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#4733 パソコン・デトックス:すこしだけ休暇 Mar. 21, 2022 [A9. ゆらゆらゆ~らり]

 解毒=detoxificationの頭5文字をとって「detox」というらしい。

 ネット情報は玉石混交、より分けるのがたいへんです。毎日ネットサーフィンしていると、少なからぬ量の質のよろしくない情報も読むことになります。そうした情報が頭の中を通過することで、得体のしれぬ毒がたまってくるような気がします。あなたはそんな気がしませんか?
 毎年いま頃になると、2週間前後パソコンに触りません。情報の入力をやめて、たまった毒を排出できるのかどうかわかりませんが、とにかく2週間前後デトックス。
 わたしは情報の広い海を漂う小舟のようなものです、岸辺に艫綱(ともづな)を結び、しばし休息。

 前置きが長くなりましたが、そういうわけで4月になるまでブログニムオロ塾はお休みします。
 瞑想と音読トレーニング三昧、いい休暇になりそうです。

<余談:H君へ>
 昨年7月の最終週から教えていたH君は今日の授業が最後でした。黙々と勉強する生徒です。得意の数学はそれまでのやり方を変え、独力で予習方式でやってもらいました。文句も言わずにそれまでのやり方を棄てて、言われた通りにやり抜きました。これで、札幌光星高校へ行ってからも、独力で高校数学の学習を続けられます。夏までにはいま56頁あたりをやっているシリウス数Ⅰと数Aの問題集をやり切ってください。「論理と命題」の章は完全に独力でやり切れましたから、札幌へ行くまでに2次関数の章は終われるでしょう。2次関数はシリウスだけではちょっと足りないので、『1対1対応数Ⅰ』の2次関数問題で補ってください。

 来た時は英語が苦手でした。でも、しっかり勉強してました。高校英語教科書の音読・語順通り音読トレーニングは2時間の授業で10回、1年の教科書を終わったところで時間切れでした。大学受験長文問題集は半分やり終えました。寡黙な生徒でしたから音読が不得手でした。でもスラッシュリーディングにも慣れて、ずいぶんよくなりましたよ。適当な音源(ノーマルスピードの小説の朗読CD)を見つけて、トレーニングを継続してください。夏ころには英検2級に合格可能でしょう。多読して語彙を増やせば2年生の半ばごろには準一級に合格できるかもしれませんね。
 英作文はメールで3年間、問題と解答・解説を週2回(4~30問/回す。君も札幌で頑張ってください。夏休みに帰省したときには、顔を出してくれたらうれしい。わたしに札幌の話を聞かせてください、数人のメンバーがきっと喜びます。


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#4732 極東の町根室は大雪でした!:43cm Mar. 20, 2022 [87.根室の話題]

 気象庁の発表だと43㎝でしたが、吹きだまったところは1mほど。春の雪は湿って重いのです。

①玄関前は43cmピッタリでした:玄関前から撮影
 車庫前の吹き溜まりに茫然自失。気を取り直して、庭に積み上げることに決定。少しずつ始めました。雪が重いので、すぐに腰がだるくなります。
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②除雪車が歩道の雪をのけてくれていました:9時8分撮影
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③バス通りまで80cmほどの高さの雪の山
 圧接されているのとしめった雪なのでとっても重い。スコップでは腰を痛めそうなので、ここからはママダンプで除雪です。
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④車庫前の吹き溜まりとグリーンのママダンプ
 あんまり雪が多いので、右側に積み上げることにしました。
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⑤雪、雪、雪、圧巻です
こんなに積もるのは珍しい。
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⑥玄関から車庫前まで通路が開きました
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⑦車庫前からバス通りまで開通です 11時44分
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⑧日本最東端の駅「東根室駅」
 雪に埋もれています、除雪中のようですね。
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⑨右側へ高さ1.8mほど積み上げました
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⑩車庫前の除雪完了です
 実は、2時に高校時代の同級生が来ることになっていました。雪で道路に車は駐車できないので、ここまで入れてもらうために雪かき2時間半。びっしょり汗をかいて、お風呂に入りました。
DSCN6195s.jpg

 同級生と昔話を4時間してました。気のおけない大切な友人の一人である彼は5月には帯広に引っ越します。行く前にじっくり話を聞きたいと思っていました。
 2002年の秋に根室へ戻ってきたときに、高校時代の同級生が10人が快く受け入れてくれました。そういう友人たちに囲まれて、ハッピーでした。根室はわたしの古里です。


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#4731 根室高校北大理系総合2名合格 Mar. 17, 2020 [60. 進路(進学・就職)]

 根室高校から北大理系総合へ2名が合格しました。現役生と過年度生です。「みんなの大学情報」偏差値では57.5です。

 現役生はよく間に合わせたなと思う、立派だね。例えば理系志望だと、高1年生の時点で数学は1年先をやっていないと合格できません。この点では学校側のサポートはありません。独力でやるか個別指導塾へ通うか、集団指導塾なら一学年上の授業も同時に受けることになります。高校数学を教えているのは2つの塾のみ。英語は準1級に近いレベルでないと共通テストで180点以上を取り、二次試験で高得点がとれません。こういうレベルの英語指導が可能な塾は根室にはひとつしかないのです。この点でも高校側の特段のサポートはありません。根室高校で1学年10名、成績上位の生徒を集めた英語授業を週に2回、7時間目にセットすれば可能です。8か月ほどで3年間分の教科書を消化できますよ、おやりになったらいかが?いまそういうスケジュールで中3の生徒にやっているところです。3/19(土)10回目の授業で高校1年生の教科書が終わりました。土曜日は塾は休みですから、ちゃんと予習してくるやる気のある生徒にだけ、ボランティアでやっています。とっても楽しいのです。2時間授業です。
 物理や化学のふだんの授業も難易度が低いのですから、これもネックになります。一昨年ですが、担当の先生お二人が2か月ほど毎週1回の生徒2名の放課後補習に応じてくれました。これはありがたかったようです。こういう協力体制があると現役で難関大学へ合格する生徒が増えます。過年度生の生徒は物理と化学の放課後補習を2か月間ほど受講した生徒です。
 進学校に比べ偏差値45の根室高校から難関大学への現役進学はハンディが大きいのです。根室高校としてやりうる範囲で、何かサポートの方策を考えてやったらいかが?これは根室高校側の課題です。
 過年度生も合格してよかった、精神的には結構きつかったと思う。でもこの一年間の経験は将来必ず役に立ちます、転んだってただでは起きなきゃいいだけです。二人ともおめでとう。

 合格体験記リストを「選択肢 特設限定号」で特設コースのクラスにだけ配布しています。そこに載っているQRコードをスマホで読み込まないと、10個の合格体験記が読めません。リストの真ん中くらいに載っていた東工大への合格者はわたしが根室へ戻る前、2000年頃の合格者のようです。何年度の合格なのかわかるようにリストに記載してもらいたい。このリーフレット「選択肢 特設限定版」は普通科の特設コースの生徒だけに配布ですから、1/3の生徒にしか公開されていません。2/3の生徒には非公開になっていますが、根室高校生全員、そして保護者たちが読めるようにしたらいかがですか?
 公開すべき理由を書きます。根室市内で大卒の保護者は1/20程度ではないかと思います、こうした根室に特殊な事情から受験事情を知らない親がとっても多いのですが、子どもに大学進学させたい保護者は少なくありません。根室に住む子どもたちや親たちにとっても、根室高校から難関大学へ進学した生徒の合格体験記はたいへん貴重な情報なのです「合格体験記」には偏差値50の大学への進学にも役に立つ情報が含まれています。根室高校の運営管理責任者はそういう視点で物事を考え、判断してもらいたい。根室高校OBの一人からのお願いです。
 難関大学受験は高校だけの勉強では不可能です、中学時代から先取りして学習してようやく間に合います中高一貫校の生徒たちとの競争になりますが、そこで勉強している生徒たちは1年先の学習を普段の授業でしています。難関大受験に特化した授業の難易度自体が偏差値45の根室高校普通科よりもずっと高いのです

 予習方式で1年先を、難易度の高い問題集を使ってやらないと難関大学へは合格できませんが、そういう方式で勉強するには学力が飛びぬけて高くないとできません。学年に3人いればいい方です。しかも英数国と3科目の平均が80%超をクリアしなければならないのです。その中に苦手の科目が一つでもあったら、その科目は70%以上までアップしなければなりません。他の2科目が90%の得点が必要です。根室高校から難関大学合格学力上位の5%の生徒にとってもどれだけ困難かわかります。
 放ったらかしにしないで、学校側でサポート体制が取れたら、難易度がそれほど高くない北大クラスなら、毎年現役合格者が複数名でるのではありませんか?上位5%の生徒たちをサポートするための具体的な体制整備とマネジメントの巧拙が毎年の難関大学合格実績に現れています。やる気になればできますよ、そういうポテンシャルをもった生徒が1学年120人中、6人くらいいますから。古里根室へ戻ってきて20年間、根室の子どもたちを教えてきた私の実感からの数字です。あと半年、根室の子どもたちの可能性を拓くために走り抜けます。


<4/2追記>
 根室高校ホームページを見たら、「進路」のところに合格体験記がアップされていました。「選択肢 特設限定号」もアップされています。
 あとは、それぞれの合格体験記が書かれた年を入れてくれたら読み手にとってはとってもわかりやすくなります。過去二十年以上の期間に書かれた合格体験記のようです。わたしが確認できたかぎりでは、東工大への合格者は2000年頃です。東大へは2004年だったかな、この生徒の合格体験記は載っていませんでした、書かなかったのでしょうね。
 学校行事には参加していた方がいい。部活や学校祭のようなイベントでないと培えない重要なスキルがありますからね。リーダーシップや企画立案・実行能力です。社会人になってから効いてきます。


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#4730 昨夜の福島沖地震:M7.4 深度60km Mar. 17, 2022 [12. 自然災害への備え]

 昨夜11時36分、福島県・宮城県でM7.4の大きな地震があった。深度6+の地域がいくつかあったようだ。戸棚の食器や本棚の本が飛び出してくるから今朝は片付けがたいへんだろう。
 牡鹿半島南南東沖60㎞、震源地の深さも57kmである。2011年の東北大地震が27kmだったのに比べるとずっと深い。だから大きな津波が起きなかった。
 ユーラシアプレートの下に太平洋プレートが沈み込んでいるが、深いところにある太平洋プレートの方が震源である。地球を半径1mの球にたとえると、深さ1cmのところで起きた地震。

 根室が揺れ始めたのは11時37分頃だった。ゆっくり長い間揺れるので、2011年のあの地震を思い出したが、揺れている時間が半分程度だったので、少し安心した。
 東京は207万戸が停電したが、午前3時には復旧していた、対応が速いね。
 東北自動車道は道路にひび割れが起きて、数か所で補修が必要なようだ。縦に溝ができていたり、横一直線に地割れが生じているのがテレビでわかった。あれくらいなら、数日で復旧するのだろう。物流網が途切れないことが何より大事である。
 
 千島海溝を震源とする巨大地震は5500年で13回、前回起きてからすでに400年以上たっているから、明日起きても不思議ではない。20mの津波が道東太平洋沿岸を襲う。海岸近くの地層を調べることで、巨大地震とそれによって引き起こされる大津波が周期的に来ることはわかっているが、それがいつなのかは誰にもわからない。だから、備えが必要なのだろう。
 新幹線は緊急停止装置が働きストップしても脱輪している。直下型の地震でなくて幸いだった。直下型で浅いところで起きる地震では緊急停止装置が間に合うだろうか?
 日本は温泉や火山や豊かな海産物など自然に恵まれているが、それは自然災害と表裏一体なのだ。いざというときには、どういう手順で避難して、災害が復旧するまでどうやって過ごすか、確認しておくべきなのだろう。1か月分くらいの食べ物や、数日分の飲み水くらいは備えておきたい。


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#4730 札幌オリンピック賛成52%:おカネも出そう Mar. 16, 2022 [8. 時事評論]

 今日の北海道新聞夕刊の1面には「札幌オリンピック賛成52%という見出しが載っている。
 冬季オリンピックもお祭りである、自分たちでお金を出し合って開催したい。都市開催だから開催都市は札幌、札幌に住んでいて冬季オリンピック開催に賛成なら、お金も出そう。わたしは北海道最東端の根室でほとんど関係がないし、賛成派でもないが、次世代に負担を残すのは嫌だから、当代の責任としてお金は負担してもいいよ。

 予算は1000億円と決めよう、その範囲内での開催とする。190万札幌市民の52%が賛成なら、190×0.52=98.8万人である。
 半分を開催都市の住民でお金を拠出して負担するとすると、
  1000億円×52%÷98.8万人=5.3万円/人
 4人家族なら20万円である。

 「賛成の人はすまないが、1所帯20万円の負担をしてもらいたい」と札幌市長が述べたら、札幌市民の何%が応ずるだろう?
 それくらい世論調査がいい加減だと言うこと。お金の負担の話をしないアンケートには疑問符がつく。ただでやれるなら話は別だが、巨費がかかることは誰でも知っている。
 自分の懐は痛まぬ、タダでやれると勘違いしていないだろうか?

 東京オリンピックがどれだけお金がかかったのかすら集計できない。そういう反省すらされていない。

 当たり前のことではあるが、市民からお金を預託されての開催だから、支出は明細レベルで後追いできるように、証憑類や帳簿等の記録を完全な形で残し、100人ほどのボランティアの監査委員を公募して、閉幕後3か月以内の決算報告を義務づけよう。

 真実を隠すな!
 正直で誠実であれ!
 賛成するだけでなく、開催するならカネも出そうじゃないか。

 道産子だったらそうあってもらいたい。


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#4729 主治医のありがたみ:3か月に一度の定期検診 Mar. 15, 2022 [38. cancer]

 2006年7月にスキルス胃癌と巨大胃癌の手術をしてから16年目です。年に4回、ずっと岡田優二先生に定期検診してもらっています。先週採血した検査結果を聞きに行きました。
 中性脂肪が少し高めでした。血清鉄はOKでしたが、貯蔵鉄が減っていたので、元気な看護師長さんにフェジンとビタミンB12を静注してもらいました。これで、6月まで大丈夫です。癌マーカーも異常なし。

 1984年に臨床検査最大手のSRLへ上場準備要員として採用された年に、新規導入検査項目だったのが癌マーカーのCA19-9ですが、今回の検査に入っていました。親会社の富士レビオの子会社である東レ富士バイオから購入していました。岩本経理部長からグループ企業間取引は上場審査要件だから、値段の決め方を先方の役員と打ち合わせて決めてきてくれと言われ、新宿西口ニッセイビル(都庁ビル前)22階の本社から練馬の子会社SRL東京ラボへ出向き打ち合わせました。TFBがその近くにあったからでしょうね。1か月間のTTBの平均値で翌月の仕入レートをすることを提案し、予定の決済ドル額に対して、為替予約をしておくことで、東レ富士がわに差損が発生しないようできることを説明して了解いただきました。入社して2か月目くらい、桜が咲いている頃でした。だから、CA19-9は懐かしい検査項目なのです。CA19-9だけでは何の癌かわからないので、CEAと組み合わせて絞り込みます。CA19-9が(+)でCEAが(-)の場合と(+)の場合があり得ます。CEAが高値の場合は、胃癌や大腸癌などの消化器系の癌や肺や肝臓の炎症が疑われます。CEAが基準値以下なら、消化器系以外の癌の疑いがあるというわけです。消化器系の癌と言えば膵癌もあります。
(1991年の塩野義製薬と膵癌マーカーの検査試薬共同開発を学術開発本部で仕事しているときに担当しました。開発部が学術開発本部に所属していたので、開発部内の共同開発会議に出席するだけでなく、共同開発手順を標準化するために2項目だけ担当させてもらいました。自分の手でやってみることも大事なのです。開発部のメンバーからヒアリングし、PERTを使って2か月ほどで共同開発手順を標準化してます。メンバーそれぞれが自分独自の手順で仕事していたので、開発課長の藤波さん(京都大学出身者)も学術開発本部長の石神取締役もマネジメントに困っていました。もう一つの共同開発検査試薬はDPC社のⅣ型コラーゲンでした。藤波さんマネジメントが不得手なだけで、人っ子のいい人でした。彼との仕事は愉しかった。学術開発本部長の石神さんはわたしを後釜に据えるもりでしたね。学術情報部の仕事も精度保証部の仕事もわたしに担当させました。三つの部の仕事をマネジメントできる人材がいなかったのです。石神さんに誘われて購買課から異動して、2年弱後に、あたらしい「関係会社管理部」ができることになり、社内公募があったので応募しました。これには一つ理由があったのです。そのまま学術開発本部にいたほうがずっと楽でした。競争相手はいませんでしたから、人と争うこともありません。何より上司の石神取締役の仕事の信頼が厚かったのです。あるときこんなことを言ってました。「数年後には俺がお前に使われているかもしれないな」。公募に応募した後、上司の石神さんに報告するつもりでした。本社の副社長からすぐに電話があり、話があるから応接室の予約をしておけと指示され、すぐに八王子ラボまで谷口副社長が来て、「上司の石神取締役には報告するな、報告すればこの異動はなくなる」と言われ、しかたなく報告しませんでした。異動の社内公示があって、石神さんに呼ばれて叱られました。彼にとっては寝耳に水でしたから。本社で経営情報系システムの更新をしなければならず、わたしを呼び戻そうとしたが、石神さんがわたしの経営管理部への異動に強硬に反対したことがあったのです。それで谷口副社長が事前に漏れないようにわたしに口止めした理由がわかりました。)
 そういうわけでCA19-9のほかにCEAも検査報告書に載っていました。どちらも異常なし。毎度のことですが、血液検査とその結果を主治医の口から聴けるのは幸せです。いままでの病状を知ってもらっていますから、安心なのです。

 いつも思うのですが、岡田医院も市立根室病院も、通院するとこんなに病気の人がいるんだと驚かされます。今日はとっても混んでいました。お年寄りが多いですね、わたしも含めて。身体はだんだん壊れていくんです。同じくらいの年配の人同士が話していました。
「どうした?」
「癌と脳梗塞と...」
「元気だからいいね」
「成人病はあるし、病気のデパートだ」

 ...誰でも老います、だから、主治医がいることはとっても大切でありがたいことなのでしょう。


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#4728 土曜日英語音読特訓:マララさんの国連演説 Mar. 12, 2022 [49.1 英語音読トレーニング]

<最終更新情報>3/13午前11時 <余談>追記

 今日は土曜日、中3年生3人の英語音読特訓の日だった。午後1時から3時までの2時間の授業。来週で高校1年の英語の教科書を終了する。中3でも学力が高く、やる気のある生徒たちなら、2時間12回の授業で高校の教科書1年分を消化できる。再来週から高校2年の教科書をやる予定だ。最後のreadingにあるマララ・ユズフザイの国連演説は、中3の生徒には少し難しいようだった。論理的に書いてあるが、深いところまで届かない、マララの主張を頭の中で整理しきれていなかった。1-9章までの文章はロジックが実に浅いのだが、readingsのマララの演説はロジックに込み入った部分がある。

 1997年生まれの彼女がタリバンの銃撃を受けて重傷を負ったのが2012年10月9日。国連演説はその翌年2013年7月12日彼女の16歳の誕生日の日になされたものだ。

 中3には一寸手ごわい部分があったが、でも、三人とも楽しそうにやっていた。鉛筆で教科書にチャンク単位でスラッシュを入れてから音読トレーニングをしているので、読みやすいようだ。語順通りに英文を理解するためにもこの方がいい。
  来週1人増えるが、5人までは大丈夫なので、英語の学力を飛躍的に伸ばしたい生徒はどうぞ。ボランティアでやっている授業(授業料はかかりません)なので、他塾へ通っている生徒でも、どこにも通っていない生徒でも、受け入れます。学力テストの英語の点数が1度でも70点を超えたことがあれば、指示通りに予習をしてきたらついて来れます。
  高校3年次にはこの授業を受けた人の半数が英検準1級を受験できる(共通テスト90%超の得点)、そういうレベルを目標にした特訓です。8月末までに高校3年間の教科書をやり終えるつもりです。

 原文の載っているサイトを紹介しますので、ぜひ原文を読んでください。
 日本語訳の方も紹介します。

<余談:使用されているある語彙に吃驚(びっくり)
 教科書を読んでいて、気になる語彙があったので、リライトした人が使用した語彙だろうかと思って、原文を検索してみたら、そのままでした。見てください。
So today, we call upon the world leaders to change their strategic policies in favour of peace and prosperity.

 their strategic policiesとなっています。これがアンテナに引っかかりました。マララはtheir policiesではなくて、their stratetic policiesと言ったのです。policiesは「(諸)政策」ですが、「平和と繁栄を支えている政策を変えてください」ではなくて、「世界のリーダたちが、平和と繁栄をもたらす戦略政策を変更してほしい」と述べています。世界の指導者たちがやっている、現行の戦略とそれに基づく政策がちっとも役に立っていないから、それを変更しろと要求しているのです。
 日本の16歳で、こんな語彙を使い、自分の意図するところを正確に表現できる生徒がいるでしょうか?
 昨年、根室高校から現役で旭川医大へ合格した生徒は6年間17冊の本を音読トレーニングに使って、ゼミ形式での対話を重ねてましたから、言うことも書く文章もロジカルです。道北・道東推薦枠で26名の応募者で合格は10名、2次試験の小論文では295点/300点満点、総合点で現役トップで合格していますが、彼でもこの語彙は使えませんね。経営企画や経営管理はわたしの仕事での専門分野の一つですが、その方面の専門的な話は高校生にも無理と判断して、一般的な用語では話していますが、専門用語の使用は避けていました。
 戦略は戦略目標を設定し、それを実現するための長期経営計画に表現されます。マララの主張に従えば「平和と繁栄を支える」ことが戦略目標です。それが3年の実行計画(中期経営計画)に落とされ、更にそれが予算付きで年次計画に落とされ、実行されます。
 「(諸)政策」とは中期や年次計画レべうの話で、それは長期計画、すなわち戦略をベースとしています。

 16歳のパキスタンの少女が「戦略的政策」という語彙が使えることに腰を抜かすほど驚いています。どんなに難関の大学へ進学したって、たかが受験勉強です。高校生の時期にこういう語彙が使えるようにはならない。多感な時期に良質の本を数十冊は読んでいないと話になりません。
 受験勉強ばかりで視野が狭くなっていると言うことが幼稚になります。将来国際的な舞台で仕事するようになるかもしれませんから、「わたしは他の人より優秀だ」と思う高校生は原文全部を読んで腰を抜かしてください(笑)

<全文掲載>
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In the name of God, The Most Beneficent, The Most Merciful.
Honourable UN Secretary General Mr Ban Ki-moon,
Respected President General Assembly Vuk Jeremic
Honourable UN envoy for Global education Mr Gordon Brown,
Respected elders and my dear brothers and sisters;
Today, it is an honour for me to be speaking again after a long time. Being here with such honourable people is a great moment in my life.

I don't know where to begin my speech. I don't know what people would be expecting me to say.
But first of all, thank you to God for whom we all are equal and thank you to every person who has prayed for my fast recovery and a new life.
I cannot believe how much love people have shown me. I have received thousands of good wish cards and gifts from all over the world. Thank you to all of them. Thank you to the children whose innocent words encouraged me. Thank you to my elders whose prayers strengthened me.

I would like to thank my nurses, doctors and all of the staff of the hospitals in Pakistan and the UK and the UAE government who have helped me get better and recover my strength.
I fully support Mr Ban Ki-moon the Secretary-General in his Global Education First Initiative and the work of the UN Special Envoy Mr Gordon Brown.
And I thank them both for the leadership they continue to give. They continue to inspire all of us to action.
Dear brothers and sisters, do remember one thing. Malala day is not my day. Today is the day of every woman, every boy and every girl who have raised their voice for their rights. There are hundreds of Human rights activists and social workers who are not only speaking for human rights, but who are struggling to achieve their goals of education, peace and equality. Thousands of people have been killed by the terrorists and millions have been injured. I am just one of them.

So here I stand.... one girl among many.
I speak ― not for myself, but for all girls and boys.
I raise up my voice ― not so that I can shout, but so that those without a voice can be heard.
Those who have fought for their rights:
Their right to live in peace.
Their right to be treated with dignity.
Their right to equality of opportunity.
Their right to be educated.

Dear Friends, on the 9th of October 2012, the Taliban shot me on the left side of my forehead.
They shot my friends too. They thought that the bullets would silence us. But they failed.
And then, out of that silence came, thousands of voices.
The terrorists thought that they would change our aims and stop our ambitions but nothing changed in my life except this: Weakness, fear and hopelessness died. Strength, power and courage was born.
I am the same Malala. My ambitions are the same. My hopes are the same. My dreams are the same.
Dear sisters and brothers, I am not against anyone. Neither am I here to speak in terms of personal revenge against the Taliban or any other terrorists group. I am here to speak up for the right of education of every child. I want education for the sons and the daughters of all the extremists especially the Taliban.
I do not even hate the Talib who shot me. Even if there is a gun in my hand and he stands in front of me. I would not shoot him. This is the compassion that I have learnt from Muhammad-the prophet of mercy, Jesus christ and Lord Buddha.
This is the legacy of change that I have inherited from Martin Luther King, Nelson Mandela and Muhammad Ali Jinnah. This is the philosophy of non-violence that I have learnt from Gandhi Jee, Bacha Khan and Mother Teresa. And this is the forgiveness that I have learnt from my mother and father. This is what my soul is telling me, be peaceful and love everyone.

Dear sisters and brothers, we realise the importance of light when we see darkness.
We realise the importance of our voice when we are silenced. In the same way, when we were in Swat, the north of Pakistan, we realised the importance of pens and books when we saw the guns.
The wise saying, “The pen is mightier than sword" was true. The extremists are afraid of books and pens. The power of education frightens them.

They are afraid of women. The power of the voice of women frightens them. And that is why they killed 14 innocent medical students in the recent attack in Quetta.
And that is why they killed many female teachers and polio workers in Khyber Pukhtoon Khwa and FATA. That is why they are blasting schools every day. Because they were and they are afraid of change, afraid of the equality that we will bring into our society.

I remember that there was a boy in our school who was asked by a journalist, “Why are the Taliban against education?" He answered very simply. By pointing to his book he said,
“A Talib doesn't know what is written inside this book." They think that God is a tiny, little conservative being who would send girls to the hell just because of going to school.
The terrorists are misusing the name of Islam and Pashtun society for their own personal benefits. Pakistan is peace-loving democratic country. Pashtuns want education for their daughters and sons. And Islam is a religion of peace, humanity and brotherhood. Islam says that it is not only each child's right to get education, rather it is their duty and responsibility.

Honourable Secretary General, peace is necessary for education. In many parts of the world especially Pakistan and Afghanistan; terrorism, wars and conflicts stop children to go to their schools.
We are really tired of these wars. Women and children are suffering in many parts of the world in many ways. In India, innocent and poor children are victims of child labour.
Many schools have been destroyed in Nigeria. People in Afghanistan have been affected by the hurdles of extremism for decades. Young girls have to do domestic child labour and are forced to get married at early age. Poverty, ignorance, injustice, racism and the deprivation of basic rights are the main problems faced by both men and women.

Dear fellows, today I am focusing on women's rights and girls' education because they are suffering the most. There was a time when women social activists asked men to stand up for their rights. But, this time, we will do it by ourselves. I am not telling men to step away from speaking for women's rights rather I am focusing on women to be independent to fight for themselves.
Dear sisters and brothers, now it's time to speak up.
So today, we call upon the world leaders to change their strategic policies in favour of peace and prosperity.
We call upon the world leaders that all the peace deals must protect women and children's rights. A deal that goes against the dignity of women and their rights is unacceptable.
We call upon all governments to ensure free compulsory education for every child all over the world.
We call upon all governments to fight against terrorism and violence, to protect children from brutality and harm.
We call upon the developed nations to support the expansion of educational opportunities for girls in the developing world.
We call upon all communities to be tolerant ― to reject prejudice based on cast, creed, sect, religion or gender. To ensure freedom and equality for women so that they can flourish. We cannot all succeed when half of us are held back.
We call upon our sisters around the world to be brave ― to embrace the strength within themselves and realise their full potential.

Dear brothers and sisters, we want schools and education for every child's bright future. We will continue our journey to our destination of peace and education for everyone. No one can stop us. We will speak for our rights and we will bring change through our voice. We must believe in the power and the strength of our words. Our words can change the world.
Because we are all together, united for the cause of education. And if we want to achieve our goal, then let us empower ourselves with the weapon of knowledge and let us shield ourselves with unity and togetherness.

Dear brothers and sisters, we must not forget that millions of people are suffering from poverty, injustice and ignorance. We must not forget that millions of children are out of schools. We must not forget that our sisters and brothers are waiting for a bright peaceful future.
So let us wage a global struggle against illiteracy, poverty and terrorism and let us pick up our books and pens. They are our most powerful weapons.
One child, one teacher, one pen and one book can change the world.
Education is the only solution. Education First.




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#4727 大股で散歩&COVID-19後遺症について:Mar. 12, 2022 [85.サイクリング]

 3月になってから、時々散歩するようになった。今日で6回目か、自衛隊の根室分屯地周辺を一回りするだけ。2100mのコースで、ちょうどいいくらいの距離なのだ。
 午後4時16分に家を出た。歩数を数えたら2500歩、歩いた時間は25分。

 2100m/2500歩=84cm/歩
 2100m/25分=840m/分
 歩幅84cm、分速840mだ。倍の4.2㎞歩いたら分速は800mを切るだろうね。
 途中で腕を振り回して歩くと肩回りが気持ちがいい。見晴らしの良い高台が分屯地の端っこなので、そこから太平洋上に浮かぶ島を二つ眺め、腕を伸ばして上体を回転させる。体のあちこちを動かしてやるのは気持ちがよい。

<COVID-19の後遺症について>
 コロナの後遺症って結構大変そうです。生徒が一人罹患しましたが、熱は37.4度でほとんど平熱でしたが、1か月たっても、嗅覚が戻らず、嗅覚とともに味覚もほとんどしなくなり、食事が辛いと言ってました。ワクチンは2回接種しています。
 疲れやすくて、授業中起きていられず、突っ伏して爆睡していろことが多くなりました。この後遺症はただの風邪ではないですね。味覚と嗅覚に関するセンサーの方ではなくて、味覚と嗅覚の情報処理している脳の方に何らかの炎症が起きて嗅覚と味覚に関する機能が壊れているように感じます。以上に疲れやすいのも、まだ体の中で全身の血管に何かが起きているような気がします。早くメカニズムが解明されて、薬が開発され、後遺症が治ることを期待します。辛そうでかわいそうです。

<COVID-19後遺症情報> 3/12東洋経済オンラインより
「ワクチン2回後に感染」後遺症残る45歳彼の疾苦 5年仕様のパスワードも忘れ、体が疲れて動かない



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#4726 英作文問題と解答解説11200題 Mar. 10, 2022 [49-4 英作文トレーニング]

 英作文問題3月分入力完了した。これから数日かけて校正作業をすることになる。
 1226回分、A4判で1374頁。2020年1月14日に初回を配信してから、2年と2か月かかった。11200題の問題と、解答解説。NHKラジオ英会話の本文と解説をベースに3-5割ほど問題数や解説を増やした。これから3年8か月間、週2回メールで英作文問題を配信できるだけ溜まってしまった。元々は国立旭川医科大学受験生の英作文トレーニングために500題だけ作るつもりだった。その生徒が現役合格しても作り始めたら面白くてやめられなくなっていた。でも、これで、もう終わりにする。
 ようやく英語が少しわかりかけてきたような気がする、続けられたのは英作文問題をやって質問を投げてくれる生徒たちのお陰だ。
 これからは音読トレーニングを毎日少しずつ数か月間続けてみる。やればやっただけの成果は出るものだ。

 ところで、長文読解の教え方が昨年の生徒たちに申し訳ないくらい変わってしまった。しかたないよね、教える方だって年年歳歳進化しているのだから。(笑)
 顧みると、英作文問題を作る前は、経済学研究や仕事でシステム開発関係専門書や医学関係専門書を読むばかりで、英語の語順則「説明ルール」と「指定ルール」がわかっているようでわかっていなかった。ようするに身についてなかったということ。英作文問題をたくさん作って、ようやくそのことに気がついた次第です。「読み・書き」の両方、バランスがいくらかよくなったということかな。「話す」はまるでダメ、ニーズがなかったが、海外の仕事を作って数年間暮らしてみてもよかったかな。チャンスは2回ありました。古里には戻れなくなるコースでした。
 昨年までの授業が、冷や汗三斗です。

 音読と英語語順通りの読解トレーニング特訓授業は効果が高いので、塾生のみなさんできるだけ参加してください。塾が休みの水曜日と土曜日にやっている特訓授業は授業料はフリー(タダ)です、やってみようという学習意欲があれば参加OKです。

<英語に関する問題意識と根室の子どもたちのポテンシャル>
 根室には高校が1校だけ、偏差値は45(学力下位1/3)ですが、都会の偏差値45の高校とは違って学力差が大きく、そこそこの学力の生徒たちがいます。普通科は120名、この生徒の内から毎年10名程度英検準1級が出せるトレーニングメニューを見つけたいと思っていました。古里に戻って小さな塾を開き20年目ですが、ようやくそれが見えてきました。遅いですよね。鈍才ですからしかたありません。(笑)
 中3からスタートしてもチャレンジ可能です。#4722に書いているので読んでください。英検準1級が毎年10名程度出せたら、根室高校の進学実績はまるで違ったものになるでしょう。
 成績上位15%程度の学力があれば、トレーニングメニューさえ適切だったら、チャレンジ可能です。
 わたしは北海道銀行の向かいにあったビリヤード店(と焼き肉店「酒悦」)の息子で、小学生の時から店番しながら大人のビリヤードの相手をしてきました。昭和天皇のビリヤードコーチだった札幌「白馬ビリヤード」の吉岡先生が毎年来て高度なテクニックを見せてくれました。その中の一つ「短クッション往復のアメリカンセリ」は他の人がやるのを見たことがありません。まるでマジックでしたね、そんなこともあってビリヤード大好き少年でした。何度もあの技を目の前で見せていただいたのに、コピーできませんでしたから、わたしにはビリヤードの才能はありませんでした。
 でも、東京でスリークッション世界チャンピオンの小林先生や、アーティステックビリヤード世界2位の町田正さんのお父さん(ビリヤード指導のプロ)から教えてもらったトレーニングメニューの図面を50枚ほど持っています。そのトレーニングメニューを使えば、ビリヤードの国体があれば、3年で国体出場ができる選手を育てられます。教え方がうまいのではなく、トレーニングメニュが優れているからです。直接教えるしかありません。
 英語の教授法も同じことです。

*「#4722英語音読&語順通りの読解トレーニング:目標」


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<3/9 午後8:45>

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#4725 ロシアSWIFT追放の根室の水産業への影響 Mar. 9, 2022 [8. 時事評論]

 前回#4724で、ロシアのウクライナ侵攻で矢継ぎ早に出されている経済制裁の影響で、根室市のふるさと納税が激減する可能性を指摘した。
 今回は、地元水産業への影響を考えてみたい。

 2020年度の根室市のふるさと納税受入額は125億円だった。2021年度は150億円を越えそうである。
 ロシア産で量の多い高級品は蟹やウニだ。他にシャケがある。返礼率が40%とすると地元の鮮魚店や水産加工業者はふるさと納税で60億円の売上を計上しているが、これが假(か)りに1/3になったら、影響は小さくない。

 近年サンマ漁の水揚げが激減しているので、水産加工場は原料確保に困っている。SWIFT(国際銀行間通信協会)を通じた支払いができないのでロシア産の海産物の輸入はしばらくの間は完全に止まり、ロシア産原料の依存度が大きい企業は操業停止に追い込まれる。

 地元の水産加工企業は正規雇用が少ない。日給月給制がおおいから、企業主は「雇い止め」をすればいいだけ。しかし、働いている人たちは飯が食えなくなる。零細な個人企業の場合には、内部留保が薄いので、事業継続できないところも出てくるだろう。

 利益が出たときに会社に内部留保をしっかり積んでいた企業と、親族を役員に連ねて我が世の春を謳歌し内部留保の薄い企業では、こういうときに大きな差が出る。1年間は仕事がなくなっても社員を雇っておける内部留保の厚みが、企業の生き残りを可能にする。

 仕事がなくなり、日給月給の女工さんや男工さんたちが雇い止めになれば、ますます地元の水産加工業界は地盤沈下してしまう。若者は不安定な企業へは就職したがらない。長期的には就職する若者がさらに減少するというダメージが効いてくる。

 ふだん、どういう経営をしていたのかが試される1年間になるだろう。従業員の幸福を考えて準備してきた企業と経営者が自分の利益だけを考えて経営してきた企業とで、明暗が分かれることになるだろう。
 従業員の幸せを願って努力を惜しまない水産加工企業がたくさん生き残ってほしい。


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