SSブログ

#1680 食品の放射能汚染と規制値 :日本ブランドの信用失墜による経済的ダメージ Oct. 8, 2011 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 食品の放射能汚染の規制値は現在500ベクレル/kgとなっている。どうしてこんなに高い値になっているのか理解に苦しむ。

 ゴミの規制値は3月11日までは100ベクレル/kgだったそうだが、現在8000ベクレル/kgになっている。被災地から東京に持ち込まれるゴミが133ベクレルだから安全、2000Bq/kgのゴミは基準値以下だから安全と政府が宣伝している。「放射性廃棄物」が3月11日を境に「一般ゴミ」になってしまった。政府は「一般ゴミ」だから安全だと繰り返している。

 3月11日以前のゴミの放射能規制値よりも食品の規制値の方がユルイのはなぜ?さっぱり説明がない。政府のアカウンタビリティ(説明責任)はどこへ行ったのか?

 年間被曝量は1mSvだったはずだが、福島県の子どもたちは20mSvに上げられた。3月11日以降は福島県の子どもたちだけが放射能に強くなったらしい。
(最近いなって30万人を超える原発周辺の子どもたちの甲状腺機能の追跡調査をすることが公表された。チェルノブイリでは4年後から小児甲状腺癌が増えだしている。)

 このように規制値をご都合主義で恣意的に動かしたのでは、政府の言うことを信用できなくなるのは当然だろう。
 現に世界中の国が日本からの食品輸入を拒否しだしている。
 
世界一安全安心だった日本ブランドの食品の信用が地に落ちてしまった。人口12億人のインドや人口13億人の中国が豊になり、食料品の国際価格は上がり続けている。この数年間で3倍にもなっている。
 日本ブランドの信用失墜はどれほど大きな経済的ダメージをもたらすことになるのだろう?

 ここに、食品の放射能汚染データと人体への影響推計データがある。メールで送っていただいたものだが拡散希望とあるのでURLを貼り付ける。出所はよくわからぬが、人体への影響に言及している。とにかくご覧になって戴きたい。

「放射線衛生研究」
http://yocaki.tumblr.com/


---------------------------------------------------

【信用の礎:品質管理基準は世界一厳しいものにすべき】
 16年間臨床検査会社で仕事をしていたことがあるが、その会社は1990年当時世界で一番厳しい品質管理基準にチャレンジした。3000を超える臨床検査項目の作業手順書を作成し、すべて英語に翻訳した。3000項目を超える作業手順書を格納する文書保管庫はラック6つほどにもなった。
 そして数名の査察を受け、米国臨床病理学会の品質に関する自主管理基準、通称CAPライセンスラボが日本に誕生した。その後作業手順書は改訂を続け、高い水準で品質が保持されている。
 その会社は検査の品質の高さで全国の大学病院から支持を受け、いまでも業界ナンバーワンである。

 ブランドに対する信用を勝ち得るためには、品質管理基準は世界で一番厳しいものを採用するのがまっとうな方法である。簡単に品質管理基準を緩めたら品質への信頼など簡単に吹き飛んでしまう。

 
民主党政権メンバーはそういうことがまったく分かっていない。30代で責任ある仕事をしたことのない人たちが主要なポストを占めているからではないのか?
 目を覚まして欲しい、あなたたちはまったく逆のことをやっている。
 日本の農産物や水産物への絶対的ともいえる信頼がなくなれば、日本の食料品は国際市場という販売先を失う。どんなに技術が高くても製品への信頼がなくなれば売れない。
 これから日本の食料品の輸出の時代が来る。食料品の供給増大には制限があるのに中国・インド・ロシアで需要が急増し、食料品の国際相場は上がり続けている。
 安全で品質の高い食料品への需要も急増している。世界一安全で高品質の食料品を作り続けることが日本の進むべき道ではないのか。
 先進国8億人の人口に対して、中国・インドだけで25億人であり、そこで安全で高品質の食料品需要が急増しているのだ。
 まもなく食料品が日本の有力な輸出品目になろうとしているときにあなたたちは何をしているのだ?
 言いにくいことだがこのままでは数年後、あなたたちは"亡国の徒"と呼ばれることになるだろう。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 根室情報へ
にほんブログ村


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0