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#4424 Z会共通試験模試:数1Aと数ⅡB Dec. 10, 2020 [65.a 成績上位層にかかわる問題]

 医学部受験の生徒がZ会の共通試験模試をやってみた。数1Aは86、数ⅡBは84だったとほっとした顔をしていた。数ⅠAで循環小数と無限小数を分ける問題で、うっかりケアレスミスをしてしまったと笑っていた。共通試験本番までには90%を超えるめどがついたようだ。気持ちは満点狙いかも知れない。
 数ⅠA,数ⅡBは『シリウス』で全問をやり、青チャートで数Ⅲ、その後『1対1シリーズ』6冊から不安な分野の問題をピックアップしてやり終え、『やさしい理系数学』で仕上げだ。Z会から送られてくる問題も消化していた。共通試験は青チャート程度の問題だから、このレベルの難易度はすでに標準問題になってしまっているから、90%の得点に手が届く。問題集の例題解説を独力で読んで、すぐに演習問題をやるスタイルでいままでやってきた。わからないところだけ質問を受け付けるので、独力でやるスタイルがすっかり身についた。数学は自分で問題を解かないと力がつかない。できる生徒ほど解説が少なくなる。くどい解説は時間の無駄。この勉強法が可能なのは百人に一人、全国模試で数学の偏差値が70以上ないと無理なやり方です。中の上くらいの生徒には丁寧な解説が必要で、もちろんそういう生徒の方がずっと多い。
 英語は高校3年分の教科書を1年3か月で消化、そして原書講読授業で採り上げた教材はハラリ"Sapiens"、これを50ページ精読するところまでは伴走し、生成文法を用いて必要に応じて解説した。これで大学入試の長文問題は難易度の壁が消えてしまった(大学院入試も医学関係専門書を数冊読み専門用語に慣れておけば問題なし、文学作品と違い、医学関係で構文の複雑な論文や専門書なんてほとんどない。SRL八王子ラボ勤務のときに暇を見つけては、仕事時間中に面白そうな記事をピックアップして、英文の20種類ほどの医学専門雑誌に3年間目を通していたことがある、勉強になった)。
 その後9月ころだっただろうか、は速度アップと問題慣れを課題に挙げてトレーニング、ここからはまったくの独力である。カッティングエッジの長文全18問はQRコードで音声も聴けるからリスニング対策にもなったようだ。10日間でやり終わって、力のアップを感じたと言っている。カッティングエッジをやっているときには2か所だけ質問があった。この問題集は分量も適度、長さもさまざまなものが混ぜられていて適度、そして音声が聴けるから、優れものだ。この長文問題集を選んだ学校の先生が偉いとは生徒の弁。そのあとは『やっておきたい英語長文700』を力を維持するためにやっている。共通試験90%超えは問題なしだ。2次試験も英語は難易度の問題はない。
 国語が75-80%になるので、英数で稼げるだけ稼いでおきたい。今の時点で得点が目標値に追いついていないのは化学のみ。

 道東地域推薦枠は共通試験で75%オーバーが最低ライン。いままでの勉強の仕方から判断して、この生徒は2次試験の方が有利だ。何も言わなくても共通試験終了まで手を抜かないだろう。塾に通い始めたのは小5のとき、1月4日だった、もうすぐ7年間になる、すっかり大人になった。

 来年以降、医学部を受験する田舎に住む高校生のために進捗状況のメモを残しておく。 


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