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#4549 COVID-19陽性者15人が入院中:市立根室病院 May 23, 2021 [35.1 COVID-19]

 このところ根室管内でSARS-CoV-2PCR検査陽性者数が増えています。標津の特別養護老人施設でクラスター感染があって一気に増えました。市立根室病院でも小規模なクラスター感染がありました。4月中旬には20人だったのが5/22には100人を超えています。市立根室病院は感染症のベッドを4床から10床へ、そして道の要請で19床に増やして対応しています。15人が入院治療中です。すでに一般診療に影響が出ている状態です。

 治療をするのに患者を受け入れていること、そして検査のための採血もするので院内感染を完全に防ぐことはとても困難です。COVID-19は発症する前の3日間にウィルスが体外へ出る量が増えます。症状がない人がばらまくことになります。おかしいなと思ってPCR検査を受けたときにはすでに何人かに感染させているケースが多いのです。インフルエンザなら、すぐに発症するので発熱してインフルと判断がつきますが、COVID-19は症状が出る前に感染させてしまう厄介なウィルスです。院内感染や家庭内感染を完全に防ぐ方法はなさそうです。

 spread「拡散する」という英単語ですが、erをつけspreaderとすると「拡散する人」となります。abduct「誘拐する」、abductor「誘拐する人」、abductee「誘拐される人=拉致被害者」というわけです。「-ee」は「される人」という意味です。たとえば、employ「雇う」employee「被雇用者」employer「雇用者・企業主」などがあります。
 super-spreaderという用語もあります。スプレッダーのうちで無症状でたくさんの人に感染させてしまうSARS-CoV-2キャリアーのことを言います。

 根室市役所から院内感染についてお知らせが出ているので、よく読んで理解しておきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症関連情報/朝日にいちばん近い街 (city.nemuro.hokkaido.jp)
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市立根室病院における新型コロナウイルス感染症に関するご報告(5月22日)

 市立根室病院において、令和3年5月21日、入院患者様の新型コロナウイルス感染症の感染を確認しました。これを受け、直ちに院長を本部長とした「コロナウイルス院内発生対策本部」を設置し、対応にあたっております。

 経過につきましては、21日夕方、入院患者様1名に発熱症状が見られたことから、PCR検査を実施し、陽性の判定。これを受け、21日から22日にかけて同病棟の入院患者様、医師・看護師、看護助手や関係業者従業員のPCR検査を実施したところ、21日に入院患者2名、22日に入院患者1名、直近で退院された患者2名の合計6名の感染を確認しました。

 6名は全員、コロナ専用病棟に転室・入院となり、すでに入院されている方を含め、現在19床中、15名の方が入院されています。

 現時点で病院職員および関連する業者等からの陽性者は確認されておりません。(検査件数132件 陽性6件 陰性98件 結果待ち28件)

 引き続き、まだ検査を行っていない患者様、スタッフ等職員のPCR検査を進めるとともに根室保健所等と連携をとりながら、さらなる感染対策を講じてまいります。

 これまで、入院患者様への面会制限をはじめ、入院・外来ともに市民の皆さまにもご協力をいただいている中、この度の病院内での感染者が出たことに入院患者様、ご家族、また市民の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

 なお24日以降の診療体制については、現在協議中でありますので、明日以降改めてお知らせいたします。


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 病院の4階全部を感染病棟として使用しているようです、安全な動線確保のためにはそれしかありません。つまり、入院患者の受け入れはベッド数が減ってしまったので、従来通りの受け入れはできないということです。眼科は白内障の手術を毎週水曜日にやっていますが、新規患者はしばらく受付停止です。術後の入院ベッドが確保できません。
 看護師さんたちも感染症専門の看護師さんはいても一人でしょうね。感染症に携わってい終われば師さんももちろん動員されています。防護服はとっても蒸し暑い、そしてトイレに行くには着脱、そして終わればまた別の新しい防護服へ着替えと、たいへんな負荷がかかっていると思います。
 療養型病床の300ベッドほどの病院の常務理事をしていたことがあるので、病院の管理者側の苦労もよくわかります。


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もやしサンマ

道新の道内感染者数、振興局別、を人口で割ると
石狩1.05%と東京の1.12%並みでやはり危ない。
根室は0.16%とオホーツクの0.13%についで低いから、やはり都市間の移動はリスクありますね。
ねむろより数少ないけど人口も少ない檜山は0.31%、留萌は0.20%
札幌の95人に1人、根室管内の600人に1人、が感染中もしくは感染経験者。
そう考えると随分身近な恐怖になってきました。

by もやしサンマ (2021-05-29 14:26) 

ebisu

もやしサンマさん
お久しぶりです。
管内別罹患率データではオホーツク管内が金メダル、根室管内が銀メダルですね。

もやしサンマさんに習って、今度は全国平均値と比べてみます。
2020年10月1日の総人口は125,708,382人、5/27日までのSARS-CoV-2PCR検査陽性者数は733,887人ですから、全国平均の陽性率は0.58%です。
根室は約1/4です。
道内でも過疎化が進んでいる地域が陽性率が低い。
過疎の町は感染症に強いことが証明されましたね。この面では人口減少万歳!僻地万歳です!

4/1に歯科治療のために東京へ行くときに根室管内の陽性者数は20人でした。戻ってきた4/17にも20人のままでしたね。それがこの1か月と数日で110人を超えました。様変わりしたこの状況に驚いています。
油断は禁物ですね。
市立根室病院は4ベッドから10ベッドへ増床、その後19ベッドにさらに増やしていますが、満床のようです。
看護師さんたちはなれない防護服を着たり脱いだり、あれは蒸れるのでたいへんです。
その一方で、一般病床が減るので新規入院の停止措置がとられているようです。外来診療も影響を受けています。癌の疑いの患者さんも家族もたいへんです。
はやくコロナが収束することを祈ります。

by ebisu (2021-05-29 16:23) 

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