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#5027 前歯の治療:左上1番 Aug. 3, 2023 [38. cancer]

 昨日(8/2)、歯科医院へ行って治療してもらいました。今度は「左上1番」の抜歯でした。レントゲン写真を見ると、前歯2本のブリッジの左側の方の歯根周囲が溶けて黒く写っていますので、歯茎による支えを失って宙ぶらりん、ブリッジしている「右上1番」で持ちこたえている状態でした。このブリッジを壊して「左上1番」を抜歯しました。奥歯の抜歯でもそうですが、いくら麻酔が掛かっているとはいえ、いつ抜いたのかわからないくらいすんなりやってくれます。
「はい、終わりました」
「え!」

 「右上1番」の歯の芯より、「左上1番」よりも3mmほど浅くなっているのがレントゲン写真でわかります。歯茎の骨の深さが浅いためにそうせざるを得なかったのでしょう。セラミックスの歯で、12年ほど前に古里の町で治療した歯でした。まあ、もったほうかな。スキルス胃癌の術後は、食事を6回に分けないと食べきれないのと、お菓子やヨーグルトを間食に3回食べていましたから口内環境が悪いのはどうしようもありませんでした。食べないとエネルギーが枯渇して、授業中に計算ミスがでます。それを防ぐには、身体が糖分が足りないと要求してくる感触がある都度、食べ物を口の中に入れてあげてました。(笑)
 抜歯した後、「左上2番」と「右上1番」でブリッジの仮歯を造ってくれました。作製するのに30分ほどかかっていました。結構頑丈にできているので、安心です。昔の仮歯とは材質がよくなっています。「2~3年は仮歯のままでももちます」とドクター。見た目は、以前と変わらないし、すぐに食べられます。胃の摘出手術をしているわたしには、これがありがたいのです。歯で満足に咀嚼できなければ、みるみる痩せていき、衰弱します。歯の治療を考えると、東京へ戻ってこなかったら、今年いっぱい生き延びられたか怪しい。もろもろの事情で、ちゃんと古里から東京へ引っ越す時期が回ってきました。人生、めぐりあわせがうまくできています。

 抗生剤は腸炎と口内炎を引き起こしますから、主治医のH先生は処方しません。わたしの方は家に戻ってから寝るまで、保冷剤で冷やして炎症がひどくならぬように細心の注意を払います。
 まったく腫れずに、無事通過して、今朝ホッとしています。

 #5019で書きましたが、「左上3番」も現在治療中ですので、抜歯した「左上1番」の傷口が元通りになってから、土台の基礎工事をして、それから本格的な治療になります。来週は傷口の状態のチェックをしてもらうことになっています。

 腫れが出たら、すぐに対応してもらえるので、安心です。そうならないように、しっかり冷やす努力はします。いい加減な患者を診るのはどんなドクターでも迷惑でしょう。

<余談:スキルス胃癌と巨大胃癌の併発その後>
 古里の町の岡田医院で岡田優二先生に内視鏡検査で胃癌の診断をつけてもらい、釧路医師会病院で検査を続行していただき、スキルス胃癌と巨大胃癌の併発であることが判明。2006年7月20日に若い消化器外科医であった後藤幹裕先生(現在は音更町・木野東クリニック)の執刀で胃のと胆嚢の摘出と、癌が浸潤していた胃の周辺のリンパ節と横行結腸切除をしてもらいました。17年がたったのですね。お二人の先生に感謝です。
 カテゴリー「cancer」が胃癌の手術をする人たちの参考になれば幸いです。


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