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#1149 北見37.1度、道内この夏一番の暑さの中、蕎麦の名店喪失を知る Aug. 6, 2010 [87.根室の話題]

 北見が37.1度を記録した。
 午前11時ころ家を出て釧路へ買い物に・・・、合同庁舎前の気温表示板はすでに30.5度だった。根室で30度越えなんて滅多にない。最高気温が28度の年だってあるくらいだから。
 久しぶりにクーラ全開で走った。釧路は港祭り、浴衣を着た若い人たちが昼間から街中を闊歩していた。

 少し遅いランチに桜ヶ岡の名店「そば小屋」へ寄ってみたら、車が一台もなく、張り紙があった。「・・・体調不良のため」しばらく休むとあったが、駐車場には「売り物件」の小さな立て看板がある。
 どうやら店を閉めたようだ。
 釧路はグリーン麺のそば店が多く、そば通に言わせたらまがい物の蕎麦屋が多いということになる。総じて技術が悪いのが道東の蕎麦店である。
 そういう釧路の町に4年半ほど前に茨城県から移住してきた蕎麦職人が店を開いた。ちょうど入院したころだったので、退院してから毎月通院の都度寄せてもらい、店主のつくったお蕎麦に舌鼓をうった。
 釧路医師会病院がなくなり、地元のドクターに見てもらうようになってから、釧路へ用事ができるたびに寄ったが、ときに定休日にぶつかることがあり、残念な思いを何度かした。
 たまたま、1年ほど寄る機会がなかったので、今日はとっても楽しみにしていた。
 
 年の頃、50代のしっかりした蕎麦職人、バンダナを頭に巻いて仕事をしていた。体調を崩したとあったが、元気でいてほしい。今年の夏はことさら暑い。どこかでまたおいしい蕎麦で客を喜ばせてくれていることを祈りたい。
 20回ほどだったかもしれない、病後の身体に本物の蕎麦は滋養になった。体調を考えながら、いつもゆっくり噛み締めて一口一口ゆっくり味わいながら呑み込んだ。
 技術は一級品だった、郡山や会津、山形の山村、仙台大滝村、軽井沢それぞれの土地の名店に勝るとも劣らぬ味わいの蕎麦を打ってくれた、おいしい蕎麦をありがとう。

 埋め合わせをするかのように、北大通りで頑張っているパン職人のつくる自然酵母のパンを買ってきた。
 今日は、根室「周辺」の話題となった。


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