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#5160 英語音読速度アップトレーニング:速度のあげ方 Feb. 15, 2024  [49.1 英語音読トレーニング]

 昨年10月半ばから、NHKラジオ英会話を利用して音読トレーニングを始めました。
 手順は、

①プレリーディング
②1.0倍速音読
③1.2倍速音読
④1.3倍速音読
⑤1.0倍速音読
⑥1.3倍速リスニング
⑦1.5倍速リスニング
⑧1.8倍速リスニング

 放送のオリジナルの速度は120語/分であるから、1.2倍速だと144語/分、1.3倍速で156語/分です。速度を大きくしたら、読む回数が増えました。
 ①のプレリーディングは、事前に英文を見て、気になる表現をチェックしておく。
 ②の1.0倍速で5~10回
 ③の1.2倍速で慣れてきたら、④の1.3倍速にアップして、行けるようなら1.5倍速まで上げてやってます。そして最後の5回くらいはクールダウンで1.0倍速へ戻します。②~④で50回読むことにしています。
 50回読んだら、今度はリスニングだ。1.3倍速リスニングから順次スピードアップして、1.8倍速まで約30回。聴くことに集中します。1.5~1.8倍速にすると、意味がとりやすくなるのですが、理由を考えてみました。長い主語のケースのようなものは、そこが速く読まれて一塊のように聞こえるからだと思います。NHKラジオ英会話だと、1.5倍速は180語/分の速度で、アガサの小説の朗読と同じ。
 2/14までの音読回数は2955回、4月中旬には10,000回を超えるだろう。そこまでやったら、次のステージで何を試すか考えよう。

 アガサ・クリスティーの"AND THEN THERE WERE NONE"はCDの朗読速度が173語/分とだいぶ速い。
 ①のプレリーディングは知らない単語は全部辞書を引いて、文の意味を確認しておく。それが終わってから、②の1.0倍速で読む。40回くらい読んだところで、③の1.2倍速(207語/分)「微音読」を10回やります。
 日本語の音読技術の「微音読」は小さな声で口をかすかに動かしてやりますが、英語も同じように微音読すると200語/分の速さで読めます。でも、英語の音をハッキリ出すトレーニングだから、173語/分のときと、同じくらい大きく口と舌を動かして声は小さく音読。手っ取り早く言えば、早口トレーニングです。微音読なら、回数を増やしても、喉を傷めないというメリットがあります。唇読み唇音読)というやり方があります。手っ取り早く言うと「口パク」です。米国映画の俳優さんたちのように、大げさに口を動かしてください。大きな声で音読を80語を100回もやると、喉を傷める恐れがありますから、喉の調子を観察しながら、適当に微音読や唇音読をいれてます。くれぐれも無理はしないように。

 今週は約480語単位で音読トレーニングできるくらい慣れてきました。2ページ半で500語なので、今後は500語単位で区切って音読するつもりです。目標は5ページ、1000語単位での音読です。500語単位の音読を2回分連続でやるだけですから、たぶん3月中に達成できるでしょう。
 リスニングは1.2倍速、207語/分でやるように変更しました。NHKラジオ英会話のところでも説明しましたが、上手な音読なので、長い句は速度が速くなって一気読みして「ここは一塊のチャンクだよ」と教えてくれてますので、リスニングのときに意味がとりやすいのです。落語はときどき話す速度が変わりますが、聴きやすいのは話し手が意味のカタマリでちゃんと小さな間を入れて話してくれているからです。英語も日本語も上手は音読は同じ部分があるのです。

 ちょうど1か月間で、17ページを50回読んだことになります。NHKラジオ英会話に換算すると、2125回分です。173語/分の音読速度に慣れるのに、これくらいの分量が目安ということ。もちろん、口の回りのいい人や、早口の人、耳のいい人は、もっと少ない回数で達成できるでしょう。
 最初のうちは、3~5行単位に細切れにして音読していました。1か月小説の朗読トレーニングを楽しんでいたら、音読ブロックが次第に大きくなって、2ページ半500語前後を通して読めるようになっていました。
 さて、NHKラジオ英会話の本文に換算すると、80頁を50回読めば、10,000回分になります。それぐらいが、音読トレーニングの効果を総括する目安です。

 使っている機器は三つ。
①ソニーPORTABLE rADIO RECORDER ICZ-R260TV
②サンヨーICR-RS110M (写真中央)
③ソニーウォークマン(写真左)DIGITAL MEDEA PLAYER NWA846 32GB

DSCN7559s.jpg

 ①のソニー製ラジオは数年前に2万円台の価格でしたが、現在は5万円前後のようです。どうなっているのでしょう?
  ソニーウォークマンはもう十数年使っているので、バッテリーが3時間ほどで消耗してしまいます。サンヨーのレコーダーは単三乾電池1本で駆動します。ニッケル水素電池を使っているので、電池切れの心配がありません。再生で53時間がリミット。でも単三乾電池一本持っていたら、100時間ですから、時間を気にしなくていい。記憶媒体はMICRO SDカードで、32GBのものを入れてます。NHKラジオ英会話もこちらで聴くことが多くなりました。家の中であちこち動き回るので、そのときはヘッドフォンで聴いてます。散歩のときも便利ですね。欠点もあります。画面が小さいので、フォルダーが階層構造になっているときに、目的のものをピックアップするのにスクロールしなくっちゃいけないので、その点はデメリットです。MUSICフォルダーにはアガサの小説のフォルダー2個(CD2枚分)しか入れていません。実用上はその方が使いやすい。フォルダーは全部で5個、CD5枚分です。
 なお、①と②ラジオレコーダーにはラジオ録音のみインデックス機能があります。

 中高生のみなさん、春休みや夏休みに集中して音読トレーニングしてみませんか?50回音読して、30回リスニングしたら、いろんな言い回しに慣れてきます。口と耳で英語をラーニングするというのはなんだかとっても楽しいのです。NHKBS放送でやっている映画の簡単な会話部分は英語のまま理解できる部分が増えていきます。映画で音読の効果をチェックしてみてください。

<余談:英作文問題&解説集制作>
 A4判の紙で1805ページになりました。およそ17000問題とその解説集ができあがっています。まだ、元塾生にメールで配信しています。配信は今年いっぱいで終わりにするつもりですが、さらに3年間配信できるだけの「在庫」があります。3月末で作成をいったんやめるつもりです。


<余談:ドイツ語のリスニング>
 今朝2/15、ラジオ講座のドイツ語を聞いてみました。木曜日と金曜日はドイツのラジオ放送を録音したものを放送しています。だから、速いのですが、1音1音はっきり聞こえます。驚きました。英語とドイツ語は兄弟のようなものですから、英語のリスニング力が強化されたらドイツ語のリスニング力もよくなるということのようです。フランス語やイタリア語はラテン系の言語ですから、ちょっと別でしょうね。



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