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#2591 幼児性むき出しの釧路市教委へ宣戦布告 Feb. 13, 2014 [64. 教育問題]

 怒りが収まらぬZAPPERさんが、クールダウン中。

 北海道教育局次長の武藤さんが釧路の小中学校の学力実態を浮き彫りにする資料を作成して、3時間講演会のあと、先生たちやPTA、民間団体との2時間に及ぶ質疑応答。これだけ力を入れて釧路の子どもたちの基礎学力問題にメスをいれ、具体策を提案してくれたのに、釧路市教委はこの講演会をスポイルしたことが明らかになっている。

 たとえて言えば北海道教育委員会は釧路市教委の親会社、その親会社のNo.2が釧路で子会社の業績に関する講演会をやったのに、子会社からの参加は0.5人、「ふざけるな」というZAPPERさんの気持ちがよくわかる。釧路市教委は組織の体をなしていない。釧路市教委は自分達の仕事の本筋が何なのか、そしてその存在理由は何なのかよく考えてみたらいい
 基礎学力保障条例を一昨年12月に市議会が可決したのに、釧路市教委は基礎学力問題に取り組む気がまるでない、面従腹背を決め込んでいる。職務忠実義務違反は明らかだから、基礎学力問題に熱心な市議会で槍玉に上がることになる。
 

 ちなみに、この講演会を報じた釧路新聞の見出しは「釧路の学力実態に警鐘」となっていた。
 <釧路新聞から転載>
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 子どもの成長と学力向上を応援する「釧路子ども未来塾」(吉田敦子代表)は9日、コアかがやき(釧路市愛国191)で特別編「武藤久慶教育講演会」を開いた。会場には教育関係者はじめPTA、企業経営者など一般市民ら65人が集まり、釧路の子どもの学力の低さ、生活実態の問題点などを共有した

 武藤氏は文科省中等教育局教育課程課、大臣官房総務課などを経て、2010年に道教委に出向。現職は道教委学校教育局次長で道内の指導制との学力向上に取り組んでいる。講演の前段では、全道はじめ釧路、根室の小中学生の学力レベルの実態を報告した。
 武藤氏は、文科省が行ったここ数回の全国学力・学習状況調査のデータから、北海道の小中学生が全教科で全国平均を下回る実態を示した。釧路の実態では基本的な読み書き計算ができない「下位層」の子どもの割合が全国平均を上回っていることを指摘。この子たちの状況について「学んだ漢字の半分が読めず、分数計算でつまづいている」と指摘。「この子たちが平均レベルに回復することは厳しい」との認識を示した
 一方、健やかさを測る体力面の調査でも、道内小中学生は各項目で都道府県別では47位(最下位)という数値を示し「釧路の子どもも同じ。要するに学力、体力とも低レベルであるという認識を共有することから、学力アップへの取組を始めてほしい」と呼びかけた
 武藤氏はさらに、学力の低い子どもが多いことは、地域の衰退にもつながる危険性を指摘。「地元の高卒者が釧路の残るのは3割、北海道に残るのは9割、北海道を支えていくのは、やはり地元の子どもたちなのだから、その教育をしっかりした社会人として送り出すことを見据えて行わない限り、地元の衰退は避けられない」と警鐘を鳴らした3時間の講演を終えた武藤氏は、続いて2時間の質疑応答に臨み、個別の相談にも応じた

 講演会を主催した吉田代表は「子どもたちの学力が低いことは、市民も認識していると思う。大切なのはどうやって学力向上をするか。具体的な方策なり、計画を持たないことには進まない。全国最低と言われた秋田県が、いまや全国トップレベルにまでなった取組を学んで、学校・地域・家庭が連携するいい機会にしてほしい」と話していた。
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 参加した人たちから新聞報道は傍線を引いた箇所は発言のニュアンスが違うと聞いたので削除の意味を込めて修正。これでは低学力層に努力は無駄と言うようなものだから、教育問題のプロがいうはずがない。低学力層の生徒が急激に成績を上げる例はニムオロ塾でも他の塾でもたくさんの実例がある。数学では百点満点で十数点の生徒が、塾で2ヶ月毎日補習をやると2ヶ月ほどで80点代後半に成績が改善した例が何人もいる。気持ちが変わり、努力する生徒は必ず成績が上がるから心配ないよ、しかし、ワガママな生徒や小学生低学年で家庭学習習慣を育めなかった生徒は厄介だ。生活習慣や性格を直すことになるから数年間かかる。実に根気と忍耐の要る仕事になる。他の生徒への影響(迷惑)があるから、営業政策上たいていの塾ではすぐクビにすることになる。

 根室も学力問題では釧路と兄弟みたいなもの、同じ問題を抱えている。市教委がダメなところもそっくりだ。

ブログ「情熱空間」より
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/7102127.html
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2014年02月11日

インターバル

思い返してみれば、これまでの人生、これだけ頭にきたのは二度目です。前回はおよそ20年ほど前。心底から頭にきて、相手を××××にしてしまいました。自分のことなどではなく、ある人の名誉のために怒り狂ってそうしたわけですが。ええ、もちろん、いかなる理由があっても、やってはいけないことではありますが…。

今回の怒りもそれに近いものでして、このまま怒りが収まらなかったなら、2・3人を社会的に××するまで徹底的にやってしまいそうなので、平常心に戻るまで、インターバルを取ることにします。破壊された子ども達の学力の回復だけが目的であって、そうしたことは本意ではありませんし。

というわけで、1日か2日、クールダウンするまで、ブログ更新をお休みすることにします。インターバルです。原点回帰のため、怒り心頭にある、魂のクールダウンを…。そして、原点。

基礎学力問題・子ども達の貧困問題・貧困が及ぼす基礎学力低下問題。学校教育が抱える「負の問題」は、北海道の東の端から顕著に現れやがて全道・全国へと波及して行く。しかしそれはとりもなおさず、この地の状況を改善できれば、明日の日本の公教育を救う大きな鍵になることを意味する。だったらそれに挑み続けよう。仮令玉砕すとも男子の本懐ならずや。

《追記》
ebisuさんからいただいたご意見です。
ありがとうございます。

激怒モードの連続記事を5本弊ブログに転載しました。
閉鎖的で、効果のない「教育基本計画」を繰り返し策定して、お手盛りで評価し、学力を下げている釧路市教委というのは事実です。
こんなに効果のない計画を繰り返し同じ人間たちが策定するなどということは民間会社ではありません。経営責任というものがあります。権限のあるところに責任も生じます。責任追及があり、職位を外されます。
民間企業をベースに考えると、責任をとらない面々を全員クビにしろというのも至極当然の主張です。

インターバルが終了したら、同じことを坦々と書いてください。

事実を誰かが声高に言わねばわからないのです。
還暦を過ぎてから青臭い正論なんて、わたしだって言いたくない。
でも、憎まれ役を引き受ける者がいないと、釧路と根室の教育改革など進むわけがありません。
あなたはそういう役回りを引き受けるように選ばれてしまってんです。誰が選んだかって、それは決まっています。天といってもいいし教育の神様といってもいい。損を承知でただただまっしぐらに歩めと、そういう声が聞こえるでしょう。
わたしも11年間見てきましたが、他の町はいざ知らず、釧路と根室の教育行政には自浄作用がないのですから。

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【ZAPPERさんのコメント】(抜粋)
ebisuさん
人生最大の怒りモードです。

・・・でも彼らには、ここまで怒っている人間が複数いることが、そしてその理由すら、まったく理解できないのでしょうね。
仕事の勘所、その優先順位というものがまるで理解できていない輩が、地域の教育行政を牽引しているなどとは、末代までの恥さらしです。
切腹して詫びるべき、しかし現代社会では無理でしょうから、ならば辞職して詫びるべきだって思います。
5時間(3時間+延長2時間)の長丁場、渾身の力とありったけの情熱を込めて語る、(ましてや釧路の子ども達のために、綿密な下調べもなさって…)若きエリート官僚。
そして、それに徹底的に喰らいつく、熱心な現場の先生方。
しかしそこには、教育行政(釧路町教委の方はいらっしゃっていました)の人間は不在

・・・
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*#2590 道教育局次長講演会を釧路市教委がスポイル Feb. 11, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-02-11-1

 #2592 根室市内の中学校でCRT学力テスト導入 Feb. 14, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-02-13


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合格先生

 修正部分について、誤解を与えるといけないので、そのときのお話の内容を書いておくと、授業中の姿勢の悪い子や筆箱に余計なものをたくさんつけて明らかに勉強に気持ちが向いていない子を写真で確認し「こういう子は、授業に集中するだろうか」というお話しがあったんですね。
 そして、こういう子が勉強に向かう姿勢を身につけずにそのまま大人になってしまったら、その段階で自力で学力をつけようと思っても、学力をつけることが難しい状況になるだろう、というお話しです。
 ですから、義務教育の期間内にこういう子供たちの姿勢をいちんと直し、集中して物事に取り組めるようにしてあげましょうね、ということです。
by 合格先生 (2014-02-13 04:43) 

合格先生

追加
 もちろん、本文とつなげて読んでもらえるとわかると思うのですが、上記の状況は「漢字が半分も読めず、計算もできない」という前提です。
by 合格先生 (2014-02-13 04:54) 

ebisu

釧路新聞記事の文脈を読めば、該当箇所に違和感が湧くはずです。だから、「コンテクストを追いながら批判的に読む」習慣を普段から育むことが大切です。中高生の皆さん、文脈を追いながら読むトレーニングを普段からしてみてください。

あの場にいて直接話しを聴いた合格先生の解説でよくわかりました。ありがとうございます。

釧路新聞の担当記者さん、新聞記事を書くのもなかなかたいへんですね。
by ebisu (2014-02-13 11:24) 

ZAPPER

面従腹背。
ウチの教育長も、頼みが綱の幹部連中が、いかに非常識でいかに仕事ができないのかを、今度という今度は思い知ったことでしょう。

学校という、子ども相手の閉鎖社会では「常識」であったとしても、社会通念上ではまったくの「非常識」であることを、身をもって痛感なさっていることでしょう。

教育長ご自身は、温厚で常に周囲への気遣いを欠かさない方であることを、念のため申し添えておきますが、いかんせん取り巻き連中がお話になりません。

そちらの教育行政ご担当のみなさまも、ぜひ、今回の件を他山の石としてくださいませ!もちろん、まだまだ追求は続きます。
by ZAPPER (2014-02-13 14:40) 

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