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#4632 立憲民主党首の対話の作法と度量の大きさが見えた Oct. 19, 2021 [8. 時事評論]

 枝野立憲民主党党首が、日本記者クラブ主催の「党首討論会」で、橋本五郎読売新聞編集委員から「4年たってなぜ政党支持率が半減したのか」と問われて、猛然とかみついている。

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橋本氏は各党党首に厳しめの質問をしていた。立民の枝野氏に対しては「4年経って(政党)支持率は半減した。なぜ減ったのか」と投げかけた。
枝野氏は冷静に「我々は政権の選択肢となるための努力を積み重ねてきました。そして総定数の過半数の候補者を立てることができました。あとは有権者の皆さんが、世論調査ではなく投票の結果でそれに対する評価を下していただけると思っています」と返答した。
これに対して橋本氏は「こんなに(支持率が)減ったという説明になっていない」と不満を表明。枝野氏は「支持率が減ったことは問題だと思っていません。皆さんのやった世論調査をもとに最終評価をしないでください。決めるのは投票行動。皆さんのやっている世論調査ではありません」とピシャリ
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 こういう論点をすり替えた反論の仕方は弁護士の性(さが)かな?
 「たしかに、立憲民主党結党当時に比べて、4年間で政党支持率は半分になりました、仰る通りです。それで、橋本さんはその原因に心当たりがあるのでしょう、お聞きしてから私の意見を述べたいと思いますので、どうぞご披露ください。」
 相手の論をソフトに受け止めるぐらいの度量が欲しかった。これでは立憲民主に愛想が尽きて政党支持なし層に回った有権者のほとんどが、枝野氏って相も変わらず度量の小さい男だねと判断するだろう。

 民主党政権時に枝野氏は官房長官だった。福島第一原発事故で1~4号機が次々に爆発したときに、「直ちに人体や健康に影響を及ぼすことはありません」と何度ものたまわった。そして、子どもたちを避難させずにそのまま放射能濃度の高い地域に放置したのである。いま避難できなかった子どもたちに小児甲状腺癌が多発している。
 チェルノブイリ事故の時はロシア政府は数千台のバスをすぐに手配し、住民を3日間で避難させている。
 繰り返すが、日本政府は、被爆地域住民と子どもたちの大半を置き去りにした。わたしはあの時の枝野官房長官の発言を忘れることができない。
 立憲民主の得票率を上げたいのなら、さっさと代表の座から降りるべきだと思うが、党首の座にしがみついてまことに見苦しい。わたしはこういう手合いが嫌いなのだ。弁舌の徒、困難な局面に立たされた時に仕事ができないだけでない、そもそも人間の品が悪い。もちろん、国会で百回以上も嘘をつき続けた安倍氏も権力で人を脅して動かしていた菅氏も同じ手合いだと思っています。

 当時の事情を書いたサイトを見つけた。
 「枝野代表に「苦い記憶」自衛隊OBが激怒



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