいいのです。

<余談:英語の勉強法は人それぞれ、ダウンサイジングがわたしの辿った道>
 わたしが英語を必要と感じたのは、大学に入ってからでした。管理会計学や経済学の英語で書かれた専門書を読む必要があったのと、時事英語の授業を履修したので、英字新聞社説に慣れるためでした。
 大学院入試で英語の勉強し直しました。経済学の分厚い専門書をノートに訳文を書きながら1/2ほど読みましたね。それとチョムスキーの生成英文法を学習してます。複雑な文を読みこなすために必要でした。
 産業用エレクトロニクスの輸入商社の6年間は、管理会計、システム工学、プログラミング関係の本を片っ端から読んで仕事で使っていました。会計情報システムの専門書なんて、1978~84年には翻訳が出てませんでした。最先端分野は、管理会計学でもシステムでも医学でも翻訳が出ていないので、原書を読むしかありません。
 最大手の臨床検査センターSRLへ1984年転職してからは、医学関係の専門雑誌やNatureやScienceのような科学雑誌を読みました。八王子ラボに図書室があって、海外の医学専門雑誌が25種類くらい定期購読されていましたので。製薬メーカーと検査試薬の共同開発も2件担当したので、最先端医学情報に触れるには日本語の本では間に合わないのです。
 1990年頃のことですが、国際金融機関(当時はナンバーワン)から、ナスダック上場の米国染色体検査会社の買収提案が持ち込まれました。200ページ余りの経営分析と企業価値の評価資料の説明に専門家が2名来て、わたしと米国留学経験のある社員が対応してます。経営分析と企業価値の評価資料ですから、米国金融機関のやり方を知らないと内容がつかめません。1978年に25の指標群を5つに分類して経営分析モデルを開発していたので、そのときにその偏差値データをもとに企業価値の計算も試みてあり、それがそのまま役に立ちました。英語だけでは企業実務では役に立たないのです。経営分析の専門知識と実際のスキル、管理会計の専門知識、染色体検査の仕組み、売上推計の妥当性の検証など、複数の専門分野に精通していないとこなせない仕事でした。資料を読み込んで、3日かけて稟議書を作成しました。OKの方向で稟議素を作成すると、「お前も行け」ということになるので、家族に迷惑がかかる、わたしは現地で参謀として経営に関与することになる、困りましたね。米国法人を創るつもりで検査機械の購入担当をしていた時に下請けメーカや検査機器製造メーカーと人脈をつくって具体的な計画を進めていたので、足がかりにはちょうどいいタイミングだったのです。あれを受け入れていたら、SRLの売上は1000億円ではなく3000億円以上に拡大していたでしょう。八王子ラボの自動化設備は1990年頃は世界ナンバーワンで、臨床検査センターを傘下にもつ米国製薬メーカーが見学に来て、ラボの自動化設備全部を売ってほしい、いくらならと尋ねたくらいです。もちろんお断りしています。自前で米国進出を考えていましたから。
 2002年に古里に戻ってからは、中高生に数学と英語を教えたので、こんどはそのために勉強のし直しでしたね。英語の本はさまざまな分野の専門書ばかり読んでいましたから、会話や英作文がお留守になっていました。
 2022年9月で塾を閉じたので、いま暇ができて、音読トレーニング中です。英作文問題と解説集も4年前から作成し続けていますが、A4判で1770頁を越えました。17000題に近い問題と解説集になっています。NHKラジオ英会話のテキストを英作文用に作り直して、15冊ほどの本や辞書から英文を追加しています。3月末でとりあえず一休みします。週2回、元塾生たちに英作文問題をメールで配信しています。まだ、3年間は続けられるほど、「在庫」があります。英作文問題とその解説集の作成がほとんど趣味になってしまいました。(笑)

 さまざまな分野の専門書を英語の本で読むことからスタートして、大学受験生が英語を攻略するにはどうしたらよいのかと、考え続けています。
 HP社には科学技術計算用のプログラマブル・キャリュキュレータ―がありますが、これはマイクロ波計測器制御用の高性能パソコンをベースに、昨日を搾って電卓にしたものです。ダウンサイジングです。日本のメーカー(シャープやキャノン)が電卓にメモリーを増やしてプログラミング可能な関数電卓を作ったのとは方向が逆です。4つのスタックがあるので数値計算プログラミングがしやすいのです。1978年から5台、もう45年もHP社の科学技術用の計算機を使っています。
 わたしの英語の勉強の仕方は、仕事に関連してさまざまな分野の専門書を読むことから出発して受験英語の指導をどうしたらいいのか、通常とは逆の方向で英語の学習法と指導法を考えています。ダウンサイジングです。

 それがさらに進んで、小学生に英語を教えるなら、どういうやり方で攻めるのかをいま考えています。正しい発音で、スローペースでの正確な音読からスタートして、150 words/minまで音読スピードを上げるのが、リスニング力と読解力と英作文力を同時に強化するのに便利なことがようやくわかってきました。もちろん、中高生や大学生、そして社会人にも役に立つ情報になるでしょう。
 このテーマで、これから数年間生きていられたらですが、ブログに記録をアップします。


〈日本語音読リスト〉…
*#3726 
日本語音読トレーニングのススメ:低下する学力に抗して Apr. 18,2018
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-04-18-1

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<7. 国語力アップのための音読トレーニング >
 中2のトップクラスのある生徒の国語力を上げるために、いままで音読指導をしてきた。読んだ本のリストを書き出してみると、
○『声に出して読みたい日本語』
○『声に出して読みたい日本語②』
○『声に出して読みたい日本語③』
○『坊ちゃん』夏目漱石

○『羅生門』芥川龍之介
○『走れメロス』太宰治
○『銀河鉄道の夜』宮沢賢治
 『五重塔』幸田露伴
 『山月記』中島敦
●『読書力』斉藤隆
●『国家の品格』藤原正彦
●『すらすら読める風姿花伝・原文対訳』世阿弥著・林望現代語訳
●『日本人は何を考えてきたのか』斉藤隆

『語彙力こそが教養である』斉藤隆
●『日本人の誇り』藤原正彦(数学者)

◎『福翁自伝』福沢諭吉
◎『近代日本150年 科学技術総力戦体制の破綻』山本義隆(物理学者)

その後に読むものをどうしようかいま考えている。だんだんレベルが上がってきた。哲学に踏み込むかどうかは生徒の意欲次第。
◎『善の研究』西田幾多郎
◎『古寺巡礼』和辻哲郎
『風土』和辻哲郎
 『司馬遼太郎対話選集2 日本語の本質』文春文庫
 『伊勢物語』

(○印は、ふつうの学力の小学生と中学生の一部の音読トレーニング教材として使用していた。●印の本はふつうの学力の中学生の音読トレーニング教材として授業で使用した実績がある。◎は大学生でも語彙力上級者レベルにふさわしいテクストである。平均的な語彙力の大学生には手が届かぬ。
 音読トレーニング授業はボランティアで実施、ずっと強制だったが、2年前から希望者のみに限定している。本気でやる気にならないと効果が小さいので、お互いに時間の無駄。)

・・・
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*#3018 中学英語教育わいわいがやがや(8):#181~195  Apr. 7, 2015



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  • 出版社/メーカー: 永岡書店
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  • 発売日: 2005/02/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)





DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本

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  • 作者: 鷲見由理
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2008/05/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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#5150 英語音読トレーニング中! Jan. 23, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 ラジオ英会話1/18から

 I'm so happy to be back on earth.

 太字部分は「オンナース」と聞こえます。リエゾンのルールを知らなければ、頭の中で英文に置き換えられません、つまり正確に聞き取れません。"on nurse"って何だっけなんてことになりかねません。一瞬そんなことが頭をよぎっただけで、次の文をスルーしてしまいます。映画の台詞がぼつぼつと抜けて聞き取れないということになります。

 s音とth音が聞き分けられたらすぐに"on earth"だとわかります。音読するときにs音とthの音を意識していたら、耳の方が瞬時に聞き分けるようになりました。

 1/23のテキスト本文から
 We had a lot of fun.
  ofが弱音化すると/ə/になります。「ウィハダアロッタファン」
 funとfanも似ていますが音が違いますね。これも音読時に意識してやっていたら、音だけで瞬時にどちらか判断できます。
 ついでですから、
fun /fʌn/ noun [ U ] PLEASURE
fan /fæn/ noun [ C ] PERSON 
  
まったく音が違いますから、これらも普段、意識して音読していたら、発音ですぐにどちらか判断がつきます。
 リスニングの改善には、正しい発音トレーニングが近道ということのようです。
 読むときに、大西先生の「説明ルール:説明は後ろに置く」も大いに役に立っています。これを意識しながら音読すると、音読がきれいになるし、意味がすっと頭の中に入ってきます。

 ところで、小学生に英語を教える時には、正しい発音で教えたら、リスニングはとくにやらなくても自然に聴き分けできるようになるのでしょうね

 NHKラジオ英会話は120 words/分ですから、テンポの速い英語ではありませんが、こういう音の変化や縮約は出てきます。音の変化のルールは知っておいた方がよさそうです。

 アガサ・クリスティの"And then there were none"の朗読CDは173 words/分ですのでとても速い。90%,155 words/分に落として音読トレーニングしています。90%でも速くて口の形や舌の動きが追い付かない文は75%に落として聞いてみます。たとえば、
 He had fancies, though, that the little Jew had not been deceived --- that was the damnable part about Jews, you couldn't deceive them about money --- they knew.

 この文はとっても読むのが速くなっているところなのですが、He'd fanciesと聞こえていました。ところが75%に落としたらhadが短縮されずにちゃんと聞き取れるのです。
 見事な早口です。朗読のプロはこんなにきれいに一音一音発音しているんだと驚きました。もちろんhadはdだけで、短縮されているケースが多いのですが、この箇所は75%に速度を落としたら、はっきりhadが聞こえます。速く軽くなっています。”that the little Jew”の部分も速い。全部ちゃんと読んでいました。
 だんだん、173×0.9=155words/分の速度の音読に慣れてきました、やってみるものです。NHKラジオ英会話の音読がずいぶんのんびりしたものに感じ始めています。

 昨年10月から始めたラジオ英会話の音読トレーニングは、先週から毎日40回音読、金土日の3日間は月~木曜日のテキストをそれぞれ10回ずつ音読しているので、週当たり4種類のテキスト本文(80words前後)をそれぞれ60回読むことになってます。月に、16個のトピックスをそれぞれ60回、合計960回/月読むことになります。
 r音はどこにrがはいっているのか聞き分けられるようになりました。一音一音意識して音読トレーニングしているからでしょうね。うれしい変化です。 

 合間を見て、アガサの小説の朗読トレーニング、これは50~70回やっています。毎日5行から29行ぐらいのペースです。とりあえず3か月やって効果をみます。現在、6ページの20ライン目を読んでいます。

<余談:英作文問題と解答解説作成>
 4年前に国立大医学部受験生のために作り始めた英作文問題は、A4判で1774ページ、17000題に近くなっています。NHKラジオ英会話の大西泰斗先生の講座をベースに、英作文問題に改作し、10種類ほどの英語参考書から同じパターンの文を集めた補強したもの。
 塵も積もれば山となるです。塾は一昨年にやめましたが、高校1年生だった生徒たちが大学受験をする(今年の年末)まで、英作文問題の配信は継続します。
 なにより、わたしの勉強になっています。


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#5148 英語の音の変化:『ラジオ英会話』から Jan. 17, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 今日(1/17)放送分のNHKラジオ英会話から、具体例を紹介します。
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 L.188 Dialogue 発言タイプ:感情⑦ 無関心

Frankie:
I like this library, Jeannie. It is very quiet and peaceful here.
Jeannie : Yes, I like sitting outside on these deck chairs.
Frankie: I have been reading some science-fiction books. They mention us.
Jeannie : Us?
Frankie: Yes, many of these books have androids in them.
Jeannie : Who cares? Besides, I don’t like the word “androids.” I want to be just like human.
Frankie: But the androids in these books act humans.
Jeannie : I don’t care. I don’t want to be called an “android” in the first place.
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<音の変化例>
① Yes, many of these books have androids in them.
 朗読を聴いていると、アンダーライン部は次のように音が変化していた。
  android/s i/n (th)em  「アンドロイド//ナム」
 ( )内は音声が消失した部分を表す。

② I don’t want to be called an “android” in the first place.
 called an “android” ⇒ calle/d an/ “android” 「コール/ダン/アンドロイド」
 不定冠詞のanや接続詞のandは前に置かれた単語の語尾の子音と結合してしまうことがあるということ。

 アガサ・クリスティの小説『そして誰もいなくなった』から類似例をピックアップすると、
… with a view to carrying out some hush-hush experiments. (page.2
 with a view が witha / view「ウィザ/ヴュー」
 with a flourish  witha / flourish「ウィザ/フローリッシュ」

 she had then been going to Italy to bask in the sun and be at one with Nature and the contadimi.
 she (ha)d then been going to Italy to baskin the sunan(d) be at one with Naturean(d) the contadimi.
 「バスキン」、「サナン」、「ネイチャラン」
*comtadimiというのはcontadino(=farmer)というイタリア語の複数形です。イタリアの農民ですから、山間地で家畜を放牧して生活している農民かもしれません。ブドウ栽培をしてワインを作っているような「農民」や米国のように広大な平地で脳号を営む農民ではないことは、文脈から判断できます。

 ラジオ英会話は分速120words、『そして誰もいなくなった』の朗読CDは分速173wordsです。とても早口です。音の変化のルールを知り、自分でも早口で朗読できるようにならないと、聞き分けられませんね。
 ラジオ英会話の方の朗読は、とっても長閑に聞こえてきます。

<余談:>
 大学入試共通テストが終わったので、偏差値45の学校からどうやったら難関大学へ合格できるのか、弊ブログの記事を紹介します。


#4483 根室高校から旭川医科大学現役合格:岡田太志君おめでとう Feb. 10, 2021


#4486 医大現役合格は長期戦略が決め手 Feb. 16, 2021 


#4588 旭川医大現役合格体験記:偏差値45の根室高校から July 18, 2021 



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#5134 "t"音の脱落・変化例② Dec. 23, 2023 [49.1 英語音読トレーニング]

 NHKラジオ講座大西泰斗先生の「英会話」から。

 12/19放送分のテキスト、「レッスン173」。
 I won't let you down again.
 脱落部分を[ ]でくくると次のようになっていました。
 I won'[t] le[t] you down again.
   アイ・ウォン・レ・ユー…


 12/20放送分のテキスト、「レッスン174」。
 I'm going to be a teacher no matter what it takes.

   この文の最後の節が次のように発音されていました。
 Whati[t] takes
   ワ・リ・テイクス

 taは「ラ」、tiは「リ」、tuは「ル」、teは「レ」、toは「ロ」となります。
 tが連続しているので、ひとつ脱落します。

 d音の脱落事例。レッスン174の文から。
 Beethoven an[d] Brahmus.
  andは速くなると、消失しますが、強調するときd音ははっきり発音されます。

 わかりにくかったのは、次の文です。
  I was planning on going , but it was hard to travel abroad at that time.

  この文の次の部分が...
 but it was hard to 
  バ・ウィル・ハード・ツー

 速くなるとbe動詞は音が脱落しますが、これは完全には脱落しておらず、変化していますが、何がどのように変化したのか途中の過程がわかりません。
 わかる方は教えてください。

 ―追伸―
 『リスニングのお医者さん』で調べてみました。
「子音が続く場合は、前の子音は聞こえない」p.52
 ⇒ What it takes

「tが母音に挟まれると「ラ行」に聞こえる」p.148
 better:ベラ―
 butter:バラ―
 cutter:カッラー
 cotton:コロン
 latter:ララー
 litter:リラ―
 letter:レラー
 matter:マラー
 kitty:キリ―
 pretty:プリリー
 pattern:パラン
 pity:ピリー

 音の変化や脱落のルールを知らなきゃ、リスニング力はなかなか上がりません。シャドーイングやオーバラッピングトレーニングをするのと並行して、『リスニングのお医者さん』のような本を使ったリエゾンや脱落のような音の変化に関するルールを知っておくことはシャドーイング力やリスニング力を強化するのに役立ちます

 小学生は口の形のトレーニングからしっかりやるのがおススメ。たとえば、wonderful。wの発音は口をとがらして前に突き出し、f音は上の歯を軽くした唇に当てて”ワンダーフォー”。日本語と英語は口の形が違います。RとLの発音も口の形と舌の位置を常に意識して発音していると、リスニングでしっかり聞き分けられます。これをいい加減にやると中高生になってからでは癖がついてしまっているので、なかなか治らないということになります。いま、小3から英語授業を導入していますが、すこし心配です。以前から、小学生で英語をやっている生徒たちの1/3くらいは英語嫌いになっていましたので。

<余談-1:音読トレーニング>
 NHKラジオ英会話でシャドーイング、オーバーラッピングをしています。シャドーイング10回目くらいからテキスト見ないでやれますから、オーバーラッピングに切り換え、息とリズム(強弱・緩急)がお手本とピタッと合う感触を楽しみます。同じやり方で30回は退屈であくびが出ますから、意識を集中させる事項をその都度切り換えたら、飽きずに30回やれます。たとえば、冠詞に集中して読む、前置詞に意識を集中して読む、リエゾンに意識を集中する、音の脱落部分に意識を集中するという風に、自分で工夫してみてください

 毎回30回で、数取器でカウントしています。ようやく960回ですから2か月たったことになります。今日、ラジオ英語講座の「タイムトライアル」を聞いてみたら、以前よりもちゃんと聞こえて、シャドーイングが楽になっていました。同じ文を体に沁みこむように繰り返すトレーニングが好いようです。きっと英語のリズムが身に染みてくるのでしょうね。
 カウントが5000回(480回/月なので11か月後)を超えたときに、耳と口と脳の反応がどうなっているのか楽しみですね。

<余談-2:英作文問題と解説集作成作業の進捗状況>
 ラジオ英会話1月号を英作文問題に改作して、入力が完了しました。1486回、A4判で1733ページ。
 明日は年賀状書きをしようと思っています。



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 今手持ちの本を見たら、音の脱落やリエゾン、変化は次の2冊の本の解説がよさそうですから、目を通してみます。
 『お医者さん』の方はリエゾンのルールを詳しく解説しているので便利ですね。長文トレーニング用の本もこの著者は同じシリーズで出しています。
 
英語リスニングのお医者さん 初診編

英語リスニングのお医者さん 初診編

  • 作者: 西蔭浩子
  • 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ出版
  • 発売日: 2020/01/07
  • メディア: Kindle版
英語リスニングのお医者さん<長文編>

英語リスニングのお医者さん<長文編>

  • 作者: 西蔭 浩子
  • 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ
  • 発売日: 2004/09/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




英語をモノにする7つの音読メソッド(CDなしバージョン)

英語をモノにする7つの音読メソッド(CDなしバージョン)

  • 作者: 川本佐奈恵
  • 出版社/メーカー: ベレ出版
  • 発売日: 2015/03/06
  • メディア: Kindle版
 これはライフワークです。「A2.マルクスと数学」というカテゴリーにまとめてあります。

#5117 公理を変えて資本論を演繹体系として書き直す① Nov. 18, 2023



 

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#5131 ”t”音の脱落例 Dec. 19, 2023 [49.1 英語音読トレーニング]

 今日のラジオ英会話30回音読トレーニングから...

 I won't let you down again.(二度と君をがっかりさせない)

 この文が次のように発音されていました。
 I wan['t] le[t] you down again.
    ウォン・レ・ユー

 The Chrismas tree turned out great, didn't it?
 付加疑問の部分がt音が脱落して、
 didn['t] it ⇒ did/nit 
         ディドニッツ

  ところで、テキストを「週に4日×30回」音読して、累計で1000回を超えました。2か月ちょっとですが、シャドーイングが毎回15回目くらいから、息をピッタリ合わせてやれるようになってきました。チャンクごとに英語のままで意味が入ってくる頻度が増えました。1年間やると5000回を超えるので、どんなふうに耳と言語処理脳が変化するのか楽しみです。
 受験生対象に4年前から作り始めた、ラジオ英会話テキストを利用した英作文問題はA4判で1700ページ、16000問題を超えています。塾は昨年9月でやめたのですが、英作文問題とその解説の作成作業と、emailでの十数人の人たちへの配信はまだ続いています。最近は、チャンクごとにタイピングするのが癖になっているので、タイピング自身が音読や英作文トレーニングに変化してきたようです。音読トレーニングと英作文問題作成は相乗効果があるようです。

 英語はジャパンタイムズを社会人になってから通算十数年読んでいたのと院生時代に数冊の専門書を英語版で読んだことがベースかな。読むことだけ、偏った英語の学習を続けていましたね。
 社会人になってからは会計情報システムやシステム開発関係の最先端の専門書の翻訳書が出版されないので、仕方なしに原書で読んでました。産業用エレクトロニクス輸入商社へ1978年に入社して仕事の関係からシステム開発関係の専門書を読むことが多くなしました。1984年に2月にSRLへ転職すると会計情報システム開発を担当したので会計情報システムに関する800ページほどの専門書を読みながらやりました。それまで6年間の経験では足りないものがあったからです。だから、システム開発関係の本は原書で読むことが多かった。最先端で仕事していると英語で書かれた最新の本を読まないと間に合わないのです。経営統合システムは8か月で本稼働させたのでその後は医学分野の本へ手を伸ばしていきました。
 経済学の本は専門家ですから、周辺知識があるのと読み慣れているのであまり辞書のお世話にならずに読めます。16年間臨床検査の企業で仕事していたので、仕事で必要に応じて科学雑誌や医学関係の専門誌が図書室に二十数種類あったので、仕事の時間中に読んでいました。
 部署異動の都度、引き継いだ仕事はシステム化したり標準化するので、数分の一になり、暇な時間がたくさんできました。だから、仕事時間中に専門書を読む機会が多かったのです。そういう点では産業用エレクトロニクスの輸入商社も臨床検査センターのSRLもいい会社でした。SRLでは、学術開発本部で仕事していた1990年前後の2年弱は、海外製薬メーカからの八王子ラボ見学対応も担当させてくれたので、英語に接する機会が多かった。製薬メーカーとの検査試薬の共同開発という開発部の仕事も塩野義の膵癌マーカーと日本DPC社のⅣ型コラーゲン検査薬を担当したので、産先端の医学雑誌を読む必要がありました。仕事って知的好奇心を満足させる幸せを運んできてくれます。

 仕事では専門書を読むだけでよかったから、英会話はできないのです。これは別のトレーニングが必要です。英会話用の語彙とフレーズを使えるレベルまでもっていくのは、それはそれでたいへんですね。いまある事情があって、やる必要を感じているので、2か月ちょっと前から、「30回音読トレーニング」を始めました。
 観察と記録はとっても大事です、自分自身に起きる変化を気がついた都度ブログにアップしてみます。

<余談:30回音読トレーニング>
 30回音読はハンドルネーム「元・後志のおじさん」が投稿欄で教えてくれたメソッドです。ヒロスケさんも同様のメソッドをもっていますね。お二人とも英語の達人です。

#5113 公理を変えて『資本論』を演繹体系として書き直すことは可能か? Nov. 13,2023



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#5130 めずらしいwayの用法:it's way too small. Dec. 15, 2023 [49.1 英語音読トレーニング]

 NHKラジオ英会話放送(大西泰斗先生)を聞いていたら、wayの珍しい用法がでてきました。12/12の放送分です。


That's good. I like to cook sometimes. My only issue is this closet. It's way too small.
 (それはいいね。僕は時々料理したいから。一つだけ問題なのはこのクローゼットだ。あまりにも小さすぎるよ)

 wayが「道・方法」ではないことは、前段の話題からすぐにわかりますね。クローゼットの話だから、「小さすぎる」といっているだけ。too smallはwayの説明語句ではないということ。これは「指定ルール:指定は前に置く」ですから、too smallという形容詞句を指定するのは副詞しかありません。それで、辞書を引くとway2というのがありました。「副詞:はるか、ずっと、ずいぶん」(『スーパーアンカー』)。

 高校1年生のみなさん、辞書を引くときは、品詞に見当をつけてから引く癖をつけましょう。2年生や3年生にはあたりまえのことですからね。

 12/14の放送テキストにも興味深い文が載っています。
Cynthia, did you look at the hits chart today?
 (シンシア、今日のヒットチャート見たかい?)
No, I've been busy with other things. What about it?
 (いいえ、あたし忙しかったの。それがどうかしたの?)

 大谷先生はこの "What about ~ ?"は「相手に説明を求める表現です」と説明していました。「~がどうしたのですか?」という意味です。
 その通りですが、では"How about ~ ?"とはどう使い分けるのでしょう?
 お誘いや示唆の場合が"How about ~ ?"の受け持ちです。


 英英辞典を見比べてみます。
how/what about…??
1 used when asking for information about sb/sth or for sb’s opinion or wish
How about Ruth? Have you heard from her lately?
I’m going to have chicken. What about you?
(わたしは地金にするつもりだけど、あなたは何にするの?)
2 used when making a suggestion
What about going to a film tonight?
(今夜映画をみにいくのはどう?)
Oxford Wordpower Dictionary [コピーライト] Oxford University Press 2012

How/What about?
used when suggesting or offering something to someone
How about a trip to the zoo this afternoon?
    (午後、動物園へ行かない?)
"Coffee, Sarah?" "No, thanks." "What about you, Kate?"?
 CALDより引用

 オックスフォードの例文には示唆・お誘いにwhatの方を挙げています。これを"How about going to a film this night?"と書いてもOKですね。でもニュアンスは違います。
 CALDは"How about ~ ?"の例文は明らかにお誘いですね。"What about ~ ?"の方は「サラ、珈琲は?いらないわ。ケイト、あなたは何にする?」と水なのかお茶なのかお酒なのかわかりませんが、「何か」に重点を置いています。相手の意見を尋ねる感じが出ています。ここでHowを使うと、(わたしは珈琲を飲むけど)あなたも飲まない?」というお誘いの感じが強く出ます。そういうことなのでしょうね、ニュアンスが違ってくる。
 だけど、そんなことを考えていたら、会話できませんね。(笑)
 意識せずにとっさに口を突いて出てくるようにトレーニングしなきゃいけません。それには実際に会話するのが一番手っ取り早いのかもしれません。

 日本語での解説サイトを二つ見つけましたので紹介します。
①「3分で簡単にわかる!「what about」と「how about」の違いとは?意味や使い分けを英会話講師がわかりやすく解説!

How about と What about の違いは何? 使い分けのポイントを解説!


 受験英語で割り切るなら①でも結構ですが、英英辞典2冊の説明とも比較検討した結果、②の方に軍配を上げたいと思います。

 さて、この話の要点は本文中のアンダーラインのところです。whatが出てきたら類似表現のHowとどのように使い分けるのかという疑問が出るか出ないかは、社会人や研究者になったときには、致命的な差になります。一番大事なのは問題を発見することなのです。そういうトレーニングを小中高生のうちにどれだけしましたか?
 教育の最重要部分のひとつは、物事に触れて疑問が出るか出ないかということ。好奇心がなければ、疑問が出ずに素通りです。疑問が出たら、「なぜだろう」と自分の頭、自分のもっている情報で考えてみることです。そのあとにネットで検索した見たらいい。
 こういう小さな疑問が常に湧き、なぜかと考えることを繰り返すと、それが習慣になります。習慣はいつしか性格の一部を形成することになります。そういうふうにしてよく働く頭脳が創られていきます。


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#5108 thatの読み方:/ðæt/ or /ðə/ Nov. 10, 2023 [49.1 英語音読トレーニング]

 リスニングしていると、thatの読み方には2種類ありますね。そのまま真似すりゃいいだけですが、どのように使い分けるのか気になります。
 弱音になり /ðə/”ザ”の場合と、普通に /ðæt/  ”ザッツ”と読む場合の二通りあります。どのように使い分けているのでしょう?
 thatが指示詞や代名詞の時は後者で、接続詞て主語が後続しているケースは弱音の”ザ”と読むケースが多いようです。

 大西泰斗先生のNHKラジオ英会話11月号から例文を拾ってみます。
--------------------------------------------------------------
 
He’s not sure, but I have no doubt that he’ll let you join.
 
(まだ決めてはいないみたいだけれど、きっとあなたを入部させてくれるわ)
 Dr. Stein, I understand that you have created two androids.
 (スタイン博士、あなたは2体のアンドロイドを製作されたのですね)
------------------------------------------

 このように、人称代名詞の前に置かれた接続詞のthat /ðæt/  ではなくて、 /ðə/  と軽く発音されることが多いですね。後続するのが人称代名詞ですから、定冠詞と同じ発音でも誤解される恐れがないからでしょう。


<余談:英作文問題制作>
 高校生対象に4年前から英作文問題を作って十人前後へメール配信しています。大西泰斗先生のNHKラジオ英会話の例文と解説を利用して、英作文問ぢ亜に置き換えたものです。参考文献10冊ほどから、英文を増補してあります。A4判で1450ページ、14000題ほども在庫が膨らんだので、しばらく制作をお休みして、溜まった分をメール配信するだけにしていましたが、9月からまた作業を始めました。今度は、問題を増補せず、ほとんどそのままにしてあります。必要と思われるところに解説を付け足すだけで、それも少々だけ。
 11月号分を作り終えましたが、1612頁になっています。毎月約336問題になるので、3か月で1000題増えていきます。とりあえず来年3月まで作業を続行することに決めたので、1350題ほど増えそうです。
 17000題の英作文問題集ができあがる予定ですが、メール配信は来年いっぱいで終了予定です。配信している元塾生たちが大学受験のためにつくり始めたのですから、目的を果たせば終了です。いま作成している分は配信の予定はありません。なんだか楽しくてやめられないのです。(笑)


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一億人の英文法 (東進ブックス)

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『1億人の英文法』をおススメします。
こんな視点の英文法書はいままでありませんでした。索引がついていないのが難点ですが、内容はすばらしい。イラストによる解説がふんだんにあることと、話すことを目的に整理した「イメージ重視」の英文法書です。ときどき立ち止まって、考えてみないと、他の文法書との連絡がつきません。頭の体操してください。大西先生は10日間でこれを通読するくらいでないと、英語はモノにならないと書いています。あと1か月余で冬休みですから、10日間、この英文法書の読破に費やしてください。疲れたら、数学の問題集をやって気分転換と脳を休めてください。使う部位が違うようですので、リラックスできますよ。(笑)


一億人の英文法 CDブック (東進ブックス 一億人シリーズ)

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一億人の英会話――「話すため」に必要な英文の全パターンドリル (東進ブックス 一億人シリーズ)

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#5085 英語音読におススメCD教材:『赤毛のアン』 Oct. 14, 2023 [49.1 英語音読トレーニング]

 アガサ・クリスティ―『そして誰もいなくなった』の朗読CDを二つ紹介しました。この小説は内容が面白いので飽きずに読めます。しかし、完全版の170 words/minの方は音の短縮の版かが多すぎて、音読トレーニング教材としては適していないことがわかりました。詳しくは#5084に記してあります。150 words/minのゆっくりしたほうは、リライト物ですから、分量は1/4ほど語彙数は1/5以下でしょうね。高校の英語教科書みたいでつまらない。
 例えば、「米国の大金持ちの妻」と「米国の大金持ちの三番目の妻」では、読み手の方の面白さがまるで違ってきます。ああ、お金目当てで結婚して、ヨット好きの亭主に話を合わせていたが、船酔いするので、さっさと屋敷と島を処分させたのだな、なかなか強そうな女だというように想像力を働かせることができない。

 では教材として何があるかと、手持ちのCDをチェックしたら、L.M.モントゴメリー『赤毛のアン』がありました。160 words/minで、ナレーターのBarbra Carsoさんはきれいに原文通りに読んでくれています。1908年の刊行ですから、物語の時代が古いことが難です。そこは我慢してくださいね。

  CD 9枚 完全版 Anne of Green Gables
 3155円です。
 
 手持ちの、それもたった3種類のものの比較によるご推奨ですので、世の中にはたくさんの英語朗読CDがありますから、他も当たってみてください。

<映画のDVDを使った物まねのススメ>
 映画もいいでしょうね。台詞の読み方、そのときの情景が映像で与えれらますから。例えば「カサブランカ」や「ローマの休日」のような古い映画は、安価ですから、高校生や経済的に楽ではないほとんどの大学生には求め安くていいでしょう。字幕が英語と日本語の両方に切り換えられるものを選んでください。好きなシーンの台詞をひたすら繰り返し真似したらいい。好きなシーンの台詞はすぐに暗記できます。
 この2枚を含めて、映画のDVDを数枚持っています。

<余談:時代の移り変わりと思い出>
 いい時代になりました。CDやDVDで英語の勉強ができるのですからね。
 高校1年生になったばかりの時(1964年東京オリンピック)に、sonyのテープレコーダーを買ってもらいました。オープンリールで、同じところを聞くにはガチャガチャと早戻しのハンドルを操作し、すぐに再生位置に戻して聞かなければなりませんでした。あんまり乱暴にやると壊れそうでした。35000円くらいしてました。大卒初任給の年次統計を参照すると19,100円です。どうしてそんなに高価なものを買ってもらえたのかというと、ミシンか何かの積み立てで、溜まった金額が40000円ほどになったので、電気屋さんからそろそろ商品化って下さいと言われて、何がいいかとお袋はわたしに相談。それでソニーのテープデッキを選んだというわけ。NHKのラジオ英語講座を録音して聴いてみたのです。まだ、カセット式のテープレコーダーが発売される前のことでした。
 小学生の時からビリヤード場がわたしの遊び場でした。中学生になったときには、毎日2~3時間店番していました。だから「ご褒美」でもあったのです。
 団塊世代でしたから高校受験は根室高校商業科は2倍の倍率でしたが、倍率が何倍でも関係ありません。毎日変わらずビリヤードの手伝いをしていました。いろんな職種と性格の大人がお客さんでしたから、愉しかった。勝負事にはその人の性格や世界観がもろに出てきます。それをみながら、それぞれの人がその職種でどんな仕事の仕方をするのか妄想していました。だいたい当たっていたと思います。
 高校2年生になるとオヤジは写真の引き伸ばし機一式をそろえて注文して買ってくれました。あるとき、「鳥渡ついてこい」といって緑町3丁目にあった写真屋さんへ行くと、引き伸ばし機を渡され、現像の仕方を店の人が教えてくれて、...サプライズでした。ほしいなんて言ったことがありません。オヤジは結婚するときにもっていたカメラを売って、写真の趣味をやめてます。自分が欲しかったのでしょうが、一度だけ「1枚焼かせろ」と言ってやってみただけで、一切口出ししません。写真を乾燥機にかけているところへ来て眺めるだけ。いいとも悪いとも言いません。好きにやらせて愉しむだけ。干渉しない、いいオヤジでした。

 ここまで書いていま思い出しました。ヤクザの親分のTさんが常連客の一人でしたが、まだ誰も客がいないときでも、一度もわたしにゲームしようと言ったことがありませんでした。お行儀のよい幹部3人ほどだけ店への出入りを許していましたが、彼らも一度もわたしにゲームの相手をしてくれと行ったことがないことを思い出しました。Tさん、出入りを許した幹部には息子とビリヤードはするなと言い渡していたんだといま気がつきました。相手したことのないお客さんって他には思い出せません。若頭のK生さん、当時30歳前後だったと思いますが、瘦せ型で見るからに元気のある人でした。高校時代にスナックへ出入りしていて、チンピラ風の客に絡まれて、あわや喧嘩になるところを、なぜか現れて「息子、どうした?」と訊くと、すぐに相手の男のところへ行って小声で何かを話して場を収めてくれました。その間2分とかかっていません。k生さん、すぐに店からいなくなりました。絡んできた相手はおとなしくなっていました。あの社会では若頭って偉いんだなって感心しました。それからはスナックへの出入りはやめました。喧嘩になってケガさせたら警察沙汰になって高校退学になりかねません。それに、借りを作ると碌なことになりません。

 高校時代になぜスナックに出入りできるほどお金があったかについても書いておきます。毎日店番をしていたことは書きましたが、ときどき土曜日は客がいれば24時間営業していました。「オヤジ寝てていいよ、今日は俺が朝まで店番するから」といって朝まで営業していました。売上が多いんです。それで10%もらう。それから、珠算塾の高橋先生から、S山先輩(2学年)が中央大学文学部へ合格して卒業し汐見町の分塾の講師がいなくなり、1年間ピンチヒッターを頼まれました。当時で8000円もらっていました。毎月、15,000円ほど毎月お小遣いがあったのです。大卒初任給の7割ほどですから、現在の貨幣価値では15万円ほどです。たまにはスナックにでも出入りしなけりゃ高校生には使いきれない。(笑)
 しかたないので、友達つれて「甘太郎」(緑町2丁目)で買い食いした後、今度は塩ラーメンが食べたいと「浅草軒」(梅ヶ枝町3丁目)でラーメンを食べるようなことしていました。
 近所(緑町3丁目)にあったパン屋さんの「畠山」で焼き立てのふわふわの食パンを買って、森永の練乳をたっぷり乗せて食べるなんてこともしてました。1斤食べ終わると練乳一缶がなくなります。お菓子よりもおいしかった。
 緑菓子店の串団子もおいしかった。餡子は「緑の父さん(鷲尾さん)」が手造り、団子は包丁で輪切りしてました。餡子がいいからとってもおいしいのです。餡作りには手をかけるけど、団子には手をかけない、仕事の主張のはっきりした職人さんでした。人がいないと「トシボー、一緒にやろう」とよく誘ってくれました。女の子2人だけだったので、ヤッコの同じ年のわたしをかわいがって遊んでくれました。あんなにおいしい串団子にまだお目にかかっていません。幼馴染のヤッコちゃんはもう十数年前に癌で亡くなりました。幼稚園の頃にヤッコのところで一緒にお風呂に入った仲だと聞かされて、びっくり。残念なことに記憶にありませんでした。(笑) 中学生になっても高校生になってもいちども口をきく機会がありませんでした。家が50mほどしか離れていないので、高校には毎日同じバスで通っていたはずです。年頃になると男女を意識するので気軽に声をかけにくかったのかもしれません。
 不思議なことにヤッコとも花屋のケイコとも洋裁店のユッコとも一度もクラスが同じだったことがありません。ユッコのところから50mほどのところの田塚歯科医院の二女のケイコは高校までずっと一緒のクラスでした。ユッコと田塚歯科医院のケイコの間に小学校の同級生の荒関の家がありましたが、NTTの空き地で一度も缶蹴りやドッジボール、ケンパなどの遊びをしたことがなかった。ヤッコと花屋のケイコとユッコが、家の前のNTTが建て替わるまで広い空き地になっていたので、遊び仲間でした。小学校の時は男女の体力差はあまりありませんので、一緒に本気で遊べます。ああ、角の床屋のマーちゃんも一緒に遊んでましたね。梅ヶ枝町1丁目の魚屋さんの女将さんです。夏場は毎日のように暗くなるまで一緒に遊んだ幼馴染でした。




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#5084 音の変化の面白さ:テテテビンボー?? Oct. 13, 2023 [49.1 英語音読トレーニング]

アガサ・クリスティ―の『そして誰もいなくなった』から、1ページ目と2ページ目に出てくる音の変化を紹介したい。

 Verious glowing advertisments of it had appeared in the papers.

 アンダーラインを引いた部分はナレーターの Dan Stevens さんは「テテテペイデン」と読んでいる。前回紹介しているが、この8行ほど前にある "all that had appeared in" のほうは「オーダツーザペーレンティン」であった。”all the tha da ppearedin”と区切ると、だいぶん似てくるが、”tha”の部分の音は「ツー」である。今度は「テ」と読んでいることになる。ofを「テ」と読むのもわけがわからぬ。ofの弱音は/ə /である。

 この文の次も同じように発音している。
 Then came the first bald statement that it had been bought --- by a Mr. Owen.

  アンダーライン部は「テテティビンボー」と発音している。thatを「テ」と発音しているのは3箇所に共通だから、thatが弱音になるときは「テ」でよろしいということになる。boughtは/bɔ:/だけで/bɔ:t/の最後の子音/t/が脱落している。
 tha ti tha (d) been bought 
 /te te  te    bi:n    bɔ:/

 これはだいぶよさげである。弱音になると速く&曖昧なり、最後の子音が飛んでしまう。ネイティブはこれを聞いて元の文を脳内に復元できるのでしょう。thatとitと助動詞hadならいい加減なあいまいな音に変えてもは意志の疎通に不都合が起きないということなのでしょうね。
 ここで代名詞のitはthe modern house and tha islandですからtheyで受けるのがあたりまえの様に思えますが、アガサの脳裏にはこれらを一体のものとしてproperty(不動産)という単語が脳裏に浮かんでいたのでしょう。それで代名詞はitを使った。これはわたしの推測です。

 10行目から始まる文もわけのわからない短縮が起きている。
  There had been it original purchase by an American millionaire who was crazy about yachting --- and account of the luxurious modern house he had built on this little island off the Devon coast.

  デボン海岸はイングランドの南西部にあるらしい。そこの沖合の島にヨット狂いの米国の大金持ちが豪奢な現代建築の家を建てた。

 he (had) built on this little island ⇒「ヒービルt オンザスリットル」

 hadは音が脱落していた。/hid/と発音していてdが弱音で速くなったので消えているのかもしれない。ここで困るのは「ピ」音が入っていることだ。

 on th islittle ⇒ th islittle
  これなら「オンザ・イスリットル」とならなければならない。音を聞いている限りではp音が入り「オンザ・スピリットル」に聞こえる。

 音読は聞こえたままをただひたすら真似を繰り返すだけ。
 もやもやが残ります。

 thatが「テ」となることはどうやらたしからしい、それだけでも収穫です。それとappearedが出てきたら前後の単語との連携で音が分割、変化するので要注意ということ。

 たったこれだけやって、発音トレーニングにこの完全版のCDは不適だということがわかりました。高校生や大学生の諸君は IBCオーディオブックスのリライト版の方でトレーニングしてください。こちらは語彙が簡単、そしてキレイです。内容はちょっと詰まりませんが、音読トレーニング用教材としては優れています。

 「#5081」の方でIBCオーディオブックスを紹介してあります。
 


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