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#2074 悪魔の所業: 福島県の子どもたちを避難させずに人体実験 Sep. 4, 2012 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

  自国民を被験材料にした壮大な人体実験のデータ取りがはじまる。避難させずに汚染地域に住まわせたままで、福島県の子どもたちの遺伝情報を解析するという。低線量被曝であっても放射能で遺伝子に異状が出るのは科学的な常識であるから、子どもたちを80km圏の放射能汚染地帯から避難させてから、遺伝情報の解析をやるべきだろう。放射能はいまも福島第一原発から出続けているし、事故の詳細が一向に明らかになっていない。原子炉底部の配管がどうなっているかすら写真も公開されていない。プルサーマルの3号機にいたっては原子炉格納容器の黄色いフタが爆発でぶっとんでしまったはずだが、そこがはっきり写った写真が公開されていない。こちらのほうは情報操作が厳重になされているようだ。プルトニウムを含むMOX燃料が飛び散ったことがばれると全国のプルサーマル型原子炉を廃炉にせざるをえなくなるから、放射性廃棄物の処理が不可能になってしまう。東京電力と原子力保安院と政府が必死になって隠すにはそれなりの理由がある。

 子どもたちは小児癌や遺伝子障害にかかわるありとあらゆる病気になる可能性がある。女の子たちは体内の卵の遺伝子が放射線で傷つき、成人して子どもを産んだときに継代的な影響が出る。孫にもその遺伝子は受け継がれる。延々と代を継いで傷ついた遺伝子が受け継がれる。

 福島医大が話題の中心にある。例の山下俊一という医学者が100億円の補助金とともに副学長で行った学校である。そこと細野原発事故担当大臣―いつのまにか環境大臣も兼務している―この二人が主役だろうか、いやその後ろには野田総理大臣が控えている。
 これではやっていることは戦時中の731部隊と変わらない。ナチスの人体実験で有名な医学者ドイツのメンゲレと変わらない。
 ひどいのは、その被害は福島県に住む子供たちだけではすまないことである。放射線で傷害された遺伝子は、その子どもにも、そして孫にも代を継いで受け継がれる。遺伝子の劣化は取り返しがつかない。

 実験材料にされて、どうして福島県民は騒がないのだろう。全国の国民は自国の政府がこんな事をやっているのをなぜ見過ごすのだろう。
 マスコミは子どもたちを放射能汚染地域に住まわせたまま、遺伝情報の解析をやり、放射能被害データを蓄積するような 蛮行をなぜ告発しないのだろう?
 とくに受信料で成り立っている公共放送のNHKは特集を組んでこのような蛮行を批判する特別番組をなぜつくらないのだろう?ebisuは受信料を負担している視聴者の一人として、特別番組をつくって継続的にこの問題を取り上げるコトを要求する。

 野田氏も細野氏も、このような空恐ろしいことをしつつある政治家だが、日本人には良識があるから次の選挙で再選されることはないだろう。再選させたら選挙区で投票権を持っているあなたたちも同罪となる、そんなことは嫌だろうから、ダメなことはダメだと言う勇気をもち、投票日の行動に現そう。

 すでに深刻な被害が出ていると#2069コメント欄に書き込みがあった。ことの性質上病院の名前も、だれが情報を発信したのかもわからないから、情報の真偽の判断は保留するが、内容は次のようなものだ。
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 彼女の住んでいた福島県の○○市の、勤務先である病院で、7人の妊婦のうち、5人の胎児が流産、ダウン症、奇形児だったそうです。

7人の内訳
・ダウン症 2人
・指が6本の子供  1人
・無脳症 1人
・流産  1人
他2名は当時の段階でまだ4ヶ月とかなので経過観察中。

 同じ病院内でこんな確率はあり得ない、と恐怖を感じたそうです。専門家たちの経験と知識で、やはり放射能の影響としか考えられないとの結論だったようです。
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 ダウン症は21番染色体トリソミーによって起きる、染色体異常である。無能症も15%は染色体異状による。指が6本は受精後、指の間の細胞のアポトーシスがうまくいかなかったことによるのだろうから、遺伝子あるいはそれがコードしている酵素の異常かもしれない。一番基礎的な遺伝子が放射能で傷害されてしまうと、蛋白質レベルでの異常とか染色体レベルのさまざまな異常があらわれることは想像に難くない。白血病もいくつかの染色体異常によって発症する。発症の時期はその後の被曝量や放射能以外のイニシエータが関与するからまったくわからない。
 子どもたちは放射能汚染地域から逃がしてやるべきだ。将来不安に怯えて生きなければならない、かわいそうだ。日本人は憐憫の情とか惻隠の情とか、弱きものに対する情けのこころを奥深くにもっている、わたしはその日本人の魂に訴えたい。

 二十数年前に生命倫理研究会出席したときの出来事を思い出している。出生前診断のための血液検査がそのときのテーマだったが、障害者の団体が押しかけてきて、涙ながらの訴えがはじまり、感情論で議論が停止するかと思われたときに、パネラーのドクターが、激して嗚咽を漏らしながら訴える人たちをなだめるように、ゆっくりと小さな声で発言を始めた。
「わたしは被曝2世です、親はともかく、不安はありましたが、わたしは大丈夫と思っていました。ところが娘に影響が出ました、半陰陽です、彼女は子どもを産む機能がありません。」
 「出生前診断はけっして障害者を社会から取り除こうとか、そういうことではないのです」
 わたしの心には「そういうことではないのです」のあとに続く言葉が届いた。ドクターはその後を言わなかった。ただ長い間(マ)があった、察してほしかったのだろう。
 自分を例に挙げて静かに語りだし、言葉が途切れ間(マ)が開く、会場はシーンと静まり返った。二十数年たったいまでもebisuはあの日のことを昨日のように覚えている。
 遺伝子が傷害されたら代を継いで影響が出るから、自分に影響がないからとか、子どもに影響がないから孫も大丈夫だろうとは言えない、ここが放射能の恐ろしいところだ。遺伝子が傷害されたら、そのまま子ども、そして孫に受け継がれてしまう。そして何かの弾みで傷害された部分が身体のどこかの異常となって現れるのである。どこに異常が出るか、どういうふうに異常が現れるかは誰にもわからない。だが、ある確率で必ず出るのだ。
 
 細野原発事故担当大臣がどのような内容の発言をしたのか読んでほしい。悪魔と言っていいだろう。
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http://www.minyu-net.com/news/news/0831/news8.html
県民の遺伝情報解析へ 子ども中心、13年度から

 細野豪志環境相は30日、東京電力福島第1原発事故で被ばくした県民の遺伝子への放射線影響を調べるため、来年度から県民を対象に「全ゲノム(遺伝情報)解析調査」に着手する方針を明らかにした。福島市の福島医大で同日開いた原発事故による健康不安への対応を検討する私的懇談会(座長・長瀧重信長崎大名誉教授)の終了後、記者団に述べた。
 細野環境相によると、調査は、県の県民健康管理調査とは別に実施。調査には福島医大も関わるが、政府は遺伝子調査の専門機関との連携に向け、すでに具体的な検討を始めている。調査対象や人数などは今後詰めるが、環境省は子どもを中心に調べる方針
 細野環境相「長期的に健康影響を見ていくには、遺伝子レベルの健康影響の調査が極めて重要だ。将来の備えにつながる調査で、特に子どもを健康に育てようと考えている人の思いに応えたい」と語った。
(2012年8月31日 福島民友ニュース)


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 中部大学の武田邦彦教授もこの問題を「人体実験」として捉え、子どもたちを放射能汚染地域から避難させるのが先だと、批判している。
 「時事寸評 政府の「人体実験」政策」
 
http://takedanet.com/2012/09/post_9fc7.html
 

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 弊ブログより

*#1556 ついに始まった被曝の初期症状: パンドラの箱が空いてさまざまな遺伝病が飛び出す Jun. 18, 2011 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-06-18

 #1693 福島の25年後の姿がチェルノブイリにある :病気に苦しむ子どもたちの作文 Oct. 20, 2011 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-10-20

 #2069 福島県のこどもたちの35.3%に放射性ヨウ素による甲状腺異常が現れた Aug. 29, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-08-29

 #2074 悪魔の所業: 福島県の子どもたちを避難させずに人体実験 Sep. 4, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-04-1

  #2084 甲状腺癌症例アリ、妊婦と子どもの避難を急げ:Fukushima finds first child thyroid cancer after 3/11 Sep.15, 2012 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-15?comment_success=2012-09-16T10:53:00&time=1347760380

 #2085 甲状腺癌症例アリ、妊婦と子どもの避難を急げ(2) Sep. 16, 2012
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-16

 #2107 甲状腺癌症例あり、妊婦と子どもの避難を急げ(3) :山下俊一の嘘 Oct. 28, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-10-28

  #2116 根室沖の真鯛から100Bq/kg超のセシウム検出 Nov. 4, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-11-04-1



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