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#4414 反旗を翻した新型コロナ感染症対策分科会:尾身茂会長 Dec. 1, 2020 [35.1 COVID-19]

 新型コロナ対策分科会の尾身会長が政府に反旗を翻した。御用分科会と揶揄されていたが、急な方針転換は政府に秘密裡に、分科会が開かれる直前まで議題を伏せて、下準備がなされていたようだ。尾身会長、なかなかの仕事人だ。(笑)

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尾身会長「個人の努力のステージ過ぎた」
 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は27日の衆院厚生労働委員会で、感染防止対策について「人々の個人の努力に頼るステージは過ぎた」と述べ、政府や自治体の対策を強化すべきとの認識を示した。


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 11月になって様子が変わり始めた。PCR陽性者が2000人/日を超える日が7日もあった。東京都の陽性者数も500人/日を超え始めている。じきに東京だけで千人を超えることになるだろう。そうなったときに、政府がなんというかは想像に難くない。「新型コロナ感染症対策分科会の提言に従って対策を打ってきたが感染拡大を防げなかった」と主張し、無策の責任転嫁をするのは目に見えている。尾身会長は身の危険を感じたのだろう。
 自治医大出身者で地域医療に携わった後、厚生省技官、そしてWHOへ、一度は日本政府からWHO事務局長へ推薦されるも落選、なかなか華麗な経歴の持ち主なのだ。
 政府に忖度するばかりで、モノの言えない小心者かと思っていたが、そうではなかった。身に危険を感じたら、周到な準備をして危険回避行動のできる人だった。
 これで、感染症専門家としていうべきことは言ったと満足してるだろう、ぎりぎりセーフ。
 西村担当大臣、加藤官房長官、菅総理よりも役者が一枚上、出し抜かれて地団太踏んでいるだろう。
 用意周到、じつに手際のよい掌返しだった。(笑)




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