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#4134 基礎学力を保障せよ Nov. 28, 2019 [64. 教育問題]

月田さんのブログから転載します。
http://blog.livedoor.jp/gekko946/archives/51883178.html

2019年11月28日

第4774回 基礎学力を保障せよ

191128考える会申入れ

 釧路の教育を考える会(角田憲治会長)
今日、岡部教育長に対し「釧路市の学力向上に関する申し入れ書」を提出しました。

 翻って、釧路市教育推進基本計画を策定し、早7年(5年計画の現在第2期)
 この間、立てた目標に近づくどころか、特に中学校においては状況が悪化するばかり。

 これまでの繰り返しでは、いつまで経っても釧路の子どもたちに十分な基礎学力を保障することが出来ない。
 真摯な反省の上に立って、思い切った改善の施策を講ずる必要があります。

 そこで、以下の項目について意見具申に至ったという次第です。
1 過度な問題解決型学習授業の是正

①学力向上に必須の演習量を確保する
②日頃の授業の中で「読む力・書く力の養成」を「話し合い時間
     の確保」に劣後させない

2 結果の伴った授業改善

①授業マイスター制度(仮称)を導入する
②全国平均以上の目標を達成した学校名を公表する
③教科書を授業と自学自習の中心とする学習習慣を確立する
④プリント主体の授業は原則廃止する(著作権法違反の疑念あり)

3 PDCA検証サイクルの見直し

①単元ごとに到達度の計測を行い、定量分析を行うその結果を、毎月定例教育委員会に報告する
②学力低迷の原因を家庭学習に求めない
③既存の基礎学力検証改善委員会を発展的に解消する

今日は、市教委の首脳たちとざっくばらんな意見交換が出来ました。基本的な問題意識は共有できているし、また意欲も十分にあります。
 
 もしこの陣容で、流れを変えることが出来なければ・・・とさえ感じました。

 引き続き、監視役として今後の取り組みを注視していきたいと思います。

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 写真左手前が岡部義孝釧路市教育長、右側手前が「釧路の教育を考える会」会長の角田憲治さん、角田さんは元釧路教育長です。その隣が釧路市議(元市議会議長)月田光明さん(副会長)、その奥が釧路と中標津で明光義塾4教室を経営する社会保険労務士の三木克敏さん(副会長)、一番奥の女性が釧路市議の金安潤子さん(事務局長)です。三木さんは苺の栽培事業会社「夕緋」の経営もしています。業種を問わずやれると思ったら果敢に飛び込むチャレンジャーです。楽しい人だ。(笑)
 金安さんはニックネーム”ジャンヌダルク”、「釧路子どもミュージカル・キッズロケット」の主宰者です。釧路市教委と市議会でガンガン論戦しています。口調は穏やか、説明は具体的で丁寧、堂々と意見を言います。釧路は市議会で教育論議がにぎやかです。写真の中にはいませんが、他にも大越さんという市議のメンバーがいます。彼は釧路市立病院職員時代に学習支援「寺子屋」の運営で公務員アォード賞を受賞してます。全国でたった3人でした。他にも1級建築士で立体折り紙の名人Sさん、劇団の主宰者Kさんなど、ユニークな人がいます。いろんな職業の人たちが、自分の住んでいる地域の学力低下に危機感を感じて集ってます。

 釧路に住むすべての子どもたちに基礎学力を保障するためには、教育長だけでなく教育行政の実務を取り仕切る学校教育部長や教育指導参事の人選も大事なんです。蛯名釧路市長が教育問題に関心が強いので、着々と手がうたれつつあります。しかし、いままでのところあまり前進がありませんでした。公式に文書で要望を明らかにすることが、教育行政を後押しすることになればうれしい。
 わたしは、忘年会と総会に出席するだけ、オブザーバーのようなものです。でも「釧路の教育を考える会」専用掲示板があるので、そこでデータに基づいて釧路と根室管内の教育問題の議論ができます、便利な時代です。

 北海道14支庁管内で全国学力テストで最下位は根室管内ですが、その中で、根室市は最下位、根室市議会でも、市議と市教委の間で教育問題が熱心に議論されるようになるといいですね。

*釧路子どもミュージカル・キッズロケット
https://www.facebook.com/kodomomusical


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<北海道新聞釧路版の記事>
画像に含まれている可能性があるもの:3人、、三木 克敏さん、月田 光明さんなど

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