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#4708 弊ブログ記事一覧#4601~4700 Jan. 31, 2022 [0.1 ブログ記事履歴]

2021年8月10日から2022年1月24日までの弊ブログ記事タイトルのリストをアップします。

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#4601 夏の思い出 2019:根室金刀比羅神社例大祭 Aug. 10, 2021
#4602 弊ブログ記事一覧#4501~4600 Aug. 12, 2021
#4603 根室市議会議員選挙:8/22投票日 Aug. 13, 2021
#4604 日本原電が地質データ改竄 Aug. 18, 2021
#4605 高学力の子どもが根室から出て行く事情 Aug. 21, 2021
#4606 根室市議選挙開票結果 Aug. 23, 2021
#4607 根室市議会と市議に求められているものは何か?:開票結果を見て Aug. 23, 2021
#4608 ②学力格差の原因、①英語音読特訓授業はその時に参加している生徒で内容が決まる Aug. 26, 
#4609 根室高校から東大理系現役合格へのシミュレーション Sep. 1, 2021
#4610 COVID-19PCR検査陽性者50万人ごとの拡大速度の推移 Sep. 2, 2021
#4611 まっすぐに歩く&英作文問題・解説集の作成と配信 Sep. 5, 2021
#4612 英語音読授業(高2):「説明ルール」と「指定ルール」 Sep. 8, 2021 
#4613 久々のサイクリング&壊れちまったコンデジカメラ Sep.11, 2021
#4614 街路樹のナナカマドが真っ赤な実をつけてます:風邪の季節の始まり Sep. 14, 2021
#4615 激やせの金正恩は影武者か? Sep.14, 2021
#4616 市立根室病院「経営改善を」:画期的な監査意見 Sep. 17, 2021
#4617 枯草の匂い:牧の内サイクリング Sep. 19, 2021
#4618 釧路教育長の議会答弁:標準学力テストについて Sep. 22, 2019
#4619 秋の空:牧の内サイクリング Sep. 25, 2021
#4620 か月定期検診:〇 Sep. 28, 2021
#4621 ダンピング症候群との戦い:英作文問題・解説集8400題 Sep. 29, 2021
#4621-2 ザバス・プロティン:脳へのスタミナ補給になるか? Oct. 1, 2021
#4622 根室の中学生の進路と学力問題:高校進学で流出 Oct. 2, 2021
#4623-1 根室の高学力層の生徒にふさわしい進路とは? Oct. 3, 2021
#4623-2 根室の高学力層にかかわる問題 Oct. 3, 202
#4623-3 低学力層にかかわる問題:深刻です Oct. 4, 2021
#4624 学力テスト総合A:根室の中学生の数学の学力の実態 Oct. 9, 2021
#4625 雲一つなし秋の空:牧の内サイクリング Oct. 9, 2021
#4626 空は荒れ模様、極東のサイクリング:三人組との出会い Oct. 10, 2021
#4627 極東の町は最低気温が10度以下の日を境に秋:石との対話 Oct. 14, 2021
#4628 磯の匂い:オホーツクから太平洋へぐるり22km Oct. 16, 2021
#4629 there is ~構文:aとthe どちらもアリエール Oct. 17, 2021
#4630 オホーツク海と太平洋の両方を見ながら走れるのは根室だけ Oct. 18, 2021
#4631 大股で歩くと歩幅は何cm? Oct. 18, 2021
#4632 立憲民主党首の対話の作法と度量の大きさが見えた Oct. 19, 2021
#4633 Sapiensを読む:高校生と大学生と社会人のために Oct. 20, 2021
#4634 Sapiens 46th :p.51第2段落  Oct. 22, 2021
#4635 竜王戦:豊島竜王対藤井三冠 Oct. 23, 2021
#4636 給与アップと経済成長のジレンマ Oct. 23, 2021
#4637 分屯地周回コースを走る Oct. 24, 2021
#4638 夫婦:女房殿の話に耳を傾ける Oct. 27, 2021
#4639 根室教育長退任の弁を聞く Oct. 27, 2021
#4640 根室市役所職員には教育長の職を担える人材はいないのか?Oct. 28, 2021
#4641『 Cutting Edge』 長文問題No.18:2通りの読みかた Oct. 29, 2021
#4642 そろそろサイクリングもおしまいかな:寒くなりました Oct. 31, 2021
#4643 選挙戦略のない立憲民主の一方的な敗け Nov. 1, 2021
#4644 川上小児科医院来年2月閉院 Nov. 3, 2021
#4645 新発売の北の勝純米酒と秋刀魚 Nov. 7, 2021
#4646 寒空のサイクリング Nov. 7, 2021
#4647 Sapiens 47th : p.51の第三段落 Nov. 8, 2021
#4648 思い込みを外すテクニック:中3数学の問題 Nov. 10, 2021
#4649 高齢者のためのあずまにこにこサロン:中標津町 Nov. 11, 2021
#4650 月に一度のお経 Nov. 12, 2021
#4651 1年余登校できず:勉強したい! Nov. 12, 2021 
#4652 釧路の教育政策の紹介:釧路教育長岡部義孝氏 Nov. 14, 2021
#4653 不便な診察受付システム変更?:市立根室病院 Nov. 17, 2021
#4654 不便な受付システム変更:人の対応でしっかりカバー Nov. 17, 2021
#4655 中3相似の問題:「二つに分ける」「一般化」という操作 Nov. 20, 2021
#4656 なんとなく温かい11月:気温5.7度 Nov. 21, 2021
#4657 米国金利上げで円安が進むと日本経済はどうなるのか? Nov. 23, 2021
#4658 シャドウィングとリテンションが楽になった Nov. 24, 2021
#4659 今冬初めて氷点下 Nov. 25, 2021
#4660 数学と経済学の体系構成の方法 Nov. 27, 2021 
#4661 こころの洗濯:ブラスバンド定期演奏会(光洋中) Nov. 27, 2021
#4662 七年半で3万キロ:病院建て替えの思い出 Dec. 2, 2021
#4663 シャドウイングとリテンション:英作文問題作成の副産物 Dec. 5, 2021 
#4664 冬タイヤに交換 Dec. 3, 2021
#4665 今年最後のサイクリング Dec. 5, 2021
#4666 別海町に一般社団法人ができる:教育支援も目的の一つ Dec. 6, 2021
#4667 日本のGDPはピーク時からどの程度下がったか? Dec. 8,2021
#4668 また乗っちゃった:人生12月のサイクリング2度目 Dec. 11, 2021
#4669 江戸の笑い Dec. 12, 2021
#4670 中小企業の労働分配率は8割 Dec.14, 2021
#4671 生命の起源:地学・生物学・物理学・生命科学に境界はない Dec. 14, 2021
#4672 初積雪:こんなに遅いの根室に戻って20年間で初めて Dec. 17, 2021
#4673 今冬初のブラックアイスバーン Dec. 17, 2021
#4674 今冬初の吹雪:根室はすっかり雪景色です Dec. 18, 2021
#4675 雪かき Dec. 18, 2021
#4676 発達障害と学力アップ① Dec. 21,2021
#4677 高校入試英語対策:札幌光星高校 Dec. 22, 2021 
#4678 札幌光星高受験:緊急対策2本立て Dec. 26, 2021
#4679 ニムオロ塾からのお知らせ:英語音読授業参加希望者へ Dec. 28, 2021
#4680 帰省:しあわせ Dec. 28, 2021
#4681 帰省 part-2 :気の合う仲間 Dec. 29, 2021
#4682 夢や胸のざわつき Dec. 30, 2021
#4683 英作文問題及び解答解説:10000題越え! Dec. 30, 2021
#4684 ワイルドな大阪大学生:自転車で最東端の駅へ Dec. 31, 2021
#4685 英作文1月分入力・編集終了:概要 Dec. 31, 2021
#4686 初日:極東の町・根室から Jan. 1, 2022
#4687 せっせと英作文問題と解説集の編集&校正作業 Jan. 2, 2022
#4688 雪のち雨、そして冷たい北風:自然の造形 Jan. 3, 2022
#4689 コロナPCR検査保険点数が半分に Jan. 5, 2022 
#4690 ザバス・プロティン Jan. 8, 2022 
#4691 英語音読特訓:札幌光星受験生用 Jan.8, 2022 
#4692 英文音読トレーニング・ステップアップ:「英文読解七箇条」 Jan. 10, 2022
#4693 偏差値の誤解:進研模試とみんなの大学の偏差値比較 Jan.13, 2022
#4694 難関大学受験生はどちらを選択すべき?:札幌の進学校か根室高校か Jan. 15, 2022
#4695 英文音読トレーニング授業:ゆっくり、高速、微音読 Jan. 15, 2022
#4696 小1のとき吃音があった:母が音読につきあってくれた Jan. 19, 2022
#4697 大谷真一先生ありがとうございました:市立根室病院眼科医 Jan. 20, 2022
#4698 オミクロン株にワクチンの効果はあるのか? Jan. 20, 2022
#4699 オミクロン株にワクチンの効果はあるのか(2) Jan. 22, 20220
#4700 ポストコロナ:コロナPCR検査センター経営破綻続出? Jan. 24, 2022




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#4707 柏陵中に続いて光洋中も3年生は学年閉鎖:高校受験生の受難 Jan. 30, 2022 [35.1 COVID-19]

 柏陵中に続いて光洋中も3年生が2/6まで全校閉鎖になりました。タブレット端末を慌てて生徒へ渡しています。オンライン授業をするためでしょうね。先生も生徒も不慣れ、当初はトラブル続出でしょうが、たぶんすぐになれますよ。いや、いきなりは無理ですから、市販の問題集がソフトとして載っているのでしょう。それをやれということかな。
光洋中はzoomと市販ソフトの両方利用してやっているようです。いきなりだから生徒も先生もたいへんですが、しだいになれます。使い方次第で成績下位30%の生徒たちを救う道が見つかるかもしれません。1/31追記)

 入試一月前だから、大事な時期です。2/3に予定されていた模試も順延でしょうね。わたしが濃厚接触者にならなくても、学校がこの状態では、結局授業はできないのです。

 2/7日から学校も授業をやるのでしょうが、また感染者が出る確率は大きい、家庭内感染しますからね。オミクロンはインフルエンザ並みの感染力になってきています。エアロゾル感染は空気感染に近づいていますね。ウィルスの大きさはどれくらいかというと、
新型コロナウイルス   0.050–0.2 μm
●インフルエンザウイルス 0.08–0.12 μm

 サイズはほとんど一緒ですね。不織布マスクでは横からすり抜けて拡散します。
 唯一の対策は室内換気です。
 学校の教室には換気扇がついていませんから、廊下側のドアと窓を開放しないといけませんね。でもそれでは生徒たちが風邪をひきそうです。
 ニムオロ塾は教室に換気扇がついています。つけっぱなしにすると暖房付けても、もちろん寒いです。寒い人は防寒着きたままやってもらってます。半袖のつわものもいます。若いってすばらしい。
 念のために今朝10時40分に体温計で測定しました。35.9度、わたし平熱低いのです。スキルス胃癌と巨大胃癌の併発で、胃と胆嚢の全摘、胃の周囲のリンパ節切除、横行結腸一部切除しているのでね。血圧も下が50で上が90くらいです。でも授業は重労働ではないのでへっちゃら。

 学校で授業再開しても、また感染者が出たら学年閉鎖になります。感染者が2ケタの日が多くなっているので、しばらく学年閉鎖の繰り返しになりそうです。全部の科目で授業の積み残しがないことを祈ります。ふだんの教頭や校長の授業進捗管理が問われています。
 英語はだいぶ良くなったようです、2校とも最後のreadingのところ「マララの国連演説」のあたりをやっています。以前は2月になって慌てて残りを消化してしまうなんていうのが常態になっていましたから。こういうときに、ふだんきちんとやっているかどうかが問われます。英語は大丈夫です。1月半ばには教科書は全部終了して、1月下旬には総復習期間とするのがベストですね。私立高校の受験は2月ですから。

 わたしのところは、大学や看護学校受験の生徒は全員希望通りの学校に合格して終わっています。私立高校受験の生徒も数学と英語は対策を終了しています。あとは家で理科と社会の勉強に力を入れてもらえばいいだけ。ちゃんと間に合っています。
 2年前から始めた英作文トレーニングはメール配信ですから、ふだん通り、先ほど問題と解答・解説を送信しました。今回は関係代名詞がテーマでした。

<余談>
 根室管内の1/30のPCR検査陽性者数28人。いままでで最大値かな。家庭内感染を完全に防ぐ方法はないので、学校も受験生もたいへんです。(例えば、お風呂やトイレは一つしかない。)
 根室高校普通科はめずらしく定員120名に対して応募131名ですから、11人が不合格となります。


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#4706「濃厚接触者」:ニムオロ塾は9日間休業しますJan. 28, 2022 [35.1 COVID-19]

<最終更新情報>1/29朝8時18分追記

 わたしが「濃厚接触者」になったので、今日(1/28)から2/5までニムオロ塾はお休みです。高校受験が近いのに申し訳ありません。
(大学や専門学校受験の高3の生徒たちは進学先が決まっています。今日、最後の一人が釧路労災病院付属看護学校へ一般入試で合格したと連絡がありました。おめでとう。)

 水曜日はお休みなのですが、中3の希望者に2時間の英語の音読特訓をしています。今週は3人でした。1時間15分遅れてきた生徒が金曜日にPCR検査陽性になりました。
 英語の発音トレーニングは口元を見せないとできませんので、わたしはマスクを外して授業してました。生徒たちはマスクをしたままやってもらっています。教室には換気扇がついているので、回しっぱなしにしていました。感染を防ぐには換気が効果が高い。濃厚接触者はわたしのみ、マスクをしていた他の2人は該当しない旨、保健所の担当の方から説明がありました。万が一感染したとしても、ウィルスが細胞内に入り込んで増殖して体外へ翌日に出るなんてことはありえないので、金曜日から塾を休業するのでセーフです。こういうことを判断するのにも、ある程度の学力は必要なのです。ネットのデマ情報から、確かな情報を検索して読み、消化しなければ適切な判断なんかできやしません。ふだんの勉強が大切ということです。

 保健所の担当の方からお電話いただいたのが午後3時24分でした。それから英作文問題をメール配信している生徒にはメールで休業連絡を入れて、さらに念のために全員へ電話連絡を入れてます。生徒が3人来ましたが、事情を説明してすぐに帰ってもらっています。5時半には連絡を終わって、ブログにアップするかどうか少し考えていました。不安になる人もいるかもしれないので、必要な範囲で情報を開示することに決め、キーボード-を叩いてこの記事をアップ、6時25分でした。

 保護者の中には医療施設や老人介護関係の施設で働いている方もおられますから、電話で状況を具体的に説明する必要がありました。この時期、老人を受け入れている施設は感染防止にたいへんです。悪い情報ほど関係者に早く正確に伝えるべきなのでしょう。
 1999年に首都圏の300ベッド弱の療養型病床の病院で病棟建て替えの仕事していた時に、インフルエンザが猛威を振るい、感染防止のために、家族の見舞いを遠慮していただいたことがありました。総婦長や婦長と何度も話し合って、感染防止に勤めた経験があります。だから、老人ケアや医療施設管理者側の懸念はよくわかります。

 今日の根室のCOVID-19PCR陽性者数は17人です。先週は84人陽性者が出ています。人口2.4万人の町も急激にPCR陽性者数が増えています。PCR陽性者一人につき、「濃厚接触者」が15人とすると、もう1500人以上がこの小さな町で「濃厚接触者」を経験しているのでしょう。
 明日はあなたが濃厚接触者やPCR陽性者となるかもしれません、適切な判断と行動で乗り切りましょう。

 保健所の担当者の加納さん、忙しいところ連絡ありがとう。ご要望通り、適切な対応をとりました。
 加納さんと電話でお話ししたときに、「自主隔離というのは指定感染症法に基づく行政命令ですか?」とお聞きしたところ、「要請です」とお答えになりました。休業しなくても法律上の問題はありませんが、倫理上の問題が生じます。「要請」は実質を言うと「休業命令」と一緒です。重要な点なのでネットで法律を調べました、「要請」となっています、おかしな立て付けの法律ですね。休業の補償はしないが、休業はしてもらいたいということ。もちろん、休業する9日間の授業料はカットします。

 このところ、やる気のある生徒数人につきあって張り切りすぎたかもしれないので、天がくれた休暇をありがたく頂戴します。
 幸い、PCR陽性になった生徒の症状は軽いそうです、早く全快することを祈ります。


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#4705 給湯ボイラから水漏れ:メーコー商事へ電話 Jan. 28, 2022 [A8. つれづれなるままに…]

 お風呂と給湯用のボイラーから昨日水漏れしているので、朝10時ころメーコー商事さんへ電話した。「出払っているので、戻り次第行かせます」と電話の女性。30分ほどで来てくれた。25歳の背の高い人がきた。ああ、若い人を採用しているんだな、この会社はまだまだ大丈夫そうだと安心。同期が2人いたがとっくに定年退職している。
 水漏れ部分は水道のパイプと給湯機の接続部分だった。銅製のパイプを外したら給湯機側のパイプへ5mmほど差し込む形で接続されているのだが、そのでっぱりの部分が腐食してなくなっていた。洩れるはずだ。
 製造年は2004年である。新しいものに交換になるかもしれないので同じEタイプの在庫があるか問い合わせてくれたがない。7月か、秋になるという。半導体部品がないので納品は順番待ちだ。
 銅製だから腐食するがステンレス製にしたら今度はパイプにするのや、曲げの加工がはるかに難しくなる。ないのだろうなと話したら、新しい製品はその部分がステンレスパイプになっているという。違うタイプの給湯機でも、その接続部分は共通だと、他の給湯機から部品を外してもってきて、付け替えてくれた。お昼少し前に修理が終わった。ありがたい。
 部品を外して修理に使ったら、その品物はそのうちに中身がなくなる。部品代はしっかり請求しないと経理の方が後で棚卸のときに困るから、請求書を出すように伝えた。
 産業用エレクトロニクスの輸入商社で仕事していた時に、第2営業部が液体シンチレーションカウンターを扱い始めた。十数台販売したが、故障が多い。技術部が在庫から部品を外して修理しているうちに、中身が空っぽになった。修理用に使うものは最初から修理用として資産計上せずに費用処理するように技術部の担当者へ伝えた。あれは1982年頃の話だ。似たような問題が根室の燃料関係機器店でもあるのだなあと気がついた。
 半導体部品不足はすくなからぬ影響を極東の町にも与えている。

 メーコー商事は団塊世代のわたしが高校生の時に「いなちゃん」が創業した会社だ。5歳くらい年上のよく働きよく遊ぶ、いなせな若者で、渾身の力で商売していた。オヤジが贔屓にしたのも無理はない。若い経営者で一生懸命働く人が二人いた。もう一人は鮮魚店「魚信」の田村さんだった。年に二度東京のわたしのところへ大きなスチロールボックスで魚介類が届いたが、全部「魚信」から送られてきた。「父さん、東京へ送るやつだよね」と魚のいくつかは田村さんが選んでくれていたようだ。
 いなちゃんが弟が高3の夏にバイトで使い、連れてきて紹介してくれた、「俺の弟だ」と。古里に戻ってきてから、東京へ行くときに中標津空港で一緒の便になったことがあった。何十年ぶりだっただろう。いなちゃんが会長、弟が社長になっていた。いなちゃんが亡くなって、それから数年たって同期の稲葉が逝った。癌だった。奥さんとは中学時代の同級生である。光洋中学校ができたとき新入生だった。三年10組、いいクラスだったなあ。担任の山本幸子先生が心臓にペースメーカーを入れて数か月で亡くなった後、数年後に「癌仲間」の副担任の大岩先生(半田先生と結婚)が逝ってしまった。小柄な人で、新任で赴任されたので、生徒に交じると先生がその輪の中にいるのに気がつかないことがあった。大岩先生、若かったので距離が近かった。

 メーコーさんとはオヤジの代からの長い付き合いだ。今日は25歳の若い社員がすぐに対応してくれた。この会社、ずっと続いてもらいたい。
 

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#4704 札幌光星高校受験の生徒が『シリウス中3数学』を終了 Jan. 27, 2022 [65.a 成績上位層にかかわる問題]

<最終更新情報>1/28朝8:30

  このカテゴリーは、根室から偏差値65の難関大学現役合格目指して、根室高校から現役合格しようと志す者、そして難関大学へ現役合格目指して高校からは札幌の進学校で勉強したい者たちのために記録として残すものである。どうやればその夢がかなうのか、その具体的な道しるべを示したい。
 根室の子どもたち、そして保護者のみなさん、教育長をはじめとする教育行政、学校の先生たちが、高学力の生徒を育てるために何をしなければいけないのか、そして何をしてはいけないのかも明らかにした。7年かけて旭川医大へ根室高校からO君が現役合格したことで、この方法論は実証されている。いまもう一人、札幌の進学高校へ行く生徒が、別の道を切り拓いてくれている。成績上位3%の学力があれば、可能な道を示したい。
 例えば、地域医療問題。常勤医が不足して、市立根室病院の年間赤字額は16億円ある。このままではふるさと納税が廃止されると同時に、市立根室病院の運営ができなくなる可能性がでてくる。高学力の子どもたちを育て、根室から毎年医学部への進学者が出せれば、40代の学齢期の子どもを抱えたドクターが根室へ赴任してくれる。常勤医不足は一気に解決できるのである。教育面でのネックを解消することが、根室の地域医療の事情を根底から変えることになる。この記録が、進学校のない道内のほかの地域から難関大学へ進学する子どもたちの役に立つことを願っています。
(国公立大学医学部の学費は6年間で360万円で格安である。文系私大でも4年間で学費は480万円ほどかかる。だから、学力さえあれば、学費の問題はないのだ。私大医学部は10倍の4000万円かかります。)

 さて前置きはこれくらいにして、本題へ入ろう。
 7下旬に入塾してきた生徒が、『シリウス中3数学』を終了した。他の塾でやっていた単元からスタートしたので、この問題集は途中からスタート。スタートしてからは全問独力で解き切った。質問があったのは記憶にある限りで1題のみ。力があるということだろう。この半年間、モノも言わずに黙々と難易度の高い問題を解いていた。「解説依存型学習スタイル」から「独力での題意把握型学習スタイル」への切り替えを半年かけて行ったのである。よく頑張ったと思う。
 同じスタイルで、高校3年間学習したら、難関大学の数学の2次試験は高得点でクリアできる。

<目標の設定>
 この生徒の半年間の目標は、弱点である英語の学力テストの点数を25-30点アップすること、そして得意科目の数学は、難易度の高い問題集『シリウス中3数学』へ切り換えて、ワンランク難易度アップした問題でも制限時間内に余裕で解けるような速度をつけること、一番大事なことはそれまでの学習スタイルを変えることであった。

<数学の狙い>
 受験前に『シリウス中3数学』を終了できるのか、危ういところがあったが、ぎりぎりセーフだ。あとは東京都立の過去問を5年分やれば数学は十分だ。札幌光星高校の入試数学は問題量が多いので、速度アップ・トレーニングが必要なのである。道立高校の問題よりも難易度の高い都立高校入試過去問が、トレーニングに適している。
 この生徒は3年次の学校の定期テストは4回とも数学は満点だった。そんな生徒は一まで見たことがない。学力テスト4回の数学の平均点は96点である。

<札幌光星高校ステラコースの選抜方式>
 昨日、マリスコースの合格通知があったと笑顔で報告があった。札幌光星高校は1/22(土)に英語の筆記試験面接でマリスコースの合否を決定する。そして2/15に五科目のテストをやって、偏差値72のステラコース(難関国立大と国公立大医学部受験専用コース)の入学者を選抜するという、2段構えでの入試選抜方式を採用している。


<英語学習の記録>
 この生徒は『シリウス中3英語』問題集をやり終えたのは11月だったかな。10月に英検準2級に合格し、そこからシリウス長文問題23題、大学入試問題集「Cutting Edge」18問中9問、高校1年の教科書音読トレーニングをしている。英作文問題と解説集はメールで送ってあるが、量が多すぎるので、解説を読んでいるだけ。1/29と2/5で高1の教科書「Vivid 1」の音読トレーニングが(対象者はこの生徒ともう一人、ハードな英語の勉強をいとわない中3女子の二人)が終わる。語彙数は英検2級レベルに近づいた。音読と同時に英語の語順通りに日本語に落としていくトレーニングもしたので、読む速度は2倍くらいになっているようだ。1/22の試験では時間が余って見直ししたと言っていた。以前は学力テストの英語問題で時間が余ったことはなかった。四月の時点では五科目の中で英語が一番点数が低かったが、それ以降の学力テストでは90点近い得点になっている。11月の学力テスト総合Cから学力テストがないので、2/3の模試の得点が楽しみだ。
 やる気満々の生徒につきあうのは面白い。どこまで伸びるか予測がつかぬ。わからないから楽しいのだ。
(英語音読トレーニングのやり方、「ゆっくり音読⇒高速音読⇒微音読」はすでにこのカテゴリーと別のカテゴリー「49.1英語音読トレーニング」の両方に書いてありますので、そちらを参照してください。)

<弱点は社会と理科>
 社会科の点数が安定しないのと、理科の得点がまだ低いので、この2科目に絞ってラストスパート。理科は計算問題分野を中心に補強してきたが、まだ足りない。目標のステラコースに高得点で合格してもらいたい。

<余談:比較>
 根室高校から旭川医大へ現役合格した生徒は中学生のときは定期テストも学力テストも全部学年1番で通した。学力テストの五科目最高点は282点(300点満点)だったので94%である。この生徒は高校受験は無視して勉強した。中3のときの高校数学をやっていた。それでも根室高校へはトップ合格している。
 一方、札幌光星高校ステラコース受験の生徒は、高校数学はまだ手を付けていない、そして五科目合計点が90%をクリアできていない。不得意科目が一つでもあると、五科目合計点には結構な差が生じる。2/3の模試で90%をクリアして気持ちよく卒業できたらいいね。
 定期テストの最高点は491点だった、これは気分がよかっただろう。英語はこの時が初めて満点。どこまで伸びるのか、卒業も近づいている。高校へ行ってから、高学力の生徒たちと切磋琢磨してさらに飛躍してもらいたい。


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#4703 根室高校から偏差値65の大学へ現役合格する勉強の仕方(2) Jan. 27, 2022 [65.a 成績上位層にかかわる問題]

 田舎の偏差値45の高校から偏差値65以上の難関大学へ合格するのは、都会の進学校からの受験生よりも圧倒的に不利であると思われているが、やり方次第でそうでもなく、ギャップを埋める工夫ができることに「通りすがり」さんの問題提起で気がつきました。このテーマは前回に続いて2回目になります。

 数学の問題で、題意の把握がむずかしい問題は進学校の生徒は、授業のレベルが高いので、そうした問題を普段の授業で採り上げ、先生が題意についてもスマートな解説をしてくれますから、それを記憶して使えるようになればいいだけです。だから、題意の読み取りトレーニングの機会が小さくなります。田舎の偏差値45の高校ではそもそも大学入試共通テストレベルを超えるような高レベルの問題は授業では取り上げられませんから、共通テストレベルの問題でも、題意は解説を読むか自分で把握するしか手段がないのです。
 ここで田舎の生徒は二つに分かれます。問題集の解説をすぐに読んで正解手順を記憶するスタイルをとる生徒と、自力で答えを出してから解答と解説を読む生徒に分かれるのです。「解説依存型学習」「独力での題意把握型学習」と仮に名付けておきます。
 解説依存型の学習を中高6年間継続した生徒は、難易度の高い問題の題意の把握を独力でした経験がほとんどないので、そういう題意の読解力を試す問題にはひ弱になってしまっていることは想像に難くありません。独力での題意把握型の学習を6年間続けた生徒には、通りすがりさんが挙げてくれた理科大の過去問のような問題は「ふつう」の問題なのです。いつもやっている通りに、題意把握に集中すればいいだけです。2次試験に圧倒的な差が出ます。
 十数年前になりますが、「お迎えテスト(中1の四月の学力テスト)」で数学が満点の生徒が入塾してきました。野球部の生徒でした。勉強の仕方を観察していると、むずかしい問題はすぐに解答・解説を参照して、覚えてしまいます。もうひとり、水泳をやっている生徒が6年生から来ていました。学力が高いので6年生の途中で問題集を終了し、中1の問題をやらせていました。ところが、方程式の文章題で躓きました。「先生、問題少し飛ばしていいですか?」とあるとき言いました。辛かったのです。学力の高い生徒だったので、「ダメだ、全問やれ!」と指示しました。涙目でやってました。二人は同級生でしたが、数学で「独力での題意把握型学習」をつづけた生徒は4月の学力テストをのぞいて、卒業するまで「解説依存型学習」の生徒に数学の点数で後れを取ることはありませんでした。「解説依存型学習」は学力の伸びが小さくなるようです。

 高校が偏差値45の1校しかない地域では、小学生のときから「独力での題意把握型学習」スタイルを身につけたら、難関大学の2次試験で進学校のトップクラスの生徒と同じ程度の学力にあるいはそれをしのぐ学力に達することができるということではないでしょうか。

(昨年、根室高校から現役で旭川医大へ合格したO君のケースを書いておきます。道北・道東推薦枠で26名が応募、半数を共通テストの得点でで足切りし、そのあと13名に面接と小論文を課して総合点で合否を決めています。10名の合格者はもちろん道内や道外の進学校からの受験者です。トップ合格者は旭川東高校の浪人生でした。O君が2位でしたから、現役合格者ではトップ合格です。小論文295点/300点満点で差がつきました。名だたる進学校からの受験生全部を超えたのですから、彼の快挙を称えたいと思います。難易度の高い本を選んで音読指導を7年間続け、対話型でその内容を批判的に吟味していました。大学のゼミレベルの対話を重ねていましたから、論理的な思考スタイルがしっかり身についたことと、7年間やり通した「独力での題意把握型」学習スタイルが決め手になったと思います。(2/12追記))
 
 いま俎上に載せているのは、学力が上位3-5%の生徒たちの話です。それ以下の生徒には「独力での題意把握型」でも学習は無理です。だから、上位5%に届かない生徒たちには丁寧に題意の解説をしています。ただし、解説の程度は生徒の学力に応じてやるので、同じ問題でも解説の仕方に違いが出ます。個別指導ですから当たり前ですね。(笑)

 あと二つ、英語の学習と国語の学習の仕方についても、言うべきことがあります。これもやり方次第で、都会の進学校の生徒を凌げるということ。次回、それらについて実証済みの方法に具体的に言及します。
 
<余談:観察事実>
 どちらの生徒も部活に熱心でした。熱心すぎて「解説依存型」の生徒は肘を壊して2年生のときには野球をやめて陸上部に移っていました。小学校から投げさせすぎました。小中学校の野球部担当の先生はスポーツ医学の知識をもってもらいたい。
 水泳をやっていた生徒は、高校のときに全道2位の成績を残し、全国大会へ出場してます。
「47都道府県からトップレベルの高校生が集まるのだから、厳しかっただろう?」
「はい、ビリから2番目でした」
 そういって笑っていました、気持ちのいい奴でした。
 両方の生徒が高校で部活に熱心で、通塾はしてません。前者は釧路公立大へ、後者は室蘭工大へ進学しました。北海道には工学部では北大と室蘭工大の間に位置する偏差値の大学がないのです。道内の国公立大が学費も4年間の生活費も低く抑えられるので、選択肢が狭くなります。学力の高めの生徒たちにはちょっと気の毒です。



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#4702 根室高校から偏差値65の大学へ現役合格する勉強の仕方(1) Jan. 25, 2022 [65.a 成績上位層にかかわる問題]

<最終更新情報> 1/27午前10時51分

 ハンドルネーム「通りすがり」さんのサジェッション「今の根室の教育環境を考えれば札幌の進学校へ放り込んだ方がよいように思えます」という一言は、いい問題提起でした。
 具体例として理科大の過去問の解説サイトを紹介してくれています。この手の「難問」は国語力がないと解けないので、偏差値45の高校の生徒には対応不可能だろうということ。普通の生徒にはその通りだと思いますが、田舎の偏差値45の高校には学年に数人の割合で学力の高い生徒がいます。育て方を間違わなければ、指摘のあった問題は「難問」ではなくなります。都会の進学校育ちの生徒はこういう読解力を要する問題が苦手になっているのではないでしょうか。
 どうやら田舎の偏差値の低い高校から難関大学を目指すのはデメリットばかりではなさそうです。メリットもある、ではそのメリットは何か、そういうとっても大事なことを含んでいるので本テーマは2回に分割して取り上げます。今回は、投稿欄での対話の再現です。
(引用の内、青字部分は付け足しました)
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 偏差値65以上というと国公立なら旧帝、私立は早慶、あとは医学部といったところでしょうか?
 正直、今の根室の教育環境を考えれば札幌の進学校へ放り込んだ方が良いように思えます。「鉄は熱いうちに打て」と言いますし。
 …というより、今の根室高校の環境は上位の大学(偏差値65以上の大学に限らず中堅国公立や上理・Marchなども)へ進学ということを考えたときにいい環境だとは思えないわけで。今の根室は学力が最下位、根室高校も1校体制になって入試が選抜としての機能を果たさなくなって久しい状況ですから。小中学校の惨状が根室高校に引き継がれている状況が容易に想像できるわけで、上位の大学への進学を目指すなら根室高校は選択肢にすら入らない…と思います。
 例として数学の入試問題(https://youtu.be/zW7XmXkbvFE)を上げますが、こういう問題を上位の大学を受けるとなったら解いていく必要があるわけです。数学の問題ですけど、かなり国語力が無いと途中でこんがらがってしまうでしょう。
by 通りすがり (2022-01-23 22:39)
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その通りです。
偏差値65以上の大学へ進学するには偏差値45の根室高校が選択肢に入らぬことはあたりまえです。
東京都立高校で偏差値45の学校から、偏差値65の大学なんて選択肢はないというよりも、偏差値が高い高校がいくらでもあるので、わざわざ偏差値45の高校を選ぶ必要がないだけでしょう。

道内では札幌南が圧倒的な進学実績を誇っていますが、学区外からは5%規制があって、札幌以外の地域からはわずか15名しか合格できないという事情があります。道教委はこんなバカげた規制はやめてもらいたい。

札幌南高校には寮がありませんから、ジジババが札幌に住んでいないと無理。

私学の進学校へ行ける生徒はわずかです。経済的な問題があります。大学進学と同じくらいお金がかかります。

だから、学力が高くても根室高校に通学せざるを得ない生徒が少数います。偏差値65を基準としたら、学年に3-5名です。でも、高校に入学してから受験勉強を始めるようでは手遅れです。

学力上位3%の生徒なら、お示しのサイトで解説されている程度の国語力を要する数学の問題なら、なんとかこなせる範囲です。
昨年、旭川医大へ現役合格した生徒は、小論文300点満点で295点の最高点を取っています。偏差値70超の高校の生徒よりも読解力や小論作成能力が高い。だから、数学も難易度の高い問題集でもほとんどの問題を独力で消化できます。
要は育て方だと思いますよ。
難易度の高い本を採り上げて、小学5年生から音読トレーニングすれば、高度な読解力は育てられます。実証できたと思います。採り上げた本は17冊、6年間かけました。並行して難易度の高い数学の問題集を消化していけばいいだけ。コンパクトな例題解説を読んで、すぐに受験レベルの演習問題を消化していくので、考えることになれています。7年間そういうスタイルで勉強してきたのですから。

根室高校だけの努力で、偏差値65超の難関大学へ現役合格が無理だということは事実です。高校へ入学する前にすでに勝負がついています。
根室高校の授業のレベルは、お察しの通り偏差値45にふさわしいものになっています。高校統合後はさらにレベル低下をきたしています。
数学の先生がお一人、2年生から受験問題を取り上げネットで解説をしてくれています。それすら共通テストレベルですから、偏差値65の大学へは無理でしょう。

とっても残念ですが、おおむね、あなたがおっしゃる通りです。まいったね。(笑)

根室には偏差値の高い高校はありませんから、選びたくても選べない生徒が学年に3-5人いるということ。
この地域に住んでいる大人が手を差し伸べないと、芽を摘んでしまうことになります。そうなっています。
教育環境の地域格差が重くのしかかっています。

実績は残した、そして戦い方も弊ブログに記録してあります。長期戦略を立案して戦えば、根室高校からでも偏差値65の大学へは合格できます。
学力の高い生徒が札幌の進学校へどんどん流出したら、根室の子どもたちの学力も根室高校の授業レベルも、底なし沼にはまってしまったかのように沈んでいくでしょう。
学力の低い生徒同士では教えあいもできません。
by ebisu (2022-01-24 00:29)
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通りすがりさんが例として挙げてくれた東京理科大の入試問題は確かに題意の読解の難易度の高い問題ですが、なぜあの程度の問題が、特別に難易度が高いと感じるのでしょう?

進学校で難易度の高い問題を、先生のスマートな授業で解説を聞いて消化してきたら、そういう「読解力貧困症候群」と呼べるような症状が現れそうです。なぜかというと、題意の読解を自分がしているのではなく先生がしてくれているからです
わたしの授業は学力が特別高くない生徒たちには、題意の解説を丁寧にしますが、上位3%の学力の生徒たちにはしないのです。だから、生徒はつねに題意を自分で読み取らないといけません
だから、例に挙げてくれた程度の問題は、なんともないのです。ふだん通りに題意の読み取りをすればいいだけ

こういう問題は進学校の生徒よりも、偏差値45の根室高校の生徒の方がよくできるでしょう。ただし、上位3%の学力をもち、難易度の高い問題集で題意の把握を一つ一つ積み重ねてきた生徒に限定されます。
数ⅡBまでは『シリウス』を使ってきました。『青チャート』よりも難易度が高く、演習問題数は10倍ほどもあるでしょう。一つも飛ばさず、全問やらせてます。
 旭川医大へ根室高校から現役合格したO君は教科書すら見ませんでした。『シリウス』のコンパクトな「例題解説」だけで理解してしまいます。読み終わるとすぐに演習問題やっていました。答えを出すまで解答や解説は見ません。普通の勉強のできるくらいの生徒ではこんな勉強の仕方はできません。ずっとそういうやり方で勉強してきたので慣れちゃってました。あるときこんなことを言ったのです。
「先生、教科書には僕が知りたいことが載っていません、シリウスには載っているんです。」
 例題のすぐ後に大学入試レベルの問題が載っているのですが、教科書の説明ではこういうレベルの問題が解けません。だから、中学1年生から教科書はほとんど開いていませんでしたね。折跡もついてません、まっさら。授業中も教科書ナシ、『シリウス数学』を広げて問題演習時間に充ててました。普通の先生には扱いにくい生徒だったでしょうが、わたしには素直で扱いやすいメンコイ生徒。(笑)
 札幌光星高校ステラコース受験生が8月から来ていますが、『シリウス数学』を同じ方式でやってもらっています。この生徒K君はO君とは性格が違うので、授業中は先生の説明を聞いています。たぶんあくびをかみ殺してね。(笑) 定期テストは4回とも100点、学力テスト4回の数学の平均点は96点。
ニムオロ塾へ来た7月下旬から、それまでの「教えてもらう勉強スタイル」だったのを、「自分で題意を読み取り、考える学習スタイル」へ切り替え中です。受験勉強のエキスパートにしてしまったのでは、大学に入ってから伸びません。物理学の研究者になりたいようなので、学習スタイルを切り替えると同時に、大学院入試に向けて高校で何を使ってどのように勉強すればいいのかも教えています。高校物理は米国の標準的な高校教科書を並行して読み、専門用語に慣れておいたらいいのです。HP社のプログラマブル・キャリュキュレータも使ってみたらいい。価格が5000円ほど上がって15412円になっています。日本語マニュアルもいいけど、英文マニュアルならなおいいかも。HP社の英文マニュアルは平明でわかりやすい。わたしは仕事で必要だったので、1978年からHP67(11万円:当時)、HP97(22万円:当時)、HP41cx、HP35sと使い続けています。もちろん英文マニュアルで。一度グラフィック機能付きのものも使ったのですが、それは数年で壊れてしまいました。41cxはいまでも使っています。HP社のこのシリーズを44年間も使っていることになりますね。41cxは1984年、SRL社へ転職したときに会社の経費で買いました。統計のアプリケーションソフトと本体で5万円ほどでした。38年間使い続けても大丈夫です。これがなければ、SRLは沖縄米軍から要請のあった出生前診断トリプルマーカ―の新規導入ができなかったでしょう。米国の学術論文に載っているデータから曲線回帰しなければプログラム仕様書が書けませんでしたね。沖縄米軍の司令官大喜びでした。法律で米軍の女性兵士が妊娠したらMoM値の検査が義務付けられていたのですが、1990年頃は国内でその検査をできるラボがありませんでした。違法状態を解消できたのですから喜んでいただけたわけです。米軍はは霧していて、協力のお礼だといって青森県三沢基地の米軍の臨床検査の外注先をSRLに変更してくれました。沖縄米軍の司令官は地位が高いようです。
 慶応大学病院のドクターとのトリプルマーカ―日本人基準値共同研究の際の多変量解析は、わたしの手に余るので研究部のF川さん、応用生物統計の専門家にお願いしました。彼は2つくらい歳下だったかな。必要な検査試薬はメーカー2社に話して、「学術研究目的」なので無償提供をしてもらいました。わたしが購買部長になってまた価格交渉を担当するかもしれないので、応じてくれました。6000人の妊婦のデータをそれぞれ3項目ずつ取ったので
、検査原価だけでも1億円を超えてます。こういう協力は、国内ナンバーワンの検査センターの社会的な責任だと理解していました。わたしは稟議書を1枚書いて、製薬メーカー2社へ話をつけて、慶応大学病院へ挨拶に一度行き、それ以降の手順の説明をしただけ。数か月間は学術開発本部のわたしあてに検体を送ってもらいましたが、その後はラボの担当部門に話して、直接受けてもらうようにしてます。数年がかりの研究になりました。そのときにできた日本人の基準値は20年間ほど使われました。白人よりも黒人が2割ほど基準値が高かった。日本人はその間に位置していると予想していましたが、外れでした。3割高かったのです。これは人類学的に見て、日本人のルーツは白人や黒人とは系統に違いがある証拠の一つかもしれませんね。こういうことにでくわすので、仕事って面白いのです。

個別指導ですが、1時間考えて解けなくても生徒は質問しません。夜もう一度考えてから寝てもらい、翌朝もう一度問題を見てもらうことにしていました
シリウス数Ⅱの問題で、ひとつだけ解答集のミスを見つけてくれたことがあります。そんなはずはとGRAPESで元の関数のグラフを描いて確かめたら、2次関数へ置き換えたときに条件に制約があり、解答にミスが見つかりました。
独力で解いてしまうのでほとんど質問がないのです。
どうやら本欄で採り上げたほうがよさそうです。

解けなければすぐに解答集の解説を見て、解き方を覚えるような勉強スタイルを中学生の時につけてしまったら、アウトです。難関大学の2次試験問題で大きな差がついてしまいます。
いい例を挙げてくれました。田舎の偏差値の低い高校で勉強しても、やり方次第で、都会の進学校の生徒に勝てる方程式がはっきりしてきました。7年かけて旭川医大へ昨年現役合格した生徒で実証済みでした。
by ebisu (2022-01-25 08:30)  

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 英語も特別メニューで指導してきましたが、やり方は弊ブログに残してあります。最後にやったのは、読解はハラリ『Sapiens』を50頁、そしてメール配信の英作文でした。ちょうど2年たちましたが、1万題の問題と解説が残りました。A4判で1300頁になっています。1月から、毎日の配信はやめて、週2回にしています。1回につき、平均して15題の「問題」と前回分の「解答&解説」になっています。月換算120題、年間1440題ですから、十分な量です。やってきて、質問のある生徒にはさらに詳しい解説をしています。1月から入塾した中3の生徒が食いつきがいいので、化けるかな?(笑)
 中3や高校生になると、もう本人次第です。やるかやらぬかは、本人が決めたらいい。本気でやる生徒はどこまで伸びるか予想がつきません。そういう生徒たちを何人も見てきています。だから、塾稼業は楽しく面白い。



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#4701 COVID-19で学級閉鎖:根室市の先週のPCR陽性者84人 Jan. 25, 2022 [35.1 COVID-19]

 今朝(1/25)の北海道新聞によれば、根室市の先週のSARS-CoV-2PCR検査陽性者数は84人だった。これだけ広がれば、生徒たちにもPCR陽性者がでて当たり前である。中学校が1校、昨日から月末まで学年閉鎖になった。

DSCN6092s.jpg

 先週84人もPCR陽性者が出たのに、市立根室病院へ入院している患者は1人のみ。オミクロン株は感染しても症状がないか、軽いというのはほんとうのようだ。

 根室はこのところ真冬日(最高気温が0度未満の日)が続いており寒い。しかし、ニムオロ塾は換気扇を回しっぱなしで授業をしている。
 教室に使っている部屋は、元々は書斎として建て増しした16畳で、作り付けの本棚(幅3.6m)が天井まである。どういうわけか大工さんが不要というのに、換気扇を取り付けてもらった。その16畳が12年後に「教室」として利用することになるとは思わなかった。いま、当初から換気扇が取り付けてあったのでとっても重宝している。
 わたしにはこういうことが周りでたまに起きる。そのときには理由がわからないのだが、なんとなく換気扇が取り付けたくなる。工事の最中に大工さんに相談するが、他に換気口を取り付けてあるので不要だという返事。それでも取り付けてほしくてお願いしたら、しようがないなという顔をしながらも「わかりました」と返事が返ってきた。そのときは特別な理由がないので、こちらも「建築基準法に従って換気口が取り付けてあるので換気扇は不要です」という大工さんの説明に理屈の上では納得しつつも、さらにお願いするということになる。先のことはわからないのだから、なんとなくそんな感じがしたときは、理屈や損得を超えて、自分が判断した方向でやってもらうにかぎるのです。理由はたいてい何年も後からわかります。預言者じゃないのだから、事前にちゃんとした理由の説明ができないのです。
 転職するときにもそういうわけのわからない感覚がしてました。「ああ、もうここにいてはいけない、離れなくては」、辞表を出して職を探して、あるいは引き抜きに応じて、あとからそれがなぜ必要だったのか合点が行くのです。必要な時が来れば、自然にアンテナが働くものです。私利私欲、損得抜きで天の声を聞いて判断すればいいだけ。じつに簡単なことなんです。

 ところで、オミクロンにはいま日本で感染爆発をしているBA.1のつぎにさらに変異した株のBA.2があって、こちらの方が感染力が2-3倍だというんです。だから、BA.1がピークアウトした後にBA.2がすぐ追いかけて流行する可能性があります。デンマークでBA.2がパンディミックを起こしています。でも感染速度が大きいので、そうなった場合でも3月にはピークアウトするのでしょう。もう少しの辛抱です。
 春よ来い、早く来い。


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#4700 ポストコロナ:コロナPCR検査センター経営破綻続出? Jan. 24, 2022 [35.1 COVID-19]

 雨後のタケノコのようにPCR検査センターが生まれた。なぜそうなったのか?
 主要な原因は三つ。
 ①2年続いても収まるどころか第6波で最大規模となったCOVID-19パンディミック
 ②法外に高いSARS-CoV-2PCR検査の保険点数
 ③感染研、都道府県立衛生研究所等の利権構造の存在

 先週のPCR検査陽性の最大値は5万人を越えた。東京都だけでも11,227人(1/22)である。今週は全国で10万人に達する日があるかもしれない。でも、2月末にはピークアウトしている公算が大きい。だから、ポストコロナについて気になる点を抑えておく必要がある。今回はPCR検査という視点からポストコロナの風景を俯瞰してみたい。

 SARS-CoV-2PCR検査は、検査外注が1800点、自分のところでやれば1350点である。実際の価格はそれを10倍すればいい。SRLの原価計算システムを熟知し数年間ラボのすべての検査部検査課を歩き回わり、2年半にわたりラボのすべての検査機器の購入や共同開発を担った経験のあるわたしの推測では、大手センターのPCR検査のコストはおそらく2000-3000円程度だろう。なぜこんな法外な価格が設定されたのか?生産性の低い感染研や都道府県立衛生研究所の検査原価をベースに計算し、保健所経由でしか無料検査が利用できない仕組みにしたからだ。感染研の専門家たちがデータを独占したいということもあっただろう。国際的に通用する論文を書くにはCOVID-19の検査データは宝の山なのだ。おそらく、感染研や公立衛生研究所の原価ベースでの価格設定だっただろう。
 この検査を受託することで、感染研や公立の衛生研究所は超過利潤を手にしている。それぞれの決算書を見たら一目瞭然だろう。ため込まれた資金がどのように使われているのだろう?

 いま、保険点数の見直し作業が行われている。4月から1800点だったSARS-CoV-2PCR検査は700点に値下げされるようだ。約40%である。いまはぼろもうけできても、4月には売上は半分以下。そしてコロナパンディミックが終われば、ゼロになる。
 雨後のタケノコのように生まれた検査センターはそのほとんどが売上を失い消える運命にある。公立衛生研究所でPCR検査拡張のために非正規雇用で雇われた職員も仕事を失うことになる。さっさと、次の職場を見つけたほうがいい。先の見込みはないのだから。じり貧になってから職を探しても、殺到するからたいへんですよ。

 働いている人たちが気の毒だが、しょせんはやってはいけない「浮利」を追った事業だった。「浮利」とは長続きのしない、はかない一時の利益のことである。住友家の家訓にも「浮利に趨(はし)らず」とあるが、これは日本企業の伝統的なビジネス倫理の一つである。

<余談:保険点数改定と検査項目標準コード>
 改定後の保険点数が公表されると、SRLにあるコード管理事務局が数千項目の検査項目名とコードと点数のテーブルを改定する。チェックがたいへんだろうな。全国の病院システムやクリニックのパッケージシステムがインターネット経由でそれを取り込み、何事もなかったように4月1日から、新しい保険点数で動く。
 これは、1986年に「臨床診断支援システムとその事業化案」でこのプロジェクトを下位の10個のプロジェクトに分割したときに定められた一つ、「臨床検査項目コードの標準化作業プロジェクト」の成果である。
 BML社の北川システム部長の提案で、業界統一コードを作ろうという呼びかけが大手六社にあり、その2回目のミーティングにSRLシステム開発課長の栗原さんと臨床科学部長の川尻さんと一緒に参加した。栗原さんがわたしにそういう作業部会が発足したことを知らせてくれた。彼は職務上、このエキスパートシステムの稟議書を閲覧していて、わたしに声をかけてくれた。業界で標準コードをつくっても病院が採用するはずがないので、日本標準コード制定の作業プロジェクトにしようと栗原さんと話して、臨床病理学会項目コード検討委員会の委員長だった櫻林郁之助(当時、自治医大助教授)を引っ張り出すことに決めた。櫻林助教授はSRL顧問で、臨床科学部四課の免疫電気泳動の研究者でもあった。だから、臨床化学部の川尻部長(女性)に話しを通しておく必要があった。櫻林先生には1984年に、項目コード検討委員会の仕事を手伝ってほしいと頼まれていたので、大手六社がバックについた産学協同プロジェクトは願ったりかなったり。(笑) 喜んで応諾してくれた。
 2度目の会議で日本標準コード制定へ目標変更と臨床病理学会との産学協同プロジェクトに全員の賛成が得られた。それぞれ、システム部門と学術部門から専門家を共同プロジェクトに出すことにも了解が得られた。3度目の会議から櫻林先生が参加している。
 六社が自社で使っている検査項目コードと検査名を持ち寄って具体的な検討作業が始まった。数が多いので分類と附番ルールを決めるのは時間のかかる作業でした。毎月1回持ち回りで会議を開き、コードが決まるまで3-4年かかった。わたしは5回目くらいまで出席している。六社をまとめ目標を設定し、必要な産学共同プロジェクトメンバーを集めたら、あとは彼らの仕事である。
 1989年に学術開発本部へ異動になった。精度保証部、開発部、学術情報部の三つの部が所属していたので、石神取締役直属の本部スタッフだから、三つの部の仕事にタッチしていた。そのときにもう1回出席している。川尻さんは学術開発部長に異動になっていた。たぶん、この産学協同プロジェクトがらみだっただろう。学術部門から一人出すことになっていたから、川尻さんを学術情報部長にすればいいだけだった。
 事務局をどこに置くかで問題が発生していた。SRLシステム開発部長の志茂さんが産学協同プロジェクトに反対していたので、櫻林先生は当初からお冠だった。BMLへ事務局が行きかかったが、ちょうどいい時にわたしが出席した。BMLは新ラボを建設していたので、システムも入れ替えを予定しており、そのついでの業界統一コードで新システムを運用しようという目論見があった。「臨床診断支援システム開発と事業化案」のプロジェクトの一つである、日本標準コード制定、そして産学共同プロジェクトへ切り換えたのはSRLのわたしだった。櫻林先生から手伝うように申し入れがあって2年後にこの産学協同プロジェクトが発足していた。そうした事情を話したら、櫻林先生は矛を収めてくれた。わたしよりも年上、口ひげを生やして偉ぶったところのない人だった。日本標準臨床検査項目コードの制定と公表は臨床病理学会だったから、業績は彼のもの、業界は標準コードを手にした。これで、病院側はどの検査センターに外注しても項目コードの入れ替えなんて面倒な作業がなくなった。保険点数改定時の手入力での入れ替え作業もゼロになった。
 わたしは日本標準コードはたたき台のつもりだった。世界標準制定へのたたき台だったのである。日本人が世界標準制定に寄与したのはハリケーンの藤田スケールくらいなもの。

 わたしは、異動を繰り返し、次々にさまざまな課題の社内プロジェクトや社外との共同プロジェクトを担当したので、ひとつのプロジェクトに数年間携わるような立場にはいなかった。帝人との臨床治験合弁会社だけは、立ち上げプロジェクトに途中から呼ばれて、立ち上げ後は経営の全権を認めてもらって、役員として約3年継続して担当した。これだけが例外。
①1月末までに新会社を予定通りに立ち上げ稼働させること
②赤字の解消
③合弁の解消と資本の引き取り⇒SRL完全子会社化
④帝人の臨床検査子会社の吸収合併

 日経新聞に公表した合弁会社立ち上げはプロジェクトが暗礁に乗り上げ、11月初旬にわたしは子会社からSRL本社の近藤社長に呼ばれて、期限通りの立ち上げと、②③④を三年でやるように頼まれた。近藤さん、元厚生省の医系技官で課長補佐だったから、平気でこんな要求が出せたのだろうと思います。普通は不可能だから、こんな要求はしません。本社へ最初のプロジェクトへ参加するために行ったときに、ちょうどエレベータを降りてきて、エレベータ前で3分ほど話して、4つの課題を引き受け、経営の全権委譲を即決しましたね、思いっきりのよい人でした。わたしにはとっても相性がよかった。(笑) 実は近藤さんと仕事をするのはこれが2度目でした。東北の臨床検査会社へ出向し15か月で創業者の藤田社長に呼び戻されたときにちょうど近藤さんへ社長が交代してました。もどったときに肩書は「経営管理課長・社長室・購買部兼務」でした。一つとっても気に入らぬ理由があって(近藤さんではありません)数か月で辞退、子会社への出向を希望、SRL東京ラボへ出向が叶いました。そんなわがままを聞いてくれるのも部署を変えながらその都度大きな実績を繰り返したたきだしていたからかもしれません。わたしが経営管理部をやめると社員が二人辞めてます。ebisuさんがいないなら「やってられない」。若い人は学びがなくなった職場で仕事を続けるのは人生の貴重な時間の浪費です。20代後半から30歳代は責任のあるそれなりの仕事をしないと腕が上がりません。元気のいい若者でした。一人はエイベックスの課長へ、もう一人は転職した会社が上場して40歳前に経理担当役員になっています。優秀な社員はバカな上司には仕えない、外部が評価します。

 全部期限内にクリアしました。帝人の石川常務には社長はebisuさんだとご指名があった。帝人は合弁会社をやるたびに失敗、後始末を帝人側でしていたのです。「合弁会社がうまくいくなんて言うのも、(資本引き取りによる)合弁解消の申し入れも初めて」と笑って応じてくれました。創業30年以上たっても赤字にあえぐ臨床検査子会社も始末に困っていたのは1990年頃、染色体画像解析装置を帝人の臨床検査子会社が購入したので、知ってました。だから、近藤さんに言われる5年も前から、買収してやろうと考えていました。染色体画像解析装置は東北の臨床検査会社も購入していました。利益が出るほど検体は集められません。SRLが染色体外注検査の8割を握っていたからです。東北の臨床検査会社も経営分析して、資本提携交渉をし、15か月役員出向してました。売上高経常利益率15%の経営改善案を書いたからです。染色体画像解析検査を柱に、赤字会社がSRLの売上高経常利益率を上回る高収益企業に3年でなる改善案でした。藤田さん、ノーでした。出向は創業者の藤田光一郎さんが社長をしていた1993年のことです。オヤジが大腸癌が再発し全身転移で亡くなった年でもあったので記憶にあります。44歳のときでした。



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#4699 オミクロン株にワクチンの効果はあるのか(2) Jan. 22, 20220 [35.1 COVID-19]

 武漢株の遺伝子解析に基づいてデザインされたmRNAワクチンは30か所以上も変異してしまったオミクロン株に効果があるのか?基本的なところで疑問があります。オミクロン変異株用にデザインされたmRNAワクチンはまだ開発されていません。
 COVID-19についてはいろんな研究機関やさまざまな専門家から情報が発信され、それらはしばしば真逆のことがあります。わたしたちは何を頼りに判断すべきなのかさっぱりわかりません。そういうなかで、ハンドルネーム・リゲルさんからとっても大切な投稿がありましたので本欄へ転載して、このような問題の背景には何があるのか、皆さんと共に考えてみたいと思います。

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ebisuさんこんばんは

このようなデータはきちんと正しく解析してもらいたいですね。
打つのが良いのか良くないのか。私のような素人には判断つきませんから。

ただ、このデータだけではワクチン接種が死亡率をあげたのかはわからない。
そもそも接種者と非接種者の年齢層の割合が同じではないかもしれない。
接種者は高齢者の割合が高く、非接種者には若者が多い可能性もある。
高齢者は重症化すると死亡にいたる確率が高く、若者は低いだけなのかもしれませんし。私などは重症化しないだけでも儲け物だと思っています。重症化しなければ死ぬ可能性も低いでしょうし。

打った高齢者と打たなかった高齢者の死亡確率、同じように若者の。それぞれのグループの死亡率を出してもらわないと分からない。揃っていない若しくは、揃っているのかわからないデータは無意味です。

未知のものですから専門家も色々見解の違いもあるでしょう。
今は人類皆が発信者、何が真実なのか分かりづらい時代です。
by リゲル (2022-01-21 23:13)
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リゲルさん
おはようございます。
論旨にまったく同感です。

データのバックグラウンドが不明だと数字の意味がわかりません。専門家会議はこういうデータの解析を日本人でしてもらいたいですね。2年たってもこういう作業がまったくなされていず、「人流抑制」「人数制限(尾身会長の発言)」などのようなデータに基づかぬ提言ばかりです。

なんちゃら作業部会のメンバーであった西浦氏の80万人死ぬというシミュレーションと似たようなものです。前提条件を公表していませんでした。直近1か月ほどの実データでカーブフィッティングしてみたら同じ結論が出ましたが、半年後には東京都の人口を上回ってしまいます。指数変化するのであたりまえ。だから、数か月単位の予測には使えない方法でした。大外れでしたが、前提条件を公表できないのでは、学者としては終わりです。あれ以来、西浦氏のデータ解析は信用しないことにしています。

英国研究機関の調査データの理解ですが、たとえば、未接種者の感染率が高いのは、11歳以下の子どもたちに家庭内感染でCOVID-19が拡大しているということかもしれません。日本ではそうなっています。
接種済みの人の内、高齢者はリスクが高いので外出しない傾向が多いので、接種者の感染率が低いという可能性もあります。
すると、このデータで一番信頼できるのは死亡者数ということになりそうです。
未接種者には11歳以下の子どもたちと重症化リスクの低い若い人達が多いので、死亡率がワクチン接種者に比べて低くなるということが言えるのかもしれません。

いずれにせよ、このような調査とデータ解析を専門家会議が旗を振ってしてもらいたい。それが感染症専門家としてのかれらの重要な役割ではないでしょうか。データに基づく政策提言をしてもらいたい。2年間何をしていたのか、ド素人の集まりにしか見えません。
彼らが本当に日本の感染症専門家の叡智の集まりだとしたら、この国は学力面でとっくに終わっています。子どもたちの学力低下も大問題ですが、COVID-19パンディミックで大人の方がひどいことが明らかになったのかもしれません
教育関係者としてそのことを憂います。
by ebisu (2022-01-22 09:09)  
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ああ、もう一つ、重症化リスクの評価について書いておきます。
重症化した患者さんの内、未接種者が38%、接種者が62%となっていて、ワクチンに重症化リスク低減効果があるように見えますが、リゲルさんが書かれたように、ハイリスクの老人が外出を控えていますので、それを割り引くと、ワクチンの重症化予防効果はないという読み方も蓋然性が高い。
専門家会議や医系技官のたくさんいる厚生労働省は日本でしっかりした調査とデータ解析をして、世界に発信してもらいたい。
by ebisu (2022-01-22 09:24)
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 中学校3年生は数学で「相似な図形」を習います。形が同じで大きさが違う図形を相似な図形と言います。三角形が相似なときは、「△ABC∽△DEF」と書きます。難問が作りやすいので、苦手だった人が少なくないのではないかと思います。
 COVID-19パンディミックは、武漢型株⇒デルタ株⇒オミクロン株と変異を繰り返して、最大の感染爆発期を迎えています。すでに2年が経過したのに、相変わらずデータに基づかぬ政策提言をする「専門家会議」や厚生労働省にわたしは半ば呆れています。
 同じ構図が教育分野で根室市政にも現れています。ふだんの学力テストデータすら見ない根室市教委はその最たるものです。データの裏付けも解析もないエビデンスに基づかぬ政策提言を毎年繰り返して、根室の子どもたちの学力は、ふだんの学力テストデータで見る限り、釧路根室管内の市街化地域の中学校では最下位を低迷しています。別海中央中学校の方が、光洋中学校や柏陵中学校よりもずっと平均点が高いのです。中標津の2つの中学校が数年来、最低レベルの根室の2中学校に近づいてきています。中標津町には高校が二つありますが、これが1校体制になったら根室の中学校と同じレベルに低下し、最下位を競うことになりそうです。
 ふだんの学力テストデータからは中標津町の町教委と根室市教委は同じ問題を抱えているように見えます。そしてそれは別海町の町教委の政策に何か学ぶべき具体的なことがあることを示しています。別海町は歴代の教育長が具体的な政策面でちゃんと努力してますよ。人口三万人以下の地域の子どもたちの学力はその地域の教育長の見識と具体的な政策次第で何とでもなるということです。
 COVID-19パンディミックと根室の子どもたちの学力低下に相似パターンを感じるのはわたしだけではないでしょう。ちゃんとふだんの学力テスト結果をモニターして、データにもとずく政策提言と、その検証作業をして、根室の子どもたちの学力向上に寄与してもらいたいと願っています。昨年11月に赴任した新しい教育長さん、そろそろ仕事して、市教委のホームページで情報発信してください。

<リゲルさんはデータ分析の経験者?>
 リゲルさんの指摘は至極もっともなのですが、ふつうはあそこまで整理した議論はできません。仕事で何かのデータ解析経験があるのかなという気がします。あるいは経験はないが、数学に素養のある方なので、思考が論理的なのかもしれません。わたしにはうれしい投稿でした。


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