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#5158 英語音読速度アップ:173 words/min Feb. 9, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 英語音読速度の大幅アップという、意図しない結果が生まれたので、経緯(いきさつ)を書き留めておきます。

 NHKラジオ英会話の音読速度は120 words/minです。昨日(2/8)は50回音読してます。
 20回音読したあと、1.1⇒1.2⇒1.3⇒1.4⇒1.5倍と速度を徐々に上げて速読してみました。
 徐々に速度アップすると1.5倍速まで読めますね。ゆっくり読んでいるのをそのまま早口でやればいいだけですから。口と舌の動きが慣れてしまうと、他の文も問題なく180語/分で読めるようになっていました。


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 面白いので、さらに実験してみました。
 50回音読した後に、今度は高速リスニングをやってみました。
 1.5⇒1.6⇒1.7⇒1.8⇒1.9⇒2.0倍
 2倍の時は"that big"が聞き取りにくかったけど、あとは聞き取れましたね。楽な音読の2倍の速度までは聞き取れるのでしょう。もちろん、そんなに速く(240語/分)は読めません、聴き取れるというだけです。
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 1.5倍だと分速180語ですから、これで音読のコピーができるなら、”And then there were none”の朗読173語/分が読めるはず。
 それで、昨夜やってみました。
 45語で切って50回音読してみたら、しっかり口が回ります。舌と口の動きが分速180語になっていました。面白かったので、次の文章を区切りのよいところで切ったら53語あったので、これも50回音読してみたら口と舌の回り方が速くなったのがよくわかりました。ギアが一段上がった感じで気持ちがいい。
 次は、100語前後で通して読むトレーニングですね。「45+53=98語」ですから、昨日読んだものを、一気に読んでみます。力を抜かないとおそらく続かない、できるかな?1ページ約200語です。ページ単位で分速173語で音読できるようになりたい。アガサ・クリスティの小説を、70秒で1ページ音読できたらうれしい。300ページを6時間弱で音読できますね。黙読なら2倍の速度で読めるでしょうから、1冊3時間!100冊も読んだら、語彙が飛躍的に増えます。

 NHK英会話の本文を1.0倍から0.1刻みで1.5倍まで徐々に上げて読み慣れたら、早口になります。日本語の早口言葉の練習と同じですね。英語は英語の音を出すための口の形と舌の位置と動きを意識しながらやればいいだけです。

 NHKラジオ英会話の音読速度が標準だとすれば、それの1.5倍の180語/分は、そのまま早口で読めばいいだけです。速度をアップすると、弱くて速いところが消えているように聞こえますが、慣れてくるとそこに「息」があることがわかるようになります。具体的に説明しましょう。

 "That's the lot," he muttered to himself. ...p.15
 慣れないと、mutteredのedが聞こえないのですが、慣れてくるとdの音がかすかに聞こえてきます。0.75倍にするとedをはっきり読んでいるのがわかります。じつに丁寧な読み方ですが、「弱く速く」なるので聞き取りにくいのです。慣れたら何でもありません。強調でない限り、限定詞類、前置詞、助動詞などが「弱く速く」読まれます。

 Off course, he had to, poor old chap, with no money of his own.  ...p.14
 hadは/d/の音しか聞こえませんが、0.75倍にすると/ha/が入っています。「弱く速く」なるので聞き取りにくいだけです。だから、強弱と速くなる箇所を注意して聴くと、ちゃんと聞こえます。

 注意しなくっちゃいけないことに気がつきました。最初から173語/分でトレーニングすると、聞き分けられない部分が頻繁に出てきて、そこを飛ばしてしまう癖がつくということ。これでは通じませんね。ネイティブには細部までちゃんと聞こえているでしょうから。この細部がちゃんと読まれていないと英語として意味が取りにくいだろうと思います。

<余談-1:データ>
 昨年10月半ばから音読トレーニングを始めました。今日で2590回です。NHKラジオ英会話の本文を音読教材に使っているので、本文の分量は約80語ですから、それを2590回ということ。2/8から、1.5~2倍の高速リスニングを10~20回入れてます。高速リスニングは聴くことだけに集中します。
 これとは別に1/13から、アガサ・クリスティー"And Then There Were None"の音読を並行してやっています。こちらは分速173語ですからかなり速い。ようやく1.0倍で口と舌が回るようになりました。こちらの方は音読量や音読回数はEXCELで管理しています。まだ、15ページです。

<余談-2:動機>
 小学生に、音読中心で英語を教えようと思ったら、綺麗いな発音でトレーニングしたいですね。まず自分の発音や音読をきれいでリズミカルなものに変えなきゃいけませんね。
 小学生でもトレーニングして、きれいに発音できれば、リスニング力は自然に鍛えられます。自分で発音し分けられたら、聴くときも違って聞こえますので、音の違いを瞬時に聞き分けられるようになります。bとv、pとf、wやmやnの音、rの音、dとtの音、などなど。母音も同じです。ちゃんと発音し分けていたら、聞いてもすぐに判別がつきます。文脈に頼らなくてよくなります。


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