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#4975 ドライマウスと口のフレイル① May 22,2023 [38. cancer]

 NHK朝の15分程度のラジオ番組から。
 フレイルとは、加齢によって筋肉量が減って運動機能が衰えること、健康な状態から寝たきりの中間の状態をいいます。

 「口のフレイル」は口の周辺の筋肉が衰えることで現れます。症状としては唾液に分泌が衰える=ドライマウスや滑舌が悪くなることに現れます。
 水口俊介教授は(高齢者歯科学)はチェック項目を5つ提示していました。
①硬いものが食べられない
②飲むときにむせることがある
③口の渇きが気になる
④自分の歯が少ない(20本以下)
⑤滑舌が悪くなりよく聞き直される

 わたしは全項目問題ありです。57歳(2006年7月)でスキルス胃癌と巨大胃癌の併発で、胃と胆嚢の全摘、胃周辺のリンパ節切除、癌が浸潤していた横行結腸の一部切除手術を受けてから、食事6回、おやつ3回と食べる頻度を増やしたので、口内環境が悪化して、数年間は次々に歯が虫歯になりました。唾液が減って口の中も乾くのです。
 唾液量が減ると、食事をしたくなくなります。意識的に食欲を掻き立てないといけません。だから、素材の味を噛みしめながら、ゆっくり咀嚼します。そして「おいしい、いい味だ」「ありがとう」と口に出します。脳がそれを聞いていますから、潜在意識にそれが書き込まれて、食べる気が起きます。

 口の渇きがひどくなったのは、極東の町から首都圏へ引っ越してからでした。3年ほど前から歯科医のH先生に相談していました。ドライマウスから舌炎を起こして食べ物を飲み込むのが痛くて心配になり、1月に診てもらいました。「舌癌ではありません、舌炎です」、就寝時に上を向いて寝ると口呼吸になり、口の中が乾くのでマスクをして寝るか、口を閉じる絆創膏のようなものを貼るかどちらかした方がいいと勧められたので、マスクをして寝たら、数日で舌炎が解消しました。あの時はうれしかった。

 寝方を工夫しているので4か月たった今、マスクはして寝てませんが舌炎は起こさないようになりました。健康って有難い。
 胃がないのでよく噛んで唾液と混ぜないと、腸に負荷がかかり炎症を起こします。寝ているときだけと思ったら、起きているときにも唾液の量は減っているようです。最近それが感じられるのです。食事をしていても唾液の量が足りず、何だか感触が違ってきています。

 歯の本数はインプラントを含めると25本あります、このうち5本がインプラント。(笑)
  2012年に右下2本、2022年12/13に左下奥歯(#4893)、2023年3/28に右上奥歯2本(#4954)。

 滑舌が悪くなるのを防ぐには、テレビニュースを見ながらシャドーイングリテンションをやるのがいい。とくにリテンションは一文を脳に一時記憶してやるので、脳トレになります。
 落語番組でやってもいいし、文学作品の朗読CDやユーチューブ動画でもいい。好きなドラマや映画を見ながらも結構。英会話やドイツ語会話でも、それぞれの好奇心に合わせておやりになったらいい。
 たとえば、NHKラジオ番組「中高生の基礎英語in English」を聞きながらシャドーイングやリテンションも愉しい。テクストを買わなくても大丈夫です。この番組は英文の量が「ラジオ英会話」の4倍くらいあり、語彙が簡単なのでやりやすいのです。「ラジオ英会話」の方が語彙数が多いから、聞き取りにくかったところはテキストを確認。英語耳と英語口が達者な方は「ラジオビジネス英会話」をテクストにしたらいい。
 とにかく、これらは一人でできますから、滑舌が衰えるのを楽しみながら防止できます。大げさなくらい大きく口を動かしてやるのがコツです。ジェスチャーを入れてもいい。

*BBC Learning English "6-minute-english"

 昨年11月引っ越し時に、家財道具や本の処分で1か月くらい、きつい作業が続いて、体重が4kgほど減少しました。1.5kgは戻しましたが、それ以上は無理です。体重を増やそうと食べ続けると腸の調子が悪くなります。毎日、空っぽにしておく時間も必要なのです。

 いまは若い人もいずれ年を取ります。数十年後に誰かのお役にいくらかでもたてたら幸いです。


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