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#4704 札幌光星高校受験の生徒が『シリウス中3数学』を終了 Jan. 27, 2022 [65.a 成績上位層にかかわる問題]

<最終更新情報>1/28朝8:30

  このカテゴリーは、根室から偏差値65の難関大学現役合格目指して、根室高校から現役合格しようと志す者、そして難関大学へ現役合格目指して高校からは札幌の進学校で勉強したい者たちのために記録として残すものである。どうやればその夢がかなうのか、その具体的な道しるべを示したい。
 根室の子どもたち、そして保護者のみなさん、教育長をはじめとする教育行政、学校の先生たちが、高学力の生徒を育てるために何をしなければいけないのか、そして何をしてはいけないのかも明らかにした。7年かけて旭川医大へ根室高校からO君が現役合格したことで、この方法論は実証されている。いまもう一人、札幌の進学高校へ行く生徒が、別の道を切り拓いてくれている。成績上位3%の学力があれば、可能な道を示したい。
 例えば、地域医療問題。常勤医が不足して、市立根室病院の年間赤字額は16億円ある。このままではふるさと納税が廃止されると同時に、市立根室病院の運営ができなくなる可能性がでてくる。高学力の子どもたちを育て、根室から毎年医学部への進学者が出せれば、40代の学齢期の子どもを抱えたドクターが根室へ赴任してくれる。常勤医不足は一気に解決できるのである。教育面でのネックを解消することが、根室の地域医療の事情を根底から変えることになる。この記録が、進学校のない道内のほかの地域から難関大学へ進学する子どもたちの役に立つことを願っています。
(国公立大学医学部の学費は6年間で360万円で格安である。文系私大でも4年間で学費は480万円ほどかかる。だから、学力さえあれば、学費の問題はないのだ。私大医学部は10倍の4000万円かかります。)

 さて前置きはこれくらいにして、本題へ入ろう。
 7下旬に入塾してきた生徒が、『シリウス中3数学』を終了した。他の塾でやっていた単元からスタートしたので、この問題集は途中からスタート。スタートしてからは全問独力で解き切った。質問があったのは記憶にある限りで1題のみ。力があるということだろう。この半年間、モノも言わずに黙々と難易度の高い問題を解いていた。「解説依存型学習スタイル」から「独力での題意把握型学習スタイル」への切り替えを半年かけて行ったのである。よく頑張ったと思う。
 同じスタイルで、高校3年間学習したら、難関大学の数学の2次試験は高得点でクリアできる。

<目標の設定>
 この生徒の半年間の目標は、弱点である英語の学力テストの点数を25-30点アップすること、そして得意科目の数学は、難易度の高い問題集『シリウス中3数学』へ切り換えて、ワンランク難易度アップした問題でも制限時間内に余裕で解けるような速度をつけること、一番大事なことはそれまでの学習スタイルを変えることであった。

<数学の狙い>
 受験前に『シリウス中3数学』を終了できるのか、危ういところがあったが、ぎりぎりセーフだ。あとは東京都立の過去問を5年分やれば数学は十分だ。札幌光星高校の入試数学は問題量が多いので、速度アップ・トレーニングが必要なのである。道立高校の問題よりも難易度の高い都立高校入試過去問が、トレーニングに適している。
 この生徒は3年次の学校の定期テストは4回とも数学は満点だった。そんな生徒は一まで見たことがない。学力テスト4回の数学の平均点は96点である。

<札幌光星高校ステラコースの選抜方式>
 昨日、マリスコースの合格通知があったと笑顔で報告があった。札幌光星高校は1/22(土)に英語の筆記試験面接でマリスコースの合否を決定する。そして2/15に五科目のテストをやって、偏差値72のステラコース(難関国立大と国公立大医学部受験専用コース)の入学者を選抜するという、2段構えでの入試選抜方式を採用している。


<英語学習の記録>
 この生徒は『シリウス中3英語』問題集をやり終えたのは11月だったかな。10月に英検準2級に合格し、そこからシリウス長文問題23題、大学入試問題集「Cutting Edge」18問中9問、高校1年の教科書音読トレーニングをしている。英作文問題と解説集はメールで送ってあるが、量が多すぎるので、解説を読んでいるだけ。1/29と2/5で高1の教科書「Vivid 1」の音読トレーニングが(対象者はこの生徒ともう一人、ハードな英語の勉強をいとわない中3女子の二人)が終わる。語彙数は英検2級レベルに近づいた。音読と同時に英語の語順通りに日本語に落としていくトレーニングもしたので、読む速度は2倍くらいになっているようだ。1/22の試験では時間が余って見直ししたと言っていた。以前は学力テストの英語問題で時間が余ったことはなかった。四月の時点では五科目の中で英語が一番点数が低かったが、それ以降の学力テストでは90点近い得点になっている。11月の学力テスト総合Cから学力テストがないので、2/3の模試の得点が楽しみだ。
 やる気満々の生徒につきあうのは面白い。どこまで伸びるか予測がつかぬ。わからないから楽しいのだ。
(英語音読トレーニングのやり方、「ゆっくり音読⇒高速音読⇒微音読」はすでにこのカテゴリーと別のカテゴリー「49.1英語音読トレーニング」の両方に書いてありますので、そちらを参照してください。)

<弱点は社会と理科>
 社会科の点数が安定しないのと、理科の得点がまだ低いので、この2科目に絞ってラストスパート。理科は計算問題分野を中心に補強してきたが、まだ足りない。目標のステラコースに高得点で合格してもらいたい。

<余談:比較>
 根室高校から旭川医大へ現役合格した生徒は中学生のときは定期テストも学力テストも全部学年1番で通した。学力テストの五科目最高点は282点(300点満点)だったので94%である。この生徒は高校受験は無視して勉強した。中3のときの高校数学をやっていた。それでも根室高校へはトップ合格している。
 一方、札幌光星高校ステラコース受験の生徒は、高校数学はまだ手を付けていない、そして五科目合計点が90%をクリアできていない。不得意科目が一つでもあると、五科目合計点には結構な差が生じる。2/3の模試で90%をクリアして気持ちよく卒業できたらいいね。
 定期テストの最高点は491点だった、これは気分がよかっただろう。英語はこの時が初めて満点。どこまで伸びるのか、卒業も近づいている。高校へ行ってから、高学力の生徒たちと切磋琢磨してさらに飛躍してもらいたい。


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