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#1509 気仙沼に医療チームを派遣(市立根室病院) May 10, 2011 [87.根室の話題]

 根室から気仙沼に医療応援部隊が派遣されていた。その報告が5月10日の北海道新聞朝刊の根室地域版に載っていたので抜粋して紹介する。なお、個人名はイニシャルに替えてある。


 気仙沼で診療
  
「心のケア必要」
   
医師ら活動報告
【根室】東日本大震災の被災地支援のため、宮城県に派遣されていた市立根室謬印の医師らが9日、市役所を訪れ、長谷川俊輔市長に現地での活動を報告した。
 派遣されていたのはUC女医、KY主任看護師、KN看護師、IS病院建設推進主査、MN技師の5人。4月23日から27日までの5日間、宮城県気仙沼市元吉地区の避難所を回り、39人の診療をしたという。・・・」

  意外だったのは診療人数である。記者がゼロを落としたのではないかと心配するような数字だ。テレビで見る限り避難所は具合の悪い人が多いようだったが、気仙沼元吉地区は例外のようで患者が少なかったのか、(着いたその日は診療できないだろうから)4日で1日平均10名の患者を診た。食べ物も衛生状況も劣悪な環境で生活し具合の悪かった39名はさぞかし喜んだことだろう。

(今回の災害医療派遣とは何の関係もない話しをついでに書いておこう。もう2ヶ月ほども前になるだろうか、警官が酒を飲んで家に戻る途中階段から転落して怪我をし、市立病院で診療を受けた後、自宅へ戻って容態が悪化し死亡した事故があった。新聞でも報道されたが、なんだかよくわからない報道だった。転倒して腹部を打ったが病院から歩いて自宅へ戻ったらしい。事の顛末はつまびらかではないが、まことにお気の毒な事故だった。巷では小説のネタにでもしたくなるようないろいろな憶測や噂が飛び交ったが、人の噂も七十五日というように最近はとんと耳にせぬ。
 細心の注意、最善の手を尽くしても及ばぬこともある。警官のみならず市民にとってもいざというときに命を救ってもらう地域医療はじつに大切なものなのである。被災地はいまだに地域医療体制が回復していない。)

 気仙沼で一丸となって診療に当たられた医師と医療スタッフおよび事務職の方々、たいへんご苦労様でした。

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