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#5213 英語音読トレーニングの副次効果:耳がよくなる! Apr. 17, 2024  [49.1 英語音読トレーニング]

 NHKラジオ英会話講座テクスト本文を、昨日までの累計で7830回音読したと前回ブログ(#5212)で書きました。今日はその副次効果を採り上げようと思います。

 今朝NHKラジオ「基礎英語Ⅱ」と「中高生のための英語」を聞いてみました。シャドーウイングもすんなりできるし、意味もそのまま頭の中に入ってきます。ゆっくり、そして一音一音はっきり聞こえてくるんです。「中高生のための英語」では先生の発音が一音一音明瞭でリズムが心地よいのがよくわかります。スキルが違う。
 シャドーイングだけでなくリテンション(一文を一時記憶して再生する、リプロダクションということもあります)も難なくできていました。
 高速音読の副次効果で一番大きいものはリスニング力のアップですよ。たとえば、180words/minの高速音読ができれば、同じスピードの台詞は聞き取れます。残る課題はは語彙力だけです。日常会話レベルの映画の台詞は聞き取れますが、企業もの、軍隊もの、法律がらみのストーリーなどは、そちらの語彙力がないと、単語は聞き取れても、意味が頭にすんなり入って来ません。
 驚いたのは、映画を見ているときに、NHKラジを英会話で出てきたフレーズがどんどん増えていることです。丸ごと覚えてしまっているので、その部分は「脊髄反射」的に理解できます。(笑) 頭使わなくていいのです。考える必要なしなのです。パッとわかっちゃいます。
 これらの事実から、定型表現や頻用表現を丸ごと覚えてしまえば、リスニングがずっと楽になるということが言えそうです。NHKラジオ英会話の本文はそういう文章が頻繁に出てきます。百回読めば、頭の片隅にちょこっと残ります。無理して覚えずとも、百回音読してみる、それで好いのです。

 NHKラジオ講座には英語だけでもいろいろありますが、いくつもやる必要はなさそうです。自分に向いたもの、好きなものを選んで、テクスト本文を週に各々100回読めばいい。「中高生のための英語」だって好いし、「ビジネス英会話」だって好い。大事なことは同じものを百回繰り返すことです。英語のリズムと文章が身体に沁みこんでいきます。頭で理解するのではなくて、目と口と舌と耳、つまり身体の感覚器官を使って覚え込んでしまいます。

 2月1日からペースアップして、月~木までの文を50回読みます。金曜日は復習回なので、それぞれを15回読んでいます。そして金曜日の問題文を2種類20回ずつ金土日の三日間読みますから、
「4日×50回+15回×4×3日+2×20回×3日=500回/週」
このペースなら、月に2000回ですから、半年で10,000回を越えます。
 30回に落とし、金土日曜日はお休みしたら、
「4日×30回=120回/週、480回/月」
10,000回をクリアするのに2年かかります。この間ぐらいでチャレンジしたらいいでしょう。

 50回/日はちょっとハードです。大きな声でやるとわたしの場合は喉がつぶれました。喉に異常を感じたら、声量を絞って、口パクでやります。口の動きや舌の動きは大きな声でやるときよりも大げさにやっています。映画を見ていると俳優さんの口の動きが大きい、そして出だしの子音がとっても強いのです。日本語の3~5倍くらいに感じます。NHKラジオ英会話よりももっともっと激しいのです。

 さあ、中高生のみなさん、そして大学生や社会人のみなさん、「10,000回音読トレーニング」にチャレンジしてみませんか?

 コストパフォーマンスはとっても悪いようですが、1年間で映画「ミセス・ダウト」のようなやさしい台詞の洋画を字幕なしでも理解できるようにはなりそうです。いまは字幕参考にしてます。しかし字幕を見てしまうと、台詞に集中できません。ジレンマです。どこかで字幕を見るのをやめる時が来るのでしょう。

<余談-1:量の目安>
 NHKラジオ英会話を利用して音読トレーニングを始めてから半年がたちました。読んだテクストのワード数は、
 1回平均が80ワードとすると、
 80語×週4回×4週×6か月=7680ワード
 高校3年生の英語教科書の1年半分程度ですので、量としては少ないです。
 アガサ・クリスティの"AND THEN THERE WERE NONE"が平均して1ページ240語だから、
 7680÷240=32ページ

 分量としてはとっても少ないので、英語で書かれた小説の朗読CDでトレーニングして定型表現や頻用表現を増やす必要がありそうですね。英文小説を10冊くらい読んだほうがよさそうです。いまは暇だからそういうこともやれます。
 19歳の時に司馬遼太郎の『竜馬がいく』6冊を5月の連休に読み耽って、これではいけないと、小説を読むのを10年間ほどやめたことがありました。もっと他に読むべき本があったからです。週刊エコノミストや岩波書店の月刊誌『思想』、現代思潮社の『現代思想』なども2年間ほど読みましたが、時間がもったいないのでそれらも大学3年の時にはやめています。
 若い時にしか読みえない難易度の高い本を選んで読み漁っていました。



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