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#1542 累計走行距離"777.7km" Jun. 5, 2011 [85.サイクリング]

  朝から晴れ上がって気持ちのよい日だった。夕方から雲が出てきて、夜になり雨が降った。

 暇に飽かして、ブログで学力下位(学年15%前後)層の中学生の日本語語彙力の現状を具体例を挙げて説明し、日本文化はあと1世代か2世代で変質するであろう危惧を述べた。ボキャ貧は下位層ばかりではなく標準的な学力層にも及んでいるが、学力上位層の語彙力に変化はないだろうから日本的情緒は彼ら・彼女たちが受け継いでいくのだろう。
 日本人の三人に二人の割合で日本的情緒が理解できなくなったら、日本文化が変質を起こすかもしれぬ。そうした危険をはらみながら縄文以来1.2万年の歴史と伝統をもつ日本的情緒はしぶとく受け継がれていくのだろう。

 日本的情緒と型の文化である日本文化は美しい、連綿と受け継いでいってほしいものだ。数学や経済学へも日本的情緒は将来大きな貢献をする可能性が大きい。
 日本は職人仕事(労働)に関する考え方が西洋と日本ではまるっきり異なっており、日本的職人仕事観に基いた経済学は地球環境の破壊から人類を救うことになるやもしれぬ。ドイツのマイスターが例外となるが、西洋において労働に担い手は社会的に尊敬されていない。日本では腕の良い職人は名工として様々な分野で尊敬を受けている。奴隷労働や工場労働観に基く西洋経済学は21世紀になって完全に行き詰った。スミス、リカード、マルクスの時代は終わったのだ。
 日本的情緒が数学研究に決定的に重要だと言い切ったのは大数学者の岡潔先生だ。例を挙げて、生まれ育った地域の風景の美しさが偉大な数学者を生み出す背景にあると書いたのは数学者の藤原正彦氏である。私の独りよがりの言ではなく、お二人の数学者の言だから十分に信用してよい。・・・(笑い)

 午前中に書いたブログで、子供たちの学力の基本は家庭の生活習慣のしつけにあること、そして小学校低学年、とくに1年生のうちに家庭学習習慣を育む重要性について説明した。
 小学校低学年ではお母さんたちすべてが子供に教えることができる。漢字とその漢字を使った簡単な短文を作らせるだけでいい。算数は九九や逆九九のトレーニング、そして計算問題を親が紙に書いて出題し、基礎計算トレーニングを徹底して大きな丸をつけて褒めてやればいい。ほとんどの親ができるだろう。健全な家庭学習習慣をしつけること、それだけで高い学力の基礎はできる。
 小学校高学年になったら良質の日本語テクストを選び、子供に与えるべきで、家庭で音読トレーニングをさせたい。国語も社会も理科も教科書は日本語で書かれている。日本語能力とくに読解能力の高いほど成績がよくなるのは自明の理だ。算数・数学でも文章題の文意をつかまえられるかどうかが問題を解く第一の鍵であることに異論のある人はほとんどいないだろう。

【基本動作速度の重要性】
 繰り返し述べておきたいことがある。読み・書き・ソロバンが学習の基本動作であり、学習にはその基本動作に一定の速度が要求されているということ。
 基本動作において重要な点は二つ。それは計算が速い生徒ほどその答えも正確だということ。同様に、読むのが速い生徒ほど文意を正確に捉えているという事実である

 読み・書き・ソロバン(計算)は学習の基本動作である(大事なのは日本語、英語が基本動作に入っていないことに注意)。この動作が遅い生徒は深刻なハンディキャップを抱えることを具体的に書いて説明した

【お願い】
 知り合いで小学校への新入学児童をおもちの方がいたら、#1541「疑問文と否定文の区別がつかぬ・・・ 」を印刷してお渡ししていただければ幸いである。
 私がブログで吼えてもほとんど効果なしだが、あなたが新入学児童のある知人にブログ記事を渡してくれたら地域の子供たちの学力を上げる効果はある。必要な人へ必要な情報を・・・子供たちの学力を上げるためにぜひご協力戴きたい。・・・m(_ _)m

【累計走行距離777.7km】
 さて、最高気温は17度、サイクリング日和だったので当然ロードレーサーで走ってきた。途中、雲雀があちこちで鳴き、鶯も一定の距離ごとに聞こえてくる。原野の電線にカッコーが1羽止まっていた。自転車が近づくと飛んでいった。小さい双眼鏡があれば便利だ。
 16.7キロ走って家に戻り累積走行距離を見ると7が4つならんでいた。"777.7km"の表示。大当たりが10回続いたような錯覚が・・・
 信号のない牧の内の「サイクリング専用コース」のタイムを計ってみたら、10km/26分だった。往路はちょっとだけ向かい風、マラソンをしている人が二人いた。すれ違った車は5台だったろうか。安心して走れるコースだ。今日は暖かかったのでウィンドブレイカーなしで軽快に走れた。いよいよサイクリングシーズン到来である。

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