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#4349 新型コロナ感染症と修学旅行 Aug. 27, 2020 [35.1 COVID-19]

 市内の中学校は修学旅行をこの1-2週間のうちに実施するようだ。B中学校とC中学校、どちらがどっちだったか忘れたが、周遊するのは旭川と函館である。COVID-19が蔓延しているのは道内では札幌だから、そこを避けて日程を組んでいるのは、いたしかたないことだろう。子どもたちの本音は札幌だろう。昔と違って、札幌へ行く生徒は少なくない。コンサートだったり、周辺への温泉ホテルへ泊まったついでに買い物だったり、ジジババが住んでいるから夏休みに行くとか、事情はさまざま。
 根室高校の修学旅行は例年10月下旬ころだったと思うが、1月に延期になっているが、日程はまだ決まっていない様子。東京を避けて大阪だというが、折悪しく最近は大阪の方がCOVID-19陽性患者数が急増している。それに1月はいまよりもずっと陽性者数が増えるだろうから、ほとんど実施の見込みはない。経営悪化している旅行会社や関連ホテルは売上確保のために修学旅行は実施したいだろう。
 

 昨日テレビを見ていたら、重症患者だったのか亡くなった人だったのか380人ばかりの患者のケーススタディの結果を発表しているドクターがいた。酸素飽和度が下がると重症化する傾向があるので、酸素飽和度をモニターしていれば重症化するかどうかの判別が高い確率でつくという。
 重症化例の基礎疾患として三つ挙げていた。糖尿病と高血圧そして腎疾患である。この三つのいずれかを抱えている80歳以上の老人がハイリスクグループである。若年層でもこれらの基礎疾患のある人は要注意だそうだ。
 逆に、基礎疾患のない若年層は、SARS-CoV-2・PCR検査が陽性になっても、感染していないとか、感染しても症状がないとか、軽い症状でただの風邪ですむらしい。
 わたしは20代前半に東京の大気汚染で慢性気管支炎という基礎疾患を抱えている。一生治らないだろう。胃もないし胆嚢もない、大腸も一部切除しているから、生徒たちはCOVID-19を持ち込まないように、ずいぶん気を使ってくれている。札幌の学校のオープンキャンパスに7月下旬に2人が参加したが、2週間塾へ来なかった。間引きされている深夜バスが混雑していたから、万が一の感染を危惧して来なかったようだ。優しい生徒たちだ。
 昨日のテレビで説明したドクターの意見だと、重症化あるいは亡くなった患者に呼吸器系の基礎疾患を抱えた例の説明はなかった。微小血栓が生じて症状が急激に悪化し多臓器不全で亡くなっているから、呼吸器系の基礎疾患はハイリスクグループではないということのようだ。
 虚血性心疾患の基礎疾患がなければOKということか。
 若い人でも肥満や糖尿病を抱えている人はハイリスクグループである。
 肺の微細な血管に血栓がばらばらと発生したら肺閉塞症状を起こして重篤化し、人工呼吸器とかエクモを使うしか手がなくなる。心臓周辺の血管なら心筋梗塞、脳なら脳梗塞症状を起こす、たまったものではない。

 それでも健康な若い人たちにとってCOVID-19はただの風邪であることは事実のようだ。

 修学旅行に行った中学生たちがCOVID-19、PCR検査陽性者がでるかもしれぬ。でも大騒ぎはしないようにしたい。ただの風邪の症状でおさまる。
 根室高校も修学旅行のときにどこでCOVID-19が増加しているなんで誰にもわからないから、遠慮しないで行きたいところへ行ったらいい。
 問題はわたしたち根室に住んでいる者たちである。修学旅行から戻って来た生徒の誰かがSARS-CoV-2PCR検査陽性になっても、ただの風邪である、普段のインフルエンザ以下だから、冷静に判断して、騒がないようにしよう。バッシングはそこの住民の民度の低さを表すバロメータと心得よう。だれだって風邪をひく可能性はある。いままで風邪をひいたことのない人なんていないだろう。学校だって、インフルエンザで根室市内の市街化地域の学校で学級閉鎖や学年閉鎖のなかった年なんて記憶にない。

 インフルエンザで年間10000人が死亡すると言われているが、新型コロナで死んだ人は1200人弱にすぎぬ。インフルエンザの1/10である、大騒ぎしすぎではないか。データをよく見て考え、判断し、行動することを心がけたい。


<余談:修学旅行予定変更と胆振東部地震>
 柏陵中は2年前に、就学旅行の時期を五月から九月へずらした。間の悪いことに、旅行の前々日だったかな、胆振東部地震が起きた、2018年9月6日のことだ。とうぜん修学旅行は延期となった。
 全道が停電になって学校も休みだし、暇だから、中3の生徒から塾へ行って勉強したいと連絡があった。4人来るならやるよと伝えると、揃ってきた。4時ころから始めたが次第に暗くなって、蝋燭の灯で勉強した。いまとなっては懐かしい。
 3日間の停電で、冷凍庫の中のものは半分解けかかっていた。水道は丈夫な二重被覆管への切り替えがすんだところだったので止まらなかったから、ずいぶん助かった。あれから二年しかたっていないのか。


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