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#4000 五年目の車検:走行距離20936km May 18, 2019 [37. 老人介護・医療]

 月曜日に車検に出して、昨日金曜日の午後に五年目の車検が終わって車が戻ってきた。
 バッテリーがヘタっているので交換したほうがいいというので、アイドリング・ストップ対応の高性能バッテリーを薦めてくれた。
 エンジン始動のときに大容量の電力を食うので、バッテリーがヘタればエンジンがかからないことがあるかもしれない、安心して走れたらいい。アイドリングストップ機能をオンにしてあると、信号で頻繁にエンジンが止まり、そのあと始動することになる。オフにしておけば高性能バッテリーは必要なしということ、要は乗り方次第。4年に一度、通算15000㎞走った辺りで交換しておけばどんな乗り方をしてもいい。
 車載バッテリーについてネットで色々調べたが、ユアサが車載バッテリーメーカでは老舗ということが分かった。
 5年間で20936kmだから、年間4000㎞ほどしか走っていない。車がないと買い物が不便だ。あと何年運転できるかな。最近高齢者による自動車事故で若い人たちが一度に数人亡くなるような悲惨な事故が頻繁に起きているので運転をやめるタイミングをあらかじめ決めておこう。自転車に乗れなくなったら車の運転もやめようと思う。
 免許証を返納した後の生活パターンのイメージはまだわかない、不便だろうな。
 ボディがクッション材でできているような、排気量が小い試作車がテレビで紹介されていたが、あれも超高齢化社会へ向けてのアイデアの一つか。買い物や病院通いに限定するなら、ああいう車もありだ。根室の市街地なら渋滞の心配もない。過疎地と都会は高齢者対策も違って当然だ。

①距離メータ:20936km
SSCN2752.JPG



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#3999 サイクリング・シーズン到来:コース解説 May 18, 2019 [85.サイクリング]

 天気がいい、少し風が強い。2時ころサイクリングに出かけた。
 午後2時:気温15.1度、南南西の風11.5m

①サイクリングコース
SSCN2756.JPG

 緑色の左端が根室高校、まっすぐに行って、青とぶつかるところがT字路。緑の部分の往復が10.4㎞で昔の女子マラソンコースで根高グランドから計測するときっちり往復10㎞ある。これがサイクリングコースA。
 途中から青色で左に折れる点が高校前から2.6㎞、まっすぐにオホーツク海へ向かって最後の1/3が下り勾配、高低差35m、下り切ったところで左に曲がりながら150度右折して海岸通りへ出たところが高校前から4.8㎞、そこから東へオホーツク海沿いの海岸通りを2.7km走ったところで右折、この分岐点が高校前から7.5㎞地点。ここから原野へ登り勾配、高低差35m。根室高校から牧の内T字路まで10.8km、このオホーツク海周りコースがサイクリングコースB、16㎞ある。途中に交通信号はない。
 青で囲まれたところに根室市の水源と牧の内ダムがあります。原野の中の水源ですから、周囲の牧場から雨水が流れ込みます。幅200mくらいのミズナラの森林帯で囲めば水質はずいぶんよくなるのでしょう。溜水ですから、川の水や地下水と違ってミネラル分が極端に少ない。日常飲用する水道水は水質は根室っ子の健康や体質に影響しているはず。水から摂取する分も食物で摂るしかありません。
  摩周の水が落石の浜町海岸駐車公園まで来ている、広場に水道の栓があったがまだあるかな。
 厚床から別海町へ向かって走り、信号を左折すると「奥行駐車場」があるが、そこにも水道栓がある。別海町の水道は地下水だから水質がいい。ここを通るときに水を汲んでいる。

*ミネラル欠乏症、ミネラル不足摂取による症状と健康影響
http://mineral.e840.net/m180000.html

*地図を拡大表示してみたい人へ
 画面の表示サイズは自在に拡大・縮小できます。画像だけでなく、文字も同時に大きくなったり小さくなったりします。Ctrlキーを押しながら「+」キーを押すとその都度拡大されます。Ctrlキーを押しながら「-」キーを押すと、縮小されます。

 Bコース左回り、高校前から牧の内を2.6㎞走って左折、オホーツク海へまっしぐら。ケキョケキョと鶯が啼いていた。
オホーツク海沿いの道路まで2.2㎞で途中から下りなのだが、時速50㎞に届かない、ここは向かい風だ。南南西の風なのに、どうしてここだけ北風なんだと頭の中は???、必死に漕ぐが最高時速は48.1㎞、あきらめて漕ぐのをやめた。ここまで平均時速26.8㎞。海岸沿いに2.7㎞走る、軽快に風を切る。牧の内へ左折するところまで平均時速は26.9㎞をキープ、そこからは登り坂だから、スタミナ切れ。そのあとの3.3㎞はだらだら走る。T字路まで来て根室高校方向へ右折。角の牧場が畑を耕していた。前方500mほど先をロードバイクが走っているのが見えたが、なかなか追いつけない。必死に漕いで、根室高校前で100mくらいまで距離が縮まった。17kmで平均時速20.5km。
 自衛隊分屯地を一周して今日のサイクリング終了。走行距離23km、最後の追いかけっこがきつかった。家についたらお風呂にはいって汗を流した。好い休日だ。

 累計走行距離4965㎞

 あと35㎞で5000㎞になる。
 このロードバイクに乗ってから1万キロは走っている。

②愛車
SSCN2707.JPG
 オヤジが癌で亡くなったのが平成5年9月、その数年前に買って乗っていたのがこのミヤタ製のカーボンファイバーフレームのロードバイク。ふだんは別のロードバイク(以下、RBと略記)に乗っていた。一輪車も乗っていた、体協の指導員の資格をとって根室の子どもたちに教えていた。40-50歳のあたりの人は一輪車乗りのオヤジに習った人がいるだろう。このロードバイクはオヤジが亡くなって数年間納戸に吊り下げて飾ってあった。自転車はわたしも好きだから、愛用している。かれこれ30年以上の「老朽車」であるが、手入れして乗っているから、新品同然だ。(笑)
 オヤジが普段乗っていたもう一台の白いロードバイクは姪っ子が数年乗っていたが、2度盗まれて一度は戻ってきたが、2度目は戻ってこなかった。お陰で、足が長くてスタイルのよい姪っ子は自転車でケガをすることがなかった。(笑)
 もう1台自転車がある。マウンテンバイク(MTBと略記)でこれもミヤタ製、前輪にサスペンションがついているから、25㎝の高さの縁石なら、そのまま飛び降りてなんともない。街乗りならこちらの方が運転しやすい。タイヤ幅が5.5㎝あるから、クッションが利いて乗り心地はRBよりもずっとよい。乱暴に乗り回してもいいように頑丈にできているから、好いところばかりではない。14㎏あっておまけにタイヤの幅が2倍もあるから路面との摩擦が大きくペダルが重いのが欠点だ。ブレーキがいつでもがっちり利くから急停車しても転倒しずらい。ただし、お尻をサドルから外して後輪すれすれまで落とさないと、ブレーキが利きすぎて後輪が浮き上がり前輪を中心に1回転してしまう。T字路の突き当りで、右折してくる車が斜め横断してきて進路をふさがれて急ブレーキをかけ、きれいに宙を舞ったことがある。とっさに頭を中に入れて受け身をとったが、25㎝の高さの縁石に左大腿部を打ち付けてしまった。みるみる腫れてきて、ズボンがパンパンになったが、骨折はなかった。痛かった。ふだん運転しない高齢の女性ドライバーが無茶な運転するので、休日のチャリンコの街乗りは危険である。あれから安全ののりしろを大きくとるような乗り方になった。痛い思いをして学んだ。(笑)

③根室半島東部白地図1/25000
SSCN2755.JPG

 左の黒の濃い部分が根室市街地、上がオホーツク海、下側が太平洋、右端が納沙布岬です。


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#3998 地元根室島民2世の異見:丸山穂高議員発言 May 18, 2019 [21-1領土返還地元の異見]

 #3993で丸山穂高議員の発言をとりあげた。
戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」とビザなし訪問で、団長の引揚者に繰り返し質問したと騒がれている。日本維新の会は除名処分では飽き足らず、議員辞職に追い込みたい意向だ。マスコミも外務省を忖度するかのような記事を一斉に流している。

 丸山穂高氏はビザなし訪問をして、その実態を知り、こんな交流を続けても意味がないことがわかって、本音の発言だったのではないか。太字の部分を読んでいただければ、丸山議員の落胆と怒りがいくらか理解できるのではないか。
 大事なことなのに多少なりとも酒を飲んでの発言、そして情けないことに腹が座っていないから謝罪までしてしまったところが大きなミス。国会議員としての慎重さに欠けていた。

 戦争でとられたのだから、戦争しなきゃ取り返せないというのは地元では普通の会話だ。「戦争で獲ったものをロスケがただ返すわけはないべ、戦争しないと取り返せない、だけど…」というのがヘタレの地元のふつうの人の本音。日露外交の七十余年もそれが真実だと語っている。ビザなし交流なんかでロシアが北方領土を返すと思うのは根室ではよほど能天気な人だけ。テレビの取材の入っているところで、国会議員に本音で詰め寄られたら、外務省の予算丸抱えで訪問しているのだから、ああいうもぐもぐした返事しかできない。下手に本音を言えば、訪問団のメンバーには加えてもらえなくなる。

 ビザなし訪問をしたことのある地元の島民2世から、丸山穂高議員の発言について、このところのマスコミ報道をバッサリ切るような投稿をいただいたので、本欄に転載して紹介する。論旨のはっきりした見事な文章、北海道の女は強い。(笑) 
 ebisuも投稿者と同じ島民2世である。択捉島の墓に眠る婆さん、残念だけど墓参りにはいけない。
 水産資源の豊富な択捉島を取り戻したら、全島アイヌの居住区とすればいい、元々は北方に島々に居住していたアイヌのものなのだから、和人の土地や家屋の所有は未来永劫なくていいのでは。そういう案について議論してもいい。



*#3993 丸山穂高議員:「戦争で島を取り返す」発言 May 15, 2019
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2019-05-15

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国会議員としてはハメを外したようですが、辞職するまでの内容とは思えません。 マスコミは「戦争」発言の部分をフィーチャーして大げさに騒ぎ立ててますが、うんざりします。 
そもそも日本は戦争放棄した国です。戦争しない(できない)国なのに「島を戦争で取り戻すのに賛成ですか、反対ですか」などと”愚問”を投げかけたことに国会議員として問題があったと思います。 ふだんから、私たちは領土問題について、「ロシアが四島を返すことはない」「もう一度戦争が起こらない限り四島を取り戻すのは無理」とか「仮に戦争をしても、日本はロシアに負けて島を奪還できないだろう」とか普通に議論しています。 議員が「戦争」ではなく「武力」という言葉を使ったらどうだったんでしょう? 
ロシア(旧ソ連)は戦後、択捉から群島へと侵略し武力で占拠してきたんです。だから、防衛庁筋の人も議員の発言が「あながちまちがってはいない」としています。しかも、ロシア人に向かって喧嘩を売ったわけでもないのに、これでは言論の自由が危ぶまれます。 維新の馬場幹事長がロシア大使館に直接謝罪に行くとの報道がありましたが、バカにもほどがあります。「島を返せ」のスローガンを封印した時点で千島連盟は、もはやアウト。某氏が「発言によって今までの尽力が無になる」とまで言ったそうですが、ロシアに忖度すれば、島が帰ってくるとでも思っているのでしょうか? 27年間もビザなし交流をやって何を得たというのでしょうか? 
交流は、外務省のパフォーマンス行事です。政府や団体は「ビザなし交流」と「領土返還運動」は別だとして、交流中は領土問題についての会話を禁止にされています。人選には「裏」があり、内密に決められてしまいます。通訳や医療関係者やお役人さんたちを伴い、一人頭の渡航費用は数十万から百万単位になると聞いています。こちらからは船内泊がほとんどですが、ロシアの島人はかなり優遇され、本州まで行くこともあり、いわば観光ツアー気分で何度も日本を訪れている人たちがいます。日本から行っても、ロシアから来ても金は日本から出ています。元をたどれば国民の税金です。
鈴木宗男氏は、ビザなし交流は「平和条約締結」のための礎と言ってますが、領土返還に繋がらなければ、意味なし事業です。 27年前まではビザを申請して島に渡って墓参りしてました。 ビザなしと言っても、ロシア国旗をあげて海域に入ったり、税関手続きをしたり、島をロシア領土と認めているに等しい行動をしているわけですから、ビザありもなしも同じこと

本来、一議員の失言だけではなく、口先だけで何もしない国会議員と、あやしい外務省が批判されるべきで、矛先が狂っているように思えます。 
だいたい、日本は四島を不法占拠されたまま、歴代首相はろくな交渉もできずにいて、それが70年以上続いているんです。武力で奪われてしまった島を、ロシア島民との交流で返してもらおうだなんて、それこそヘタレが考えることです。 丸山議員がビザなし交流の場で「戦争」という言葉を取り上げた背景を、日本国民は今一度、考えてみるべきでしょう。議員も、上っ面の「交流」の無意味さを実感していたのかもしれません

久しぶりに熱くなりました。
長文失礼しました。(~_~;)
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 ビザなし交流は訪問団一人当たり30万円ほどかかっている。以前、公表資料から試算してみたことがあるが、船のチャーター費用が大きい。返礼に実施しているロシア側関係者の日本観光旅行をコストに入れたら、百万円近くになるだろう。

#195 すこし過激な北方領土返還論:MIRV開発・組み立て・配備・解体ショー

#1892 映画「マーガレット・サッチャー」と北方領土 Apr. 6, 2012

#2053 マーガレット・サッチャーと領土問題(2) : 北方領土・竹島・尖閣列島 Aug. 14, 2012

*#2054 マーガレット・サッチャーと領土問題(3) : Aug.16, 2012



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#3997 ビザなし訪問随行経験者の異見:丸山穂高議員発言 [21-1領土返還地元の異見]

 丸山穂高議員が戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」とビザなし訪問で、団長の引揚者に繰り返し質問したと騒がれている。日本維新の会は除名処分では飽き足らず、議員辞職に追い込みたい意向だ。
 丸山穂高氏はビザなし訪問をして、その実態を知り、こんな交流を続けても意味がないことがわかって、本音の発言だったのではないか。
 ビザなし訪問に何度か随行経験のある方からも投稿をいただいているので、本欄で紹介する。外務省がやっているビザなし訪問と北方領土返還外交のまやかしが「丸山穂高発言事件」で如実にでてしまったように感じる。

*#3993 丸山穂高議員:「戦争で島を取り返す」発言 May 15, 2019
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2019-05-15

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「どういうわけか宗男氏は20回以上も訪問を繰り返している。北方領土返還運動の在り方に疑問をもつ元島民も少なくないから、千島歯舞居住者連盟の会員とならない2世は、窓口がないので一度も墓参に参加してない者たちがいる。元島民でも墓参に行きたくても行けない者がいる。ビザなし訪問も、墓参もすでに一部の者たちの利権と化しているようにわたしには見えている。元島民でもない一政治家が、なぜ20回以上も国費で北方領土訪問が可能なのか、理由があるはず。」

小生も今から10年ほど前まで数回国後・択捉へのビザなし訪問団に随行し、一度鈴木宗男氏と一緒だったことが有ります。とにかく目立つ人で、同行していたNHKのカメラマンが、「こちらは意識していないんですが、帰ってきてビデオを見ると何故かカメラのアングル内に写っている不思議な方です」と苦笑していました。その宗男氏、当時は何とかちゃんと(?)開かれていた現島民と訪問団との意見交流会では、真面目に彼が官房副長官としてモスクワに小渕首相に同行した際のロシア政府との北方領土返還交渉の顛末を現島民に話していました。鈴木氏は勿論南クリルの行政府では有名な日本人ですから、ロシア側にとってはある程度言動を黙認せざるを得ないですし、また一方の日本政府にとっても彼に日ロ外交交渉の内幕(日本側にとって有利な事実)を語ってもらうことで外務省の直接関与を避けたい(宗男氏のようにはっきり言えないから?)からかも知れません。とにかく日本側からは政府の代弁者であり、ロシア側にしてみれば適当なガス抜きのピエロ??なので、(彼が同行すればマスコミ的にも絵に成るからか)当然ビザなし訪問団としてはVIP扱いなんでしょうね。

そのビザなし訪問団ですが、小生の印象では主催者の違いにより若干の色が違うように感じます。北対協(北方領土対策協議会)が主催する訪問団はどちらかと言えば全国から様々なジャンルの参加者(北方領土に無関係な者も結構居る)を集め、北方領土問題を喧伝するいわば「北方4島巡りツアー」の派手な色彩が強いですね。一方道の関係者団体が主催する訪問団は団員も割と地味な顔ぶれで行動も堅実かも知れません。
Ebisuさんにしてみたら「いつまで経ってもダラダラと・・・」「北方領土返還で食っているのでは・・・」でしょうが、とにかく忘れられないように(時効を防ぐ)年中行事化するのが外務省の目的でしょうか。

by 隣町の住人 (2019-05-16 11:31) 
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隣町の住人さん

おはようございます。
宗男氏はロシア側にも日本政府にも重宝な存在ですか、訪問団随行経験からの貴重なご意見ありがとうございます。

千島歯舞居住者連盟は千島会館にありますが、館長とずいぶん前に話したことがあります。訪問メンバー選定の権限は根室にはないようで、別のところで決まっている様子でした。
予算担当部署は外務省ですから、外務省で人選しているのでしょう。だから、予算消化のためのイベントと化してしまう。
自前でお金出して運動しようなんて人はほとんどいないのでしょうから、北方領土返還運動なんてとっくに実態がありません。

墓参りしたい人たちも順に鬼籍に入ってゆきますから、墓参もあと10年かな、引揚者や元島民が死んでしまえば自然消滅します。

2世が具体的な戦略をもたず、現在やっているような外務省の予算消化のイベント参加に終始するなら、利用されるだけ。自前で領土返還運動を興すことを考えるべき時期に来ています。
2世に北方領土返還運動を担える人材がいれば変わりますが、摩擦は大きい。火の粉をかぶってもやる覚悟の人が3人出てくればなんとかなります。
by ebisu (2019-05-16 11:51)  
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#195 すこし過激な北方領土返還論:MIRV開発・組み立て・配備・解体ショー

#1892 映画「マーガレット・サッチャー」と北方領土 Apr. 6, 2012

#2053 マーガレット・サッチャーと領土問題(2) : 北方領土・竹島・尖閣列島 Aug. 14, 2012

*#2054 マーガレット・サッチャーと領土問題(3) : Aug.16, 2012



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#3996 散り始めた桜とまだ蕾の桜 May 17, 2019 [87.根室の話題]

 朝は7.8度だったのに午後2時には15.8度まで気温が上昇した。庭の桜が散り始めた。

 *画面の表示サイズは自在に拡大・縮小できます。画像だけでなく、文字も同時に大きくなったり小さくなったりします。Ctrlキーを押しながら「+」キーを押すとその都度拡大されます。Ctrlキーを押しながら「-」キーを押すと、縮小されます。

①土の上の花びら
SSCN2750.JPG

② 露出不足の写真になってしまった(笑)
SSCN2747.JPG
 桜の木の中から空を見上げるとこうなる。

③アッツ島の桜
SSCN2748.JPG
 これも桜だが、まだ赤い蕾のまま細い枝を風に揺らせている。開花は1週間後だろうか、それとももう少し後だろうか。
 根室から1500キロほどの北太平洋上に浮かぶアッツ島の桜だそうだ。ここで米兵と戦って2638名が戦死、26名が捕虜となって生き残った。生存率1%未満、文字通り玉砕している。おふくろは「アッツ島で兵隊さんがたくさん亡くなったから」と満州で侵攻してきたソ連軍と戦って戦死した兄をしのんで20年ほど前に庭に植えた。ソ連兵と戦って死んだ兄もアッツ島で米軍と戦って玉砕した数千人の日本人将兵も、おふくろにとってはかわりがないのである。
 アッツ島の玉砕がなければ米軍は北方領土を伝って北海道へ侵攻しただろう。お袋のふる里である択捉島の住民も国後島の住民も歯舞群島の住民も、沖縄が戦場と化したようにたくさん亡くなったに違いない。兵隊さんたちどうもありがとうと心に念じて植えたのだ。
 あらためて①の写真を眺めたら、土の上に散った白い桜の花びらが兵隊さんに見える。


④つつじ
SSCN2749.JPG
 鉢から植え替えて2年目のつつじである。ようやく青い葉がでてきた。

*アッツ島の戦い
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%84%E5%B3%B6%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84





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#3995 『ゲーデル、エッシャー、バッハあるいは不思議の環』May 16, 2019 [44. 本を読む]

 いつか読まなくてはと思っていた本を根室の本屋さんで注文した。たまたま、昨年、ゲーデルの『不完全性定理』を2/3ほど読んでいた。いきなり数学の証明の本を読むのは無理だから、数理論理学の入門書を一冊読んでおいた。お陰で序章の38頁まではスムーズに読めた。残りの700頁は問題なかろう。20年前に読んだらかなり難解な本だっただろうが、いまは必要とされる周辺知識を獲得済みなので難なく読める。

 この本の翻訳者の一人に、翻訳の名手である柳瀬尚紀さんがいるが、根室高校の6年先輩にあたる。どういう日本語を充てるのがふさわしいのか、とことん考えて訳文を作る人だから、原著と読み比べてみたらいい。工夫の跡が随所に確認できるだろう。
 柳瀬さんは3年前に亡くなられた。

 出版20年記念版の序文にはバートランドラッセルの『プリンキピア・マテマティカ』がいきなりでてくるから、自然数を使った数学の証明法や公理的な数学モデル構築に関する知識がなければ意味が理解できないだろう。この本は広い教養と数理論理学の専門知識と深い深い思索を同時に要求するから、読んで理解できる読者はとても少ない。この本を読んで理解できる知性がいま日本には何人いるのかな。

 ホフスタッターがなぜ数学者と絵描きと音楽家をとりあげたのかは最初の章で理由が明らかになる。

 ホフスタッターには、バッハの「音楽への捧げもの」のカノンが無限に上昇しながらいつのまにかもとのハ短調に戻る。エッシャーのだまし絵、水が下へ下へと流れているのに、ちゃんと元へ戻ってくる、そこに同じ構図のあることを見ている。彼が見ている同じ構図が「不思議の環」である。
 わたしも、ユークリッド原論とラッセルPMとマルクス資本論に同じ構図を見ている。ホフスタッターと同じ経験をしているから、理解しやすいのだろう。
 
わたしにとってはちっとも不思議ではない異なる分野で生じる同型性、むしろ当たり前の環。これら三つの書物に共通しているのは演繹的体系だということと、それだからこそ学の出発点に公理を設定しており、公理自身はそれぞれの体系内部では論証不可能だということ。そして公理を変えれば別の演繹体系が立ち上がるということである。経済学に対してこのような主張をしているのはebisuが世界でただ一人である。
 演繹体系がその出発点にそのモデル体系では証明不可能な公理をもつのは当たり前のことだから、マルクスは価値と使用価値の定義を経済学の公理にして演繹的な記述をはじめて、弁証法にとらわれて迷路に入り込み破綻した。数学音痴だったマルクスは流行り病の弁証法が方法論としてはダメだということに資本論1巻を書きあがて気がついたのだろうと思う。かれは方法的破綻を明確に自覚していた。だから晩年の10年ほど沈黙したまま死んでいる。共産党宣言を書いて、世界中の人々を煽って、いまさら自分の経済学方法論が間違ってましたなんて言えなかったのだろう。方法的破綻が明らかになったらもう書けない。哀れな晩年のマルクス。
 わたしは職人仕事と「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」という商道徳を出発点に措定した経済学を展望している。

 いずれかの分野を深く掘り下げれば、興味のある別の分野にある同型性が見えてくるもの、これは平等性智の働きである。エゴの発動である自他弁別本能を抑制すれば見えてくる。自我本能を抑制できない人に理解できるだろうか?amazonに並んでいる書評を読んでみたらいい。

 大数学者の岡潔先生の最終講義が『数学する人生』(新潮文庫)として出版されています。生とは何か、命とは何か、自然とは何か、西洋科学とはまったく別の視点からの考察が述べられていますから、ホフスタッターの思索と比べてみると、『ゲーデル、エッシャー、バッハあるいは不思議の環』がどういうレベルの議論をしているかよくわかります。
  



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②エッシャーの大判の画集です。30年ほど前に本屋をぶらついているときに見つけて買いました。ほしかった画集が目の前に突然現れたのです。うれしかった。
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③ゲーデル『不完全性定理』です。いきなりこの本を読んでも理解不能ですから、数理論理学の入門書を1冊読みました。バッハのCDはおまけです。「音楽の捧げもの」もCD棚にありました。ARCHIV 指揮者はラインハルト・ゲーベル、演奏はムジカ・アンテクワ・ケルン。POCA-2123

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④バッハ「音楽の捧げもの」。J.S.バッハは好きな作曲家だから探したらCD棚にありました。この本の構成はバッハの「音楽の捧げもの」を模したものとなっています。形を模すことで何かが浮かび上がってくることを書き手が期待している風に感じます。
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ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版

ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版

  • 作者: ダグラス・R. ホフスタッター
  • 出版社/メーカー: 白揚社
  • 発売日: 2005/10/01
  • メディア: 単行本
ゲーデル 不完全性定理 (岩波文庫)

ゲーデル 不完全性定理 (岩波文庫)

  • 作者: ゲーデル
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/09/15
  • メディア: 文庫
音楽の捧げもの

音楽の捧げもの

  • アーティスト: ムジカ・アンティクワ・ケルン,バッハ,ゲーベル(ラインハルト)
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1992/04/22
  • メディア: CD
 
数学する人生 (新潮文庫)

数学する人生 (新潮文庫)

  • 作者: 岡 潔
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/03/28
  • メディア: 文庫


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#3994 キムリア:一回3349万円の白血病治療薬 May 15, 2019 [8. 時事評論]

 ノバルティスファーマから画期的な白血病治療薬がでているが、このたびめでたく保険収載される。5月22日から適用だという。
*「1回3349万円の白血病治療薬、保険適用を決定 」日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44794650U9A510C1MM0000/?n_cid=DSPRM1489&fbclid=IwAR1StVtzaeSj6WYEs2HJiuxDK_U5_FvObVQj5O-VO65zaxt5gCfhoB2o9JA


 中央社会保険医療協議会が審議していたのだが、どういう計算で3349万円の公定価格が決められたのだろう。この協議会の委員の方たちは、医薬品の製造原価について知識はないだろう。製薬メーカの資料をそのままうのみにしていないか、チェックすべきは事務局をしている厚生省の職員だろうか、いや、荷が重すぎる。

 1990年ころのことだが、染色体検査の「公定価格」が原価割れしているので、原価計算資料を送付して価格アップを交渉したことがあった。その結果400点(4000円)ほど値上げできた。当時のSRLは染色体外注市場の8割程度のシェアーがあったのだが、そのSRLですら利益の出せない分野だった。物は試しにやってみようということでやってみたら、OKがでた。値上げすることで、黒字検査になったから、染色体検査分野へ他の会社の参入が容易になった。公定価格は適正な水準に維持されなければならない。
 薬価や臨床検査の審議をしているところはその有効性については強い関心があるが、製造原価について無知であり、関心が薄い。そういうシステムは社会保険財政を危うくしかねない。

 たとえば、キムリアの開発費が1000億円かかったとしよう。10年間で開発費を償却しようと思うと、年額100億円である。
 市場規模が年間100人と10000人では薬剤一回当たりの開発費の償却負担が1億円と100万円の違いが出る。製造コストも年間100人分と10000人分では30:1くらいの差があるだろう。
 
 キムリアはなぜ高いのか、ひとつは希少疾患で患者数が少ないことが理由だ。二つ目の理由は治療薬の製造工程にある。患者から採取した免疫細胞の遺伝子を改変して癌への攻撃力を高める「CAR-T細胞療法」は製造工程が複雑だからである。

 今日(5/15)北海道新聞夕刊に治療薬製造手順が載っているのでかいつまんで説明する。
 日本国内で患者の体内からT細胞を含む白血球を採取、凍結保存し、航空機で米国に輸送する。米国ニュージャージー州にあるノバルティス社の専門施設で、癌細胞を攻撃する遺伝子を導入して改変し、CAR-T細胞を増殖させ、厳しい品質検査を重ねる。いわばテーラーメイドだから高いというのである。

 この薬剤を使う患者が百倍になれば、製造方法は劇的に変わる。価格が下がればこの治療薬を使える患者数が増える。大尉症患者が増えれば高度な熟練技術をもたないものでもやれるように機械化もはかれる。ノバルティスは製薬メーカーの巨人であり、世界中から検体を集め、治療薬を製造できる。日本で社会保険に収載されるということは販売戦略上大きなメリットである。公定価格には交渉の余地があるということだ。

 臨床検査最大手のSRLでは、新規項目は特殊検査部で導入されることが多い。理由は検体が少ないことから、手作業になるので、ルーチン検査部門ではやれないからだ。特殊検査部は検査の種類ごとに3課に分かれていた。手作業だから1検体当たりのコストはべらぼうに高くなり、それに見合う価格はつけないのでこの検査部門は赤字である。百の赤字項目の中から、黒字になる項目がでてくればいいのだ。新規の赤字項目をたくさんやることで、その中から有望な新規項目がみつかる。赤字部門を抱える余裕のない会社はすばらしい新商品を探り当てることができない。
 10-100テスト/日のうちは、手作業での検査となるが、これが数百テストに増えてくるとルーチン検査部門へ移管される。既存のラインへ落とし込むか、数人のグループによる分業化と機械化がなされるので、製造コストは数十分の一になり、ものによっては採算がとれだす。受託数が1年以内に百倍になるような有力な検査項目なら、赤字での販売価格設定がなされる。一年後には市場が独占できるなら、価格破壊戦略をとっても構わない。儲けはあとから、量産体制が整い製造コストが目標通り下がってからでいいのである。

 新聞記事で製造工程を見た限りでは、キムリアはSRLでもライセンス生産できそうだ。3年あれば製造コストは1/10以下にできるだろう。わたしがSRL学術開発部門のスタッフなら、ノバルティスとライセンス生産の話をはじめたい。数年は赤字でいい、新規事業分野が開拓できる。CAR-T細胞治療薬はこれから種類が増えるだろうから、キムリアで橋頭保を築いておくのはSRLの経営戦略上学術開発担当取締役が考えて当たり前。面白そうだから、古巣に戻ってわたしがマネジメントしたいぐらいだ。(笑)

 さて、話を現実のキムリアに戻そう。このような高額治療薬は開発費と需要予測と公定価格決定に関する資料を整理して、毎回公開すべきだろう。それを嫌がる製薬メーカがあれば、保険収載を断ったらいい。

 保険収載すれば、需要は拡大するから、「公定価格」は製薬メーカとの交渉事であるはず。そういう機能を担う部署もないのでは?

 高額医療費は2016年度で年額2兆5579億円となっている。このままでは高額医療費で社会保険制度がつぶれかねない。 



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#3993 丸山穂高議員:「戦争で島を取り返す」発言 May 15, 2019 [21-1領土返還地元の異見]

 日本維新の会所属衆議院議員の丸山穂高氏が「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」とビザなし訪問で、団長の引揚者に繰り返し質問したと騒がれている。
 日本維新の会は火の粉を払うために離党届を受理せず除名処分。

*「維新、丸山穂高議員を除名処分 北方領土めぐる発言で」(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASM5G5HLFM5GUTFK018.html

 酔って暴言を吐いたということだが、ビデオを見る限りそんなに酔っているようには見えなかった。おそらくこの人の持論で本音だろう。反響の大きさに右往左往して離党届というのが実態に見えた。何が悪いとマスコミに向かって開き直る度胸もない、ようするに腹が座っておらず、まるで子ども。
 
 「丸山穂高」でググったら、酒を飲んで口論し相手を噛んだという記事がでてきた。
⁑「松下政経塾出身の元官僚 北方領土で問題発言の丸山穂高衆院議員とは」毎日新聞
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/松下政経塾出身の元官僚-北方領土で問題発言の丸山穂高衆院議員とは/ar-AABkYNH?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp

 口論して喧嘩に及び、相手を噛むというのは女のようなふるまい、喧嘩のしかたも知らぬ幼児性が強い人のようだ。この人も松下政経塾出身者か、半数程度はこういうレベルの人材、世間を騒がせた松下政経塾出身の政治家は少なくないので辟易している。玉石混交はどこにでもあるにしても、石っころが多すぎると感じるのはわたしだけだろうか?
 「橋下徹にさからえない」と発言したときも、すぐに撤回した。
 本音を語ったのなら、そのまま突っ走ればいい。ようは、腹を決めて発言するか否かだ。

 では、丸山議員の発言はあってはならぬものか、そうではないだろう。
 今のまま、ビザなし訪問なぞ百年続けたって北方領土返還が不可能なことぐらい、元島民だってほとんどの人が承知のことだ。それで何とかなると思う元島民がいるなら純朴に過ぎる。純朴には世間知らずの阿呆という意味もある。多くの元島民とその2世・3世は、戦後74年間成果のだせない政府の北方領土交渉に大きなストレスを感じている。感じていながら、自分たちで北方領土返還戦略を描くこともできない、ヘタレなのである。

 わたしの母は択捉島蘂取村生まれだから、ebisuは元島民2世。北方領土返還運動が具体的で現実的なものとなり、領土返還と言う目標を達成するための戦略を描けるものであってほしいと願う

①はるか国後島の茶々岳を望む…牧の内の牧場付近のサイクリング道路から
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SSCN2705.JPG
 国後の島影を見るたびに、わたしは、小学生のころにビリヤードの相手をしてくれた歯科医のT塚先生を思い出す。根室唯一の文学博士で考古学者の北構保男氏はT塚先生と根室商業の同期である。北構先生によれば、T塚先生は国後島の大漁師の息子だそうだ。どちらも長身、豪快な人。

 事件はムネオハウスで起きたらしい、その鈴木宗男氏が「元島民の平均年齢は84歳。人生限られた中で、どんな思いで島に足を踏み入れているか。涙が出る思いだ」と語っている。
⁂「再三渡航の鈴木宗男氏「涙が出る思い」 丸山発言に憤り
https://www.asahi.com/articles/ASM5G641GM5GUTIL03W.html

 ふざけるなと言いたい。宗男氏の言ってることは、まるでロシア政府の走狗。返還運動に携わる人たちを分断する彼の2島返還論の方が元島民にとっては辛い。7%の歯舞群島だけでいい、93%の面積を占める国後島と択捉島は放棄するという主張は、歯舞群島出身者と国後・択捉両島出身者を分断するものである。苦しい表情で歯舞群島出身者が何を語ったか、弊ブログの記事を読んでいただけばわかる。
 どういうわけか宗男氏は20回以上も訪問を繰り返している。北方領土返還運動の在り方に疑問をもつ元島民も少なくないから、千島歯舞居住者連盟の会員とならない2世は、窓口がないので一度も墓参に参加してない者たちがいる。元島民でも墓参に行きたくても行けない者がいる。ビザなし訪問も、墓参もすでに一部の者たちの利権と化しているようにわたしには見えている。元島民でもない一政治家が、なぜ20回以上も国費で北方領土訪問が可能なのか、理由があるはず。
 領土問題を広く喧伝するためには、北方領土を一度も訪れたことのない国会議員を優先的に行かせたらいい。今回の丸山衆議院議員のようにさまざまな意見が出てくる、あるがままでいいのだ。

 領土返還運動は政府の予算で賄われており、具体的で現実的な北方領土返還論が返還運動諸団体から提起されてことは一度もない。ああ、もちろん、会員は会費を支払っているから、全額が政府補助とは言わぬ。しかし、一回ビザなし訪問に行っただけで、現在の会費を戦後70年間支払い続けたとしても元が取れるほどの補助金事業であることも事実。
 今回の騒動を契機に、具体的で現実的な北方四島返還戦略が議論されることを望む

 我田引水ではあるが、弊ブログの記事のURLを貼り付けるので、お読みいただきたい。

#195 すこし過激な北方領土返還論:MIRV開発・組み立て・配備・解体ショー

#1892 映画「マーガレット・サッチャー」と北方領土 Apr. 6, 2012

#2053 マーガレット・サッチャーと領土問題(2) : 北方領土・竹島・尖閣列島 Aug. 14, 2012

*#2054 マーガレット・サッチャーと領土問題(3) : Aug.16, 2012

*#3871 根室市長「いかなる結果でも全面的に支持する」
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-12-02-1


 #3882 羅臼町長の北方領土に対する明快な意見 Dec. 15, 2018 
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-12-15


 #3929 VENONA文書と北方領土:四島一括返還の戦略 Feb. 13, 2019
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2019-02-12-1




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#3992 極東の町は花の咲く季節になりました May 13, 2019  [87.根室の話題]

 昨日の最低気温は3.7度、瞬間最大風速は北北西18.4m/s、とてもサイクリングする気分になれなかった。今日はうってかわって暖かいので郵便ポストまで往復したら、タンポポの黄色が鮮やかで、咲いているんだと気がつきました。自転車に乗って走ってると気がついていませんでしたね。

 今朝9時の気温は9.9度、北西の風2.5m/s

①縁石とアスファルトの間に根を下ろしたタンポポ、黄色がきれいです。デジタルのバカチョンカメラですから、花に焦点を当てて背景をぼかすなんてことはできません。絞り込んで花だけに焦点を当てた写真を撮りたい。
 SSCN2718.JPG

②極東の桜はようやく7分咲き、ツボミがたくさん残ってます。
 これも、センター付近の桜の花に焦点を当てて、周りをぼかせたらよほどいい写真になりそうです。家の1階のやめ部分と2階が映り込んでます、邪魔なだけ。
SSCN2719.JPG

③これはハマナスの枝です、葉っぱがでてきました。背丈は2mほどあり、幹の直径は3㎝。バラ科ですから、大ぶりの真っ赤な花を30個ほどつけると、あたりによい香りが漂います。開花は1か月ほど先。

SSCN2721.JPG
*#3778 ハマナスの花が咲き始めた July 6, 2018
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-07-06


<カメラ今昔>
 40年ほど前に一眼レフのペンタックスを使ってました。絞り優先のカメラだったと思いますが、シャッター速度もマニュアル設定できました。だから、被写界深度を意識してカメラを扱ってました。安いデジカメではそういうことができません、全部カメラの電子部品とソフトにお任せ。なんだか疎外された感じがしてました。
 昨日、プロの写真家さんの会員専用サイトを見ていたら、そのあたりの解説がありました。デジカメでもマニュアルで絞りの操作はできるんですね。バカチョンカメラだからできないだけ。CANONがお勧めでした。
 中学生の時(1963年ころ)にオヤジが買ってくれたカメラはミノルタ製でした。高校2年の時に引き伸ばし機を買ってくれたので、自分で白黒写真を焼いてました。すぐにカラーに変わって、それからやらなくなりました。
 FBで一昨日に東京在住のプロの写真家さんの解説を見てから、どの写真を見ても撮られた写真の絞りが気になるようになってしまいました。寝た子が起きたようです。(笑)

  根室の景色に特化した写真家さんのサイトを紹介します。オホーツクに沈む落日はどんな音楽や絵画よりも感動ものですが、その一瞬を切り取った作品が多い。
*<根室写真館>
https://www.facebook.com/masachuunemuro/posts/2441007316122288?comment_id=2441101469446206&notif_id=1557715777160068&notif_t=comment_mention





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#3991 今夜のおかずは地元落石産のオヒョウのフライ May 11, 2019 [86.酒と肴]

 オヒョウのフライは東京のレストランでは「平目のフライ」として供されている。一般家庭の食卓にでることはまずないだろう。スーパでは新鮮なオヒョウは手に入らない。ヒラメの切り身があっても、目玉が飛び出るような値段だろう。東京で35年間暮らしたが、スーパーでは一度も平目を買ったことがない。(笑)

 女房殿、魚屋さんへ行ったら、落石産のオヒョウの切り身が安かったと、買ってきてさっそくフライにしてくれた。150円/100gで550円だったというから、350gほどだろう。二人で食べるには十分な量だ。いつもは倍の価格がついている。水揚げ量が特別に多い日は値段が下がってこういうことになる。
 写真は、半分揚げたところで、我慢できなくてわたしが食べ始めたところだ。だから量はこれの倍くらいある。身が3㎝ほどの厚さがあった。
 オヒョウは英語名ではハリバット(halibut)、大きいものでは10㎏を超えるから、なんとなく元気のいい響きがある。


SSCN2710.JPG

 オヒョウのアラも売っていることがある。お吸い物にしたら絶品である。ワントレイ200円ぐらいで買え、半分で十分、残りは冷凍しておいて使う。切り身を作ったら、副産物としてアラもでるから、もちろん安い。
 地元産の新鮮な魚を週に数回食べられるのはなんと幸せなことか。
 昨夜は尾岱沼産のホタテの刺身を食べた。身が厚くて甘い。5年以上育てないとあんなに身が厚くはならない。養殖物は通常2年間育成して出荷するから身が薄くて甘みがない。
 今週は湾中漁業組合産の牡蠣もフライにして食べた。漁が少ないので根室以外では食べられないだろう。癖のないとっても上品な味である。高級レストランの食材に適した品のよい味。とっても幸せ、根室万歳!
 酒は北の勝を冷で飲んだ。食事しながらだとぐい飲み一杯だけで十分、そしてすぐに酔う。胃がないから飲んだとたんに腸で消化吸収が始まり酔いが回る、飲み終わって1時間したらすっかり酔いがさめている。飲みすぎるとか悪酔いするということがなくなった。

 首都圏で働いてる人で魚貝類の大好きな人は、定年退職したら、根室へ移住したらどうですか?


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