SSブログ

#4115 二度目の尿管結石 Nov. 2, 2019 [36. 健康]

 1週間、東京へ行っていた。目的は三つ、歯科(インプラント)の定期点検と白内障手術から3か月経過したので眼鏡を買うのと南多摩センターの本屋(丸善)で本を探すこと。

<定期歯科検診>
 行く前に1週間ほど歯が炎症を起こしてほっぺが張れていたが10月20日ころおさまった。そこをよく見てもらったが、罅は入っていないが、縦に割れが入っている可能性があると林先生。器具で横をなぞってみても割れは確認できないが、腫れたことから、割れの可能性があるという。なるべくその歯で硬いものを噛まないようにして、3月に治療してもらうことにした。1週間での治療は無理、ちょっと厄介だとドクター。炎症を起こした時のために、「セゾンカプセル」を処方してくれた。

<突然の痛み:尿管結石>
 歯医者へ行って、買い物を家に戻ったのが4時前だった。日経新聞の小説は夏目漱石が主人公で面白そうで読んでいたら、4時5分ころ急に右わき腹が痛み出した。肝臓かな?いや、9月の肝機能検査では異常値はなかったから、肝臓のはずがない。痛みはだんだんひどくなり、冷や汗と吐き気がはじまった。痛みが背中の方へ広がって、そこで気がついた。最近尿の色が濃いのが気になっていた。2年前に尿管結石の症状が出たときには左側だったが、似たような症状だった。とても病院まで行けそうもないので、救急車を呼ぼうかと思った。
 女房殿が電話帳で泌尿器科のある病院を探してくれた。すぐに見つかり、7時まで診療しているので、車で高幡不動の駅前駐車場へ車を置いて、駅裏の「医療モール」内の「Oクリニック」まで歩いた。痛くてゆっくりしか歩けない、歩く振動が体に伝わると痛い、そっと歩くしかなかった。「医療モール」内には1階の入り口近くに小児科とレントゲン室があった。いくつクリニックが入っているがひとつひとつ確認する余裕はない。
 泌尿器科のクリニックは2階だった。痛みがひどく、右側の尿管結石だと思うのでと受付の女性へ伝え、問診票に記入した。オシッコはしたばかり、尿検査をするというので水を飲んでくださいと受付の人に言われ、50ccほど飲んで、座ってられなくて5分ほど廊下をうろうろした。痛くてじっとしていられない。水を飲んでいたら、検査の女性が「水のまないでください、圧がかかって痛みがひどくなります」、そういわれて、水を飲むのをやめた。
 診察室へ入り、2年前に左側の尿管結石をやっているが、今回は右、痛みと吐き気がしていると訴えたら、すぐに1Fのレントゲン室へ行くように指示されて、レントゲン撮影をした。それから、また2階のクリニックへ戻り、尿を20CCほど採尿カップへ、そして検査してもらった。
 その後、レントゲンと尿検査結果がでたので、再診察してもらった。潜血反応「+++」、レントゲンでははっきりしない。超音波でもはっきりしないので、X線CT検査を勧められたが、金曜日までしかいないのでというと、「どちらから?」と小山先生が問うので、「秋刀魚の産地の根室です」と告げると、二十数年前に3-4年行ってたことがあるという。東京医大が根室市立病院を運営したいたころのことだ。
 「あのころは、病院はぼろで、人件費が捻出できないので、二次医療は釧路は任せて、根室は診療所にしてしまえという意見もあった、常勤医が4-5名しかいないひどい状態だった」
 病院は5年前に建て替えられて綺麗な建物になっているし、毎年15-17億円の赤字ですが、ふるさと納税がある限り市財政はもちますと伝えた。常勤医へは2500-3000万円支払っていますというと、びっくりされていた。
それなら、常勤医に困ることはないでしょう

 市立病院の赤字を5-8億円減らすのはそうむずかしいことではない。8億円減らせたら、根室市の負担はゼロになる。国からの赤字補填の範囲内でやれる。市役所のだれかやってみなはれ(笑)
 40代の医師に長くいてもらうには、教育問題を解決するのが鍵だ。40代なら学齢期の子どもがいる、医師は自分の子どもも医師にしたい、だから良好な教育環境がなければ、根室へ子どもを連れて移住しようとは思わぬ。子どもの教育に不安がなくなれば、40代の医師が70歳までずっと根室で仕事できる。方法はあるよ。
 根室は極東の町、僻地である、子どもたちの学力も釧路根室管内で最低レベル、でも地域医療はやり方次第で、いくらでもよくできる。どういう地域医療がほしいのかビジョンをつくってみたらいい。そしてそのビジョンを実現するための手段=戦略を考えたらいい、熱意があればできますよ。

 たまたま尿管結石症状が出たので夕方五時ころに診てくれる病院を電話帳で探し、外来診療に訪れたクリニックのドクターが根室に赴任経験があった、世の中広いようで狭い。
 座薬で痛みは治まった。2時間痛かったがそれっきり、血尿も止まった。痛み止めの座薬「ジクロフェナクナトリウム坐剤」を5錠処方してくれたが、痛みはぶり返さなかった。薬剤は根室の家の冷蔵庫で眠っている。

 2年前は1週間ほど痛くて痛くて、眠られなかった。暮の30日ころから痛み出して、CT検査をしたのが1/5だった。結石はすでに膀胱へ落ちて、X線CT画像では宝石のように真っ白くきれいに写っていた。今回は3時間もたたないうちに結石が尿管から膀胱へ落ちたのだろうか。
 SRLの結石検査室には標本箱に整理されたサンプルがあった。赤外分光光度計で測定するのだが、その前に直方体のステンレス製の容器に10個ほど球が入るような穴が開いているがその中に入れて、砕いて、ブレードでそこから掻き出して、五円玉のような金属の真ん中に詰めて、固める。その作業をセイコー社のアームロボットで行うのである。1988年ころに開発・導入した。検査管理部の尾形さんと、検査担当者と一緒にセイコー社へ見学に行って、セイコーのアームロボットで開発することに決めた。取引業者で腕の良い技術屋さんがいた。ずいぶん無理難題をもちかけた、そのなかで一番苦労したのは掻き出すときのブレードの形状である。30種類くらい刃の形状を変えて試してようやくものになった。あれからもう30年が過ぎた。SRL八王子ラボでは2代目、あるいは3代目のアームロボットが動いているのだろう。八王子ラボを一度見てい見たい。

<メガネの新調>
 今年3月に眼鏡を新調しようと、聖蹟桜ヶ丘の眼鏡屋さんで眼の検査をしたが、左目の視力低下は目の病気、白内障の可能性があるので、眼科で受診してからにした方がいいと、言われた。60歳過ぎの物腰の柔らかいおじさんだった。近所の眼科へ行ったら、白内障の診断があり、メガネは白内障の手術をしてからにしなさいと、日野市のある眼科クリニックのドクターから勧められた。それで、市立根室病院眼科で大谷先生に白内障手術をしてもらったのが7/31である。
 メガネは眼科受診を勧めてくれた聖蹟桜ヶ丘の眼鏡屋さんで、同じ人にお願いしてつくった。車の運転をするときに使うと用途を説明してから、丁寧な視力検査をしていただき、レンズを選んだ。軽くてフィット感がいいので、フレームはシャルマンにした。中標津空港から車を運転してきたが、以前の眼鏡に比べて目の疲れが小さい。たぶん、お店の人の視力検査とレンズの調整のしかたが上手だからなのだろう。聖蹟桜ヶ丘京王アートマン2階の眼鏡屋さん「メガネサロン ルック」だ。
 数学の問題を見るときに、指数部の小さい数字が見えにくいので、30㎝くらいの距離で使うメガネも必要なので、オヤジの遺品の鼈甲(べっこう)の眼鏡のレンズ取り替えたいが、やってもらえますかと訊いたら、OKだという。この次に行ったときにやってもらおうかな。
 いま見たら、オヤジの遺品のメガネは、鼈甲と金(メッキ?)製品だ、重い。眼鏡をかけて新聞を読んでいた。 

<南多摩センター丸善>
 ワンフロアとしては日本一の広さである。1200坪、とてつもなく広い。探した本は2冊ともあった。両方で4000円をちょっと超えたが、amazonでみたら6-7割程度で買える。これでは本屋がつぶれるわけだ。
*#3717 春休みに見つけた巨大書店 Apr. 8, 2018



*南多摩センター丸善駅前ココリア多摩5階 丸善
https://honto.jp/store/detail.html?shcd=70067

Steve Jobs: The Man Who Thought Different

Steve Jobs: The Man Who Thought Different

  • 作者: Karen Blumenthal
  • 出版社/メーカー: Square Fish
  • 発売日: 2012/02/14
  • メディア: ペーパーバック
アマゾン¥1308 丸善¥1760
Homo Deus: A Brief History of Tomorrow

Homo Deus: A Brief History of Tomorrow

  • 作者: Yuval Noah Harari
  • 出版社/メーカー: Vintage
  • 発売日: 2017/03/23
  • メディア: ペーパーバック
アマゾン¥1100 丸善¥1980

<余談:ハグ>
 孫が幼稚園の年長さんだ。3月にあったときよりも脚が長くなった。走る格好もよくなっていたから、とても追いつけない。
  腕を広げて飛び込んでくるので、持ち上げてぎゅっとハグしてやると、「ジジだいすき」、このところそれが「儀式」になった。ハート型に切り抜いたピンクの紙の「お手紙」をいただいてきた。(笑)
 来年はもう腕を広げて飛び込んでこないだろう、いまだけ。
 ケーキを買ってやろうと駅前のケーキ屋さんまでお散歩した。お母さんが「一つだけですよ」ときつく言う。太ることを気にしているから、甘いものを制限している。ちょっとくらい太っていても小さいものはかわいい、わたしはいいと思うのだが…
 孫はショーケースのなかのケーキを入り口から一つ一つ慎重に眺め始めた。端まで行って指さしたのは2000円のホールケーキ。買おうとしたら、「こっちの」カットケーキから選びなさい」と天の声。大きいモンブランを選んだ。「お父さんとお母さんの分もね」と3個だけ。二つずつというわたしの提案も「ダメです」と即座に却下されてしまった。



にほんブログ村

nice!(0)  コメント(8)