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#4982 新型コロナワクチンの正体②:血液脳関門を通過する May 28, 2023 [35.1 COVID-19]

 前回#4981では、大阪市立大名誉教授井上正康氏(分子生態学)は、mRNAはナノ粒子として加工され、PEG(ポリエチレングリコール)でコーティングされることで数か月間体内にとどまることを明らかにしてくれました。
 今回はナノ粒子であるmRNAがどうやって血液脳関門(Blood Brain Barrier:以下BBB)を通過するのか、通過したらどのようなことが起きているのかに言及することになります。
 BBBは血液と脳そして脊髄を含む中枢神経系の組織液との間の物質交換を制限する機構です。脳内に化学物質がないらないようにしているバリアー(防御壁あるいは遮断器)なのです。だから、通常はナノ粒子であるmRNAは通過できないのです。
*「ワクチン 何も知らないで死んでいる日本人」より
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 新型コロナの場合は、ACE2受容体(アンジオテンシン変換酵素2:angiotensin-converting enzyme 2)という血管の壁のタンパクを介して感染します。PEGは元々、細胞を融合させるために使っていた試薬なのです。だから、全身37兆個のすべての細胞のどこにでも入るということです。
(ナノ粒子であるmRNAがPEGでコーティングされることで細胞融合しやすくなっています)
 (ナノ粒子であるmRNAが)疑似ウィルスのような形で細胞の中にポッと注入できるようになっているんです。これ、リポソーム(liposome)と言って、これも1970年代にわたしもその研究をやってまして、いろんなタンパクには分解されないように脂質の膜に包んで与えるという、リポフェクション(lipofection)という言葉で盛んに研究されたんです。薬学の先生と一緒に研究してました、あの構造からみると非常に有効にmRNA遺伝子を細胞の中に注入する、しかも、全細胞に注入するというデザインになっています通常は薬=化学物質はBBBを越えられないんですが、PEGでコーティングされたナノ粒子のmRNAワクチンはBBBを越えられるのです。BBBなんてないに等しい、どこにでも入ると、だから、今回のワクチンを訴えた方は神経症状の方が多いんですね。例えば、ブレインフォグ(brain fog:頭がぼやーッとしてカスミがかかった状態で、新型コロナ後遺症特有の症状の一つ)とか、あるいは血栓症で血管が詰まって起こってくる症状と神経の中に入って起こってくる症状、2つのメカニズムで、そういうのがあのワクチンナノ粒子の構造であるということがわかりました。

 Blood Brain Barrier(血液脳関門)といって、特別なものしか通さない。一番通すのが砂糖、グルコースですね、それからアミノ酸。糖分やビタミンやアミノ酸だけはちゃんと通るんですけれど、おかしなものは全部排除しないと、神経のコンピュータシステムがすぐにショートしてダメになる。ですから薬(化学物質)は排除する、これが基本なので、唯一脂質に溶け込むものだけが神経障害を引き起こします。
(有名なものにダイオキシンがあります。ダイオキシンは脂肪に溶けやすい性質があり、神経毒性と生殖系への影響があります)
 そういうことで、新型コロナワクチンのナノ粒子は脳の細胞も含めて全身の細胞に入るということがわかっています。脳内でスパイク蛋白をつくると...

 1920年の春にポリオワクチンを作っていた研究所が(行った実験では)、スパイクそのものが血栓を作って、血管のACE2に結合すると、ミトコンドリアの代謝がおかしくなって細胞が死ぬと、だから、血栓症と血管障害が起こる血管のないのは角膜だけですから、全身どこでも同じ反応が起こりうるということがわかったので、これはほんとにたいへんなことになるということで、わたしもいい年をしてYouTuberをやっているんです。

<今までにない新病態が新型コロナmRNAワクチン接種で現れている>
 血栓ができるとショットガンで撃たれたようなショックが、当たり所が悪いところが傷害されると。だからもう、いままでわれわれが教科書で見たことのないようないろいろな症状がわあ~ッと重なってくるんです。ですから、いままでの医学教育を受けた医者では診断ができないと、そういうことで、検査しても「あんたどこも悪くないよ」「気のせいだ」とかね、何回もしつっこく言うともう精神病院へと言われてしまう。全身で起きている病態というのは、従来型の医療では対応できないフェーズになっているんです


<まったく新しい病態の出現:新しい診断基準と治療体系の必要性>
 わたしがいま一番重要視しているのは、そういう意味では新しい診断基準を作ること、そしてそれに立脚して新しい治療法体系をつくらなければならない。もう、耳鼻科、眼科婦人科...全科がポスト・ワクチン状態で、医学界全体がパラダイムシフトしなければならない。日本人の8割近くがSARS-CoV-2 mRNAワクチンを接種してますから、新しい病態の解明と、診断基準の作成、治療体系の構築をしなければなりません
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<ebisuコメント>
 井上先生はご自分で細胞融合でPEGを使った実験したことがあったので、ナノ粒子であるmRNAをPEGゴーティングすると何が起きるか、経験智ですぐにわかったのです。幅の広い研究をしていらっしゃる。ファイザー社の資料を見ただけで、その危険性に気がついてらっしゃった。あとは坦々と調べて、この新病態の出現に対して、どのように対応すべきか、「医師有志の会」のメンバーと一緒に具体案を考え始めていらっしゃる。

 政府の専門家会議は、国立感染症研究所の職員か、元職員がほとんどです。感染症の研究者の集団と言ってよいでしょう。薬学の専門家からの意見が取り入れられていません。ワクチンを作るのは薬学の専門家ですから、薬学専門家の意見を聞くべきだと思います。前に、3回取り上げていますが、福島先生も薬学の専門家でしたね。

 さて、どの程度理解できたのか、書いてみないとその当否がわからないので、わたしの理解したところをまとめておきます。理解に仕方に問題があったら、どうぞコメント欄で教えてください。

 ブレインフォグは考え「考えがまとまらない(思考力低下)」、「気分が上がらない(抑鬱状態)」、「思い出せない(記憶障害)」などの症状です。新型コロナワクチン後遺症の症状として主なものの一つに挙げられています。
 ブレインフォグはPEGでコーティングされたナノ粒子のmRNAが血液脳関門を超えて脳や中枢神経に侵入し、脳内や神経組織でスパイク蛋白を産生することで引き起こされると考えられます。スパイク蛋白を産生する細胞は、免疫細胞から見たら、感染細胞なので、攻撃されます。ナチュラルキラー細胞(NKセル)の攻撃を受けたり、抗体が産生されて、炎症性サイトカインが分泌されて炎症が起き、分解されて貪食されることで、脳細胞や中枢神経がダメージを受けます。ようするに、自己免疫疾患を発症するわけです。どの程度のダメージなのか、完全に分解・貪食され回復不可能なのか、ある程度回復できるかどうかはわかっていません。大規模な人体実験をしているようなものです。
 産生されたスパイク蛋白は脳内の毛細血管内皮細胞が提示するACE2と結合してその細胞にダメージを与えます。この結合により、ミトコンドリア(細胞のエネルギーを生成する器官)に対するACE2の分子シグナルが阻害され、ミトコンドリアが損傷を受けて断片化されます。脳細胞や神経組織が破壊されます。

 脳の神経幹細胞に再生能があるいう論文が2019年に理化学研究所生命科学機能センターから提出されています。「神経細胞の再生能を発見」という論文です。いままで脳細胞は再生できないということでしたが、これも医学常識が変わったのですね。

 SARS-CoV-2ウィルスが血管内皮細胞のACE2受容体と結合して炎症を起こし、血栓をつくるのと同じことが、ナノ粒子のmRNAが細胞に入り込んで産生するスパイク蛋白だけで起きてしまうのです。弱毒化どころか、これではSARS-CoV-2ウィルスそのものを接種しているのとかわりません。PEGコーティングして血液脳関門をスルーできるので、SARS-CoV-2ウィルスよりももっと質(たち)が悪い。
 しかも、ナノ粒子のmRNAは数か月間も体内を分解されずに駆け巡ります。そして特定の臓器や器官に集まります。その臓器や器官では何が起きることになるのでしょう。これはいままでになかった病態です。新型コロナmRNAワクチンによって、産み出されたまったく新しい病態なのです。だから、今までの医学知識では医者はわけがわからないのです。まったく経験のないことが臨床現場で起きています。

 ACE2は細胞膜表面の酵素ですが、その機能は毛細血管内皮細胞の収縮と拡張をコントロールすることです。膜表面のACE2がスパイク蛋白のレセプター(受容体)として機能します。形状が合致するので、スパイク蛋白とくっつくのです。毛細血管の内皮細胞にスパイク蛋白がくっつくと、それは細胞膜を貫通して、内部に取り込まれます。免疫システムから見たら、感染細胞ですから、NK細胞や抗体の攻撃にさらされます。それで分解貪食されます。貪食するマクロファージやヘルパーT細胞やB細胞から炎症性サイトカインが産生されて、内皮細胞が炎症を起こします。
*「ACE2」
**「受容体」
 
 ACE2受容体の発現している細胞はまんべんなく分布しているわけではありません。副鼻腔粘膜、脳では扁桃体・大脳皮質・脳幹で発現が高く見られます。とくに脳の延髄呼吸中枢を含む脳幹の橋と延髄に多く発現しており、呼吸機能に障害が起きる原因の一つと考えられています。肺にはACE2の発現は認められません。血管内皮細胞も毛細血管に多く発現していますが、その場所も組織局在性があります。
 COVID-19に感染した患者では気管支と心筋にACE2の発現が見られるが、肺には発現していません。心筋の微笑血管にACE2受容体が発現しています。
*「ACE2受容体の体内分布」


 ブレインフォグは、偏桃体にACE2受容体が多く発現しことに関連している可能性がありそうです。ここは感情の中枢で、海馬と隣り合わせています。海馬は大脳辺縁系にあって、記憶や空間認識をつかさどる領域です。

 心筋の微小血管系にACE2が発現していますが、同時に膜タンパクであるCD31も発現しています。細胞膜にはさまざまな膜タンパク分子が発現しています、その数は100以上あるようです。CD31は血管内皮細胞に発現しているので、心筋に限りませんね。他の微小血管にACE2受容体の発現がどうなっているのでしょう?もうすこし調べる必要がありそうです。ACE2の局在性はおそらくCOVID-19の症状に関連しています。

 次回の話の中には、イタリアでワクチン接種後140日で亡くなった15歳の男子の司法解剖の結果が示されます。彼の精巣には精子が一つもありませんでした。スパイク蛋白だらけでした。つまり、ナノ粒子のmRNAが精巣に集まって、スパイク蛋白を140日にわたって産生していたのです。精巣の機能は壊れてしまっていました。こんな悲惨な事例は他にはないことを祈りたい。ナノ粒子のmRNAワクチンは体中を駆け巡って、主として肝臓、心臓、脾臓、卵巣、精巣に集まります。BBBをスルーするので、もちろん脳にも。詳細は次回アップします。

*「全国医師有志の会」
 元々は北海道本別町の医師が立ち上げた会です。
**「全国医師有志の会脱会宣言」
 これには、井上正康先生のお名前が出ています。「よい人なので頼まれると断れない」と書いてありました。固有名詞ではなくて「薬学者」と普通名詞で書かれているのも井上先生のことだと推察します。多数のメンバーがいるので、会の運営は問題もあるようです。井上先生ご苦労されているようです。


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