#3998 地元根室島民2世の異見:丸山穂高議員発言 May 18, 2019 [21-1領土返還地元の異見]
#3993で丸山穂高議員の発言をとりあげた。
「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」とビザなし訪問で、団長の引揚者に繰り返し質問したと騒がれている。日本維新の会は除名処分では飽き足らず、議員辞職に追い込みたい意向だ。マスコミも外務省を忖度するかのような記事を一斉に流している。
丸山穂高氏はビザなし訪問をして、その実態を知り、こんな交流を続けても意味がないことがわかって、本音の発言だったのではないか。太字の部分を読んでいただければ、丸山議員の落胆と怒りがいくらか理解できるのではないか。
大事なことなのに多少なりとも酒を飲んでの発言、そして情けないことに腹が座っていないから謝罪までしてしまったところが大きなミス。国会議員としての慎重さに欠けていた。
戦争でとられたのだから、戦争しなきゃ取り返せないというのは地元では普通の会話だ。「戦争で獲ったものをロスケがただ返すわけはないべ、戦争しないと取り返せない、だけど…」というのがヘタレの地元のふつうの人の本音。日露外交の七十余年もそれが真実だと語っている。ビザなし交流なんかでロシアが北方領土を返すと思うのは根室ではよほど能天気な人だけ。テレビの取材の入っているところで、国会議員に本音で詰め寄られたら、外務省の予算丸抱えで訪問しているのだから、ああいうもぐもぐした返事しかできない。下手に本音を言えば、訪問団のメンバーには加えてもらえなくなる。
ビザなし訪問をしたことのある地元の島民2世から、丸山穂高議員の発言について、このところのマスコミ報道をバッサリ切るような投稿をいただいたので、本欄に転載して紹介する。論旨のはっきりした見事な文章、北海道の女は強い。(笑)
ebisuも投稿者と同じ島民2世である。択捉島の墓に眠る婆さん、残念だけど墓参りにはいけない。
水産資源の豊富な択捉島を取り戻したら、全島アイヌの居住区とすればいい、元々は北方に島々に居住していたアイヌのものなのだから、和人の土地や家屋の所有は未来永劫なくていいのでは。そういう案について議論してもいい。
「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」とビザなし訪問で、団長の引揚者に繰り返し質問したと騒がれている。日本維新の会は除名処分では飽き足らず、議員辞職に追い込みたい意向だ。マスコミも外務省を忖度するかのような記事を一斉に流している。
丸山穂高氏はビザなし訪問をして、その実態を知り、こんな交流を続けても意味がないことがわかって、本音の発言だったのではないか。太字の部分を読んでいただければ、丸山議員の落胆と怒りがいくらか理解できるのではないか。
大事なことなのに多少なりとも酒を飲んでの発言、そして情けないことに腹が座っていないから謝罪までしてしまったところが大きなミス。国会議員としての慎重さに欠けていた。
戦争でとられたのだから、戦争しなきゃ取り返せないというのは地元では普通の会話だ。「戦争で獲ったものをロスケがただ返すわけはないべ、戦争しないと取り返せない、だけど…」というのがヘタレの地元のふつうの人の本音。日露外交の七十余年もそれが真実だと語っている。ビザなし交流なんかでロシアが北方領土を返すと思うのは根室ではよほど能天気な人だけ。テレビの取材の入っているところで、国会議員に本音で詰め寄られたら、外務省の予算丸抱えで訪問しているのだから、ああいうもぐもぐした返事しかできない。下手に本音を言えば、訪問団のメンバーには加えてもらえなくなる。
ビザなし訪問をしたことのある地元の島民2世から、丸山穂高議員の発言について、このところのマスコミ報道をバッサリ切るような投稿をいただいたので、本欄に転載して紹介する。論旨のはっきりした見事な文章、北海道の女は強い。(笑)
ebisuも投稿者と同じ島民2世である。択捉島の墓に眠る婆さん、残念だけど墓参りにはいけない。
水産資源の豊富な択捉島を取り戻したら、全島アイヌの居住区とすればいい、元々は北方に島々に居住していたアイヌのものなのだから、和人の土地や家屋の所有は未来永劫なくていいのでは。そういう案について議論してもいい。
*#3993 丸山穂高議員:「戦争で島を取り返す」発言 May 15, 2019
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2019-05-15
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国会議員としてはハメを外したようですが、辞職するまでの内容とは思えません。 マスコミは「戦争」発言の部分をフィーチャーして大げさに騒ぎ立ててますが、うんざりします。
そもそも日本は戦争放棄した国です。戦争しない(できない)国なのに「島を戦争で取り戻すのに賛成ですか、反対ですか」などと”愚問”を投げかけたことに国会議員として問題があったと思います。 ふだんから、私たちは領土問題について、「ロシアが四島を返すことはない」「もう一度戦争が起こらない限り四島を取り戻すのは無理」とか「仮に戦争をしても、日本はロシアに負けて島を奪還できないだろう」とか普通に議論しています。 議員が「戦争」ではなく「武力」という言葉を使ったらどうだったんでしょう?
ロシア(旧ソ連)は戦後、択捉から群島へと侵略し武力で占拠してきたんです。だから、防衛庁筋の人も議員の発言が「あながちまちがってはいない」としています。しかも、ロシア人に向かって喧嘩を売ったわけでもないのに、これでは言論の自由が危ぶまれます。 維新の馬場幹事長がロシア大使館に直接謝罪に行くとの報道がありましたが、バカにもほどがあります。「島を返せ」のスローガンを封印した時点で千島連盟は、もはやアウト。某氏が「発言によって今までの尽力が無になる」とまで言ったそうですが、ロシアに忖度すれば、島が帰ってくるとでも思っているのでしょうか? 27年間もビザなし交流をやって何を得たというのでしょうか?
交流は、外務省のパフォーマンス行事です。政府や団体は「ビザなし交流」と「領土返還運動」は別だとして、交流中は領土問題についての会話を禁止にされています。人選には「裏」があり、内密に決められてしまいます。通訳や医療関係者やお役人さんたちを伴い、一人頭の渡航費用は数十万から百万単位になると聞いています。こちらからは船内泊がほとんどですが、ロシアの島人はかなり優遇され、本州まで行くこともあり、いわば観光ツアー気分で何度も日本を訪れている人たちがいます。日本から行っても、ロシアから来ても金は日本から出ています。元をたどれば国民の税金です。
鈴木宗男氏は、ビザなし交流は「平和条約締結」のための礎と言ってますが、領土返還に繋がらなければ、意味なし事業です。 27年前まではビザを申請して島に渡って墓参りしてました。 ビザなしと言っても、ロシア国旗をあげて海域に入ったり、税関手続きをしたり、島をロシア領土と認めているに等しい行動をしているわけですから、ビザありもなしも同じこと。
本来、一議員の失言だけではなく、口先だけで何もしない国会議員と、あやしい外務省が批判されるべきで、矛先が狂っているように思えます。
だいたい、日本は四島を不法占拠されたまま、歴代首相はろくな交渉もできずにいて、それが70年以上続いているんです。武力で奪われてしまった島を、ロシア島民との交流で返してもらおうだなんて、それこそヘタレが考えることです。 丸山議員がビザなし交流の場で「戦争」という言葉を取り上げた背景を、日本国民は今一度、考えてみるべきでしょう。議員も、上っ面の「交流」の無意味さを実感していたのかもしれません。
久しぶりに熱くなりました。
長文失礼しました。(~_~;)
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ビザなし交流は訪問団一人当たり30万円ほどかかっている。以前、公表資料から試算してみたことがあるが、船のチャーター費用が大きい。返礼に実施しているロシア側関係者の日本観光旅行をコストに入れたら、百万円近くになるだろう。
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2019-05-18 09:45
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