SSブログ

#4982 新型コロナワクチンの正体②:血液脳関門を通過する May 28, 2023 [35.1 COVID-19]

 前回#4981では、大阪市立大名誉教授井上正康氏(分子生態学)は、mRNAはナノ粒子として加工され、PEG(ポリエチレングリコール)でコーティングされることで数か月間体内にとどまることを明らかにしてくれました。
 今回はナノ粒子であるmRNAがどうやって血液脳関門(Blood Brain Barrier:以下BBB)を通過するのか、通過したらどのようなことが起きているのかに言及することになります。
 BBBは血液と脳そして脊髄を含む中枢神経系の組織液との間の物質交換を制限する機構です。脳内に化学物質がないらないようにしているバリアー(防御壁あるいは遮断器)なのです。だから、通常はナノ粒子であるmRNAは通過できないのです。
*「ワクチン 何も知らないで死んでいる日本人」より
---------------------------------------------

 新型コロナの場合は、ACE2受容体(アンジオテンシン変換酵素2:angiotensin-converting enzyme 2)という血管の壁のタンパクを介して感染します。PEGは元々、細胞を融合させるために使っていた試薬なのです。だから、全身37兆個のすべての細胞のどこにでも入るということです。
(ナノ粒子であるmRNAがPEGでコーティングされることで細胞融合しやすくなっています)
 (ナノ粒子であるmRNAが)疑似ウィルスのような形で細胞の中にポッと注入できるようになっているんです。これ、リポソーム(liposome)と言って、これも1970年代にわたしもその研究をやってまして、いろんなタンパクには分解されないように脂質の膜に包んで与えるという、リポフェクション(lipofection)という言葉で盛んに研究されたんです。薬学の先生と一緒に研究してました、あの構造からみると非常に有効にmRNA遺伝子を細胞の中に注入する、しかも、全細胞に注入するというデザインになっています通常は薬=化学物質はBBBを越えられないんですが、PEGでコーティングされたナノ粒子のmRNAワクチンはBBBを越えられるのです。BBBなんてないに等しい、どこにでも入ると、だから、今回のワクチンを訴えた方は神経症状の方が多いんですね。例えば、ブレインフォグ(brain fog:頭がぼやーッとしてカスミがかかった状態で、新型コロナ後遺症特有の症状の一つ)とか、あるいは血栓症で血管が詰まって起こってくる症状と神経の中に入って起こってくる症状、2つのメカニズムで、そういうのがあのワクチンナノ粒子の構造であるということがわかりました。

 Blood Brain Barrier(血液脳関門)といって、特別なものしか通さない。一番通すのが砂糖、グルコースですね、それからアミノ酸。糖分やビタミンやアミノ酸だけはちゃんと通るんですけれど、おかしなものは全部排除しないと、神経のコンピュータシステムがすぐにショートしてダメになる。ですから薬(化学物質)は排除する、これが基本なので、唯一脂質に溶け込むものだけが神経障害を引き起こします。
(有名なものにダイオキシンがあります。ダイオキシンは脂肪に溶けやすい性質があり、神経毒性と生殖系への影響があります)
 そういうことで、新型コロナワクチンのナノ粒子は脳の細胞も含めて全身の細胞に入るということがわかっています。脳内でスパイク蛋白をつくると...

 1920年の春にポリオワクチンを作っていた研究所が(行った実験では)、スパイクそのものが血栓を作って、血管のACE2に結合すると、ミトコンドリアの代謝がおかしくなって細胞が死ぬと、だから、血栓症と血管障害が起こる血管のないのは角膜だけですから、全身どこでも同じ反応が起こりうるということがわかったので、これはほんとにたいへんなことになるということで、わたしもいい年をしてYouTuberをやっているんです。

<今までにない新病態が新型コロナmRNAワクチン接種で現れている>
 血栓ができるとショットガンで撃たれたようなショックが、当たり所が悪いところが傷害されると。だからもう、いままでわれわれが教科書で見たことのないようないろいろな症状がわあ~ッと重なってくるんです。ですから、いままでの医学教育を受けた医者では診断ができないと、そういうことで、検査しても「あんたどこも悪くないよ」「気のせいだ」とかね、何回もしつっこく言うともう精神病院へと言われてしまう。全身で起きている病態というのは、従来型の医療では対応できないフェーズになっているんです


<まったく新しい病態の出現:新しい診断基準と治療体系の必要性>
 わたしがいま一番重要視しているのは、そういう意味では新しい診断基準を作ること、そしてそれに立脚して新しい治療法体系をつくらなければならない。もう、耳鼻科、眼科婦人科...全科がポスト・ワクチン状態で、医学界全体がパラダイムシフトしなければならない。日本人の8割近くがSARS-CoV-2 mRNAワクチンを接種してますから、新しい病態の解明と、診断基準の作成、治療体系の構築をしなければなりません
----------------------------------------

<ebisuコメント>
 井上先生はご自分で細胞融合でPEGを使った実験したことがあったので、ナノ粒子であるmRNAをPEGゴーティングすると何が起きるか、経験智ですぐにわかったのです。幅の広い研究をしていらっしゃる。ファイザー社の資料を見ただけで、その危険性に気がついてらっしゃった。あとは坦々と調べて、この新病態の出現に対して、どのように対応すべきか、「医師有志の会」のメンバーと一緒に具体案を考え始めていらっしゃる。

 政府の専門家会議は、国立感染症研究所の職員か、元職員がほとんどです。感染症の研究者の集団と言ってよいでしょう。薬学の専門家からの意見が取り入れられていません。ワクチンを作るのは薬学の専門家ですから、薬学専門家の意見を聞くべきだと思います。前に、3回取り上げていますが、福島先生も薬学の専門家でしたね。

 さて、どの程度理解できたのか、書いてみないとその当否がわからないので、わたしの理解したところをまとめておきます。理解に仕方に問題があったら、どうぞコメント欄で教えてください。

 ブレインフォグは考え「考えがまとまらない(思考力低下)」、「気分が上がらない(抑鬱状態)」、「思い出せない(記憶障害)」などの症状です。新型コロナワクチン後遺症の症状として主なものの一つに挙げられています。
 ブレインフォグはPEGでコーティングされたナノ粒子のmRNAが血液脳関門を超えて脳や中枢神経に侵入し、脳内や神経組織でスパイク蛋白を産生することで引き起こされると考えられます。スパイク蛋白を産生する細胞は、免疫細胞から見たら、感染細胞なので、攻撃されます。ナチュラルキラー細胞(NKセル)の攻撃を受けたり、抗体が産生されて、炎症性サイトカインが分泌されて炎症が起き、分解されて貪食されることで、脳細胞や中枢神経がダメージを受けます。ようするに、自己免疫疾患を発症するわけです。どの程度のダメージなのか、完全に分解・貪食され回復不可能なのか、ある程度回復できるかどうかはわかっていません。大規模な人体実験をしているようなものです。
 産生されたスパイク蛋白は脳内の毛細血管内皮細胞が提示するACE2と結合してその細胞にダメージを与えます。この結合により、ミトコンドリア(細胞のエネルギーを生成する器官)に対するACE2の分子シグナルが阻害され、ミトコンドリアが損傷を受けて断片化されます。脳細胞や神経組織が破壊されます。

 脳の神経幹細胞に再生能があるいう論文が2019年に理化学研究所生命科学機能センターから提出されています。「神経細胞の再生能を発見」という論文です。いままで脳細胞は再生できないということでしたが、これも医学常識が変わったのですね。

 SARS-CoV-2ウィルスが血管内皮細胞のACE2受容体と結合して炎症を起こし、血栓をつくるのと同じことが、ナノ粒子のmRNAが細胞に入り込んで産生するスパイク蛋白だけで起きてしまうのです。弱毒化どころか、これではSARS-CoV-2ウィルスそのものを接種しているのとかわりません。PEGコーティングして血液脳関門をスルーできるので、SARS-CoV-2ウィルスよりももっと質(たち)が悪い。
 しかも、ナノ粒子のmRNAは数か月間も体内を分解されずに駆け巡ります。そして特定の臓器や器官に集まります。その臓器や器官では何が起きることになるのでしょう。これはいままでになかった病態です。新型コロナmRNAワクチンによって、産み出されたまったく新しい病態なのです。だから、今までの医学知識では医者はわけがわからないのです。まったく経験のないことが臨床現場で起きています。

 ACE2は細胞膜表面の酵素ですが、その機能は毛細血管内皮細胞の収縮と拡張をコントロールすることです。膜表面のACE2がスパイク蛋白のレセプター(受容体)として機能します。形状が合致するので、スパイク蛋白とくっつくのです。毛細血管の内皮細胞にスパイク蛋白がくっつくと、それは細胞膜を貫通して、内部に取り込まれます。免疫システムから見たら、感染細胞ですから、NK細胞や抗体の攻撃にさらされます。それで分解貪食されます。貪食するマクロファージやヘルパーT細胞やB細胞から炎症性サイトカインが産生されて、内皮細胞が炎症を起こします。
*「ACE2」
**「受容体」
 
 ACE2受容体の発現している細胞はまんべんなく分布しているわけではありません。副鼻腔粘膜、脳では扁桃体・大脳皮質・脳幹で発現が高く見られます。とくに脳の延髄呼吸中枢を含む脳幹の橋と延髄に多く発現しており、呼吸機能に障害が起きる原因の一つと考えられています。肺にはACE2の発現は認められません。血管内皮細胞も毛細血管に多く発現していますが、その場所も組織局在性があります。
 COVID-19に感染した患者では気管支と心筋にACE2の発現が見られるが、肺には発現していません。心筋の微笑血管にACE2受容体が発現しています。
*「ACE2受容体の体内分布」


 ブレインフォグは、偏桃体にACE2受容体が多く発現しことに関連している可能性がありそうです。ここは感情の中枢で、海馬と隣り合わせています。海馬は大脳辺縁系にあって、記憶や空間認識をつかさどる領域です。

 心筋の微小血管系にACE2が発現していますが、同時に膜タンパクであるCD31も発現しています。細胞膜にはさまざまな膜タンパク分子が発現しています、その数は100以上あるようです。CD31は血管内皮細胞に発現しているので、心筋に限りませんね。他の微小血管にACE2受容体の発現がどうなっているのでしょう?もうすこし調べる必要がありそうです。ACE2の局在性はおそらくCOVID-19の症状に関連しています。

 次回の話の中には、イタリアでワクチン接種後140日で亡くなった15歳の男子の司法解剖の結果が示されます。彼の精巣には精子が一つもありませんでした。スパイク蛋白だらけでした。つまり、ナノ粒子のmRNAが精巣に集まって、スパイク蛋白を140日にわたって産生していたのです。精巣の機能は壊れてしまっていました。こんな悲惨な事例は他にはないことを祈りたい。ナノ粒子のmRNAワクチンは体中を駆け巡って、主として肝臓、心臓、脾臓、卵巣、精巣に集まります。BBBをスルーするので、もちろん脳にも。詳細は次回アップします。

*「全国医師有志の会」
 元々は北海道本別町の医師が立ち上げた会です。
**「全国医師有志の会脱会宣言」
 これには、井上正康先生のお名前が出ています。「よい人なので頼まれると断れない」と書いてありました。固有名詞ではなくて「薬学者」と普通名詞で書かれているのも井上先生のことだと推察します。多数のメンバーがいるので、会の運営は問題もあるようです。井上先生ご苦労されているようです。


にほんブログ村


nice!(0)  コメント(0) 

#4981 新型コロナワクチンの正体:①DNAワクチンとmRNAワクチン May 27, 2023 [35.1 COVID-19]

 井上正康大阪市立大名誉教授(分子病態学)が「何も知らないで死んでいる日本人」という動画を5/26に公開しています。聞き手は衆議院議員の原口一博しです。40分間ほどのものですが長いので、最初の10分間の内容を紹介します。

 遺伝子を利用して体内で病原体のたんぱく質を作ると、作っている細胞自体が感染した細胞ですから、免疫細胞によって殺されます。アストラゼネカのDNAワクチンもファイザーやモデルナのmRNAワクチンもその点では同じです。SARS-CoV-2のスパイク蛋白を産生する細胞は、免疫細胞の攻撃を受けて殺されることになります。遺伝子を利用してスパイク蛋白を産生するという方法は、原理的にこうした問題を孕んでいます。副作用が大きいということ。
 もちろんDNAワクチンとmRNAワクチンには違いもあります。

<アストラゼネカのDNAワクチンについて>
 これは、体内で遺伝子組み換えによって、遺伝子を自分の細胞で作らせるというものです。永久にスパイク蛋白(以下、Sタンパクと略記)を作り続けるような仕組みなのです。
 これはたいへんなことだと思います。アストラゼネカのDNAワクチンを接種した人たちに、北欧でバタバタと死者が出て、北欧の国はどこも使わなくなりました。それで行き場を失って消費期限が迫っていた8000万本が日本へ。安倍総理(当時)との契約で...安倍総理はその経緯をご存じで、日本人にはほとんど打たせませんでした。九州地方で1万本接種に使った後、ワクチンが足りない台湾から譲渡の申し入れがあり、応諾しています。ところが、高齢者に優先接種したら、死者が続出して騒ぎになりました。台湾政府は「高齢者の次には、在留日本人に優先接種する」と公表しました。気がついたのですね、でも台湾政府は中国と対立しているので、日本とはうまくやっていきたいので、「大人対応」したのです。一切クレームは言わなかった。その代わり、「日本人に優先接種」を公表。嫌だったでしょうね台湾にいた日本人のみなさん。
 この事件があってから、日本のメディアはアストラゼネカの「ア」の字も言わなくなりました。「見ざる、聞かざる、言わざる」です。言ったら、遺伝子組み換えそのものだということがわかってしまうので、口をつぐんだのです。

<ファイザーとモデルナのmRNAワクチンについて>
 DNAワクチンが使えないことになりました。mRNAワクチンはすぐに分解するから安全だという説明が行われ続けています。「通常は」すぐに分解します。数十分で体内で分解されるものなのです。ところがすぐに分解してしまうと、細胞へたどり着くまでに分解してしまい効かないということになります。DNAを構成するAGCTをAGCUに一つだけ置き換えたのがmRNAです。ヤマサ醤油が製造しているメチルグリシン使って、Uのところにメチル基という炭素を1個入れることで、分解酵素が切れないようにしたのです。数十分で必要な部品(Sタンパク)をつくったら、さっさと分解されるのが「通常の」mRNAワクチンなのです。新型コロナmRNAワクチンは細胞内でSタンパクを効率よく産生するために分解されないような加工がなされているのです。こうして体内に入り込んだmRNAワクチンが何か月も安定にSタンパクを作り続けます。すぐに消えたらワクチンとして効果がないわけですから、メチルグラシンというシュードウリジンを使うことで、体内で長期間Sタンパクを作り続けるということができたのですが、そのこと自体はものすごく危ないことなのです。

 シュードウリジンは核酸化合物で、DNAやRNAの構成材料です。
*「DNAとRNAの構造と性質」 **「DNAとRNAの構造図」
***「DNAとRNAの塩基図」


 昨年ランセット(米国の医学雑誌)に掲載された論文に、接種された患者から1年半後に血液検査をしたら、Sタンパクが見つかっているということで、世界中でこうしたたくさんのデータが出てきているんです。

 こういう状況の中で調べてみると、mRNAは表面をポリエチレングリコール(以下、PEGと略記)でコーティングしていることに気がつきます。ワクチンが分解酵素で切れないようにしているだけでは足りずに、PEGでコーディングし、さらに延命しているのです。
 わたしは(井上正康教授)は熊本大学でそういう研究をしていました。たとえば、注射して5分で尿に排泄されるSOD(抗酸化作用を持つ酵素)という活性酸素を分解する酵素にPEGをつけると72時間に半減期が伸びるのです。3分の半減期が72時間に延びるというのはものすごいことなのです。PEGコーティングすることで半減期が1440倍になるということですから。
 モデルナ社とファイザー社のPEGでコーティングしたあの構造を見たとたんに、あれはものすごい長期にわたって、人では体内を循環するということが、パッとわかりました。
 その当時はまだ厚労省にデータがアップされてまして、マウスで48時間まで、どういう臓器に集まるかということをずっと見ているんです。そして血中の動きをみると、マウスではだいたい1週間が半減期です。マウスは1分間に600回の拍動ですから、人はその1/10で、だから人ではマウスの10倍以上の寿命があることになります。そうすると、人では何か月も血中で循環するものがあのナノ粒子の構造なのです。

--------------------------------------------

 ここまで10分間ほどの井上氏の説明です。
 アストラゼネカのDNAワクチンは遺伝子組み換えがなされて、DNAワクチンに感染した細胞がSタンパクを産生し細胞の外に放出し続けます。DNAワクチンに感染した細胞は免疫細胞の攻撃を受けていずれ死滅します。感染細胞が生きている限りSタンパクを放出し続けます。炎症性サイトカインが分泌されて、毛細血管が炎症を起こして血栓ができます。それで、脳梗塞や心筋梗塞、多臓器出血でたくさんの人が亡くなって北欧では、アストラゼネカのワクチンを使わなくなりました。日本のメデアは一切報道しなくなりました。厚労省への忖度でしょう。

 mRNAワクチンが数日で体内で分解されるというのは厚労省や感染症研究所に関係した専門家会議の嘘です。すでにエビデンスは出ています。
 mRNAではウラシルを有するウリジンがシュードウリジンに置き換わっています。そのことで体内の免疫機構を通過して、炎症が起こらないようにするのです。細胞内に侵入したmRNAは分解酵素によって分解されなくなり、Sタンパクを産生し続けます。数か月間、体内に分解されずに存在し続けるということです。「数日で分解される」という専門家会議の説明や厚労省のサイトの説明とまったく違っています。
 分解されにくいようにシュードウリジンで加工されたmRNAはさらにPEGで延命されます。マウスでの実験ではPEGコーディングしたmRNAワクチンは半減期が1週間ですから、10%になるまでには8週間かかるということになります。シュードウリジンでどれくらいmRNAワクチンが分解を免れるかについては10分間の説明では真だ出てきていませんが、井上氏は「人では数か月」と書いているところから推して、2-3倍くらいでしょうか。

 細胞内に入り込んだmRNAが酵素で分解されずに残り続けたら、その感染細胞はずっとSタンパクを産生し続けます。血管のあちこちが炎症を起こし血栓を起こしたり、炎症を起こした血管内皮が壊れて、血管の外に溶血します。脳梗塞と脳出血、心筋梗塞や狭心症などの心血管疾病、多臓器出血などの症状が現れます。よくこんなもの特例承認しましたね。感染症の専門家ばかりで、mRNAワクチンに関する専門家が「専門家会議」には一人もいなかったので、はじめの内はわからなかったのでしょう。
 ワクチン接種を繰り返すと、炎症性サイトカインと抗炎症性サイトカインの両方が出っぱなしになって、免疫レベルが下がってしまいます。それで、感染症や癌に罹りやすくなります。帯状疱疹や梅毒がコロナワクチン接種が始まってから顕著に増えているのは、mRNAワクチン接種を繰り返したので、免疫レベルが低下してしまった人が増えたからです。

 ワクチン接種後死亡数が2000名を超えていますが、ワクチン接種後死亡は全例解剖して原因をハッキリさせるべきでしょう。大規模な薬害訴訟に発展する可能性が強くなってきたので、厚生省はかたくなに、調べようとしません。
 ワクチン接種後超過死亡が+に転じたことは弊ブログ「#4970 捏造された超過死亡ライン」で解説しています。感染研の疫学センター長の鈴木氏が、超過死亡ラインの捏造をして、ワクチン接種と超過死亡に相関関係がないと主張しています。疫学センターで作成した別のグラフに基づいて予想死亡ラインを引くと、ワクチン接種後に超過死亡が+に転じたことがはっきりわかります。


にほんブログ村


nice!(0)  コメント(0) 

#4974 幻のサプレッサーT細胞 May 22, 2023 [35.1 COVID-19]

  新型コロナmRNAワクチンの副作用を調べているうちに、免疫システムについて知識が古いことに気がつきました。ネットで検索して色々調べて、4つのサイトからWORD文書にコピペして、眺めていたら、ヘルパーT 細胞(helper T Cell)とセットの概念のサプレッサーT細胞(Suppressor T Cell)が、過剰な免疫反応を抑制するT細胞として出てこないことに気がつきました。

 免疫を賦活する炎症性サイトカインを分泌するヘルパーT細胞、免疫を抑制するサプレッサーT細胞、便利な概念でした。免疫反応が過剰になれば、体中で激しい炎症反応が起きて、正常細胞を片っ端から傷害していき、生命が危機にさらされます。だから、そうした免疫の暴走、サイトカインストームを抑制する抗炎症性サイトカインがあります。アクセルとブレーキがあって、免疫システムに恒常性が保たれます。抗炎症性サイトカインを分泌するT細胞として、サプレッサーT細胞という概念が説明に用いられたのですね。ところが、研究が進んでいくと、存在しないことが分かった。ヘルパーT細胞とヘルパーT細胞の亜型が、その役割を担っていました。

 いまでは、サプレッサーT細胞の存在自体が疑われており、ないものとして扱われています。通常は炎症性サイトカインを分泌するTh-1(ヘルパーT細胞-1)が、特定の条件下で抗炎症性サイトカインであるインターロイキン10を分泌して免疫反応を抑制しています。Th-2は条件なしに抗炎症サイトカインのIL-10を分泌します。TGF-βも免疫抑制作用のあるサイトカインです。 

 1989年に出版された分子生物学の専門書で、免疫システムに関わる基礎的な概念をチェックしながら、ネットでの検索結果した文献に出てこない概念、(helper T Cellと対概念だった)Supressor T Cellがあったので、どうなったのだろうと気になり、更に検索してみたわけです。どうやらサプレッサーT細胞は仮説だったのですね。
  世界中で一番売れた『MOLECULAR BIOLOGY OF THE CELL second edition 1989』、細胞の分子生物学の教科書のような本に載っている概念でもそういうことがあるのに驚きました。

 免疫の分野は、COVID-19のメカニズムやmRNAワクチンの副作用研究で、さらに研究が進んでいるようです。なかなか手ごわい。

 調べながら書いていますが、免疫システムについてわたしが知っていることはわずかなものです。書いたことに間違いがあれば投稿欄で教えてください。

<余談:免疫に関する教科書兼参考書をつくる手順>
 4つのサイトから、オーソドックスなものを選び、ざっと読んでそれをコピペ。他の三つもコピペ。それでベースができ、そのまま保管。これを文書Aとします。
 この文書Aを編集加工して文書Bをつくります。知らない用語は、随時その近くに英語表記と解説を貼り付けていきます。
 こうして文書Bは自分用の教科書兼参考書となる。きれいなイラストがふんだんに入ったわかりやすいものがわずかな時間で出来上がります。いい時代ですね。
 自分の問題意識で、ネットから必要な情報を入手して、さらに入れ替えなどの編集、貼り付け、解説を入れていきます。
 2時間でA4判37ページの『教科書兼参考書』ができあがりました。便利ですね。
 高校生や大学生は好奇心がわいた題材でやってみたらいい。もあっているひとちろん、社会人のみなさんも。とっくにやってる人がいるね。

 手順をまとめると、
①サイトを検索して、材料を選択2~5くらいが目安⇒オーソドックスな教科書をつくるつもりで
②知らない用語の英訳と解説の貼り付け
③自分の問題意識で編集及び整理⇒問題意識に基づくコメント挿入作業=思索の深化
 三段階、簡単です。昔はサブノート作ってました。大事なところはイラスト自分で描いてました。時間は3-5倍かかりましたね。パソコン使っての情報収集&整理だと空いた細切れ時間でやれます。




にほんブログ村

Molecular Biology of the Cell (ISE). 7th ed.

Molecular Biology of the Cell (ISE). 7th ed.

  • 作者: Alberts, Bruce
  • 出版社/メーカー: W W Norton & Co Inc
  • 発売日: 2022/07/01
  • メディア: ペーパーバック
 第7版がでているのですね。


nice!(0)  コメント(0) 

#4973 新型コロナmRNAワクチンブースター接種7~8回で20匹のマウスが全滅 May 20, 2023 [35.1 COVID-19]

<最終更新情報>5/21朝6時 <余談-2:サイトカインと細胞性免疫や体液性免疫の関係>追記
 5/21午前11時半<用語解説:炎症誘発性サイトカインと抗炎症サイトカイン>追記

 酸化グラフェンがワクチンに含まれているか否かを#4960で、ファイザー社の一次資料をチェックして、低温電子顕微鏡で試料を観察するために、酸化グラフェンがコーティングされたグリッドを使っただけのことにすぎないことがわかりました。それを、ワクチンへ酸化グラフェンが混入していると誤読した(あるいは読んでいない)人たちが、思い込みでSNSで発信しています。ネット情報は玉石混交ですから、ご用心。ある程度は、元にしている情報を自分でチェックしなければ何が本当で何が嘘か判断がつきません。

 そのあと、新型コロナmRNAワクチンの副作用を#4970、#4971でとりあげて、今回が3度目になります。カテゴリ―「35.1 COVID-19」にまとめてあるので、左側の欄のカテゴリーをクリックすると並んで出てきます。

 さて今回は、ブースター接種に関する動物試験を取り上げたいと思います。
 東京理科大名誉教授の村上康文氏(薬学)はマウス20匹を使った新型コロナmRNAワクチンのブースター実験を実施しました。7~8回目で全滅、あまりにショッキングなので、社会に与える影響が大きすぎるので「半数が死亡」と論文に書いたと、東北有志医師の会のメンバーとのオンライン座談会で述べています。ほんとうは全滅だった。
 村上康文氏は免疫医学や癌抗体の専門家です。この座談会は3人でなされていますので、詳細は青字をクリックしてご覧ください。

 話の要点をいくつか取り上げて、コメントします。
①SARS-CoV-2スパイク蛋白は強い抗原性(=毒性)をもつ
②抗原性の強いワクチンは抗体価が高い状態で続けて打ってはいけない⇒ワクチン専門家では常識
③mRNAワクチンが体内のどの細胞に取り込まれるかはわからない。さまざまな正常細胞に取り込まれ、その細胞表面にスパイク蛋白が発現する。細胞膜表面にスパイク蛋白の突起がニョキニョキ出ている状態を想像してください。
④スパイク蛋白が発現した正常細胞がNK(ナチュラルキラー)細胞の攻撃を受けて貪食されてしまう
⑤IgG抗体には1~4のタイプがあり、IgG4が新型コロナmRNAワクチンのブースター接種によって急激に上がります。⇒免疫機能が落ちる
 
 日本ではすでに4回目接種が進められています。村上氏は5回目を接種するとかなり高い割合で死亡する人が出てくると述べています。村上氏の行ったマウス20匹を使った動物試験がどのような期間を置いてブースター接種をしたのかは座談会では出てきてません。人の場合にどうなるかはメーカーも動物試験すらやっていませんから、いきなり人間で実験するようなことになっています。メーカーは契約でワクチン接種による副作用については責任を負わない旨の免責条項が入れられているので、事故がたくさん起きても損害賠償請求ができません。日本政府の被害者救済法が適用になってワクチン接種後死亡2000例の中で15例のみが、因果関係アリと判定されています。解剖しなければ原因がわからないにもかかわらず、ほとんどの事例が剖検なしで、原因不明γ分類にされています。

 スパイク蛋白は強い抗原性をもつので同じ抗原のものを何度も打つのはリスクが大きいことは、ワクチン専門家の常識だそうです。専門家会議の分科会のメンバーには薬学者がいないのでは?知らなかったでは済まされません。感染研を中心とした狭い村社会での議論だけというのが実態です。

 ③と④はスパイク蛋白を細胞膜に発言している細胞がNK細胞の攻撃を受けて、分解・貪食されるということなのですが、自分の細胞を抗原として認識して炎症反応を起こすのは自己免疫疾患と同じです。炎症反応(サイトカインの分泌)だけでなく細胞そのものが貪食されます。DICや全身性エリトマトーデス、リュウマチなどの自己免疫疾患様の症状を呈することがあり得ます。

 ブースター接種によってIgG4抗体価が急激に上昇するのが⑤ですが、何が起きるかというと、IgG4は免疫を抑制する抗体(抗炎症反応を起こす)ですので、膜表面にスパイク蛋白を発現した正常細胞をNK細胞が攻撃するのを抑制してしまいます。それだけではなく、あらゆる免疫反応を抑制してしまいます。その結果、強い抗原毒性を持つスパイク蛋白がジャンジャンばらまかれるということ。免疫システムにはそういう仕組みがあるので、村上氏はmRNAワクチンは設計自体に問題のあるワクチンだと述べています。反応の仕方や程度は個体差が大きいからばらつきます。
 帯状疱疹がワクチン接種を始めたとたんに激増しているのは新型コロナmRNAワクチン接種の副作用と考えられます。梅毒も急激に増えていますが、これも繰り返しワクチンを打った結果、免疫機能が低下したことで説明がつくと述べています
 イニシエータ(発癌物質)を空気や水や食物と一緒に身体に取り込むことで、DNAの書き換えが起こることで正常細胞が癌化します。毎日数十~数百の細胞が癌化していますが、癌抑制遺伝子があり、免疫システムで癌化した細胞をNH細胞が分解・貪食して掃除してくれています。mRNワクチンを何度もブースター接種すると副作用でIgG4が急激に増加し、比率が高くなると、NK細胞の貪食能が落ちるのです。つまり、エイズや梅毒などの性感染症やインフルエンザ、新型コロナ感染症、癌になりやすいような体質に変わってしまいます
 村上氏は3回以上mRNAワクチンを接種すると、IgG1とIgG4の比率が変わってしまい、元に戻らなくなる懸念を表明しています。IgG4が増えることで、免疫レベルが低下して、免疫システムが不可逆な変質をしてしまうのです。
 免疫レベルが下がると変異株のCOVID-19に罹りやすくなります。つまり、ブースター接種をするとワクチンの効果がなくなるどころか、感染しやすくなります。そういうメカニズムが昨年あたりからわかってきたのです。

 血液の中をスパイク蛋白が流れると、抗体と結合してカタマリになります。抗原抗体反応と言いますが、その結果心筋梗塞や脳梗塞を起こしています。解剖すれば判明しますが、ワクチン接種後死亡のほとんどが解剖されずに、原因不明のγ分類になっています。

 ①~⑤を理由として免疫システムが壊れてしまいます。2回目までは復元されますが、3回目以降は復元されるかどうか、データがありません。動物実験をいきなり人間でやっているようなものです。5回も接種したら、免疫システムが壊れてしまい、将来どのような疾患にかかるかわかりません。あとからわかっても、ファイザー社を訴えることはできません。免責条項が政府との間にあるからです。メーカー側は、こういう訴訟リスクを知っていたのかもしれません。免責条項を入れなければ、人数が多いので数千億円ではすまない大型訴訟になります。

 今まで何度かmRNAワクチンを接種した人は次の接種をどうするかはよく考えましょう。同一抗原のスパイク蛋白を細胞内で生産するmRNAワクチンを5度も6度も打つなんて、薬学者の常識では禁忌です。専門家会議の感染症学者はそうしたことすら知らない様子。厚生労働省もいまだにブースター接種を勧めています。要するに専門バカの会議になっていたということ。

 感染症の専門家ばかりが集まって対策を考えるのではいけませんね。生物多様性と同じで、薬学サイドの人も、臨床サイドの人も必要です。感染症の専門家ばかりがメンバーになっていた専門家会議は国民の命にかかわる大きな論点を見逃していたようです。

<余談-1:IgGサブクラス>
 IgGとはimmunogloblin Gの略で、免疫グロブリンGということです。免疫グロブリンにはIgA, IgM, Ig, IgE, IgGの5つのタイプがあります。そして、市場の多いのがIgGで、4つのサブクラスに分かれています。
 IgG1:66%
 IgG2:23%
 IgG3:7%
 IgG4:4%
 この4%しかないIgG4が新型コロナmRNAワクチン接種で急激に増えます。IgG4が顕著に増えてくると、体のどこかに炎症を来して腫れが生じます。

 免疫グロブリンとは抗体としての機能と構造をもつ蛋白質で、血液中や体液中に存在しています。また、感染に有効な免疫として働く種類もあるため、治療薬としても使われます。


<余談-2:サイトカインと細胞性免疫や体液性免疫の関係>
 ヘルパーT細胞(helper T lymphocytes:Thと略記)は炎症性サイトカインを産生します。細胞性免疫では単球やマクロファージを活性化させることで感染細胞を殺傷します。体液性免疫ではThが産生する炎症性サイトカインはB細胞の抗体産生細胞への分化を促します。mRNAワクチンのブースター接種をするとIgG型メモリーB細胞が素早く反応し、B細胞が抗体産生細胞へと分化して、大量の抗体がつくられます。何度目かのmRNAワクチンによってスパイク蛋白が産生されると素早くB細胞が抗体産生細胞へ分化して、急激に抗原抗体反応を起こして血液中でカタマリとなり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。
 抗体が過剰になれば、抗炎症性サイトカインが産生されて、IgG4が増えて免疫反応を抑制します。抑制しなければ炎症性サイトカインの過剰で生命が危うくなるからです。新型コロナmRNAワクチンを何度もブースター接種されると、IgG4の比率が上がって、免疫レベルが低下します。村上氏は3回以上やると、免疫システムが破壊されて、IgG4の比率が高くなり、元に戻らなくなる可能性を指摘しています。免疫レベルが低下すると、帯状疱疹や梅毒、癌などウィルスが関係する疾患を発症しやすくなります
 マウス20匹による動物試験では、7~8回同一抗原のmRNAワクチンを接種したら、全滅したとも述べています。このままブースター接種を続けたら、史上最大の薬害事件を引き起こす可能性があります。それが薬学専門家サイドからの警告です。
 危機感をもった医系技官がいるとしたら、厚労省はブースター接種を勧めなくなります。そういう医系技官がいなければ酷いことになります。担当大臣も厚労大臣も勉強している暇はなさそうですから、感染症専門家のいうことだけしか耳に入りません。
 超過死亡数からの推計ではすでに十数万人が新型コロナワクチンで亡くなったと考えられます。このまま続けたら、隠しようがなくなるでしょう。


<用語解説:炎症誘発性サイトカインと抗炎症性サイトカイン>
 炎症誘発性サイトカインはTh1細胞、CD4+細胞、マクロファージ、および樹状細胞から分泌されます。重要な炎症誘発性サイトカインは、IL-1, IL-6, TNF-αの三つです。これらのサイトカインは、他のサイトカイン受容体の種類とは構造的に異なる1型サイトカイン受容体(CCR1)を介してシグナルを伝達します。それらは細胞性免疫応答を調整するのに不可欠であり、免疫系を調整するうえで重要な役割を果たしています。炎症性誘発サイトカインは、概してウィルスなど細部内病原体の制御と根絶を狙いとして、免疫細胞の増殖、細胞活性化、分化、および感染部位へのホーミングを制御します。
 IL-6は他メンサ養成のサイトカインであり、免疫系に影響を与えるだけでなく、他の生体系や細胞増殖の調節、、遺伝子活性化、増殖、生存、および分化など多くの生理学的事象にも作用します。IL-6は、探求、線維芽細胞、内皮細胞など、さまざまな種類の細胞により産生されます。刺激を受けると、IL-6は、マクロファージ、T細胞、B細胞、肥満細胞、グリア細胞、好酸球、ケラチノサイト、および顆粒球など多くのさらなる種類の細胞により分泌されます。IL-6はいくつかの種類の白血球、および肝臓での急性期蛋白質の産生を刺激します。とくにB細胞の抗体産生細胞(形質細胞)への分化誘導において重要です。IL-6がその受容体に結合すると、JAK(Janusキナーゼ)キナーゼの活性化やRasを介したシグナル伝達の活性化などの細胞事象が開始されます。

 サイトカイン産生が誤制御されると、重度の炎症(例えばサイトカインストーム)が引き起こされる場合があります。異常な炎症誘発性サイトカインプロファイルまたはTh1/Th2サイトカイン応答のバランスの変化は、ウィルス感染の制御に置いて役割を果たし、ウィルスの持続性につながることが示唆されています[パルボウィルス]。発言だけでなく、炎症誘発性とTh1/Th2サイトカイン・パターンの土王帯のバランスが、ウィルス所kyと免疫系の止血に重要です。
 いくつかのインターロイキンは、自然免疫と獲得免疫を抑制することにより炎症の制御に関与しています。IL-10、IL-37、およびIL-38は、IL-18Ra(IL-R5)やILR-6などの阻害性受容体に結合することにより、T細胞の活性化と増殖を制御するものの1つです。IL-38はB細胞とマクロファージにより産生され、IL-1、IL-6、IL-17、IL-22、およびTNFを阻害します。
 免疫応答の誤制御は、サイトカイン放出症候群またはサイトカインストームと呼ばれるワイトカインレベル及びケモカインレベルの大幅な上昇につながる場合があります。この現象は、不十分な抗炎症性反応と組み合わされた侵襲性の炎症誘発性反応を特徴とし、その結果、免疫応答の恒常性が失われます。

 複数の原因がサイトカインストームにつながる場合があり、これはSARS-CoV-2の感染症の罹患率と死亡率の主要な原因であると考えられているため、近年医学研究で注目されています。
 SARS-CoV-2ウィルスは、主にウィルスの拡散ではなく、免疫系の過剰刺激に起因する重度の肺障害を引き起こし、強力で制御不能な炎症につながる場合があります


 そうだとしたら、ブースター接種によってmRNAが細胞内に取り込まれてスパイク蛋白をジャンジャン産生しだすと、メモリーB細胞とメモリーヘルパーT細胞が素早く抗体をつくりだし、同じメカニズムでサイトカインストームが起きて、重度の肺障害を起こし、強力で制御不可能な炎症につながるのではないかね。

*「誘発性サイトカインの概要」より引用



にほんブログ村

nice!(0)  コメント(0) 

#4971 新型コロナワクチンが体内で分解される期間は6か月以上? May 18, 2023 [35.1 COVID-19]

<最終更新情報>5/19午前11時 <余談-1>と<余談-2>追記

 前回の弊ブログ#4970で書いたことをまとめておきます。そしてあらたな問題を一つ取り上げて検討したいと思います。それは新型コロナmRNAワクチンが体内で分解されるまでどれくらいの時間が必要かということです。これは副作用での死亡事故にも密接にかかわる問題です。

 国立感染研疫学センター長鈴木基氏が作成し、副反応検討部会(2022年2月18日)で説明に使われたグラフをもう一度見てください。
「施設高齢者 接種ピークと超過死亡ピーク」

1回目4/12接種の後、翌週から超過死亡になって、2週間遅れの4/27に超過死亡のピークが来て、前後5週間続いています。二回目接種のピークは5/18日ですが、二回目超過死亡のピークが6/6週になっているので3週間のタイムラグがあります。
 優先・先行接種であった第1回目の接種対象者は、施設入居のうち長期入院の高齢者でした。施設入居で長期入院はほとんどが寝たきりということ。2回目の接種対象者も施設入居の高齢者です。一般高齢者の1回目接種のピークは6/10、2回目接種ピークは6/29です。1回目の超過死亡は6/20日の週に一時終了し、超過死亡の再発が7/25週~9/26週まで続いています。

 施設入居の高齢者は接種のピークから超過死亡のピークまでおよそ2週間のタイムラグがあり、一般の高齢者のワクチン接種と超過死亡には、途切れがあって、ばらつきが大きくなっています。その幅は1.5週から14週です。

 長期入院の高齢者は寝たきりの人が多い。寝たきりになると著しく免疫機能が落ちます。ワクチン接種後、mRNAワクチンが細胞内へ入り込むことで、SARS-CoV-2スパイク蛋白がどんどん産生されます。コロナウィルス・スパイク蛋白に対する抗体がT細胞で産生されて炎症性サイトカインが分泌されることは前回述べました。炎症性サイトカインが過剰になれば、免疫機構が働いて抗炎症性サイトカインが分泌され、サイトカインストームは制御されます。ところが、寝たきりの老人は、免疫レベルが下がっており、炎症性サイトカインの反応も抗炎症性サイトカインの分泌もともに悪く、サイトカインストームが起きても制御できない人がいるようなのです、衰えた免疫反応にも個体差が大きいということですが、その結果毛細血管内皮細胞がダメージを受けて穴が開き血液が血管の外に漏れ出てしまいます。毛細血管が炎症を起こすことで微小血栓も生じます。出血と血栓が同時に起きるのです。いままでにない病態ですから、臨床医はまごついています。もちろん免疫反応の良い若い人にも起きえます。サイトカインストームが起きたら、微小血管の内皮細胞が傷つき脳も含めた多臓器で出血を起こしたり、微小血管に血栓ができて梗塞が起きます。血管が詰まってそこから先が壊死し始めます。制御系T細胞が活発に働いた人は、免疫レベルが低下します。ブレイクスルー感染することになります。炎症性サイトカインの分泌が抑制されるので、癌にもかかりやすくなります。このようにして免疫システムがダメージを受けることになります。
 運悪くサイトカインストームを起こして、抗炎症性サイトカインの分泌が悪いケースは死に至ることになります。解剖したら、くも膜下出血や小脳出血が診られる(26歳看護師)、あるいは多臓器で出血が起きています。
 問題はどれくらいの確率でそういうことが起きているのかということです。100万人に10人なら許容できるでしょう。とてもそんなレベルではなさそうです。病理解剖すれば簡単に判断できるのに、していません。

 一般の高齢者は自分で歩けるから、施設で寝たきりの長期入院者に比べていくらか免疫機能がしっかりしています、個体差が大きい。それで、副反応による超過死亡が1.5-14週にばらけているのではないでしょうか。わたしの推論です。

 ここでひとつ疑問が生じます。SARS-CoV-2 mRNAワクチンは体内ですぐに分解されるのではなかったのか?ところがワクチン接種と超過死亡のタイムラグとばらつきをみると、数週間から10週を越えてサイトカインストームが起きているようなのです

 mRNAワクチンがどれくらいの時間で体内で分解されてしまうのかに関する情報をネットで検索してみたら、厚生労働省の「新型コロナワクチンQ&A」というサイトがヒットしました。
mRNAは接種後数日以内に分解され、作られるスパイク蛋白も接種後2週間でなくなると言われています

 執筆しているのは、国立国際医療センター感染症専門医の忽那賢志氏で、アップしたのは2021年6月30日です。す。テレビによく出ていた方です。
(後述しますが、2022年5月16日のJournal of Infection誌に載った論文にはワクチンの効果が10%にまで落ちるのに6-7か月かかると書いてあります。それから1年たつのに、厚生労働省の忽那氏の解説は一向に訂正される様子がないです、そのまま。事実と違うのですから、速やかに更新されるべきですが、厚生労働省はやるつもりがなさそうです。)

 忽那氏は「...と言われている」と書いているだけで、エビデンスがありません。忽那氏がエビデンスを注記していないだけで、分解速度に関する実験データがあるのかもしれません。
 継続して探してみます。抗体価を測ることでやれると思うのです。mRNAが分解され、スパイク蛋白が細胞内で産生されなくなれば、抗体価は下がるはずですから。
 ワクチン接種と超過死亡のグラフを見ていると、とてもこんな短時間で分解されているようには思えません。分解されてスパイク蛋白の産生が2週間でストップするなら、数週間後に起きるサイトカインストームによる死亡の説明がつかないからです。
 新型コロナmRNAワクチンが体内で分解されるのに要する時間に関する研究はないのだと思います。わたしがネットで検索した限りでは見つけることができませんでした。
 さて、エビデンスもない私的な見解を、感染症の専門家が厚生労働省のサイトであたかも事実であるかのように記載するのは、いかがなものでしょう?

 高齢者で免疫機能が著しく低下している高齢者は、ワクチン接種による死亡リスクが高いのです。高齢者でなくても免疫機能が弱るような疾患を抱えている人は抗炎症性サイトカインの分泌が悪ければ、サイトカインストームを引き起こします毛細血管内壁が炎症で傷つけば、血管の外にでますので、脳内で起きれば脳出血、肺や心臓で起きれば多臓器出血、そして自己免疫疾患例えば全身性エリスマトーデスのような疾患を引き起こしたり、長期にわたって倦怠感が残ったり、脳血管が炎症を起こすとボーっとして頭が回らなかったりというような症状に見舞われます。それらの毛細血管に生じた炎症が治るまで何か月もかかるでしょう

 さて、そろそろ、今回のまとめを書きます。
 寝たきりの老人は、新型コロナmRNAワクチンは打たぬ方がよいということ。免疫レベルが下がっているので、抗炎症性サイトカインの分泌が悪く、ワクチン接種後数週間で死亡するリスクが大きすぎます。これ、いままでの臨床治験を老人対象にやったら、認可されないワクチンです。
 ワクチン接種後死亡事故のほとんどが高齢者です
 新型コロナとは何か、mRNAワクチンとは何か、それはどれくらいの期間で体内で分解されるのか、サイトカインストームはどのようなメカニズムで起きているのか、など、自分で調べて、考え、判断したほうがよさそうです。

 政府見解を鵜呑みにすべきではありません。前回のブログ#4970で述べたように意図的なデータ捏造すらやっていますし、エビデンスのないことを厚労省のホームページで感染症専門医が解説しているのですから
 NHKも「大本営発表」をそのまま垂れ流しています。政府見解をチェックしていません。それどころか、政府見解に沿ったニュースの捏造までしていました。「ワクチン接種後死亡した人」の遺族へのインタピューを「新型コロナに罹患して死亡した人」の遺族と捏造したニュースを流し、謝罪に追い込まれたことは前回詳しく書きました。NHKには科学文化部というさまざまな分野の専門家を集めた部門がありますが、機能していませんね。
 感染症専門医も、厚労省の医系技官も、NHKもどうしてこんなにいい加減になったのでしょう?

「ワクチン接種が原因で亡くなった人はいません。そういう虚偽情報がSNSで流されているので注意しましょう」と厚生労働省のサイトでも、NHKのサイトでもいまだにそのままです。このような情報自体が虚偽情報です。
 2000人を超えるワクチン接種後死亡事例の内、15例が審査会でワクチン接種による死亡例として認定され、被害者救済法での補償がなされています。

<余談-1:ワクチンと抗体価の関係>
 新型コロナmRNAワクチンの効果持続期間に関するデータがありました国立長寿研究所の職員のデータJournal of Infection誌に掲載されたもの。2021年6月の定期検診時のデータと12月の定期検診時のデータです。
 6月の定期検診時のデータでは、年齢が高いほど、ワクチン接種後の抗体価が低い傾向があります。高齢になるほど免疫反応が鈍くなっているよう見えます。⑥のグラフをご覧ください。
 「年齢階層ごと⑥ 2回目接種後日数ごと⑦の抗体価」、⑥は横軸に抗体価を縦軸に摂ったグラフです。⑦は「2回目接種後の抗体価」グラフは横軸に2回目接種後の日数、縦軸に抗体価をとったグラフです。
 ⑦のグラフは3つのグループに分かれています。一つ目は0~12.5日までのAグループ、二つ目は25~37.5日のBグループ、三つめが一番数が少なく62.5~100日のCグループです。37.5~62.5日までが空白になっています。
 Aグループの抗体価は0~6000までで分布が一番広い、中央値は3000弱のあたりにあります。Bグループは一つを除くと0~4000強の分布で、中央値は2000弱辺りにあります。Cグループは0~3000の間に分布しており、中央値は1000付近、12例しかありません。

 12月定期検診時のデータでは、「基準値よりも高いものの、接種後6~7か月で抗体価が10%程度まで低下することがしめされました」と書いてあります。6月の健診データでは三つのグループの中央値は35日くらいのところにあります。Bグループの抗体価の中央値は2000付近です。次のようなコメントが付されています。
接種からの日数が経つにつれて抗体価が低下し、接種後3~4か月での抗体価が、接種後1か月の被験者に比べて、約30%に低下していることがわかりました
 これは、mRNAワクチンの効果が3~4か月間継続していることを現しているのではないでしょうか?被験者が新型コロナに感染して、抗原抗体反応が起きない限り、抗体価が高くなることはないはずです

 感染症専門家の忽那氏が2022年5月16日のJournal of Infection誌の掲載されたデータを知らないわけがありません。ではなぜ「...と言われている」とエビデンスとはまったく違うことをそのままにしているのでしょう?忽那氏は「mRNAは数日で分解され...」と書いているので、それとこの論文記事は矛盾しています。不都合な真実です。だから、厚生労働省のサイトの「新型コロナワクチンQ&A」「感染症専門医が解説!わかってきたワクチンの効果と副反応」の説明を訂正しないのだろうと思います。

 抗体価が接種後の値の10%に低下するのに6~7か月かかるというのは、スパイク蛋白がmRNAワクチンによって産生され続けていることを現していませんか?
 
<余談-2:不都合な真実と厚生労働省や専門家会議の嘘>
 国立感染症疫学センター作成のグラフ「②ダッシュボード」では、mRNAワクチンとワクチン接種後の超過死亡に強い正の相関関係があることが示されていました。副反応検討部会で公表されたグラフですが、センター長である鈴木基氏作成のグラフとこの「ダッシュボード」の矛盾を指摘したメンバーは一人もいませんでした。
 これとは違う研究がJournal of Infectio誌に掲載されています。ワクチン接種後抗体価の減少を国立長寿研究所の職員の定期検診時に追いかけた研究です。その研究では、抗体価が10%に低下するのに6-7か月かかることが判明しています。厚生労働省のサイトにある忽那医師の説明「...数日で分解されると言われている」はこの研究とは相いれない主張です。忽那医師がおなじ感染研グループの論文を読んでいないはずがありませんから、意図的に無視したということ。そこには不都合な真実がありそうです。
 最優先で先行接種を受けたのは施設長期入院の高齢者たちでした。ほとんどが寝たきりだったでしょう。ワクチン接種後1週間目から超過死亡が現れています。ワクチン接種と超過死亡には強い相関関係があります。仮に、サイトカインストームを起こしてワクチン接種後1か月以内に、呼吸困難や脳出血や多臓器出血で亡くなったとします。亡くなる直前あるいは直後に検体を採取して抗体価を測ると、抗体価は高いので、新型コロナ患者と診断されるでしょう。抗原検査でもスパイク蛋白が産生され続けていますから、抗原検査陽性で新型コロナ患者となります。つまりどちらも新型コロナに感染して亡くなったと診断されます。司法解剖されたときにのみ、ワクチン接種による死亡か否かの診断が可能になるでしょう。

 なお、わたしは感染症の専門家でもありませんし、医師でもありませんので、書いてあることに間違いがあれば、ご意見をいただけるとありがたい。

(16年間最大手の臨床検査センターで仕事をしたことがあるだけ。産学協同の2つの研究でプロジェクトマネジャーをやっています。一つは臨床検査項目コードの日本標準制定に関する産学協同プロジェクト。1991年に最初の臨床検査項目コードを臨床病理学会櫻林郁之助教授(自治医大)が公表しています。いま日本中の病院やクリニックのコンピュータシステムがそのコードで動いています。もう一つは慶応大学産婦人科とのMoMつに関する日本人基準値制定のための産学共同研究プロジェクトでした。数年前に新しい出生前診断検査法が開発されたので、その役目を終えました。白人の基準値を100とすると、黒人が120,日本人が130という予想外の結果になってます。この結果は日本人のルーツは南アフリカ起源ではない可能性を示しています。
 SRLと帝人の治験合弁会社設立と黒字転換の仕事を経験しているので、臨床治験には多少の知識があります。親会社(SRL)の社長の近藤さんの直接の指示で経営していただけのことですから、臨床治験の専門家とは言い難いですね。創業社長の藤田光一郎さんとそのあと社長を継いだ近藤さんの「特命係」であったことはたしかです。(笑)) 


にほんブログ村


nice!(0)  コメント(0) 

#4970 捏造された超過死亡ライン:COVID-19統計データの嘘 May 16, 2023 [35.1 COVID-19]

<最終更新情報>5/17午後10時半 NHKの捏造報道を<余談-4>に追記
 5/22午前11時追記 <余談-5:ワクチン接種と超過死亡のグラフ>医師・医療ジャーナリスト森田洋之氏



 mRNAワクチン接種と超過死亡数の増加には相関関係がないという、国立感染研のデータに意図的な捏造があり、実際には、ワクチン接種と超過死亡数の増加に強い正の相関関係があったとしたら、いったい何がどのように変わるのだろう?

 SARS-CoV-2 mRNAワクチン接種と超過死亡数増加に正の相関があると假定したら、それはワクチン接種を原因とする死亡があったということになる。第一回の高齢者対象のワクチン接種は施設で介護されていた寝たきりの老人たちになされた。次いで、65歳以上の老人対象になされている。この2回のワクチン接種のあと超過死亡数が+ならば、ワクチンの毒性*(余談-1で後述)で投与された老人たちが亡くなったということだ。では何人くらいなくなったのか、根拠は後で示すが18000人だという推計があるので、紹介したい。
 「いしきひろし」という名の人が発信しているサイトで「河野ワクチン事件(0)」というタイトルになっている。長い記事だから、読むのに骨が折れるので、かいつまんで要点を紹介する。

 重要なグラフが3つ出てくる。二つは国立感染研の鈴木基という人が作成したもので、次のふたつがそれである。
「F全国65歳以上死亡数(週単位)」
「日本の超過及び、過少死亡数ダッシュボード」

 もうふたつは、①と②の図をくっつけて、グラフの山を比較したものである③と、①を②のデータに基づいて超過死亡数の閾値を修正したもの。これらは「いしきひろし」さんの作成したものである。
「上・ダッシュボード、下・鈴木グラフ」
「T全国65歳以上死亡数(週単位)」

 区別をつけるために、①には「偽」であることを示す”F”を、③には「真」であることを示す”T”を先頭に付加します。クリックすれば、グラフを開けるようにしておきます。両方が「真」であることはあり得ません。どちらかが「偽」であるか、両方「偽」であるかのどちらかです。

 ①グラフを作成した鈴木基氏は国立感染研疫学センター長です。
 ②のグラフは鈴木基氏が責任者である「サーベイランス研究班」が作成しました。
 
 ③のグラフを見てもらうと、2021年4月12日からの高齢者接種後の死亡者数の山は①と②のグラフで一致していることがわかります。
 ②のグラフには超過死亡は棒グラフの先端に「+」のマークが付けられています。ところが、①のグラフを見ると、②のグラフの後半の部分の「+」マーク部分は「過少死亡」になっています。記号はついていませんが、過少死亡数ですから「-」ということ。つまり、②のグラフで超過死亡になっているのに、②のグラフは過少死亡になっているという矛盾したグラフになっています。

 ②のグラフには「予測死亡者数」のラインが点線で載っています。それを基準にしたら、①の右側のグラフは過少死亡ではなくて超過死亡でなければなりません。②の「ダッシュボード」を真としたら①は偽で、何らかの意図の下に捏造されたグラフということになります。

 なぜこんなことが起きたのでしょう?
 鈴木基氏が①の超過死亡ラインを上の方へ持ち上げてしまったからです。
 ②のグラフ予測死亡者数を①のグラフに記入したのが④のグラフです。④のグラフが②のグラフと矛盾のないグラフです。
 
 なぜ、鈴木基氏はこんな稚拙な操作をしたのでしょう?
 2022年2月18日の副反応検討部会で鈴木基氏は①と②のグラフを示して、ワクチン接種と超過死亡には相関関係がないと説明しています。分科会のメンバーはそれを了承しています。脇田隆二座長も了解してます。

 どうしてこんな簡単なインチキが見抜けなかったのでしょう。わたしでも、二つのグラフを見ただけで、説明をしてもらわなくても、グラフの捏造もその意図もわかります。いしきひろしさんはメンバーの一人の伊藤清美さん(武蔵野大学)が居眠りしていたと、そのときの動画の静止画をアップしています。緊張感のなミーティングですね。これではグラフの矛盾に気がつきません。学生に笑われます。問い合わせに対する対応も、学者としての資質すら疑わせる不誠実なものです。教えている学生のためにも、いまから誠実に対応なさったらいかがでしょう?
過ちては改むるに憚ること勿れ
 一時の気の迷いで間違いを犯すのはよくあることです。だからこそ、自分の背中で教えましょうよ。それが大学で学生に学問を教えることを生業とする人間の矜持ってものじゃありませんかね。

 高齢者への1回目のワクチン接種のピークから1週間遅れで超過死亡数のピークが現れ、2回目のワクチン接種の後、3週間遅れで超過死亡数のピークがはっきり出たグラフもあります。
「施設高齢者 接種ピークと超過死亡ピーク」

 このグラフから言えることは、先行接種した病弱高齢者は1週間で亡くなった人が多いということ。体力がそれよりは少しある次の施設高齢者は超過死亡のピークが3週間遅れで来ています。残酷な事実です。

 いしきひろしさんは、高齢者対象の2回のワクチン接種で18000人が亡くなったと推計しています
 分科会のメンバーや厚生省の官僚に問い合わせてもいままでのところ全員からなしのつぶてです
 これが事実なら、SARS-CoV-2 mRNAワクチンは大規模な薬害事件に発展します。
 関係者のみなさんはだんまりを決め込んでいますから、薬害事件にならない可能性の方が大きい
 これを事実と認めたら、国立感染研のメンバーなら、居場所がなくなります。厚労省の官僚なら、内部告発者として将来が危うくなります。でも、恥ずかしいことをしているというキモチは心のどこかにあるでしょう。
 どちらも国家公務員でしょうから、公僕です。エゴは棄てて、公僕としてなすべきことをなせと言いたいところですが、皆さん自分の生活と未来の地位の方が大切です。
 国民のために国会で取り上げる自民党国会議員や公明党国会議員はいませんかね。健全な保守主義を標榜するなら、国民の命を守るために動かなきゃ嘘ですよ

 いしきひろしさんのサイトの記事は、新しい展開があれば、随時追記・更新されていくようです。

<余談-1:mRNAワクチンは凝固系障害を引き起こす>
 「ワクチンの毒性」と2番目の段落で書いたが、それはこのワクチンによって引き起こされるサイトカインストームによって、老人の中でも体力の弱い、免疫機能が弱っている人からなくなったということを指しています。
 SARS-CoV-2 mRNAワクチンは、細胞内に入り込むとSARS-CoV-2のスパイク蛋白(抗原)を次々に産生します。すると免疫反応が起きて、スパイク蛋白に対する抗体が産生されます。実際にウィルスは入ってきていないのにスパイク蛋白が過剰に産生されれば、免疫反応も過剰になり、T細胞が活性化してサイトカインストームが起きます。
 なぜ体力の弱った老人がサイトカインストームを起こして死亡するのかはよく考えてみると当然のことです。免疫機能が弱っているので、サイトカインの分泌をコントロールする機能が弱くなっているからと言えそうです。サイトカインの分泌を促す因子と、それを抑制する因子がありますが、ウィルスのスパイク蛋白でT細胞が活性化されると、mRNAが細胞内に入り込んで抗体が必要以上に分泌されても抑制因子が弱くて機能せずに、サイトカインストームを起こしてしまうのではないかとわたしは考えています。免疫機能が強い人は抗体が過剰になれば抑制因子が機能し始めて、サイトカインの分泌が抑えられていきます。
 車にたとえると、サイトカイン賦活化を上げますが、ブレーキの効きが悪いために制限速度を超えてしまうのです。時速200㎞に速度が上がって事故を起こしてしまうようなものです。若い人はブレーキの利きもいいから、速度コントロールができて滅多に事故らない。
 サイトカインストームとは免疫システムの暴走現象を表します。それが、血管内皮細胞に炎症を起こして、溶血あるいは血栓をつくります。溶血が脳で起きれば脳出血、身体の臓器で起きれば多臓器出血で死に至ります。血栓が毛細血管でつくられたら心筋梗塞や脳梗塞を起こします。急性呼吸逼迫症候群も引き起こします。
 そういう副作用のあるワクチンですから、日本人を対象にした臨床試験が必要でした。とりあえず緊急で使用許可しても、そのあとで追試すれば副作用の程度や範囲がわかります。そうしたことを一切やっていません。日本の医療行政はわたしたちの命を守るためにあるはずですが、実際には奪うことに加担しています。

 補足:炎症性サイトカインにはTNF-α、IL-1、IL-6,IL-8、IL-12、IL-18があります。T細胞から分泌され感染防御機能を高めます。
 抗炎症性サイトカインにはIL-10,TGF-βがあり、炎症性免疫反応が過剰にならないように炎症を抑制する効果があります。
 

<余談-2:国立感染症研究所の由来>
 この組織のルーツは戦前の伝染病研究所であり、それを支えていたのは陸軍。軍の特徴は『自前主義』と『情報非公開』の二つです。意図的な情報操作も常套手段です
 どうやら国立感染症研究所関係者がCOVID-19の情報を独占したのは組織の遺伝子のなせる業のようです。発足当時の専門家会議のメンバー12人の内、感染研に所属しているもの2名、元研究員だった者5名、合計7人いました。「文春オンライン2020年4月17日」の記事に載っていました。1947年に国立予防衛生研究所が設立され、戦前に設立された国立伝染病研究所の研究者の半数が移籍します。これが、国立感染症研究所のルーツです。
 感染研は研究者の集団で、臨床現場で治療に当たったことのあるものはほとんどいません。そのルーツを考えると当然に聞こえます。

 永寿病院でコロナで入院患者24人が亡くなったことがありましたが、この病院には元731部隊の医師が3人います。731部隊の正式名称は「関東軍防疫給水部」でした。この部隊は終戦直前にハルピンから真っ先に逃亡して帰国しています。その後、感染研の研究者となったものが多い。米国は731部隊の人体実験データが欲しくて、それを渡すことを条件に、戦犯としての追及をやめています。
 分科会の座長の脇田隆二氏は国立感染症研究所の所長です。

<余談-3:エイズサーベイランス委員会との類似性>
 5/16午後11時追記
 エイズ騒ぎは1985年頃からでした。臨床検査項目としてはHIV検査でした。エイズサーベイランス委員会というのが立ち上げられました。メンバーの半数以上が国立感染研の研究者ではかなったかと推測します。
 医師⇒保健所⇒エイズサーベイランス委員会
 こういうルートで、HIV陽性者数がカウントされたのです。このルートはコロナと同じです。著しく違ったのは民間検査センターへHIV検査のほとんどが出されていたことです。
  1988年のHIV新規陽性者数をみると23件です。ところが最大手検査センターのSRLでは毎日陽性検体が出ていました。年間でおよそ500件です。陽性検体は全数遺伝子検査であるウェスタンブロット法で確認検査していました。だから、百パーセント確実なデータです。この時期、江東微研もHIV検査を受注していましたし、業界2位のBML社も受注していましたから、1988年は年間1000以上のHIV陽性検体があったと思います。HIV検査が激増したので、BSL3の仕様で「エイズ検査室」を新たに作りました。こんなにハイスペックな検査室はHIV検査には不要なのですが、1段階上のスペックで検査員の事故を防止するというのが、SRLの方針でした。遺伝子組み換えができるレベルの仕様の検査室です。HIV検査を担当している人たちは、「この部屋がラボでは一番安全だ」と言って笑ってました。HIV検査依頼でない検体にHIV陽性患者の検体がまざっているのはあたりまえですからね。
 購買課で機器購入を担当していたので、設備の発注はわたしが購入申請書を審査しており、発注もしていたので記憶にあります。メーカーとの検査機器の共同開発や最先端機器の調査・導入もやっていました。2年半ほど。
 翌年、学術開発本部へ異動していますが、本部内で学術情報部長へ厚生労働省からHIV検査痛について問い合わせがあったか確認してみましたが、ナシでした。本部長のI取締役がわたしの直属の上司でしたので、彼にも確認しましたが、ナシでした。SRLだけでも500件もHIV陽性が出ているのに、エイズサーベイランス委員会の発表ではHIV陽性は23しかありません。あきれてました。HIV検査新規陽性者の推移グラフへのリンクがが#4198に貼ってあります。
 実際の1/50以下しかつかまえていませんでした。HIV新規陽性者数が少ないということで、日本だけが何もしませんでした。その結果、先進国で日本だけエイズ患者が増え続けました。あれは医療行政の人災でした。
 詳しい話は、弊ブログ「#4198 厚生省と医師会だけで医療行政ができる時代ではない」に書いてあります。

 データが集めやすいように、1986年に「臨床支援診断システム開発及び事業化案」を作成し、10個のプロジェクトに仕事を分解し、パートチャートを作っています。その内の一つが「臨床検査項目コードの標準化」でした。臨床検査項目コードがバラバラでは、民間検査センターや病院で検査したデータを収集し臨床診断システムに利用できないからです。臨床検査項目コードを標準化して置けば、ひとつのコードで検査データが簡単に収集できます。大手六社と臨床病理学会(現在は臨床医学会)の項目コード検討委員会の産学共同プロジェクトを組織して、3年かけて検討し、1991年に日本標準臨床検査項目コードを公表、それ以降は、全国の病院やクリニックのコンピュータシステムは、この臨床検査項目コードで動いています。厚労省はこのプロジェクトにまったくタッチしていません。
 医系技官はいてもデジタル化に興味のある方はいらっしゃらないし、システム専門知識もないのでプロジェクトに参加してもらってもしようがないので、声掛けしてません。インフラ整備すらいまだに問題関心がないようです。仕様書すら書けないでしょうね、ベンダーへ丸投げしているのでしょう。感染症データを集めるシステムを二つほど厚労省で作ったようですが、どちらも機能していません。実務設計に重大な欠陥があります。それは民間検査センターからの情報入力のルートを考慮していないことです。

 日本の民間検査センターの自動化技術は米国のそれよりもはるかに高い、だんとつに世界トップレベルです。学術開発本部で仕事していた1990年頃に、米国の製薬会社からラボ見学希望があったので、4時間かけて全部門をご案内、説明しました。見学を終わった後、「ラボの自動化技術を打ってもらいたい、いくら?」という申し入れがありました。もちろんお断りしました。米国にSRLの臨床検査子会社をつくるつもりでいました。市場規模は日本の3倍ですから、1000-2000億円ほどの売上が見込めました。設備と技術を打ってほしいと申し入れのあったのは子会社に大きな臨床検査会社をもっている製薬メーカーでした。資本提携して進出する手もありました。
 いまだにやってませんね、そんなにむずかしくないのですが、構想し、米国進出戦略を立案して実行する人材がいないのだと思います。

<余談-4:NHKの謝罪
 ワクチン接種後に死亡した事例の取材を、COVID-19感染死亡と虚偽のニュース流したNHKが謝罪しています。
 ワクチン接種後の死亡事故はないと厚生労働省や分科会の説明を鵜呑みにしているから、こういう偏向報道へ踏み込んでしまいます。青字をクリックすると動画へリンクします。
 実際の取材映像を見つけました。受信料で成り立っているはずのNHKがいつのまにか戦時中の「大本営発表」を垂れ流していた時のようになっては困ります。政府の発表が真実であるか否かを、取材と専門的な知見に基づいてチェックしてから報道してもらいたい。

 ワクチン接種後死亡は2千例あります。そのうち国の被害者救済制度で因果関係が認定されたのは15例にすぎません。司法解剖もしないで因果関係が認められないというのは、遺族からすれば納得いかないでしょう。
 26歳の女性の看護師さんがワクチン接種後に死亡していますが、くも膜下出血と小脳出血があり、ワクチン接種との因果関係が認められました。
*「新型コロナワクチン接種後に死亡した女性「初の20代救済認定」」
 NHKはいまもワクチン接種後に亡くなった事例で因果関係の認められた事例はないという2021年7月25日時点での調査記事をそのままにしています。それどころか、「ワクチン接種が原因で亡くなったと誤解して、SNSなどで拡散されていて厚生労働省は誤った情報が広がっていると注意を呼び掛けています」 と「新型コロナと感染症・医療情報」サイトにアップしています。これは現時点では事実と違うので訂正すべきでしょう。すでに5人が認定されています。

*2022年12月12日配信のヤフーニュース「KYODO」では、ワクチン接種後死亡として因果関係が認定されたのは15人です。
*「ワクチン接種後死亡事例は2千人、厚労省が目を背ける不都合なデータを専門家が検証」

 ワクチン接種と超過死亡数増加は強い正の相関関係があるのですから、NHKはそういう事実を報道すべきです。しかもワクチン接種とワクチン接種後死亡の15例は審査会が因果関係を認めたのですからね。
 国立感染症研究所の疫学センター長鈴木基氏が副反応部会で報告した①~⑤のグラフで相関関係は明らかです。NHKには「科学文化部」というセクションがあります。しっかり仕事してもらいたい。

<余談-5:ワクチン接種と超過死亡グラフ>5/22追記 
 医師で医療ジャーナリストの森田洋之氏がニコニコ動画で4つのグラフを解説しています。3番目のグラフにワクチン接種と超過死亡のキレイな相関関係を表すグラフがあります。4番目は、人口百人当たりのワクチン接種回数を表したものですが、日本が140回で断トツ世界一です。韓国とフランスがそれについでいますが、80回以下です。にほんの60%ぐらいのところまでで、ワクチン接種を停止しています。驚きです。





にほんブログ村


nice!(0)  コメント(2) 

#4960 酸化グラフェンがSARS-CoV-2mRNAワクチンに入っているのか?Apr.15, 2023 [35.1 COVID-19]

<最終更新>4/16午前9時 赤外分光光度計について追記
 午前10時半 HPLCについて追記

 SNS上で、FDA(米国食品医薬品局)へ提出されたファイザー社の資料の中に、ワクチンの材料として酸化グラフェンが使われているという記述があるという情報が盛んに流されている。

 気になるので、それらを調べてみたが、1次資料に言及していないものがほとんどである。根拠になっているファイザー社の資料をチェックしてみた。ファイザー社の提出資料には次のように書いてある。

3.4. Cryo-EM of P2S
For Twin Strep-tagged P2 S, 4 μL prified protein at 0.5 mg/mL were applied to gold Quantifoil R1.2/1.3 300 mesh grids freshly overlaid with graphene oxcide. The sample was bottled using a Vitrobot Mark IV for 4 seconds with a force of -2 before being plaunged into liquid ethane cooled by liquid thane cooled by liquid nitrogen. 27,701 micrographs were collected from two identically prepared grids. ... 

 Cryo-EMとは透過型の低温電子顕微鏡で、前処理で精製したmRNA(プロテイン)を液体窒素で処理して、酸化グラフェンで覆った300の穴の開いた網目状のグリッドにセットするということのようだ。だから、ワクチンに酸化グラフェンが入っているわけではない。それを酸化グラフェンで覆った金製の300の網目状のグリッドに載せて透過型低温電子顕微鏡で測定し、コンピュータで三次元カラー画像に加工するということ。

 何を勘違いしたのか、たとえば「情報公開請求「ファイザー社のCovid 19ワクチンの製造工程における酸化グラフェンの使用を確認」なんて解説をしているサイトがあります。このサイトが参考にした記事を追っていくと「ファイザー社の機密文書によって、「ファイザー社のCovid-19ワクチンの製造工程における酸化グラフェンの使用」が確認された!」」というサイトに行きつきますが、そこに根拠として引用されているのは、先ほど紹介した文書です。
 電子顕微鏡で測定し、三次元カラー画像処理するのに、資料を酸化グラフェンで覆ったグリッドに置くだけのことです。電子顕微鏡の測定について知識のない人の読み違いのようですね。わたしも電子顕微鏡については専門知識も使った経験もないので、調べました。
 先入見というのは恐ろしいもので、ワクチンに酸化グラフェンが使われていると思い込んだら、こんな説明を見ても、ワクチンに酸化グラフェンが使われているというような誤読をしてしまうのです。そして、ネットにアップする。悪気はないのでしょうが、「困ったちゃん」であることは確かです。

 SNS上にはいろんな情報が流れます。そういう時は1次情報を示していないサイトは信用しないほうがいいでしょう。2次情報を元にしているサイトは、「誰々がこう言った」というだけのものです。自分で1次情報を検証していません。
 もう少し突っ込んで分析してみます。「3.4.」というのは「第3章第4節」という意味です。該当部分はファイザー社が公にした試料の7ページ目にあります。そして「Cryo EM」とは「クライオ電子顕微鏡」のことです。平均的な高校生の学力があれば、辞書を引き、ネットで検索すれば「透過型低温電子顕微鏡」がヒットします。そこを読んで理解する国語力と周辺知識があればいいだけ。そんなに高度な学力がなくてもこの「第3章第4節」何をテーマにしているのかは理解できます。「For Twin Strep-tagged P2 S」は副詞句ですから内容がわからなくてもいいのです。物質を測定する前には前処理工程のある場合が多いのですが、mRNAを測定するにはワクチンの入った溶液からmRNAを精製しておく必要があります。そのためのキットのようですね。
 たとえば、カルシウムが主成分の腎臓結石や尿管結石、黒っぽい色のビリルビンが主成分の胆嚢結石や胆管結石、脂肪が固まっできた半透明の黄色っぽい飴色結石などがあります。これらの成分分析をするときには、精工舎製のアームロボットで結石を砕いて穴の開いた五円玉のような金属板に押し固めて並べます、そうしてから順番に赤外分光光度計に資料をセットして測定します。赤外分光光度計の中にはデータ処理部としてコンピュータがあり、その中にある物質のライブラリーと突合して結石の成分が何でできているのかを調べます。結石の成分によって処方する薬が違うのです。
 高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は物質の分離や測定に使われることの多い理化学測定器ですが、夾雑物の除去や濃縮、希釈などの前処理が必要です。充填剤が詰まったカラムの中をサンプルが移動してくる速度の差で物質が何であるのかをグラフで表示する機器ですので、前処理工程が分析の精度に大きく影響します。GCMASS(質量分析器)も液体ではなくガスを使うだけで同じです。このように理化学的な測定には前処理工程のあるものが多いのです。電子顕微鏡では資料が小さいので、標的物質がその中に存在しなければ測定できないので、前処理工程でmRNAの精製処理が必要なのだと思います。
 話をファイザー社の公表文書に戻します。ネットで検索してキットであることはわかりました、肝心なのは主語と動詞です。主語である4μLの精製プロティンというのはワクチンに含まれているプロティン(mRNA)のことでしょう、それが「(電子顕微鏡のグリッドに)置かれたwere applied」ということです。何にセットされたのかはそのあとのto以下の句が説明しています。「金製の網目のグリッドに」で、そのグリッドの説明の部分に酸化グラフェンが出てきます。「酸化グラフェンで覆われたoverlaid網目状のグリッドに」ということ。そのあと「4μgのプロティン=mRNA」が「the sample」という用語で置き換えられた文章が続きます。バイヤルに詰めた機器の名称と液体窒素by liquid nitrogenを使ってサンプルが冷却されていることがわかります。あとは、透過型の低温電子顕微鏡をネットで検索したらいいだけですよ。
------------------------
* Twin Strep tag P2とは、mRNA精製用のストレプトアピジンに結合する8個のアミノ基からなるタグのことです。組み換え蛋白質の精製に使います。
------------------------

 ネットにはさまざまな情報が流れます。EMがなんであるか辞書すら引いて確認せずに、ファイザー社の資料で酸化グラフェンが製造工程で使われているなんてでたらめな情報を発信する者が雨後のタケノコのように現れます。情報の真偽を確認したかったら、自分で一次資料に当たり、辞書を引いて調べるしかありません。必要なのは高校卒業程度の学力です。成績上位1/3の高校3年生なら理解できます。

 ところで、日本の総理大臣は小泉純一郎総理の頃から目立って嘘が多くなりました。民主党政権でもそうでした。安倍政権になって嘘と不正直があたりまえになり歯止めがなくなりました。騙されないためには政府のプロパガンダ情報を自分で確認して真偽を判断するしかありません。
 厄介な世の中になりましたが、高校生程度の学力があれば騙されずにすむことは、酸化グラフェンの問題でお分かりいただけたと思います。

 mRNAワクチンについてすこし言及してみたいと思います。ワクチンのmRNAは細胞にたどり着くとスパイク蛋白を産生します。細胞が「SARS-CoV-2ウィルスのスパイク蛋白の製造工場」になります。すると、それに対する抗体が免疫システムでつくられます。
 当初の政府や専門会議の説明ではワクチンを打った筋肉内でとどまり数か月間で消えるという話でしたが、実際にはそうではなくて全身に回ります。mRNAは免疫システムに異物として認識されてすぐに分解されたり貪食細胞に消化されてしまい、そのままでは細胞までたどり着けません。それでは効果がないので、mRNAワクチンは異物として認識されないように、あるいは分解されないような改造がなされています。だから、いつまで体内に残っているかは不明なのです。分解が遅くて細胞内に残り続けていたら、肝臓などでスパイク蛋白が大量に産生されて過剰になります。これは不要な抗原ですからそれに対する抗体が次々に産生されて過剰になると副作用が出ます。罹ってもいないCOVID-19の抗体が盛んに作られて暴走し、他の免疫が働きにくくなります。過剰な抗原(スパイク蛋白)と抗体産生によって免疫暴走が生じ、サイトカインが大量に分泌されて血管内皮細胞が炎症を起こします。その結果、血栓や溶血という凝固障害が副作用として生じます。
 人間の体内のことですから、個人差が大きい。だから、ワクチンで死亡しても因果関係をこちら側で科学的に証明することはほとんど不可能です。ワクチンの副作用で重篤な後遺症が残ったり死亡しても、保証はされないということ。政府は保証すると言っていますが、実際に保障されたのは数例です。

 いま、ワクチン接種率の高い国で、異常に超過死亡率が上がっていることが問題になっています。ワクチン投与によって免疫の低下や過剰反応が起きていることをうかがわせます。日本もそういう国の一つです。超過死亡についての研究がこれからたくさん出て来るでしょう。
 帯状疱疹が激増しているようですが、これは免疫が低下するとウィルスが表面化するからで、mRNAワクチンが当初の想定とは違って体内に残存し、過剰なスパイク蛋白を産生し続けて、副作用を引き起こしている可能性があります。
 次のサイトをご覧ください。

*「『ファイザー社からmRNAワクチンが全身に広がる報告』主流メデアにより隠蔽された国際的な公衆衛生犯罪」

 このサイトに透過型(X線)低温電子顕微鏡の測定についての解説動画がありますので、ご覧ください。ラボへ行って、電顕の前で研究者に説明してもらわなくてもネットでこうして閲覧できるのですからありがたい。
 "What is Cryo-Electron Microscopy(Cryo-EM)?"
**「極低温電子顕微鏡に言及した文書は、phizer社のCOVID-19ワクチンに酸化グラフェンが含まれていることを証明するものではありません」

 COVID-19mRNAワクチンを打つべきか打たないべきかは、自分でよくよく考えて決めましょう。しっかりした情報に基づいて判断しなければいけません。2次情報に踊らされてはいけません。
 通常の臨床治験をしないまま特例承認したので、わたしはこのワクチンを打っていません。SRLの臨床治験合弁会社の経営に3年弱携わっていたので、リスクが大きいと当初から判断していました。接種を始めたあとでも後追いで臨床治験はできたのにやりませんでした。政府は効果のはっきりしないmRNAワクチンを8億人分も購入して後に引けなかったからでしょう。半分以上が捨てられました。ファイザー社は売上が2倍になっています。企業収益やファイザー社からの政治献金、臨床治験に参加しているドクターへのお金のバラマキ、政治家の「COVID-19対策=やっているふり」、感染研研究者の利害なども考慮に入れて考えてはじめて全体像がつかめるのでしょう。

 「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」が企業倫理として求められる時代です。


<余談:理化学計測器>
 一般的に、理化学計測器は、「ディテクター部+データ処理部+インターフェイスバス」で構成されています。ディテクトするのが光りであれば、それらは周波数帯で分かれます。電気的なディテクターもあるし、HPLCのようにカラム充填剤でサンプルの成分を分離して、同定・定量分析するという方式のものもあります。時間周波数標準機は発振器からの出力信号の周波数を元にして計測します。1980年頃は、発振器にはクリスタルやルビジウム、水素メーザーなどが使われていました。HP社とオシロクォーツ社が2大メーカーです。
 電磁波を波長の長いものから短いものへ並べると次のようになっています。

  マイクロ波>ミリ波>赤外線>可視光線>紫外線>X線>ガンマ線
*「電波の周波数による分類」より


にほんブログ村

nice!(0)  コメント(0) 

#4892 コロナワクチン異見 Dec. 8, 2022 [35.1 COVID-19]

 政府はコロナワクチンが有効でリスクが低いと言い続けているが、本当にそうだろうか?mRNAワクチンは人類史上初めてのタイプのワクチンであり、臨床治験が従来型のワクチンよりもなお一層、厳重厳格になされなければならないはずのものだが、そうなっているのだろうか?
 mRNAワクチン接種によって、ウィルスのスパイク蛋白を自分の細胞が産生するが、それはいつまでなのかたしかな臨床治験データがあるのだろうか?
 自身の細胞が、SARS-CoV-2のスパイク蛋白を産生していたら、免疫機構はその細胞を攻撃する。自分の正常細胞を免疫機構が攻撃する疾患を自己免疫疾患というが、その種の疾患が引き起こされる可能性はないのだろうか?
 スパイク蛋白を産生する仕組みは、他の細胞の染色体DNAに組み込まれることはないのだろうか?染色体DNAに組み込まれたら世代を渡って受け継がれる、はてさて、自己免疫疾患を引き起こす可能性は皆無なのだろうか?そういう点に関して十分な臨床治験がなされているのだろうか?

 わたしは異なる説があるときは、両方を比較して、考えることにしている。
 1990年代の終わりに、臨床医検査最大手のSRLと帝人の臨床治験検査及びデータ管理のための合弁会社を立ち上げ、事業の核を臨床治験検査からデータ管理事業へのシフトをする仕事をしていた。
 臨床治験には厳しい実施基準があるが、今回のCOVID-19ワクチンはそうした手続きをことごとく外してなされており、その異様さに驚いている。まるで、福島第一原発災害以降の放射能管理基準の大幅な緩和と似たような現象を呈しているように見える。この国は、どこかでタガが外れて、国民の命をないがしろにするように変わってしまったのではないか?

 ここに、政府や厚生労働省や政府委員会とはことなる見解と疑問が提示されているので紹介したい。昨年6月のものである。これを書いている荒川央さんは京都大学理学博士で、ドイツの研究所3か所で免疫野趣用に関する研究をして、現在はミラノの研究機関で働いている。

*コロナワクチンが危険な理由
------------------------------------------------


コロナワクチンが危険な理由 (まずはこの記事を読んでください。 重要な事項はここにまとめています。)

荒川央 (あらかわ ひろし)
2021年6月9日 02:34

「コロナワクチンが危険な理由」

※この記事は2021年6月8日に書いた最初の記事で、コロナワクチンの危険性に関する総括的な内容となっています。記事内の情報にアップデートがあった場合等には随時修正しますが、その際は修正した箇所に日時を明記し、理由や詳細はコメント欄にて補足しています。

1)遺伝子ワクチンである
コロナワクチンはDNAワクチンまたはRNAワクチンで、コロナウイルスの遺伝子をワクチンとして使っています。遺伝子ワクチンは現在まだ研究途上の実験段階で、人間用に大規模で遺伝子ワクチンが接種されるのも史上初です。これまでのワクチンと違い、遺伝子が細胞内でどれだけの期間残るのか予測できません。場合によっては染色体DNAに組み込まれ、コロナウイルスタンパクを一生体内で作り続ける事になる可能性があります

2)自己免疫の仕組みを利用している
「通常のワクチン」では抗体を作らせる為にウイルスそのものまたは一部分をワクチンとして使います。ワクチン接種後に体内に抗体ができた場合、それ以降攻撃されるのはウイルスだけで終わります。

「遺伝子ワクチン」はワクチンを接種した人間の細胞内でウイルスの遺伝子を発現させます。ワクチン接種以降は自分の細胞がウイルスの一部分を細胞表面に保有する事になります。体内の抗体が攻撃するのはウイルスだけではなく自分の細胞もです

遺伝子ワクチンであるコロナワクチンは筋肉に注射されますが、筋肉に留まるとは限りません。ファイザーの内部文書によると筋肉注射された脂質ナノ粒子は全身に運ばれ、最も蓄積する部位は肝臓、脾臓、卵巣、副腎です。卵巣は妊娠に、脾臓、副腎は免疫に重要です。他にも血管内壁、神経、肺、心臓、脳などにも運ばれるかもしれません。そうした場合、免疫が攻撃するのは卵巣、脾臓、副腎、血管、神経、肺、心臓、脳です。それはつまり自己免疫病と同じです

3)コロナワクチンは開発国でも治験が済んでおらず、自己責任となる
コロナワクチンは短期間で開発され、開発国でも治験が済んでいません (2021年8月6日現在)。どのコロナワクチンもFDA (アメリカ食品医薬品局) の承認を受けておらず「緊急使用」が認められているだけです (開発国ですら治験が終了していないにも関わらず、日本ではすでにファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社のコロナワクチンは「特例」承認されています (※2021年8月6日訂正、詳細はコメント欄参照))。

そのため副反応 (副作用)が起きても自己責任となり、死亡事故が起きても本人の責任となる可能性が高いです。将来的には生命保険も影響を受ける可能性が高いでしょう (※7月20日一部訂正、詳細はコメント欄参照)。 副反応はワクチン接種後短期間で起きるとは限らず、1年後、5年後、10年後に起きるかもしれません。その時にはワクチンとの因果関係を証明する事はもはや不可能です

4)コロナウイルスは免疫を利用して感染できるので、ワクチンが効くとは限らない
コロナウイルスのスパイクタンパクは人間の細胞表面の受容体ACE2に結合します。このためコロナウイルスは通常ACE2を表面にもつ細胞に感染します。コロナウイルスに対する抗体があると、抗体に取り囲まれたコロナウイルスは食細胞マクロファージに捕食されます。通常のウイルスはここでおしまいです。コロナウイルスは食細胞に耐性で、捕食した細胞内で増殖したり、サイトカイン放出を促進したり、捕食した細胞を不活性化したりします (※2021年11月6日一部訂正、詳細はコメント欄参照)。免疫系をハイジャックするわけです。

コロナウイルスに抗体を持つ人はコロナウイルスによりかかりやすくなり、また感染した場合ウイルスの症状が暴走しやすくなります (抗体依存性感染増強; antibody-dependent enhancement [ADE])。猫の実験ではコロナワクチンを打たれた個体はコロナの抗体を作る事が出来ましたが、その後コロナウイルスに感染しやすく、症状も悪化しやすくなりました。実験に使われた猫の多くはADEのために死亡しています

5) スパイクタンパクの毒性がわからない
ウイルスのスパイクタンパクの機能は受容体の認識と細胞膜の融合です。スパイクタンパクはフソゲンとも呼ばれ、細胞膜を融合させる働きがあります。スパイクタンパク発現細胞がACE2発現細胞と融合し、予想できない問題を起こす可能性があります。細胞融合は例えば胎盤形成や精子と卵の受精にも必須の機能です。生殖機能を含めた細胞融合や、細胞膜の安定性にどういう副作用を起こすかわかりません。スパイクタンパクは脳血液関門を越えることができる事がマウスの実験で確認されていますスパイクタンパクの過剰発現が、不妊や流産につながる可能性もあれば、血管や臓器、脳神経の損傷につながる可能性もあります

6)不妊、流産を起こす可能性がある
2)で触れたように脂質ナノ粒子が最も蓄積する場所の1つが卵巣です。卵巣に運ばれたワクチンがスパイクタンパクを発現すると、卵巣が免疫系の攻撃対象になります。5)で触れたようにスパイクタンパクが細胞融合に影響する事で受精、妊娠を乱す可能性もあります。スパイクタンパクが結合する受容体ACE2 (アンジオテンシン変換酵素-2) は精子の運動性や卵の成熟に働くホルモンを作るため、スパイクタンパクによるACE2の阻害も不妊症をもたらす可能性があります。

7) ワクチン接種者は被害者となるだけでなく加害者となる可能性もある
ワクチン接種者はスパイクタンパクを体外に分泌し、副作用を他者に起こさせる可能性もファイザー社の文書で指摘されています。実際、ワクチン接種者が未接種の家族に副反応を誘発させるケースが報告されています。これはワクチンとしては異常です。一番の問題は、ワクチン接種者が免疫系を効率的に利用するコロナウイルスの自然選択を加速し、強毒性コロナウイルスを生み出す可能性がある事です。数ヶ月後ないし数年後に強毒性コロナウイルス変異株が現れた場合、ワクチン接種者はそのスーパースプレッダーとなり、抗体依存性感染増強 (ADE) により大量死を伴う「ワクチンパンデミック」を起こすかもしれません。


2度目のワクチン接種での副作用が重いのは、最初のワクチン接種で作られた抗体が2度目のワクチン接種でスパイクタンパクを発現した細胞を攻撃しているためと考えられます。一時的な自己免疫反応でしょう。自己免疫反応での損傷は一時的な場合もあれば不可逆的で取り返しのつかない場合もあります

すでに短期の副作用は多々報告があります。血栓が出来やすい、アナフィラキシーを起こす可能性があるなど。不妊や流産の副作用の報告もあります。アメリカではワクチン接種後すでに5100人が亡くなっています (2021年5月末現在)。ちなみに5月中旬の死者が3800でしたので、死者数は急増中です。コロナワクチン接種後の数ヶ月間での死亡事故の数字は過去10年以上のすべてのワクチンの死亡事故の合計を超えています

本当に怖いのは長期的な副作用で、これから長い時間をかけて出てくるかもしれません。長期的な副作用は動物実験でも検証されていないのでまだまだわからないのです

 



------------------------------------------------

 動物実験段階の試験は前臨床試験と言います。いままでの臨床治験は、前臨床試験で安全性が確認されたものでなければ、実施できませんでした。


にほんブログ村


nice!(0)  コメント(4) 

#4755 COVID-19が若い人たちに広がった:根室の状況 May 19, 2022 [35.1 COVID-19]

 根室市内で若い人たちにCOVID-19が広がっているようです。光洋中学校で1年生と3年生が学年閉鎖。先週だったか、花咲港小学校と落石小学校も学校閉鎖となった様子。花咲港は全学年で十数人だから全校閉鎖になるのはあたりまえだが、啓雲中学校を昨年統合したので光洋中学校は3クラスあります。各クラスで罹患者が出たということ。高校でも1年B組だったかな学級閉鎖。
 五月に入ってから根室は最低湿度が40%前後に下がっています。4月中は最低湿度は70%台でした。根室半島はオホーツク海と太平洋に突き出しているので、霧が出る時期は湿度が高いのです。インフルエンザウィルスは温度7-8度&湿度が20-25%程度だと6時間後生存率は60%です。温度が20度で湿度が50%なら6時間後生存率は5%に低下します。SARS-CoV-2ウィルスも似たようなものでしょう。もうじき蝦夷梅雨に入り、最低湿度が70%を超えるようになりますので、それまで感染対策の手を抜いてはいけないのでしょう。根室の季節と湿度から考えると、五月が一番感染拡大のリスクが高いと考えられます。5/10は最低湿度が29%まで下がりました。

 ニムオロ塾生で見ると、この1月くらいで20%の生徒が感染して休んでいます。家庭内感染を防ぐのがなかなかたいへんです。トイレが二つあればいいがそういう好条件の住宅はすくない。排便したあとで水をフラッシュすると便の中のSARS-CoV-2がエアロゾルとなってトイレに広がりますから、窓を開けて換気するのがいい。お風呂も入る順番にも注意しましょう。もちろん罹患した人は一番最後ですね。

 ニムオロ塾では入退出時アルコールで手の消毒、授業中は換気扇を回しっぱなしにしています。退出時に消毒忘れることがあるので、気を付けましょう。生徒たちはマスクを外さないのがとっくに習慣になっています。

 部活でマスクを外さないとできない種類のものがあります。ブラスバンドはマスクを外さないと練習になりません。マスクしたままトランペットは吹けません。そして激しい動きをする室内スポーツ(バドミントン、バスケットボール、バレーボール)などはマスク着用のままではかなり苦しい。試合が終わった後、かたまってマスクを外して話していることがありますから要注意、エアロゾルたっぷり浴びてます。(笑)
 釧路のアイスホッケー場でクラスター感染事例があります。体育館は換気が悪いので激しいスポーツはSARS-CoV-2の漂う濃厚なエアロゾルの霧の中を走っているようなものです。
 室内に比べて、野外で行うスポーツは比較的安全ですが、マスクを外したまま1mくらいに近づいて話したら、室内とそんなに変わらないことになります。生徒たちは結構気を使ってやっているのでしょうが、オミクロン株は以前の株に比べて感染力が遥かに強いようです。その代わり重症化が減少しています。

 今日の北海道新聞によると、5/18のねむろのPCR検査陽性者は25人です、いままで2年半で一番多い。入院ベッド10床の内6ベッドが塞がっています。

 最低気温が5-8度くらいに上がってきているので、家族に感染者が出たら家庭内感染を防ぐためにも頻繁な室内換気を心がけてください。

 感染者が10人いたとしたら強い症状の出るのは2人、後の8人はほとんど症状が出ないか軽い風邪の症状で終わります。抗原検査キットは当初は偽陰性率が高いと言われていました。
 念のためにネットで検索したら、富士レビオの抗原検査キットは発症後2-9日ならPCR検査との一致率が100%です。富士レビオの抗原検査キットなら大丈夫ですね、偽陰性率はPCR検査と変わらないようです。青字をクリックすれば、日経BP社の2020年6月17日配信の記事へ飛んでいきます。その記事には、厚生労働省は抗原検査で陰性になってもPCR検査は不要と、それまでのガイドラインを変えました。
 SRLの学術開発本部で仕事していたときに、開発部の仕事も担当していたので富士レビオの研究部門と何度かミーティングをした記憶があります。敷地が隣接していたのでお互いに歩いて行けました。1990年頃ですからもう32年も昔のことです。
(当時は売上も社員数もSRLの方がずっと大きかった。でも、資本関係から言うと、SRLは富士レビオの子会社でした。富士レビオ創業者の藤田光一郎さんが、自治医大の臨床病理学教授であった河合先生から勧められて特殊検査事業会社を起業しました。日本で初めて創業社長として2社を東証一部に上場した人です。
 二十数年ほど前に富士レビオの持ち株会社に統合されています。SRLは成長の勢いがなくなったようです。あれは富士レビオ側の経営政策判断のミスでしたね。会社を経営統合してはいけませんでした。技術も売り上げもダントツトップだったSRLが業界2位のBMLに売上高では追いつかれてしまいました。製薬会社に臨床検査会社の経営は無理だったようです。30年前には資本関係は親子でも、仕事の関係では対等でした。弱小製薬メーカーの富士レビオよりも、臨床検査業界ナンバーワンのSRLの方が社員の意気が高かった。SRL側は、治験検査とデータ管理でで世界中の製薬メーカーが顧客でしたし、全国の大学病院や自治体の大病院が顧客だったので、富士レビオと資本を統合するのは意味がないどころか、経営に重大な影響が生じかねないと考えていました。増資を繰り返して、富士レビオの持ち株の割合を減らしておくべきでした。総合企画部(後の社長室)にはそういう構想のできる人材がいませんでした。わたしは1990年代の半ばごろに、ラインの経営管理課長職、社長室と購買部兼務の3部署兼務をしていたことがあります。創業社長の藤田光一郎さんと、その辺の資本政策について話し合っておくべきだったと思っています。大筋のシナリオの了解を取り付けておけば、つぎに社長になった近藤俊之さんと話ができたのでしょう。近藤さんからは一度、外資からその辺の資本政策について申し入れがあったと話がありました。そのときは帝人と治験データ管理事業の合弁会社の経営をしていましたので聞き流しました。直接手を出すわけにはいきませんでした。3年間と期間を区切って引き受けた重要な4課題を背負って、二つは片づけましたが、最後の二つの大詰めに来てました。片手間にやれるような仕事ではないと判断したか見送りました。治験データ管理会社の黒字化や資本提携解消交渉も近藤社長の特命事項でした。社長や副社長特命事項の仕事が多かった。(笑))

 光洋中学校はZoomとロイロノート(アプリ)を使った授業を実施しています。3月にもやっていたので先生も生徒も慣れたでしょう。スマホ中毒の生徒は授業に参加していてもテーブルの下に置いたスマホをいじっているケースが少なくありませんがこれは防げませんね。1週間で元の授業に戻れるなら、影響は小さいでしょう。スマホ中毒患者は4割ぐらいいそうです。
 Zoom授業は授業時数にカウントできないので、受業時間数の確保がたいへんです。1週間自宅でZoom授業だと退屈でしょうがない。学校で友達に会い、普通の授業を受けたくなりますね、1週間ですから、辛抱してください。


<5/19北海道新聞根室地域版の記事です>
DSCN6468s.jpg



にほんブログ村

nice!(0)  コメント(0) 

#4711 お赤飯?:濃厚接触者解除祝いだそうです Feb. 6, 2022 [35.1 COVID-19]

 お昼に赤飯が出てきた。
「何のお祝い?」
「濃厚接触者明けでしょ!」
 気が利いているね。
 そういうわけで、小豆と甘納豆がたっぷりの赤飯を食べた。

 1/26水曜日からスタートだったから10日たったわけだ。
 所得税申告のための決算書類を作り終わった。
 英作文問題も2月分は入力し終わり、問題と解説の追加作業中だ。
 札幌の積雪は1mを超えたというのに、この10日間根室は雪が降っていない。
 進学した生徒たちは学年末試験の最中だろう。
 雪の多い岩見沢、札幌、旭川とそれぞれ。函館の生徒は雪が少なくてらくちんかもしれない。
 第111回看護師国家試験は2月13日(日曜日)である、Mは受験勉強で忙しそうだ。

 根室管内は相変わらず25人前後のPCR検査陽性者がでているから、また濃厚接触になるかもしれない。
 その時はお休みだ、2度目は5日間でいいらしい。オミクロンは発症までの期間が2-3日と短いので5日待機すれば観察機関としては十分だということ。

 明日からまた授業開始だ、待ち遠しかった。


にほんブログ村

nice!(1)  コメント(2)