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#4893 マウスピース方式インプラント:13分間で手術完了 Dec. 13, 2022 [39. インプラント治療]

  12年前に右下奥歯のインプラント(2本)をやったが、今日左下奥歯のインプラントをやってもらった。
 12/5に歯、歯茎、下顎の3次元カラーデータを撮った。5分程度で完了し、きれいな画像が32インチのディスプレイに映し出された。そのデータをもとにマウスピースを製作し、インプラントのドリルのガイドに使うと説明があった。ぶれないから手術時間が20分程度ですむといっていたが、実際には13分だった。麻酔注射がいつなされたのかわからないうちに、生理食塩水を流しながらドリルが回る音がして、すぐに終わった。受け側のボルトをねじ込んで、レントゲン写真を撮る。しっかり入っていた。
 1週間ぐらいで少しぐらつき、3週間で周りに新しい骨の組織が成長して固まるのだそうだ。術後の出血がないのは驚きだ。調剤薬局でセファム系の抗生物質(セフゾンカプセル100mg)と痛み止め(カロナール錠)とうがい薬(ネオステリングリーン)を受け取って、戻ってきた。1時間半たつが、麻酔がまだ少し残っている。いま保冷剤でやんわり冷やしている。
 抗菌薬を飲むと後がたいへんである。秋刀魚と同じで胃がないので腸内の菌叢がダメージを受けて、栄養を吸収できなくなり、下痢も起きて体力が著しく奪われる。引っ越しで体重が減ったままだから、抗菌薬は1回だけにするつもりだ。一晩しっかり冷やせば、腫れも痛みもなく乗り切れるだろう。

 12年間でインプラント技術は大きく進化している。現代医療のありがたさを実感した日だった。

 インプラントの歯が落ち着いたら、他の歯の治療をはじめることになる。来年はしばらく歯科医院通いが続く。胃がないので、よく咀嚼しないと消化できない。

 2006年6月に地元(根室)の岡田医院で消化器内科専門医の岡田優二先生に内視鏡で胃癌の診断をしてもらい、7月20日にスキルス胃癌と巨大胃癌の併発が判明、胃と胆嚢の全摘、浸潤していた横行結腸の一部切除をしている。釧路医師会病院で後藤幹裕先生の執刀だった。現在は音更町で東野東クリニックで開院・診療しておられる。当時は30代前半の若い医師だった。
 岡田医院ではオヤジが大腸癌の診断をお爺さん先生がつけてくれて、釧路市民病院で手術をした。2年後に再発、再手術も「アケトジ」、手遅れで6か月後に逝った。岡田先生の息子を7年間指導することになり、3代の付き合いとなった。根室高校から現役で旭川医大へ合格してくれた。道北・道東推薦枠で現役トップ合格だった。本人の努力と適切な指導があれば、根室高校からでも国立医大へ現役合格できる。やり方は弊ブログに記録してある。2次試験の小論文が295点(300点満点)だった。17冊の本を選んで音読指導をしたことでモノの考え方や論理の組み立てがしっかりできるようになっていた。高校1年生のときには大学のゼミ並みの対話ができていた。国語の指導は一切していないが、数学が得意だったので、国語がネックになるだろうと、「読み書き算盤」の「読み」の部分に集中して7年間指導した。
 大学時代の市倉宏祐先生(哲学)の一般教養ゼミ(マルクス『資本論』と『経済学要綱』をテクストにしていた)と大学院のときのたった3人の院生での増田四郎先生(西洋経済史の実証研究で日本の第一人者)の授業が役に立った。そういうレベルの対話をしていたのである。素質のある生徒だった。

*木野東クリニック

<翌日朝8時の感想>
 インプラント部位からの出血ナシ、腫れや痛みもナシ。セフゾンカプセルを昨晩6時半ころに1錠飲んだだけ、きわめて快適。用心のために、頬には布地でくるんだ保冷剤を充てて冷やしている。


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