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#4116 靴選びと広報ねむろ11月号 Nov. 3, 2019 [A8. つれづれなるままに…]

 いままで冬はSIRIOの登山靴を履いていたが、今年正月にソールが一部はがれてしまった。透明な接着剤で修理してみたが、乱暴な仕事だったので接着剤がはみ出して見てくれが悪い。
 それからずっと靴を探していたが、気に入ったものがなかった。釧路でも靴屋の前を通るたびに探してみたが、気に入ったものがなかった。
 東京都郊外南大沢のショッピングセンター街には2軒登山用品メーカ(モンベルとコロンビア)のアウトレットがある、そのほかにも靴を生産しているメーカ(アシックス等、リーガル)のアウトレットがあるが、気に入ったものがなかった。
 メガネ屋さんのついでに、聖蹟桜ヶ丘の京王デパート内のムラサキスポーツの店を覗いたらよさげなのが見つかった。KEENというメーカだ。27㎝のものを履いてみたが、右足がキツイ、いつも4Eの靴を履いているので、このメーカの木型があわないのだろう。履いた感じでは3Eクラスの幅だ。
 27.5㎝がないか訊いてみたらあるという。両方履いて歩いてみたら、やはり右脚がきついが27㎝よりはましだった。店内を歩いてみた。これなら少し履けば広がって何とかなりそうだ。軽くて歩きやすいのが取り柄だ。

 このサイトに写真が載っている。
*https://www.keenfootwear.com/ja-jp/p/M-ANCHORAGE-BOOT-III-WP.html?dwvar_M-ANCHORAGE-BOOT-III-WP_color=1017790&cgid=

 メーカの説明には次のようになっている。
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Anchorage Boot III WP (アンカレッジ ブーツ スリー ウォータープルーフ)は、サイドゴアデザインにKEENならではの保温機能をブレンド、デイリーユースのウィンター仕様 スリップオンブーツ.悪路にも対応できる仕様にソールをアップデート、都市部からフィールドまで、用途を選ばないデザインが人気の定番モデル.サイドゴアパネルにより脱ぎ履きが容易.
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 着脱はちっとも容易じゃなかった。皮が硬くて広げるのに力がいるから、これなら紐で絞める登山靴のほうがよほどらくだ。オイルを塗って履いているうちにやわらかくなるのではないか。 

 履いて2㎞歩いてみた。軽い、そしてクッション性があるから膝への負荷が小さいようだ。軽快に歩けた。SIRIOを履いて同じコースを歩いた。SIRIOはソールが硬い、そして厚いので、草叢はともかくアスファルトは歩きにくい。重いので散歩には運動量を増やすという点で利点がある。街歩きではデメリットにしかならない。

 ソールの溝は5㎜ほどSIRIOが深い、シリオは登山靴だ。KEENも登山靴メーカだと、検索して知った。この製品はトレッキングシューズだ、分類としては軽登山靴かな。
 KEENのほうは靴の上部が足首に当たって長く歩くと痛そうだが、もう登山やハイキングはしないから、長時間履いて歩くことはない。

<広報ねむろ11月号>
 登山靴用のオイル東京の家に置いてあったはずだが、根室の家にはない、アマゾンで探してみるかな。地域内経済循環を考えたが、根室には売っていそうもない。
 「広報ねむろ11月号」が今日届いた。「地域内経済循環を考える」というテーマの特集が載っている。本は伊沢書店があったときは、ほとんど伊沢書店から購入していた。伊沢書店が倒産してからは、リライアブルから購入している。洋書だけはamazonだ。リライアブルでは注文できない。
 地元企業、特に水産関係は経営改革して従業員の処遇を改善しないと、いずれ人材難でつぶれていく。根室にかつてあった根室最大の企業、日本合同罐詰は昭和50年代に倒産した。4工場で女工さん800人が働いていたが、昭和30年代後半には工場で働く女工さんを集められなくなっていた。カニや鮭罐詰が行き詰まりを見せ始め、新規事業の野菜罐詰生産事業(富良野工場)の失敗もあったが、基本は経営改革を怠り、従業員の処遇改善や福利厚生施設の充実にお金を使わなかったからだ。昭和30年代半ばには日本の標準的なレベルの工場労働者の処遇改善が行われ、日本合同罐詰の経営は次第に日本の標準からかけ離れたものになっていた。視野が狭いとそういう大局的な変化に気がつかない。根室の外から来る女工さんや男工さんが減少していったのである。根室の人口減少は、水産加工業の衰退が原因で、昭和30年代半ばから始まって、じわじわと広がっていった。あの時代を知っている水産関係者はもうとっくに現役を退いているのに、視野狭窄は「オール根室」に忠実に引き継がれ、再生産されているように見える。
 根室の主力産業である水産業界は人材不足に陥っている。地元企業が倒産していけば、経済の域内循環どころの話ではない。市役所も地元企業経営者もどういうわけか危機感が薄い。日本合同罐詰がどうして倒産したのか、根室最大の企業だったのにその研究史すら残されていない。あの企業の倒産劇には地元金融機関にも、出資していた水産関係者たちにも不都合な真実が隠されている。まだ、関係者には生きている人がいる、関係者が死なないと手がつけられない問題なのかもしれぬが、関係者が全員亡くなれば、なぜ日本合同罐詰がつぶれたのかについて研究が著しく困難になる。要するに関係者がみんなで蓋をしたのだ。だから、歴史は繰り返すことになる。
 これからそういうしがらみのない人たちが実権を握るよようになるから、きっと根室は変われるのだと思いたい。

 ところで「広報ねむろ」には8コマのショート漫画が4ページ載っている。落石組合の駒沢葵さんが描いたものだ。今風の少女漫画っぽい、よくできている。中学生の時は空知英秋『銀魂』の大フアンだった、いまでも愛読してるかな、一字のめずらしい名前だったのですぐに思い出した。話しながらよく笑う子だった。仲の良かったもう一人はどうしてるかな?
 


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