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#3224 五代友厚の死と甘利明経済再生担当相の弁明 Jan. 22, 2016 [8. 時事評論]

 NHK朝ドラ「あさが来た」の副主人公約である五代友厚が今朝の放送で亡くなった。友厚任期が急上昇中である。
 明治初期の大阪経済確立の立役者(大阪商法会議所の初代会頭)でありながら、私財を蓄えず大阪経済の行く末だけを念じて考え行動した爽やかな人物だからだろう。信長と同じ49歳で亡くなっている。
*五代友厚(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E4%BB%A3%E5%8F%8B%E5%8E%9A

 TPP交渉を担当している甘利明経済再生担当大臣に1200万円の金銭授受疑惑が浮上している。

記者:「大臣室や事務所で現金を受け取ることがあるのか?」
大臣:「今回のこと以外ではそれはない」

 ここでは言下に否定しているから記憶がはっきりしている。

 ところがこの発言の前には次のように説明している。
「(記憶があいまいなので)当時の記憶を検証したい」
「一週間以内にお話できるのではないか」

 あわててこれから弁明のシナリオ作りに追われるのだろう。英語で「in a week」というと、一週間後という意味になるが、TPP交渉で英語頭になっているのではないか。
 25歳のときに政治家である父親の秘書をつとめてから41年、もういいではないか。
 金銭授受が事実ならそれ認めて潔く議員辞職して政界を去るような生き方をする政治家がでてもらいたい。1949年生まれだからebisuと同じ団塊世代真っ只中の人。同じ世代を生きてきた同輩として苦言したい。甘利さん、出処進退のお手本を見せるよい機会だ、あなたがすべきことは一つだけ。それできれいに政治家人生を締めくくることができるから、これは天があなたに与えた大いなるチャンス、でもわからないだろうな。

 五代友厚の爽やかな生き様死に様と甘利明の見苦しさ、やけにコントラストがきつい。

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<1月28日追記>
 甘利明経済再生担当大臣は釈明記者会見30分経過後に大臣辞任を表明した。辞任の決め手は安倍総理との義理と人情だが、公に対する恥であってほしかった。
 決断の根底に民への思いや、したことへの恥という情緒の欠如が問題の根深さをあらわしているようにわたしには見える。


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