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#4755 COVID-19が若い人たちに広がった:根室の状況 May 19, 2022 [35.1 COVID-19]

 根室市内で若い人たちにCOVID-19が広がっているようです。光洋中学校で1年生と3年生が学年閉鎖。先週だったか、花咲港小学校と落石小学校も学校閉鎖となった様子。花咲港は全学年で十数人だから全校閉鎖になるのはあたりまえだが、啓雲中学校を昨年統合したので光洋中学校は3クラスあります。各クラスで罹患者が出たということ。高校でも1年B組だったかな学級閉鎖。
 五月に入ってから根室は最低湿度が40%前後に下がっています。4月中は最低湿度は70%台でした。根室半島はオホーツク海と太平洋に突き出しているので、霧が出る時期は湿度が高いのです。インフルエンザウィルスは温度7-8度&湿度が20-25%程度だと6時間後生存率は60%です。温度が20度で湿度が50%なら6時間後生存率は5%に低下します。SARS-CoV-2ウィルスも似たようなものでしょう。もうじき蝦夷梅雨に入り、最低湿度が70%を超えるようになりますので、それまで感染対策の手を抜いてはいけないのでしょう。根室の季節と湿度から考えると、五月が一番感染拡大のリスクが高いと考えられます。5/10は最低湿度が29%まで下がりました。

 ニムオロ塾生で見ると、この1月くらいで20%の生徒が感染して休んでいます。家庭内感染を防ぐのがなかなかたいへんです。トイレが二つあればいいがそういう好条件の住宅はすくない。排便したあとで水をフラッシュすると便の中のSARS-CoV-2がエアロゾルとなってトイレに広がりますから、窓を開けて換気するのがいい。お風呂も入る順番にも注意しましょう。もちろん罹患した人は一番最後ですね。

 ニムオロ塾では入退出時アルコールで手の消毒、授業中は換気扇を回しっぱなしにしています。退出時に消毒忘れることがあるので、気を付けましょう。生徒たちはマスクを外さないのがとっくに習慣になっています。

 部活でマスクを外さないとできない種類のものがあります。ブラスバンドはマスクを外さないと練習になりません。マスクしたままトランペットは吹けません。そして激しい動きをする室内スポーツ(バドミントン、バスケットボール、バレーボール)などはマスク着用のままではかなり苦しい。試合が終わった後、かたまってマスクを外して話していることがありますから要注意、エアロゾルたっぷり浴びてます。(笑)
 釧路のアイスホッケー場でクラスター感染事例があります。体育館は換気が悪いので激しいスポーツはSARS-CoV-2の漂う濃厚なエアロゾルの霧の中を走っているようなものです。
 室内に比べて、野外で行うスポーツは比較的安全ですが、マスクを外したまま1mくらいに近づいて話したら、室内とそんなに変わらないことになります。生徒たちは結構気を使ってやっているのでしょうが、オミクロン株は以前の株に比べて感染力が遥かに強いようです。その代わり重症化が減少しています。

 今日の北海道新聞によると、5/18のねむろのPCR検査陽性者は25人です、いままで2年半で一番多い。入院ベッド10床の内6ベッドが塞がっています。

 最低気温が5-8度くらいに上がってきているので、家族に感染者が出たら家庭内感染を防ぐためにも頻繁な室内換気を心がけてください。

 感染者が10人いたとしたら強い症状の出るのは2人、後の8人はほとんど症状が出ないか軽い風邪の症状で終わります。抗原検査キットは当初は偽陰性率が高いと言われていました。
 念のためにネットで検索したら、富士レビオの抗原検査キットは発症後2-9日ならPCR検査との一致率が100%です。富士レビオの抗原検査キットなら大丈夫ですね、偽陰性率はPCR検査と変わらないようです。青字をクリックすれば、日経BP社の2020年6月17日配信の記事へ飛んでいきます。その記事には、厚生労働省は抗原検査で陰性になってもPCR検査は不要と、それまでのガイドラインを変えました。
 SRLの学術開発本部で仕事していたときに、開発部の仕事も担当していたので富士レビオの研究部門と何度かミーティングをした記憶があります。敷地が隣接していたのでお互いに歩いて行けました。1990年頃ですからもう32年も昔のことです。
(当時は売上も社員数もSRLの方がずっと大きかった。でも、資本関係から言うと、SRLは富士レビオの子会社でした。富士レビオ創業者の藤田光一郎さんが、自治医大の臨床病理学教授であった河合先生から勧められて特殊検査事業会社を起業しました。日本で初めて創業社長として2社を東証一部に上場した人です。
 二十数年ほど前に富士レビオの持ち株会社に統合されています。SRLは成長の勢いがなくなったようです。あれは富士レビオ側の経営政策判断のミスでしたね。会社を経営統合してはいけませんでした。技術も売り上げもダントツトップだったSRLが業界2位のBMLに売上高では追いつかれてしまいました。製薬会社に臨床検査会社の経営は無理だったようです。30年前には資本関係は親子でも、仕事の関係では対等でした。弱小製薬メーカーの富士レビオよりも、臨床検査業界ナンバーワンのSRLの方が社員の意気が高かった。SRL側は、治験検査とデータ管理でで世界中の製薬メーカーが顧客でしたし、全国の大学病院や自治体の大病院が顧客だったので、富士レビオと資本を統合するのは意味がないどころか、経営に重大な影響が生じかねないと考えていました。増資を繰り返して、富士レビオの持ち株の割合を減らしておくべきでした。総合企画部(後の社長室)にはそういう構想のできる人材がいませんでした。わたしは1990年代の半ばごろに、ラインの経営管理課長職、社長室と購買部兼務の3部署兼務をしていたことがあります。創業社長の藤田光一郎さんと、その辺の資本政策について話し合っておくべきだったと思っています。大筋のシナリオの了解を取り付けておけば、つぎに社長になった近藤俊之さんと話ができたのでしょう。近藤さんからは一度、外資からその辺の資本政策について申し入れがあったと話がありました。そのときは帝人と治験データ管理事業の合弁会社の経営をしていましたので聞き流しました。直接手を出すわけにはいきませんでした。3年間と期間を区切って引き受けた重要な4課題を背負って、二つは片づけましたが、最後の二つの大詰めに来てました。片手間にやれるような仕事ではないと判断したか見送りました。治験データ管理会社の黒字化や資本提携解消交渉も近藤社長の特命事項でした。社長や副社長特命事項の仕事が多かった。(笑))

 光洋中学校はZoomとロイロノート(アプリ)を使った授業を実施しています。3月にもやっていたので先生も生徒も慣れたでしょう。スマホ中毒の生徒は授業に参加していてもテーブルの下に置いたスマホをいじっているケースが少なくありませんがこれは防げませんね。1週間で元の授業に戻れるなら、影響は小さいでしょう。スマホ中毒患者は4割ぐらいいそうです。
 Zoom授業は授業時数にカウントできないので、受業時間数の確保がたいへんです。1週間自宅でZoom授業だと退屈でしょうがない。学校で友達に会い、普通の授業を受けたくなりますね、1週間ですから、辛抱してください。


<5/19北海道新聞根室地域版の記事です>
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