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#4148 ウェイクフィールドのチアキ先生逝去 Dec. 13, 2019 [87.根室の話題]

 生徒たちから昨日聞いた話を書く。まだ、亡くなるような年齢ではないはずだが、ウェイクフィールドのチアキ先生が亡くなったという、昨夜がお通夜、生徒たちの話である。キリスト教徒だったので教会で葬儀が執り行われると言っていた。


 最近は塾で教えていなかったというから、入院されていたのだろうか。年齢は存じ上げないが、啓雲中学校の授業参観の折に2度お見かけした。少し派手目の素敵なメガネをかけてました。
 根室へ移り住んで20歳から塾を始めたと、以前新聞記事で読んだ記憶があります。以来、四十数年間教えて来られた。
 毎年、12月に英語劇(ミュージカル)を開催するユニークな塾ですから、「チアキ先生大好き」で通った生徒が多いと聞く。
 12月21日に予定されている恒例の英語劇は追悼公演になるのでしょう。これも根室にはなかった文化の一つ、しかも若い人たちが担っている。
 あらゆる教育のゴウルは自立である。

 根室の子どもたちの英語教育に貢献のあった方が亡くなった。謹んでお悔やみ申し上げます。

 四十数年間も旭川出身の人が根室で私塾経営を通じて子どもたちの教育に貢献してくれたのだから、市のほうから賞を贈呈し、敬意を表したらたらいかが?

 高橋珠算塾も目覚ましい成果を上げたが、五十年はおやりになっていたのでは、全道屈指の珠算塾だった。そういうスケールでものごとを見ている根室人がすくない。
 故・高橋尚美先生は釧路出身の人、やはり20歳くらいで根室へ来て、ずっと珠算教育に渾身の力で取り組んでいた。わたしは小学5年生から高校卒業までそばで仕事ぶりを見ていた。高校生の時に仕事を一部お手伝いもした。全珠連への切り替えのときに帯広での全道集会に誘われてご一緒したのは高校1年生か2年生だった。根室商工会議所主催の第一回市民珠算大会はわたしが根室高校側の調整をし、高橋先生が珠算塾と商工会議所側の取りまとめをした。選手宣誓と暗算種目のみ出場し、残りの種目では主催者側の一人、大会読み上げ算では読み手の一人だった。先生は珠算教育を「男子一生の仕事」、そうおっしゃっていた。いまは根室の土になっている。
 横田根室市長の息子さんが一番弟子、中標津からの転校生で、珠算は中標津でやっていたらしい。転校してきて高3のときに入塾して商工会議所珠算能力検定試験1級に合格、ついで東大へ現役合格して、道庁へ勤務し、上川支庁長で定年退職した。35年ぶりに故郷へ戻ってきて正月に表敬訪問した折に年賀状を見せていただいた。2番目の弟子は岬町で珠算塾をやっている澤山先輩、中央大学文学部卒、わたしより2歳上、3番目がわたし(?)だった。根室高校では日商珠算能力検定試験1級合格二人目。じつはその後がすごかった、日商から全珠連の段位認定検定に切り換えて、五段がわたしより6歳くらい下の学年で4人ほど続いた。前を走ったのは多田さんと駒沢さんという名前の小学生だったと記憶している、記憶違いでお名前を間違っていたらごめんなさい。十段位もいたと聞く。そんな珠算塾は北海道にたった一つだったかも。
 根室市は閉鎖的で、根室出身者以外には案外冷淡だ。そろそろそういう器の小さい悪弊から脱しようではないか。

 根室の教育は根室出身ではない人たちにも支えられている。そういう人たちを分け隔てなく大切に思う市政や教育行政であってほしい。

(追記:実際には市民斎場でお通夜がなされた。享年62(満61歳)、まだ若い、悲しいね)


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