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#4730 昨夜の福島沖地震:M7.4 深度60km Mar. 17, 2022 [12. 自然災害への備え]

 昨夜11時36分、福島県・宮城県でM7.4の大きな地震があった。深度6+の地域がいくつかあったようだ。戸棚の食器や本棚の本が飛び出してくるから今朝は片付けがたいへんだろう。
 牡鹿半島南南東沖60㎞、震源地の深さも57kmである。2011年の東北大地震が27kmだったのに比べるとずっと深い。だから大きな津波が起きなかった。
 ユーラシアプレートの下に太平洋プレートが沈み込んでいるが、深いところにある太平洋プレートの方が震源である。地球を半径1mの球にたとえると、深さ1cmのところで起きた地震。

 根室が揺れ始めたのは11時37分頃だった。ゆっくり長い間揺れるので、2011年のあの地震を思い出したが、揺れている時間が半分程度だったので、少し安心した。
 東京は207万戸が停電したが、午前3時には復旧していた、対応が速いね。
 東北自動車道は道路にひび割れが起きて、数か所で補修が必要なようだ。縦に溝ができていたり、横一直線に地割れが生じているのがテレビでわかった。あれくらいなら、数日で復旧するのだろう。物流網が途切れないことが何より大事である。
 
 千島海溝を震源とする巨大地震は5500年で13回、前回起きてからすでに400年以上たっているから、明日起きても不思議ではない。20mの津波が道東太平洋沿岸を襲う。海岸近くの地層を調べることで、巨大地震とそれによって引き起こされる大津波が周期的に来ることはわかっているが、それがいつなのかは誰にもわからない。だから、備えが必要なのだろう。
 新幹線は緊急停止装置が働きストップしても脱輪している。直下型の地震でなくて幸いだった。直下型で浅いところで起きる地震では緊急停止装置が間に合うだろうか?
 日本は温泉や火山や豊かな海産物など自然に恵まれているが、それは自然災害と表裏一体なのだ。いざというときには、どういう手順で避難して、災害が復旧するまでどうやって過ごすか、確認しておくべきなのだろう。1か月分くらいの食べ物や、数日分の飲み水くらいは備えておきたい。


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