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#4699 オミクロン株にワクチンの効果はあるのか(2) Jan. 22, 20220 [35.1 COVID-19]

 武漢株の遺伝子解析に基づいてデザインされたmRNAワクチンは30か所以上も変異してしまったオミクロン株に効果があるのか?基本的なところで疑問があります。オミクロン変異株用にデザインされたmRNAワクチンはまだ開発されていません。
 COVID-19についてはいろんな研究機関やさまざまな専門家から情報が発信され、それらはしばしば真逆のことがあります。わたしたちは何を頼りに判断すべきなのかさっぱりわかりません。そういうなかで、ハンドルネーム・リゲルさんからとっても大切な投稿がありましたので本欄へ転載して、このような問題の背景には何があるのか、皆さんと共に考えてみたいと思います。

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ebisuさんこんばんは

このようなデータはきちんと正しく解析してもらいたいですね。
打つのが良いのか良くないのか。私のような素人には判断つきませんから。

ただ、このデータだけではワクチン接種が死亡率をあげたのかはわからない。
そもそも接種者と非接種者の年齢層の割合が同じではないかもしれない。
接種者は高齢者の割合が高く、非接種者には若者が多い可能性もある。
高齢者は重症化すると死亡にいたる確率が高く、若者は低いだけなのかもしれませんし。私などは重症化しないだけでも儲け物だと思っています。重症化しなければ死ぬ可能性も低いでしょうし。

打った高齢者と打たなかった高齢者の死亡確率、同じように若者の。それぞれのグループの死亡率を出してもらわないと分からない。揃っていない若しくは、揃っているのかわからないデータは無意味です。

未知のものですから専門家も色々見解の違いもあるでしょう。
今は人類皆が発信者、何が真実なのか分かりづらい時代です。
by リゲル (2022-01-21 23:13)
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リゲルさん
おはようございます。
論旨にまったく同感です。

データのバックグラウンドが不明だと数字の意味がわかりません。専門家会議はこういうデータの解析を日本人でしてもらいたいですね。2年たってもこういう作業がまったくなされていず、「人流抑制」「人数制限(尾身会長の発言)」などのようなデータに基づかぬ提言ばかりです。

なんちゃら作業部会のメンバーであった西浦氏の80万人死ぬというシミュレーションと似たようなものです。前提条件を公表していませんでした。直近1か月ほどの実データでカーブフィッティングしてみたら同じ結論が出ましたが、半年後には東京都の人口を上回ってしまいます。指数変化するのであたりまえ。だから、数か月単位の予測には使えない方法でした。大外れでしたが、前提条件を公表できないのでは、学者としては終わりです。あれ以来、西浦氏のデータ解析は信用しないことにしています。

英国研究機関の調査データの理解ですが、たとえば、未接種者の感染率が高いのは、11歳以下の子どもたちに家庭内感染でCOVID-19が拡大しているということかもしれません。日本ではそうなっています。
接種済みの人の内、高齢者はリスクが高いので外出しない傾向が多いので、接種者の感染率が低いという可能性もあります。
すると、このデータで一番信頼できるのは死亡者数ということになりそうです。
未接種者には11歳以下の子どもたちと重症化リスクの低い若い人達が多いので、死亡率がワクチン接種者に比べて低くなるということが言えるのかもしれません。

いずれにせよ、このような調査とデータ解析を専門家会議が旗を振ってしてもらいたい。それが感染症専門家としてのかれらの重要な役割ではないでしょうか。データに基づく政策提言をしてもらいたい。2年間何をしていたのか、ド素人の集まりにしか見えません。
彼らが本当に日本の感染症専門家の叡智の集まりだとしたら、この国は学力面でとっくに終わっています。子どもたちの学力低下も大問題ですが、COVID-19パンディミックで大人の方がひどいことが明らかになったのかもしれません
教育関係者としてそのことを憂います。
by ebisu (2022-01-22 09:09)  
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ああ、もう一つ、重症化リスクの評価について書いておきます。
重症化した患者さんの内、未接種者が38%、接種者が62%となっていて、ワクチンに重症化リスク低減効果があるように見えますが、リゲルさんが書かれたように、ハイリスクの老人が外出を控えていますので、それを割り引くと、ワクチンの重症化予防効果はないという読み方も蓋然性が高い。
専門家会議や医系技官のたくさんいる厚生労働省は日本でしっかりした調査とデータ解析をして、世界に発信してもらいたい。
by ebisu (2022-01-22 09:24)
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 中学校3年生は数学で「相似な図形」を習います。形が同じで大きさが違う図形を相似な図形と言います。三角形が相似なときは、「△ABC∽△DEF」と書きます。難問が作りやすいので、苦手だった人が少なくないのではないかと思います。
 COVID-19パンディミックは、武漢型株⇒デルタ株⇒オミクロン株と変異を繰り返して、最大の感染爆発期を迎えています。すでに2年が経過したのに、相変わらずデータに基づかぬ政策提言をする「専門家会議」や厚生労働省にわたしは半ば呆れています。
 同じ構図が教育分野で根室市政にも現れています。ふだんの学力テストデータすら見ない根室市教委はその最たるものです。データの裏付けも解析もないエビデンスに基づかぬ政策提言を毎年繰り返して、根室の子どもたちの学力は、ふだんの学力テストデータで見る限り、釧路根室管内の市街化地域の中学校では最下位を低迷しています。別海中央中学校の方が、光洋中学校や柏陵中学校よりもずっと平均点が高いのです。中標津の2つの中学校が数年来、最低レベルの根室の2中学校に近づいてきています。中標津町には高校が二つありますが、これが1校体制になったら根室の中学校と同じレベルに低下し、最下位を競うことになりそうです。
 ふだんの学力テストデータからは中標津町の町教委と根室市教委は同じ問題を抱えているように見えます。そしてそれは別海町の町教委の政策に何か学ぶべき具体的なことがあることを示しています。別海町は歴代の教育長が具体的な政策面でちゃんと努力してますよ。人口三万人以下の地域の子どもたちの学力はその地域の教育長の見識と具体的な政策次第で何とでもなるということです。
 COVID-19パンディミックと根室の子どもたちの学力低下に相似パターンを感じるのはわたしだけではないでしょう。ちゃんとふだんの学力テスト結果をモニターして、データにもとずく政策提言と、その検証作業をして、根室の子どもたちの学力向上に寄与してもらいたいと願っています。昨年11月に赴任した新しい教育長さん、そろそろ仕事して、市教委のホームページで情報発信してください。

<リゲルさんはデータ分析の経験者?>
 リゲルさんの指摘は至極もっともなのですが、ふつうはあそこまで整理した議論はできません。仕事で何かのデータ解析経験があるのかなという気がします。あるいは経験はないが、数学に素養のある方なので、思考が論理的なのかもしれません。わたしにはうれしい投稿でした。


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リゲル

ebisuさんこんにちは

 データひとつとっても、読み取るのためには高校生くらいまでの勉強は本当に大切なことがわかりますね。
学校の勉強など社会に出たら役に立たないと言う方もおられますが、データの意味、割合、確率などなど、理解できていないとさまざまな情報を自分で判断することができません。
 大人になれば、家や車を購入することもあると思います。その際にローンを組むとしても、ローン会社に乗せられて大変なことになるかもしれません。あちらは貸すのが商売ですから口もうまいですからね。

 国語、数学、英語、社会、理科。生きてきて無駄だったものは無いと思います。根室の子ももっと頑張って少しでも楽しめる人生を送ってもらいたいものです。

 私はただの理系出の保護者です。

 ではでは、午後の仕事始めます。

by リゲル (2022-01-25 13:10) 

ebisu

リゲルさん

無駄になった勉強はないというのはわたしも実感しています。
好奇心で広げた分野がすぐに仕事になる、そんなことが多かった。
住宅ローンを組むのも、自分でちゃんと返済計画を作れなければ、人の意見を鵜呑みにすることになります。危ない危ない。
「読み・書き・計算」という基本技能はしっかり持っておかなければなりませんね。
昔は「転ばぬ先の杖」なんてカルタがありました。カルタ遊びをしながら、勉強にもなっていたんですね。

リゲルさんのバックグラウンドが明確になったので、対話がますます楽しいものになりそうです。
by ebisu (2022-01-25 22:14) 

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