#1033 最東端の町で測候所が最後の桜開花宣言 May 19, 2010

　昨日（5/18）、測候所脇の標準木に桜が６つ咲いた。測候所の職員が花の数を数えて開花を宣言するところがテレビに映っていた。聞き違えていなければ、6輪咲くと開化宣言とレポータが説明していた。
　釧路は今日宣言したのだろうか？昨日に続いて今日も暖かい。最低気温は数日前の3度前後から6度に上がった。ようやく春だ、夜になって霧が町をすっぽりと包んだ。

　根室測候所は100年の歴史をもっている。天候の実測データが百年前から揃っているのは道内でも珍しい。国後やエトロフからの海産物の中継基地になっていたので、江戸期から地政学的な重要性から、幕府や明治政府は中継基地として根室を重視したのだろう。

　その測候所がなくなる。あの測候所は小学校のときに野外写生のときに描いた記憶がある。白い建物に緑色のドームが印象的だった。古いものがまたひとつなくなる。

コメント 2

古い測候所懐かしいですね。私の時は、測候所か市庁か市役所か選んで描きました。市役所を描いて、市の展覧会に出された思い出があります。

古い測候所のあのメロンみたいなドームが懐かしいです。合同庁舎の白いドームもなくなり･･･寂しい限りですね。


by mami (2010-05-20 12:53) 

あの古い建物と緑色のドームは郷愁をくすぐりますね。
観測用の風船を上げるところも何度か見ました。

いろいろな物が消えうせ、市民の記憶の中だけに存在するように変わっていきます。

まとめて写真にでも撮って整理してあればいいのですが。
たとえば、市のホームページで検索すれば、昔の根室の地図や町並みの写真が解説付きで検索できる。
市教委のホームページ、あるいは図書館のホームページにでもおいてあればいいですね。

根室の画像とそれへのコメント情報保存委員会でもだれか立ち上げないだろうか？
見たい人は全国にたくさんいそうな気がします。

by ebisu (2010-05-20 23:45)