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#3223 防潮堤建設に反対の意思表明 Jan. 22, 2016 [87.根室の話題]

 火曜日と水曜日(19、20日)はひどい風と雪でした。家の周りの除雪に3日間かかりました。3時間、2時間、2時間の合計7時間たっぷりかけました。根室はほどほどの雪しか降りませんから、冬の間の数回だけフルパワーで雪かきをする、1年間の運動不足解消にはもってこいです。除雪しながら10年前にスキルス胃癌と巨大胃癌を併発したにも関わらず生き続けられている歓びをかみしめています。
 四角カットした雪をスコップに載せて歩いてもっていき、そして積み上げます。わたしが地元に残る新卒なら趣味は「雪かき」と履歴書に書きたいくらいです。
 家の前がバス停になっているので、そこもきっちり除雪、向かい側はさっぱり除雪されないままなので、そちらは半分くらいの幅だけ除雪して通路を確保。お年寄りが多いので、凍った車道を歩くのは著しく危険なのです。ロータリー除雪車が通ったあとには50cmほどの段差で「雪原の壁」が残されています。「雪原の壁」が途切れる車道の曲がり角まで歩くのは危ない。歳をとるということは若いころには平気でできた、50cmの積雪の中を横断することができ。なくなるということ。お年寄りに住みよい町にするためには、こういう小さなことの積み重ねが大事です。そういうわたしも66歳です。50cmの段差が負担になったり、50cmの深さの雪原を歩くのが億劫になるまであと何年残されているのやら。いつまでも除雪を楽しむほうでありたい。(笑)
 
 前回記事「#3222 気圧上昇中 高潮被害の可能性はない Jan. 20, 2014」に、お二人から投稿を戴きましたので、あらためて本欄へアップします。

 防潮堤ができたら海の町が大きな防潮堤で海と陸とがさえぎられてしまいます。わたしたちの都合に合わせて海岸線をいじくるのではなく、わたしたちの方が暮らし方や住まい方を謙虚に見直すというのが物事の本筋です。
 自然に合わせた暮らし方をすればよいだけです。これ以上、根室湾を破壊してほしくありません。豊かな遊び場だった根室湾の昔の姿を知る団塊世代は声を上げましょう。このままでは根室に生まれ育ちながら、日常の遊びで海へアクセスしたことのない世代が生まれます。
 わたしは防潮堤建設に反対の意思表明をします。
 ふるさとの景観を守り、子供たちや孫たちへ残すために、関係者はもう一度再考を願いたい。

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個人的な見解ですが、だからこそ「今」防潮堤なんだと思います。つまり誰のための防潮堤かと言えば公共事業で潤う建設業界のために。
個人的には市役所と常盤公園の間から見下ろした時の雨水ポンプ場の三角屋根まで届きそうな海のある景色がなくなるのは残念ですね
by もやしさんま (2016-01-21 17:36)
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もやしさんまさん

ハッタリ(地名)でも防潮堤がほしいと一部の住民の方が主張しているようです。
ただなら、俺のところもやってほしいというのは当然の主張です。
ただといっても、本をただせば税金です。
総工費の20%くらいの受益者負担とセットなら、やってほしいという人はゼロかもしれません。

移転したほうがずっと安上がり。
移転のために現在所有している土地建物を売りたくても、買い手がいないでしょうから、市の方で買い上げてやればいい。坪単価5万円、更地にする費用は根室市の負担。
緑町周辺は更地にしてお祭り広場にすればいい。

もやしさんまさんの言うように、低地に住んでいる住民のためというより、土木建設業界のための防潮堤なんでしょうね。
もらわないと損をしたような気分になっているのではないでしょうか、これでは補助金中毒です。補助金事業では総工費がおおよそ2倍になるのでしょう。市立根室病院がそうでした。根室市が招聘した、長さん(公認会計士)というコンサルタントが年間売上25億円以内でやるべきと主張していましたが、倍以上かかっています。
補助金事業はコストカット意識がすっとびます。金額を大きくすれば誰が得をするのかはっきりしています。土木建設業界のためにやるから、コストカット意識なんて出て来ようもないのです。
30年後の子供たちや、防潮堤建設に関わった老人たちがどういう思いで防潮堤をみるのでしょう。
関わった方たちの氏名を防潮堤に刻んで残してもらいたい。
by ebisu (2016-01-21 23:58) 

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除雪作業で皆様ご苦労様です
先週にはなかった雪がここに来て忘れてたように一気に降雪しました。

私も移転案に賛成です
人口減少している中で、何十年後その地に居住する人はいるのか?多分根室はその前に少子化の影響で市自体の存続が問題になります。

私もみなさんが言うように防波堤=建築業界の活性化のためとしか思えない。

実際、高潮の原因は、弁天島近くにある防波堤?設置後から根室港内の潮流が変化したためとも言われていますね。あと金比羅神社の呪いと言っている人もいます。

過去にも同等レベルの低気圧は何度も通過しているが、これほどの被害は起きていないが、被害は昨年だが、少量の冠水程度は5年前ぐらいから頻繁に発生していたらしいです。
元々冠水する地域であったが冠水自体の被害上昇はここ最近です。

病院建設時もコスト削減を前提とした案が、コスト削減意識を無視し建設し、今も放漫な経営を行っているのでしょう。
建設後の今だからこそ、コスト削減を考えるべきですね。
コスト削減意識は事務レベルではなく医師や看護師も含めた範囲で意識改革しないと削減なんて無理。

すでに公共事業がなくなったら、根室は死に体状態なのを理解した方がよいです。

まるで「カルネアデスの板」のような根室経営に物申したい
by 相川始 (2016-01-22 07:57)

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相川さん、おはようございます。

古代から西欧人は権利が気になるようです。
古事記に、大和武尊が嵐に遭います、何人目の妻か忘れましたが、海の神様の魂鎮めのために躊躇せず海へ身を投げます。大和武尊は、無事に嵐を乗り越えて征服の旅を続けます。

菟道稚郎子という皇太子がいましたが、皇位争いを嫌って弟に皇位を譲るために自殺します。

古事記にはそういうお話が載っています。

生きるか死ぬかの大難に遭遇したら権利を主張してもめるという発想は日本人には希薄なようです。
カルネアデスの板は弱肉強食の論理や邪悪な魂を正当化するものに見えます。

自分たちさえよければ町の将来が、根室で暮らすことになる子供たちの未来が、どうなっても構わない、自分の今さえよければいい。
ふるさとはそうなってほしくありません。

根室で生まれ育ったから、子供たちやそのさらにこどもたちのために、防潮堤の建設に反対の意思表明をします。
by ebisu (2016-01-22 10:52)
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<余談>
 電柱のトランスが錆びて赤くなっていたので、「前田電設」のリフト車両が2台で1時間半ほどトランス交換作業をしていました。赤錆が浮いたグレーのトランスが円柱型の黒いものに変わりました。工事が終わったと伝えにきてくれたので、外に出てみたら向かい側のバス停の通路がこちら側と同じくらいの幅に広げられています。重機で除雪したようですから、根室交通の除雪車だったのかな。こちら側は角だけちょっと削ったようです、不要と思ったのかそのままになっていました。ちょっと迷ったのでしょうね。


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