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#3993 丸山穂高議員:「戦争で島を取り返す」発言 May 15, 2019 [21-1領土返還地元の異見]

 日本維新の会所属衆議院議員の丸山穂高氏が「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」とビザなし訪問で、団長の引揚者に繰り返し質問したと騒がれている。
 日本維新の会は火の粉を払うために離党届を受理せず除名処分。

*「維新、丸山穂高議員を除名処分 北方領土めぐる発言で」(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASM5G5HLFM5GUTFK018.html

 酔って暴言を吐いたということだが、ビデオを見る限りそんなに酔っているようには見えなかった。おそらくこの人の持論で本音だろう。反響の大きさに右往左往して離党届というのが実態に見えた。何が悪いとマスコミに向かって開き直る度胸もない、ようするに腹が座っておらず、まるで子ども。
 
 「丸山穂高」でググったら、酒を飲んで口論し相手を噛んだという記事がでてきた。
⁑「松下政経塾出身の元官僚 北方領土で問題発言の丸山穂高衆院議員とは」毎日新聞
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/松下政経塾出身の元官僚-北方領土で問題発言の丸山穂高衆院議員とは/ar-AABkYNH?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp

 口論して喧嘩に及び、相手を噛むというのは女のようなふるまい、喧嘩のしかたも知らぬ幼児性が強い人のようだ。この人も松下政経塾出身者か、半数程度はこういうレベルの人材、世間を騒がせた松下政経塾出身の政治家は少なくないので辟易している。玉石混交はどこにでもあるにしても、石っころが多すぎると感じるのはわたしだけだろうか?
 「橋下徹にさからえない」と発言したときも、すぐに撤回した。
 本音を語ったのなら、そのまま突っ走ればいい。ようは、腹を決めて発言するか否かだ。

 では、丸山議員の発言はあってはならぬものか、そうではないだろう。
 今のまま、ビザなし訪問なぞ百年続けたって北方領土返還が不可能なことぐらい、元島民だってほとんどの人が承知のことだ。それで何とかなると思う元島民がいるなら純朴に過ぎる。純朴には世間知らずの阿呆という意味もある。多くの元島民とその2世・3世は、戦後74年間成果のだせない政府の北方領土交渉に大きなストレスを感じている。感じていながら、自分たちで北方領土返還戦略を描くこともできない、ヘタレなのである。

 わたしの母は択捉島蘂取村生まれだから、ebisuは元島民2世。北方領土返還運動が具体的で現実的なものとなり、領土返還と言う目標を達成するための戦略を描けるものであってほしいと願う

①はるか国後島の茶々岳を望む…牧の内の牧場付近のサイクリング道路から
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SSCN2705.JPG
 国後の島影を見るたびに、わたしは、小学生のころにビリヤードの相手をしてくれた歯科医のT塚先生を思い出す。根室唯一の文学博士で考古学者の北構保男氏はT塚先生と根室商業の同期である。北構先生によれば、T塚先生は国後島の大漁師の息子だそうだ。どちらも長身、豪快な人。

 事件はムネオハウスで起きたらしい、その鈴木宗男氏が「元島民の平均年齢は84歳。人生限られた中で、どんな思いで島に足を踏み入れているか。涙が出る思いだ」と語っている。
⁂「再三渡航の鈴木宗男氏「涙が出る思い」 丸山発言に憤り
https://www.asahi.com/articles/ASM5G641GM5GUTIL03W.html

 ふざけるなと言いたい。宗男氏の言ってることは、まるでロシア政府の走狗。返還運動に携わる人たちを分断する彼の2島返還論の方が元島民にとっては辛い。7%の歯舞群島だけでいい、93%の面積を占める国後島と択捉島は放棄するという主張は、歯舞群島出身者と国後・択捉両島出身者を分断するものである。苦しい表情で歯舞群島出身者が何を語ったか、弊ブログの記事を読んでいただけばわかる。
 どういうわけか宗男氏は20回以上も訪問を繰り返している。北方領土返還運動の在り方に疑問をもつ元島民も少なくないから、千島歯舞居住者連盟の会員とならない2世は、窓口がないので一度も墓参に参加してない者たちがいる。元島民でも墓参に行きたくても行けない者がいる。ビザなし訪問も、墓参もすでに一部の者たちの利権と化しているようにわたしには見えている。元島民でもない一政治家が、なぜ20回以上も国費で北方領土訪問が可能なのか、理由があるはず。
 領土問題を広く喧伝するためには、北方領土を一度も訪れたことのない国会議員を優先的に行かせたらいい。今回の丸山衆議院議員のようにさまざまな意見が出てくる、あるがままでいいのだ。

 領土返還運動は政府の予算で賄われており、具体的で現実的な北方領土返還論が返還運動諸団体から提起されてことは一度もない。ああ、もちろん、会員は会費を支払っているから、全額が政府補助とは言わぬ。しかし、一回ビザなし訪問に行っただけで、現在の会費を戦後70年間支払い続けたとしても元が取れるほどの補助金事業であることも事実。
 今回の騒動を契機に、具体的で現実的な北方四島返還戦略が議論されることを望む

 我田引水ではあるが、弊ブログの記事のURLを貼り付けるので、お読みいただきたい。

#195 すこし過激な北方領土返還論:MIRV開発・組み立て・配備・解体ショー

#1892 映画「マーガレット・サッチャー」と北方領土 Apr. 6, 2012

#2053 マーガレット・サッチャーと領土問題(2) : 北方領土・竹島・尖閣列島 Aug. 14, 2012

*#2054 マーガレット・サッチャーと領土問題(3) : Aug.16, 2012

*#3871 根室市長「いかなる結果でも全面的に支持する」
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-12-02-1


 #3882 羅臼町長の北方領土に対する明快な意見 Dec. 15, 2018 
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-12-15


 #3929 VENONA文書と北方領土:四島一括返還の戦略 Feb. 13, 2019
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2019-02-12-1




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隣町の住人

「どういうわけか宗男氏は20回以上も訪問を繰り返している。北方領土返還運動の在り方に疑問をもつ元島民も少なくないから、千島歯舞居住者連盟の会員とならない2世は、窓口がないので一度も墓参に参加してない者たちがいる。元島民でも墓参に行きたくても行けない者がいる。ビザなし訪問も、墓参もすでに一部の者たちの利権と化しているようにわたしには見えている。元島民でもない一政治家が、なぜ20回以上も国費で北方領土訪問が可能なのか、理由があるはず。」

小生も今から10年ほど前まで数回国後・択捉へのビザなし訪問団に随行し、一度鈴木宗男氏と一緒だったことが有ります。とにかく目立つ人で、同行していたNHKのカメラマンが、「こちらは意識していないんですが、帰ってきてビデオを見ると何故かカメラのアングル内に写っている不思議な方です」と苦笑していました。その宗男氏、当時は何とかちゃんと(?)開かれていた現島民と訪問団との意見交流会では、真面目に彼が官房副長官としてモスクワに小渕首相に同行した際のロシア政府との北方領土返還交渉の顛末を現島民に話していました。鈴木氏は勿論南クリルの行政府では有名な日本人ですから、ロシア側にとってはある程度言動を黙認せざるを得ないですし、また一方の日本政府にとっても彼に日ロ外交交渉の内幕(日本側にとって有利な事実)を語ってもらうことで外務省の直接関与を避けたい(宗男氏のようにはっきり言えないから?)からかも知れません。とにかく日本側からは政府の代弁者であり、ロシア側にしてみれば適当なガス抜きのピエロ??なので、(彼が同行すればマスコミ的にも絵に成るからか)当然ビザなし訪問団としてはVIP扱いなんでしょうね。

そのビザなし訪問団ですが、小生の印象では主催者の違いにより若干の色が違うように感じます。北対協(北方領土対策協議会)が主催する訪問団はどちらかと言えば全国から様々なジャンルの参加者(北方領土に無関係な者も結構居る)を集め、北方領土問題を喧伝するいわば「北方4島巡りツアー」の派手な色彩が強いですね。一方道の関係者団体が主催する訪問団は団員も割と地味な顔ぶれで行動も堅実かも知れません。
Ebisuさんにしてみたら「いつまで経ってもダラダラと・・・」「北方領土返還で食っているのでは・・・」でしょうが、とにかく忘れられないように(時効を防ぐ)年中行事化するのが外務省の目的でしょうか。

by 隣町の住人 (2019-05-16 11:31) 

ebisu

隣町の住人さん

おはようございます。
宗男氏はロシア側にも日本政府にも重宝な存在ですか、貴重な訪問団随行経験からのご意見ありがとうございます。

千島歯舞居住者連盟は千島会館にありますが、館長とずいぶん前に話したことがあります。訪問メンバー選定の権限は根室にはないようで、別のところで決まっている様子でした。
予算担当部署は外務省ですから、外務省で人選しているのでしょう。だから、予算消化のためのイベントと化してしまう。
自前でお金出して運動しようなんて人はほとんどいないのでしょうから、北方領土返還運動なんてとっくに実態がありません。

墓参りしたい人たちも順に鬼籍に入ってゆきますから、墓参もあと10年かな、引揚者や元島民が死んでしまえば自然消滅します。

2世が具体的な戦略をもたず、現在やっているような外務省の予算消化のイベント参加に終始するなら、利用されるだけ。自前で領土返還運動を興すことを考えるべき時期に来ています。
2世に北方領土返還運動を担える人材がいれば変わりますが、摩擦は大きい。火の粉をかぶってもやる覚悟の人が3人出てくればなんとかなります。
by ebisu (2019-05-16 11:51) 

サリー

国会議員としてはハメを外したようですが、辞職するまでの内容とは思えません。 マスコミは「戦争」発言の部分をフィーチャーして大げさに騒ぎ立ててますが、うんざりします。 
そもそも日本は戦争放棄した国です。戦争しない(できない)国なのに「島を戦争で取り戻すのに賛成ですか、反対ですか」などと”愚問”を投げかけたことに国会議員として問題があったと思います。 ふだんから、私たちは領土問題について、「ロシアが四島を返すことはない」「もう一度戦争が起こらない限り四島を取り戻すのは無理」とか「仮に戦争をしても、日本はロシアに負けて島を奪還できないだろう」とか普通に議論しています。 議員が「戦争」ではなく「武力」という言葉を使ったらどうだったんでしょう? 
ロシア(旧ソ連)は戦後、択捉から群島へと侵略し武力で占拠してきたんです。だから、防衛庁筋の人も議員の発言が「あながちまちがってはいない」としています。しかも、ロシア人に向かって喧嘩を売ったわけでもないのに、これでは言論の自由が危ぶまれます。 維新の馬場幹事長がロシア大使館に直接謝罪に行くとの報道がありましたが、バカにもほどがあります。「島を返せ」のスローガンを封印した時点で千島連盟は、もはやアウト。某氏が「発言によって今までの尽力が無になる」とまで言ったそうですが、ロシアに忖度すれば、島が帰ってくるとでも思っているのでしょうか? 27年間もビザなし交流をやって何を得たというのでしょうか? 
交流は、外務省のパフォーマンス行事です。政府や団体は「ビザなし交流」と「領土返還運動」は別だとして、交流中は領土問題についての会話を禁止にされています。人選には「裏」があり、内密に決められてしまいます。通訳や医療関係者やお役人さんたちを伴い、一人頭の渡航費用は数十万から百万単位になると聞いています。こちらからは船内泊がほとんどですが、ロシアの島人はかなり優遇され、本州まで行くこともあり、いわば観光ツアー気分で何度も日本を訪れている人たちがいます。日本から行っても、ロシアから来ても金は日本から出ています。元をたどれば国民の税金です。
鈴木宗男氏は、ビザなし交流は「平和条約締結」のための礎と言ってますが、領土返還に繋がらなければ、意味なし事業です。 27年前まではビザを申請して島に渡って墓参りしてました。 ビザなしと言っても、ロシア国旗をあげて海域に入ったり、税関手続きをしたり、島をロシア領土と認めているに等しい行動をしているわけですから、ビザありもなしも同じこと。

本来、一議員の失言だけではなく、口先だけで何もしない国会議員と、あやしい外務省が批判されるべきで、矛先が狂っているように思えます。 
だいたい、日本は四島を不法占拠されたまま、歴代首相はろくな交渉もできずにいて、それが70年以上続いているんです。武力で奪われてしまった島を、ロシア島民との交流で返してもらおうだなんて、それこそヘタレが考えることです。 丸山議員がビザなし交流の場で「戦争」という言葉を取り上げた背景を、日本国民は今一度、考えてみるべきでしょう。議員も、上っ面の「交流」の無意味さを実感していたのかもしれません。

久しぶりに熱くなってなりました。
長文失礼しました。(~_~;)
by サリー (2019-05-17 23:30) 

ebisu

サリーさん
痛快な元島民2世の異見ありがとうございます。
丸山議員、訪問団に加わって、ビザなし訪問がインチキであることに腹を立てていたのではないかと思います。

「ロシア国旗をあげて海域に入ったり、税関手続きをしたり、島をロシア領土と認めているに等しい行動をしているわけですから、ビザありもなしも同じこと。」

単純で直情型の人なのでしょう。めんこい(笑)

すっきりした読後感のある長文の元島民2世の異見、マスコミはこういう意見はとりあげてくれませんから、弊ブログ本欄へアップしました。了解ください。

久しぶりに、サリー節を聞きました、新鮮でおいしいものたくさん食べてるようですから、体調が維持できてるようですね。うれしい。
by ebisu (2019-05-18 08:31) 

隣町の住民

「ロシア国旗をあげて海域に入ったり、税関手続きをしたり、島をロシア領土と認めているに等しい行動をしているわけですから、ビザありもなしも同じこと。」

ははは、その通りです。往きは(国会議員を乗せているせいか)海上保安庁の巡視船が伴走し中間ラインでUターンします。そして程なく古釜布の港でロシア国境警備隊によるロシアへの入国手続きが行われます。この”儀式”に関してはて日本の外務省は「ロシアによる入国審査」とは言わず「ロシアへの入域審査」と訳の分からない表現でお茶を濁しています。誰が見ても分かる北朝鮮の「ミサイル発射」を、「飛翔体」などと言い換えるどこぞの政府やマスゴミと同様です。更に言えば、北方4島から戻って来る際に日本の税関が(形だけですが)チェックを入れます。北方4島が日本なら、国内旅行ですから何で日本の税関が来る訳? 巡視艇も何で中間ラインで引き返す訳? 何で国後でロシアの国境警備隊にチェックされる訳? どうも最近の日本では小学生でも分かる「現象」が敢えてファジーに、言い換えれば「四方丸く収まる」玉虫色に塗り替えられますね。
by 隣町の住民 (2019-05-19 23:09) 

ebisu

隣町の住人さん

北方領土訪問の実態報告ありがとうございます。わたしは択捉島民2世であるにもかかわらず、一度も島を訪れたことがないので、知らないことが多いようです。

墓参もビザなし訪問も自由訪問も、北方領土返還運動の大半も外務省の予算でやっているわけですから、訪問メンバーの人選から入出国手続きまで外務省の都合のいいようにコントロールされているようですね。
戦後にソ連軍に占領されたが、心の交流があったというような、講演や話ばかりがとりあげられていますが、引揚者の中には、「漁労協力」に関して同じことのはずなのにまったく違った経験を語る人もいます。そういう人の意見は出てきません。まちがっても外務省の予算がつきませんから。(笑)

たまたま、訪問団に加わった新参者の国会議員がその交流の実態に驚き落胆する、そういう文脈が背景にあって起きた。
丸山穂高議員は訪問団に加わって北方領土外交の知られざる現実を目の当たりにした。だからこそ「戦争でこの島を取り返すのに賛成ですか、反対ですか」と訪問団長に詰問したのではないかとわたしは想像します。

大人げないところを除けば、タカ派の日本維新の会国会議員としてはむしろどなたがテレビで発言しても当たり前と思えるようなものです。だから、日本維新の会の代表がロシア大使館に謝罪にいったことを、丸山議員は「おかしなこと」だと憤ってます。

国民は島に上陸できても墓参りにも行けない「墓参」や入国審査のある「ビザなし訪問」や領土問題に関する発言の自由すらない「自由訪問」の実態を知りません。
20回以上も行っている人たちはそういうことに慣れっこになり感覚がマヒしています。宗男氏もそのうちの一人にすぎません。前提条件によって動きますが、一回一人当たり30万円から百万円の国費が投じられていることを考えると、同じ人が20回以上も行くのはおかしい。5回以上行った人は認めず、もっとたくさんの人が参加すれば二枚舌外交は広く知れ渡ってしまうのでできなくなります。外務省にとっては、特定の人たちに20回以上行ってもらって、感覚がマヒしてもらった方が都合がいいのでしょう。

このように訪問事業は外務省にコントロールされているので、北方領土返還運動や北方領土訪問の在り方に地元に異論のあることを国民の大多数が知らない。

日本外務省の二枚舌外交、ロシアと日本国民向けに言ってることが違っている実態を知る人が増えれば、現状が変わります。二十年以上もビザなし訪問で二枚舌外交をしてきたので、外務省はうまくやっていると思っているのでしょう。
嘘に嘘を重ねる外交の先に、北方領土返還があるなんて考えるのは浅はかなことです。
外務省にも千島歯舞諸島居住者連盟の両方に言いうることです。ほんとうのことを語り、正直で誠実な北方領土返還外交をしてもらいたい。
そのためには地元から「#195 すこし過激な北方領土返還論:MIRV開発・組み立て・配備・解体ショー」のような、過激な論があった方が、返還交渉の援護射撃になります。

「いつまでも強情張ってると、世論が抑えきれなくなります、ロシア国内の各地に向けてMIRVが100基並んぶのは嫌でしょう、こちらもそういうことはしたくないのです。」

長崎のキリスト教会である浦上天主堂に落とされたプルトニウム型原爆に使われたプルトニウムはわずか6.2㎏である。青森県六ケ所村には再処理して精製済みプルトニウムが47tあるから、およそ8000発分の原材料があるということ。そして全国の原子力発電所の使用済み核燃料プールも六ケ所村の使用済み核燃料プールも満杯で困っているほど、未処理の使用済み核燃料がある。原爆開発に必要な技術も道具もすべて国産でそろう。ミサイルに必要な固体燃料ロケットの研究開発は東大の研究所でやっていたから、再開すればいい。

地元から声が上がれば、外務省は初めて交渉の強力なカードを手にすることになるのではないですか。


*長崎へ投下されたプルトニウム型原爆
https://ja.wikipedia.org/wiki/ファットマン
by ebisu (2019-05-20 10:59) 

サリー

たしか、過去にロシアの首相が「敗戦国のくせに領土を返せという国ある。戦争で取ったものは戦争でしか解決しない。」と言ってたのは有名ですよね。ロシアは戦争の結果、領土を手に入れたとしているんです。だから、日本は、こちらも武力で取り戻そうかな、という姿勢を見せないと、いつまでたっても、ロシアに遠慮して媚びることになり、大金払っても妥協する結末になりかねません。アメリカが沖縄を返還したのとは全く意味が違うのに、それをわかっていない人が多い気がします。
棺桶に足半分突っ込んだような元島民が、生きてるうちに島に帰りたい。早くロシアに返してもらいたい。などと嘆けば、正義感ある議員なら何とかしてあげたいと思うのは当たり前。 (この先いったいどうすれば返還されるのか?)と誰もが思うことで、「戦争しないとどうしようもなくないですか?」と聞きたくなるのは議員だけじゃないはず。そういった実情を知らずに非難ばかりしてマスコミは議員の失態やアラを拾うのに躍起で、肝心要のことは伏せたまま。 本来問題視すべきは、ビザなし交流の実態と日本の弱腰外交です。維新の会が、島を奪い取ったロシアに詫びに行くなどという全くお門違いなことをしてくれたおかげで、ますますロシアが強気になるでしょう。これこそ、国益損失につながる行為ですよね。 
日本は戦争しないといっても、他の国が攻めてきたら防衛戦争になります。仮にロシアが北海道を自分の国にしたくて攻め入ってきたら、どうするんでしょう。この平和ボケの国が。(~_~;)
by サリー (2019-05-20 18:45) 

ebisu

サリーさん

おはようございます。
領土に関するロシア外交は、戦争で獲ったものは戦勝国の当然の権利だということ。いまもそうしていることはウクライナの領土であったクリミア半島で実証されてます。
> 本来問題視すべきは、ビザなし交流の実態と日本の弱腰外交です。

それを何とも思わない人たちが根室にもいます。ビザなし交流、墓参、自由訪問とさまざまな名前を付けて、外務省マターの事業をしてきましたが、効果なし。
それでも今のままがいいと思う人たちがいます。あまりにも能天気、ロシア側から見たら阿呆そのもの。

訪問先では北方領土返還の話題はタブー。そして毎年恒例の訪問団受け入れの見返りに日本各地へ団体旅行のご招待があるのですから、日本人が何を考えているのかさっぱりわからないでしょうね。

正直に本音を言うことから外交交渉が始まると仮定したら、利権の塊のような現実は、嘘と偽りの北方領土返還外交にみえます。
by ebisu (2019-05-21 11:01) 

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