#3997 ビザなし訪問随行経験者の異見:丸山穂高議員発言 [21-1領土返還地元の異見]
丸山穂高議員が「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」とビザなし訪問で、団長の引揚者に繰り返し質問したと騒がれている。日本維新の会は除名処分では飽き足らず、議員辞職に追い込みたい意向だ。
丸山穂高氏はビザなし訪問をして、その実態を知り、こんな交流を続けても意味がないことがわかって、本音の発言だったのではないか。
ビザなし訪問に何度か随行経験のある方からも投稿をいただいているので、本欄で紹介する。外務省がやっているビザなし訪問と北方領土返還外交のまやかしが「丸山穂高発言事件」で如実にでてしまったように感じる。
*#3993 丸山穂高議員:「戦争で島を取り返す」発言 May 15, 2019
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2019-05-15
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「どういうわけか宗男氏は20回以上も訪問を繰り返している。北方領土返還運動の在り方に疑問をもつ元島民も少なくないから、千島歯舞居住者連盟の会員とならない2世は、窓口がないので一度も墓参に参加してない者たちがいる。元島民でも墓参に行きたくても行けない者がいる。ビザなし訪問も、墓参もすでに一部の者たちの利権と化しているようにわたしには見えている。元島民でもない一政治家が、なぜ20回以上も国費で北方領土訪問が可能なのか、理由があるはず。」
小生も今から10年ほど前まで数回国後・択捉へのビザなし訪問団に随行し、一度鈴木宗男氏と一緒だったことが有ります。とにかく目立つ人で、同行していたNHKのカメラマンが、「こちらは意識していないんですが、帰ってきてビデオを見ると何故かカメラのアングル内に写っている不思議な方です」と苦笑していました。その宗男氏、当時は何とかちゃんと(?)開かれていた現島民と訪問団との意見交流会では、真面目に彼が官房副長官としてモスクワに小渕首相に同行した際のロシア政府との北方領土返還交渉の顛末を現島民に話していました。鈴木氏は勿論南クリルの行政府では有名な日本人ですから、ロシア側にとってはある程度言動を黙認せざるを得ないですし、また一方の日本政府にとっても彼に日ロ外交交渉の内幕(日本側にとって有利な事実)を語ってもらうことで外務省の直接関与を避けたい(宗男氏のようにはっきり言えないから?)からかも知れません。とにかく日本側からは政府の代弁者であり、ロシア側にしてみれば適当なガス抜きのピエロ??なので、(彼が同行すればマスコミ的にも絵に成るからか)当然ビザなし訪問団としてはVIP扱いなんでしょうね。
そのビザなし訪問団ですが、小生の印象では主催者の違いにより若干の色が違うように感じます。北対協(北方領土対策協議会)が主催する訪問団はどちらかと言えば全国から様々なジャンルの参加者(北方領土に無関係な者も結構居る)を集め、北方領土問題を喧伝するいわば「北方4島巡りツアー」の派手な色彩が強いですね。一方道の関係者団体が主催する訪問団は団員も割と地味な顔ぶれで行動も堅実かも知れません。
Ebisuさんにしてみたら「いつまで経ってもダラダラと・・・」「北方領土返還で食っているのでは・・・」でしょうが、とにかく忘れられないように(時効を防ぐ)年中行事化するのが外務省の目的でしょうか。
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隣町の住人さん
おはようございます。
宗男氏はロシア側にも日本政府にも重宝な存在ですか、訪問団随行経験からの貴重なご意見ありがとうございます。
千島歯舞居住者連盟は千島会館にありますが、館長とずいぶん前に話したことがあります。訪問メンバー選定の権限は根室にはないようで、別のところで決まっている様子でした。
予算担当部署は外務省ですから、外務省で人選しているのでしょう。だから、予算消化のためのイベントと化してしまう。
自前でお金出して運動しようなんて人はほとんどいないのでしょうから、北方領土返還運動なんてとっくに実態がありません。
墓参りしたい人たちも順に鬼籍に入ってゆきますから、墓参もあと10年かな、引揚者や元島民が死んでしまえば自然消滅します。
2世が具体的な戦略をもたず、現在やっているような外務省の予算消化のイベント参加に終始するなら、利用されるだけ。自前で領土返還運動を興すことを考えるべき時期に来ています。
2世に北方領土返還運動を担える人材がいれば変わりますが、摩擦は大きい。火の粉をかぶってもやる覚悟の人が3人出てくればなんとかなります。
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#195 すこし過激な北方領土返還論:MIRV開発・組み立て・配備・解体ショー
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*#2054 マーガレット・サッチャーと領土問題(3) : Aug.16, 2012
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丸山穂高氏はビザなし訪問をして、その実態を知り、こんな交流を続けても意味がないことがわかって、本音の発言だったのではないか。
ビザなし訪問に何度か随行経験のある方からも投稿をいただいているので、本欄で紹介する。外務省がやっているビザなし訪問と北方領土返還外交のまやかしが「丸山穂高発言事件」で如実にでてしまったように感じる。
*#3993 丸山穂高議員:「戦争で島を取り返す」発言 May 15, 2019
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2019-05-15
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「どういうわけか宗男氏は20回以上も訪問を繰り返している。北方領土返還運動の在り方に疑問をもつ元島民も少なくないから、千島歯舞居住者連盟の会員とならない2世は、窓口がないので一度も墓参に参加してない者たちがいる。元島民でも墓参に行きたくても行けない者がいる。ビザなし訪問も、墓参もすでに一部の者たちの利権と化しているようにわたしには見えている。元島民でもない一政治家が、なぜ20回以上も国費で北方領土訪問が可能なのか、理由があるはず。」
小生も今から10年ほど前まで数回国後・択捉へのビザなし訪問団に随行し、一度鈴木宗男氏と一緒だったことが有ります。とにかく目立つ人で、同行していたNHKのカメラマンが、「こちらは意識していないんですが、帰ってきてビデオを見ると何故かカメラのアングル内に写っている不思議な方です」と苦笑していました。その宗男氏、当時は何とかちゃんと(?)開かれていた現島民と訪問団との意見交流会では、真面目に彼が官房副長官としてモスクワに小渕首相に同行した際のロシア政府との北方領土返還交渉の顛末を現島民に話していました。鈴木氏は勿論南クリルの行政府では有名な日本人ですから、ロシア側にとってはある程度言動を黙認せざるを得ないですし、また一方の日本政府にとっても彼に日ロ外交交渉の内幕(日本側にとって有利な事実)を語ってもらうことで外務省の直接関与を避けたい(宗男氏のようにはっきり言えないから?)からかも知れません。とにかく日本側からは政府の代弁者であり、ロシア側にしてみれば適当なガス抜きのピエロ??なので、(彼が同行すればマスコミ的にも絵に成るからか)当然ビザなし訪問団としてはVIP扱いなんでしょうね。
そのビザなし訪問団ですが、小生の印象では主催者の違いにより若干の色が違うように感じます。北対協(北方領土対策協議会)が主催する訪問団はどちらかと言えば全国から様々なジャンルの参加者(北方領土に無関係な者も結構居る)を集め、北方領土問題を喧伝するいわば「北方4島巡りツアー」の派手な色彩が強いですね。一方道の関係者団体が主催する訪問団は団員も割と地味な顔ぶれで行動も堅実かも知れません。
Ebisuさんにしてみたら「いつまで経ってもダラダラと・・・」「北方領土返還で食っているのでは・・・」でしょうが、とにかく忘れられないように(時効を防ぐ)年中行事化するのが外務省の目的でしょうか。
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隣町の住人さん
おはようございます。
宗男氏はロシア側にも日本政府にも重宝な存在ですか、訪問団随行経験からの貴重なご意見ありがとうございます。
千島歯舞居住者連盟は千島会館にありますが、館長とずいぶん前に話したことがあります。訪問メンバー選定の権限は根室にはないようで、別のところで決まっている様子でした。
予算担当部署は外務省ですから、外務省で人選しているのでしょう。だから、予算消化のためのイベントと化してしまう。
自前でお金出して運動しようなんて人はほとんどいないのでしょうから、北方領土返還運動なんてとっくに実態がありません。
墓参りしたい人たちも順に鬼籍に入ってゆきますから、墓参もあと10年かな、引揚者や元島民が死んでしまえば自然消滅します。
2世が具体的な戦略をもたず、現在やっているような外務省の予算消化のイベント参加に終始するなら、利用されるだけ。自前で領土返還運動を興すことを考えるべき時期に来ています。
2世に北方領土返還運動を担える人材がいれば変わりますが、摩擦は大きい。火の粉をかぶってもやる覚悟の人が3人出てくればなんとかなります。
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#1892 映画「マーガレット・サッチャー」と北方領土 Apr. 6, 2012
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2019-05-18 08:51
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