SSブログ

#5168 滑舌を改善しよう:英文を180語/分で読む Feb. 22, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 英語音読トレーニング四か月目のまとめを書きます。
 英語の音読トレーニングは120語/分の速度を超えると、滑舌をよくしないと追いつけませんから、日本語の早口言葉(tongue twister)を準備運動代わりにやってみるのが好いですよ。
*早口言葉例文集サイト
-------------------------------------------
昔からある定番の早口言葉を14例紹介します。
「生麦、生米、生卵(なまむぎ、なまごめ、なまたまご)」
「青巻紙、赤巻紙、黄巻紙(あおまきがみ、あかまきがみ、きまきがみ)」
「隣の客は、よく柿食う客だ(となりのきゃくは、よくかきくうきゃくだ)」
「赤パジャマ、黄パジャマ、茶パジャマ(あかぱじゃま、きぱじゃま、ちゃぱじゃま)」
「すももも桃も、桃のうち(すもももももも、もものうち)」
「裏庭には2羽、庭には2羽ニワトリがいる(うらにわにはにわ、にわにはにわにわとりがいる)」
「京の生鱈奈良生まな鰹」
「坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた」
「小米の生噛み小米の生噛みこん小米の小生噛み」
「蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ」
 (最後の四例は『声に出して読み日本語』から採録しました)
-------------------------------------------
 同じ句を3回続けて読むと途端に難易度がグーンとアップします、お試しあれ!(笑)
 
  昨年10月中旬からNHKラジオ英会話(120語/分)を利用して音読トレーニングをしています。1月13日からはアガサ・クリスティの小説"AND THEN THERE WERE NONE"の朗読(173語/分)トレーニングを追加しています。
 1.2倍速で読み慣れたら、シャドーイングが可能になります。NHKラジオ英会話本文なら1.2倍速は144語/分で、アガサの小説の朗読なら207語/分で高速音読できるレベルならシャドーイングできます。
 だから、本を見ないでシャドーイングできない人は、1.2倍速での音読トレーニングをまずしてみたください。

 173語/分は相当の早口ですから、80%(140語/分)に速度を落としてゆっくりやりましょう。ちゃんと読めるようになったら、90%、100%へアップすれば好いのです。80%の速度でちゃんと読めたら、0.9倍速はやれます。そこからさらに数回読めば1.0倍速で音読できるようになっています。
 1.0倍の音読では、朗読している俳優独特の台詞回し(書いてある通りに読むこと、そして書かれていない抑揚や間を地の文から想像して色付けすること)をコピーするんです。抑揚と「間」のコピーが自覚できるまで四か月かかりました。事前にやり方を知ってやれば、1か月でも到達できるでしょう。

 NHKラジオ英会話本文は50回音読あるいはシャドーイングしてます。プレスタディを3~5分くらいしてから、1.0倍で3~5回音読、それから1.1~1.3倍まで徐々に速度アップしてシャドーイアマをングします。36~45回目が1.5倍の高速音読で、最後の5回は1.0倍に戻しています。1.5倍速は180語/分ですから、滑舌がよくないと追いつきません。身体の力を抜いて早口言葉(tongur twister)のようにやります。舌や口の動きは1.0倍のままで、それを1.5倍でやるのですから、慣れるまで大変かもしれませんが、1.5倍速で楽に読めるようになると快感です。タッタタッタターと滑るように音が流れ、口と舌が高速で動くのか感じられます。quick readingsという言葉がふさわしいようです。これからは、150語/分以上の速度での音読をquick readingsと書くことにします。

 映画のリスニングが改善効果を確認できるまで私の場合は四か月かかりました。音読とシャドーイング効果の目安になれば幸いです。データを書いておきます。
 NHKラジオ英会話の本文(毎回約80語)を昨日(2/21)までに3420回音読しました。小説の朗読はまだ20ページです。100~150語で区切って50回音読あるいはシャドーイングしてから、次へ進みます。そのあとで3~5ブロックまとめて通して音読します。3~5ブロック通してシャドーイングはまだできません。長い文章を高速音読するときは体の力を抜きます。リラックスしてやるとアップビート(弱勢)部分ですこし遅れても追いつけます。長いアップビート部分は80%に落として正確に真似しましょう。そこがキモですよ。
 どのようにトレーニングしたかは、同じカテゴリーに記録を順次アップしてあるので、そちらをご覧ください。

 NHKBS放送の映画「八月の家族たち」を使って、音読とシャドーイングの効果を確認しました。70~90%聞き取れるようになっていました。そうはいっても、台詞をリテンションできるわけではありません。リテンションとは、台詞を一時記憶して、それを再現できることです。これができないと、厳密には聞き取れてるとは言わないでしょう。173語/分の音読に慣れたら、次の段階はリテンションです。漫然と同じ作業を続けていても上達はしません。珠算を習ったときだって、級がアップすると、問題の難易度もアップします。だから、上達を確認しながら次のステップを楽しめるんです。ピアノだって習字だってお絵かきだって習い事はすべからくそうです。ビリヤードもそうでした。セミプロの腕前です。
 この映画では150語/分以上の速度と感じられる台詞回しはありませんでしたし、話の内容も難しくないので語彙も大きくありません。だから、聴きやすかったのです。
 字幕があると、よく聞き取れない箇所はそれを頼りに英文を復元できるケースがあります。映画を見ながら語彙が増えるなんてことは以前はありませんでしたが、いまはチャンクごとに粒粒の連なりのようになって聞こえてくるので、映画を見ることが語彙拡張の手段として考えられるように変わりました。
 意味が解らないところがあっても、英語としては聞こえますから、字幕をチラ見してどういう文なのか考えたらいいのです。それで語彙が増えます。
 なにより、耳に入ってくる英語がチャンクの粒粒として聞こえてくるのが心地いいのです。いままでそんな経験ありませんから。



にほんブログ村


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。