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#4722 英語音読&語順通りの読解トレーニング:目標 Mar. 5, 2022 [49.1 英語音読トレーニング]

 昨年12月25日から、札幌光星高校受験生H君のために始めた特訓である。高校1年の教科書を使って音読、そして語順通りの読解。標準的な手順は、
 3回音読⇒語順通りの読解⇒3回音読⇒1段落全体の音読2回⇒...⇒そのページ全体の音読2回 計10回

 1/15から、一人参加者を増やした。学年は同じ中3の女子生徒Yさん。予習をちゃんとやってくることが約束だが、もちろんやり切ってくるガッツを認めたからだ。
 1/22は札幌光星高校受験の生徒が受験のために休講。2/12からもう一人女子生徒H(g)さんが参加している。昨年春に英検準2級合格している生徒。札幌光星高校受験の男子生徒H君は昨年10月に準2級合格。
 女子生徒が入るといくぶん雰囲気が柔らかくなる。H君、とっても楽しそうだ。
 「これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」(論語)
 存分に楽しんだらいい。最初の数回は1対1で、殺風景で緊張していた、その緊張を解く配慮だ、粋でしょ!
 こんなに性格の異なる3人がよく集まったものだ。わたしは池に石を落としてそれぞれの反応を観察するのが愉しい。幼稚園時代に話を振ってみた。...

 今日3/15が9回目のトレーニングだった。'VividⅠ'のLesson 9、Part 3 を終わった。来週part4とreadingsのマララ・ユスフザイさんの'Education First'をやる。1ページ残るかもしれない。再来週には'Vivid 1'を終わって、高校2年生の教科書 'Vivid-2' に入る。
 2年の教科書も11回ほどで終了するスケジュールで走りたい。段々慣れるので、ワード数が2割ほど増えるが、やれるだろう。
 3年の教科書 'Vivid-3' は12回で終了したい。高校3年間の教科書全部終わるのに33週、約8か月かかる。そのあとは大学入試用長文問題集 'Cutting Edge'をやるつもりだ。この教材は根室高校では3年生の応用英語で使っているもの。入試長文問題の実戦トレーニングである。1年生の12月末までに入試長文問題集を消化できる。
 来年1月からはハラリ 'Sapiens'を1年間で100頁ほど精読トレーニング。英語の語順通りの読書に慣れているだろうから、2時間で2-4ページのペースで精読できたらうれしい。words数では高校3年の教科書6年分を超える。構文の難易度は教科書に比べたらはるかに高いし、語彙数も数倍ある。3年生の春には英検準1級に合格する生徒が出るかもしれない。問題はZoom授業への切り替えだ。とにかくやってみて、不都合が出たらその都度対処を工夫すればいい。

 今日からスタイルを少し変えた最初にチャンクごとにスラッシュを入れ、スラッシュを意識して音読するように変更。生徒たちはとっても読みやすくなったと言っていた。いままでもチャンク単位で音読していたが、スラッシュを入れたら目で確認できるので、わかりやすいのだろう。英語の語順則「説明ルール:説明は後ろに置く」「指定ルール:指定は前に置く」を意識しながら、一人で音読するときも迷わずできる。
 語順通りの訳も徹底。英語の語順の感覚を身に着けてもらうために後戻りした「和訳」はしない。 英作文スキルアップのためにも大事なポイントだ。英作文問題と解答解説は月曜日と木曜日に配信している。やってきた人だけ添削している。

 この特訓は一つの実験のつもりである。成績が上位15%(光洋中学校の第4回学力テスト(総合C)では70点以上の生徒は102人中14人、14%です)の範囲に入っている生徒で、やる気の高い人を集めて2年半で全員英検2級以上、その中から何人が準1級に合格できるかどうか、実験データを収集してみたい。
 Zoomで数学の個別指導は無理だが、音読と読解トレーニング、そして英作文の添削は一斉授業なので工夫次第でできるかな、やってみなければわからぬ。英作文問題と解答解説はすでに11,000題を超えた、A4判の紙にプリントアウトすると1360頁ある。今月で作成は終了するが、これで3年間は英作文問題の配信を継続できるだけ溜まりました。大学進学の決まった生徒にも希望者がいるので、そのまま継続して配信したい。大学へ入学してから、英検を受験するつもりのようだ。来週からしばらくの間、毎回、冠詞の説明を入れることにした。「冠詞:」とマークをつけることにした。「a an the 無冠詞」の4パターン。冠詞を変えると意味が違ってくる、そのあたりをちゃんと解説したい。日本語には冠詞がないから、冠詞は学ぶ生徒にとっても教える側にとっても厄介なのである。冠詞のニュアンスが読み取れて、的確に使い分けて英作文のできる高校生、なかなか愉快だ。(笑)

 根室には1学年180人ほどいるから、このトレーニングメニューが効果があれば、中3の1月から英語の勉強を本格的にスタートしても、27人が英検準2級に合格し、その内の2-3割の5-8人が高校生で英検準1級に合格可能かもしれないのである。半数は準1級に限りなく近づく。大学受験という目標からはそれで十分である。
 英検2級で過去問をやれば、共通テストで85%の得点が可能だろう。準1級に近づけば90%をコンスタントに越えられる。国立大学の2次試験の英語でも70点前後の高得点が視野に入ってくる。根室高校の進学実績が大きく変わる可能性がある。可能性があるなら、やって確かめてみるまで。
 そこまでやれば、大学院入試も楽だ。専門書を複数読み専門用語に慣れたらいいだけである。好きな進路と人生を選択したらいい。


<参加者3名募集>
 H君は今月下旬に札幌光星高校へ行ってしまうので、トレーニングメンバーは2人になります。あと3人、予習をちゃんとやってくる人なら、大歓迎です。土曜日の1時から3時までの2時間、他塾の人でも受け入れます。ボランティア授業ですから。
 いま通っている塾をやめる必要もないし、ニムオロ塾へ入塾しなくていいですからね。もちろん、授業料はかかりません。中3で一度でも学力テストの英語が70点を超していれば、授業についてこれますよ。根室の子どもたちが今までよりもいい大学へ合格するのが愉しみでやっています。

<余談:セットアップ教えて!>
 昨日、大学の決まった女子生徒が久しぶりに来ました。根室高校から生徒に配られたHP社の高性能ノートパソコンを学校側が初期化して渡しています。メールソフトOutlookのセットアップがわからないので教えてくださいということでした。やり方教えてあげたら、自分でやってました。いままで配信していた英作文が初期化で来得てしまったようですから、いままで送信分のファイルを三つ(150回分、1500問題)送信しておきました。

「約3年間、ありがとうございました。A組崖っぷちにいたのにニムオロ塾に入って爆上がりして、先生に感謝でした。先生のお話しいつも面白かったです。また、お会いできる日を楽しみにしています!!」
 うれしいものです。A組は「特設コース」ですから、学力で上位1/3の生徒のクラスです。入塾したのは全国模試で学内順位が52位になったからで、慌ててました。A組は成績上位40人ですから脱落しそうでした。それが20番くらいにアップして安全圏へ。よく勉強しましたよ。模試の数学の点数は偏差値60を超えるほどいいのに、定期テストが平均点に届かない、まるでダメでした。高校の数学担当の先生も首をかしげていましたね。普通は全国模試の方が点数取れないのでかす、問題の難易度が高いからです。学校のテストの方が問題の難易度は低いのです。毎回、模試過去問を丁寧にやっていたからでしょうね、模試数学は点数が高い。いい時には学年5番くらいでした。基本の知識が定期テストのときにはなぜかぐちゃぐちゃになるんです。基本のところで迷いが出ると、わけのわからないことが始まる生徒でした。そういう「嵐」も2年生が終わると収まりました。3年生になってから、定期テストの点数もぐんとアップしました。英語は準2級だったかな、発音のきれいな生徒でした。ニムオロ塾へ来る前に12年間習っていたチアキ先生の発音トレーニングのたまものでした。CAさんみたいでしたね。教科書の音読トレーニングはもちろん数人でやりましたよ。英数は3年生になってから数学はようやく評定5でしたね、英語も5でした。100%本人の努力ですよ。わたしは毎回授業の都度、この生徒の数学の質問に答えていただけ。生徒と一緒にドキドキワクワク、愉しい2年8か月でした。いろんなタイプの生徒がいるのがうれしい。
 

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